<2026W杯南米予選>第2節 ペルー x ブラジル [2023.09.12]

投稿者: | 2023年9月13日

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ペルー(PER) 0-1 ブラジル (BRA)

ハイライト動画(ポルトガル語)

得点経過

  (BRA) : 90' #3 マルキーニョス(Marquinhos, PSG/FRA)[#10 ネイマール(Neymar, Al Hilal/KSA)]
(PER) : N/A

ブラジル代表 メンバー表

「背番号」欄 : "〇"は先発フル出場。"△"はin、"▽"はout。
背番号ポジション名前所属生年月日交代
得点
カード他
〇 23GK /
Goleiro
エデルソン・モラエス
Ederson  Moraes
マンチェスターシティ/ENG
Manchester City
1993/8/17
▽ 2SB /
Lateral
ダニーロ
Danilo
ユベントス/ITA
Juventus
1991/7/15↓85′
△ 13SB /
Lateral
ヴァンデルソン
Vanderson
モナコ/FRA
Monaco
2001/6/21↑85′
〇 3CB /
Zagueiro
マルキーニョス
Marquinhos
パリSG/FRA
Paris SG
1994/5/14G90′
〇 4CB /
Zagueiro
ガブリエウ・マガリャンエス
Gabriel Magalhães
アーセナル/ENG
Arsenal
1997/12/19
〇 6SB /
Lateral
ヘナン・ロッジ
Renan Lodi
マルセーユ/FRA
Marseille
1998/4/8
〇 5MF /
Meio campista
カゼミロ
Casemiro
マンチェスターユナイテッド/ENG
Manchester United
1992/2/23
▽ 8MF /
Meio campista
ブルーノ・ギマランエス
Bruno Guimarães
ニューキャッスル/ENG
Newcastle
1997/11/16Y61′
△ 18MF /
Meio campista
ジョエリントン
Joelinton
ニューキャッスル/ENG
Newcastle
1996/8/14
▽ 10MF /
Meio campista
ネイマール・ジュニオール
Neymar Júnior
アル・ヒラル/KSA
Al Hilal
1992/2/5A90′
↓90+3′
△ 20MF /
Meio campista
ハファエウ・ヴェイガ
Raphael Veiga
パウメイラス
Palmeiras
1995/6/19↑90+3′
▽ 7FW /
Atacante
ハフィーニャ
Raphinha
バルセロナ/ESP
Barcelona
1996/12/14Y42′
↓85′
△ 22FW /
Atacante
ガブリエウ・マルチネリ
Gabriel Martinelli
アーセナル/ENG
Arsenal
2001/6/18↑85′
▽ 9FW /
Atacante
ヒシャルリソン
Richarlison
トッテナム/ENG
Tottenham
1997/5/10↓64′
△ 19FW /
Atacante
ガブリエウ・ジェズス
Gabriel Jesus
アーセナル/ENG
Arsenal
1997/4/3↑64′
〇 11FW /
Atacante
ホドリゴ
Rodrygo
レアル・マドリード/ESP
Real Madrid
2001/1/9
1GK /
Goleiro
アリソン・ベッケル
Alisson Becker
リヴァプール/ENG
Liverpool
1992/10/2
12GK /
Goleiro
ルーカス・ペリ
Lucas Perri
ボタフォゴ
Botafogo
1997/12/10
16SB /
Lateral
カイオ・エンヒキ
Caio Henrique
モナコ/FRA
Monaco
1997/7/31
14CB /
Zagueiro
ニノ
Nino
フルミネンセ
Fluminense
1997/4/10
15CB /
Zagueiro
ホージェル・イバニェス
Roger Ibañez
アル・アハリ/KSA
Al-Ahli
1998/11/23
17MF /
Meio campista
アンドレ
André
フルミネンセ
Fluminense
2001/7/16
21FW /
Atacante
マテウス・クーニャ
Matheus Cunha
ウルヴァーハンプトン/ENG
Wolverhampton
1999/5/27
監督代行: フェルナンド・ジニース(Fernando Diniz)

試合概要

試合開始前

   ブラジル代表は、2026W杯南米予選初戦、ホームでのボリビア戦に5-1の快勝。
   守備面では、ボリビアがワントップを残し守備を固める中、カウンターを受けた際の連係が乱れる場面が何度か見られカウンターから1失点、課題として残った。
   一方の攻撃面は、横、縦のワンタッチのパスを効果的に使いボリビアの守備網を崩し5得点。FWホドリゴとMFネイマールが2得点1アシスト、FWハフィーニャが1得点1アシストを記録。その中で、FWヒシャルリソンが、決定的なシーンを2度ふいにするなど、結果を残せなかったことが気にかかる。
   先発メンバーは前節ボリビア戦と同じ。

前半

   立ち上がりはお互いに相手陣でボールを奪いに行く。ペルーは前半5分を過ぎるころには相手陣でのプレスを控えるが、自陣に入るボールへの寄せが速く、ブラジルはパスミスが多発し、攻撃の形が作れない。
   前半16分、センターサークル内からVOLカゼミロが左守備ライン裏へロングパス。FWハフィーニャがボールを受け、ゴール前にクロス。FWヒシャルリソンはシュートに持ち込めないものの、FWハフィーニャがこぼれ球をゴールネットに突き刺す。しかし、VOLカゼミロのパスを受けたFWハフィーニャの位置がオフサイド。ゴールは認められない。
   前半29分、ブラジルは相手陣でボールを回し、最後は右ペナルティエリア手前からVOLブルーノ・ギマランエスがゴール前にクロス。FWヒシャルリソンがディフェンダーの間を抜け出し頭を合わせゴールネットを揺らす。しかし、9分近くに渡るVARによる検証の結果、FWヒシャルリソンのポジションが僅かにオフサイドの判定。
   前半39分、ペルーFWカリージョがカウンターから左サイドを抜け出すが、CBガブリエウ・ギマリャンエスがしっかりと対応。ディフェンダーがボール保持者を囲みVOLカゼミロがボールを掻き出すが、そのこぼれ球をペルーVOLカルタヘナがシュートに持ち込むがボールは大きく枠を越える。
   7分に及ぶアディショナルタイムは、ペルーが最終ラインからのロングボールで次々とブラジルゴール前に迫るが、ブラジル守備陣はしっかりと対応。一方のブラジルも相手ペナルティエリア付近でのボール回しから最後はFWホドリゴがシュートに持ち込むが、ディフェンダーのブロックにゴールを陥れることができない。

後半

   後半の立ち上がりも前半同様、ブラジルはパスミスが多発。攻撃の形を作る以前に自陣での守備が続く。
   中盤のMFネイマール、VOLカゼミロのパスミスが目立つ。
   後半27分、後半初めて相手陣でのボール回しが可能になると、最後はFWハフィーニャがペナルティエリア手前から強烈なシュート。しかし、ペルーGKガジェッセが両手でCKに逃れる。
   低い位置でのパスミスは減るものの、敵陣ではパスが短い、大きすぎるなど、ストレスの多い展開が続く。
   後半45分、左サイドから途中出場のFWマルチネリがスピードを生かしてゴールライン際までボールを持ち上がりCKを獲得。これをMFネイマールが右足で上げると、ニアサイドでCBマルキーニョスが頭でコースを変えるとゴール右サイドネットにボールが吸い込まれる。
   試合はこのまま1-0でブラジルが辛勝。2連勝とし2026W杯南米予選の開幕週の2試合を首位で終えることができた。

所感

   MFネイマール、VOLカゼミロのパスミスが多く、特にMFネイマールが試合を通してパス精度が悪く、ブラジル代表を応援する者にとって非常にストレスフルな試合。
   フェルナンド・ジニース監督もブラジル代表のミスの度にイライラを募らせるものの、選手交代は後手を踏み、リードするまでMFネイマールを交代することができず。
   結果的には、MFネイマールのCKから決勝点を奪い、前半にもGKに防がれたものの強烈なシュートを放つなど、多くのミスを帳消しにする結果は残したものの、今後が思いやられる。
   戦術的には、ビルドアップの方法を変更。前節ボリビア戦と異なり、最終ラインにVOLカゼミロが加わらず、両CBと右SBダニーロの3人で構成。左SBヘナン・ロッジが高い位置を取る。
   前節は高い位置に位置することが多かったMFネイマールが最終ラインの手前まで下がりボールを受けるが、ここから効果的に前にボールを運ぶことができない。前節はFWホドリゴとMFネイマールが近い位置でプレーしチャンスを多く作り出したが、今節はMFネイマールのパス精度が低く、FWホドリゴは消える時間が多くなる。
   マン・オブ・ザ・マッチは決勝点をマークしたCBマルキーニョス。決勝点はもちろんのこと、前節に続き、相手ワントップを抑え込み、ほとんど仕事をさせない活躍。チーム全体としてミスが多い中、ミスらしいミスはほとんどなく試合を引き締めた。

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