2023年ネクスト・ジェネレーション(ガーディアン)

投稿者: | 2023年10月11日

ガーディアン紙「ネクスト・ジェネレーション」 とは

(Wikipedia「ネクスト・ジェネレーション (ガーディアン)」より抜粋、参照。)
ガーディアン紙が2014年から行っているサッカー界の若手有望株特集。
この特集で取り上げられた事が世界中で記事になるほどの影響力を持っている。
世界を対象にした特集とプレミアリーグ限定の特集があり、その年に17歳になる男子サッカー選手が対象。
世界を対象にした特集では、2014年は40人であったが、現在は60人が取り上げられている。
プレミアリーグ限定版では20人を特集。

ネクスト・ジェネレーション 2023

「ネクスト・ジェネレーション 2023」は、イギリス時間2023年10月11日正午にガーディアン紙のHPにおいて公開された。
今回の対象は2006年生まれの選手。
ブラジルからは4選手が選出。
日本人選手は神村学園高所属、名和田 我空(ナワタ ガク)選手が特集されている。

ブラジルから選出の4選手

パウメイラスから3選手、フルミネンセから1選手。
以下の内容は、特集記事の意訳、およびブログ主の補足。
パウメイラスから選出の3選手は、日本で開催されたジュニアユースの複数の大会に出場している。
当ブログ関連記事 : 「湘南ベルマーレ主催『2017 コパ・ベルマーレ U-11』がえげつない。【パウメイラス】

エンドリッキ(Endrick)

Endrick, 2006/07/21, パウメイラス(Palmeiras)
エンドリッキは、センターフォワードとして育成カテゴリーで121試合86得点を記録し、各育成カテゴリーでタイトルを獲得。プロデビューを果たしたパウメイラスでは、2006年(※元記事は2003年とあるがその記載は誤り)に始まった現行フォーマットのブラジル全国選手権でのクラブ最年少得点を記録。
すでにレアルマドリード/ESPへの入団が合意されており、その移籍金は3500万ユーロ、追加条項をすべて満たすと7000万ユーロに達する。今ではスペインで大成功を収めているヴィニシウス・ジュニオール(Vinícius Júnior, 2000/07/12)、ホドリゴ(Rodrygo, 2001/01/09)と同様に18歳に達するまでにレアルマドリードへの入団を決めており、2人に続く成功が期待されている。
2023年10月11日現在、パウメイラスのトップチームでは49試合11得点を記録。2023年サンパウロ州選手権決勝戦ではホーム&アウェイの試合で各1得点を記録。優勝決定後には「パウメイラスのタイトルがかかった試合でゴールを奪ったことはサッカー人生で最良の思い出の一つ。このような言葉にできない経験を今後も何度でも味わいたい」と話した。
トップチーム成績 (2023年10月11日現在)
 2022年: 7試合 307分 3得点
 2023年: 42試合 1872分 8得点
ブラジル時間2023年10月11日16:00に発表されたU-17W杯への代表選出は選外。
同大会はクラブへ選手派遣を強制する規定がないため、クラブ側の意向により招集が見送られたものと思われる。
当ブログ関連記事: 「エンドリッキ (Endrick)

ルイス・ギリェルミ(Luis Guilherme)

Luis Guilherme, 2006/02/05, パウメイラス(Palmeiras)
ルイス・ギリェルミにとってサッカーはシンプルなスポーツだ。洗練されたテクニック、スピード、華麗なシュートを兼ね備えた攻撃的なミッドフィルダーは、日を追うごとに彼のサッカーを称賛する人を増やし続けている。その一人が、リベルタドーレスを二度制覇したパウメイラスの現監督のアベウ・フェヘイラ氏。氏はルイス・ギリェルミを一目見た瞬間にそのプレーが心に残ったと話す。
ルイス・ギリェルミは日本でも称賛されている。育成カテゴリー監督ジョアン・パウロ・サンパイオ氏は、「日本で開催された複数の大会でルイス・ギリェルミは40以上のゴールを奪った。対戦した選手はルイスを恐れたが、ルイスは自身の潜在能力を理解しており、調子に乗ることはなかった。特別な選手だよ。」と語る。
11歳の2017年からパウメイラスに在籍。エンドリッキと並んでブラジルサッカー界の次世代を担う至宝として見なされている。一部には、エンドリッキよりも明るい将来が待っていると信じる人もいる。パウメイラスは彼がクラブを去ることは常に承知の事実だ。問題はそれがいつ、どのクラブへ、かだ。
2023年1月開幕、ブラジル代表の優勝で終えたU-20南米ユース選手権代表で5試合197分の出場、1アシストをマーク。
2023年4月12日のコパ・ド・ブラジルでプロデビュー。
トップチーム成績 (2023年10月11日現在)
 2023年: 23試合 538分
ブラジル時間10月10日の報道によると、10月5日のリベルタドーレス準決勝ボカ・ジュニオルス/ARG戦2ndレグに、チェルシー/ENG、バイエルン・ミュンヘン/GERの関係者が視察。
英紙「Daily Star」は、マンチェスターユナイテッド/ENGが冬季移籍ウィンドウでの加入合意に向けたオファーを検討していると報じている。
ブラジル時間2023年10月11日16:00に発表されたU-17W杯への代表選出は選外。
同大会はクラブへ選手派遣を強制する規定がないため、クラブ側の意向により招集が見送られたものと思われる。
当ブログ関連記事 : 「ルイス・ギリェルミ (Luis Guilherme)

ヴィトル・ヘイス(Vitor Reis)

Vitor Reis, 2006/01/12, パウメイラスU-20(Palmeiras sub 20)
ブラジルではセンターバックを務めることは簡単ではない。特に2006年生まれ世代のように将来性が高い選手が多く、攻撃的な選手にスポットが当たる年はなおさらだ。しかし、そのような状況にありながら、ヴィトル・ヘイスは数々の素晴らしいパフォーマンスでその知名度を着実に高めている。スピードや的確なポジショニングなどバランスの取れたヴィトル・ヘイスは、同世代の中で傑出した能力を示す
パウメイラスや世代別代表でキャプテンを務める彼は、「常にマルキーニョスを目標としている。いつも彼の試合を見て、ピッチ内外での彼の姿勢からインスピレーションを受けている」と話す。
(スポットライトを当たる)中盤やフォワードでプレーするという選択肢はヴィトル・ヘイスにはなかった。「ヴィトルが7歳の時にコーチがセンターバックで行くぞ、と彼に言いました。そして、ヴィトルもその考えが気に入ったようです。私は当時センターバックがどういうものかわからなかったので、どう考えたらいいかわかりませんでした。でも、コーチの判断は正しかったです。」とヴィトルの母は語っている。
トップチーム成績 (2023年10月11日現在)
 2023年: 出場機会なし
上記の通り、世代別代表のキャプテンを務めるヴィトル・ヘイスは、2023南米U-17選手権で8試合720分出場し、1アシストをマーク。キャプテンとして攻守に活躍、精神面でもチームメートを支え、ブラジル代表を優勝に導いた。
ブラジル時間2023年10月11日16:00、U-17W杯への代表選出がCBF(ブラジルサッカー連盟)から発表された。
当ブログ関連記事 : 「ヴィトル・ヘイス(Vitor Reis)【ヴィトル・ヌーネス (Vitor Nunes)】

カウワン・エリアス(Kauã Elias)

Kauã Elias, 2006/03/28, フルミネンセ(Fluminense)
カウワン・エリアスはセンターフォワードに必要なすべての資質を備えている。速く、強く、そしてワンタッチでゴールを決める傑出した能力を持つ。エクアドルで開催された南米U-17選手権ではスターティングイレブンとして活躍。ボールキープ力やディフェンダーを振り切り縦にボールを運ぶ姿は、元インテルナツィオナーレのFWアドリアーノを彷彿とさせる
しかし、キャリアの初めは常に前線でプレーしていたわけではない。「カウワンは背番号10、ミッドフィルダーだったんだよ。」とカウワン・エリアスのサッカー人生に大きな影響をもたらす祖父は話す。「カウワンがフルミネンセに入るとコーチがセンターフォワードに起用するんだ。まったく納得できなかったね。退団させようかとも思ったよ。でも、コーチの判断は正しかった。カウワンはゴールスコアリングマシーンだよ。」
トップチーム成績 (2023年10月11日現在)
 2023年: 1試合 9分
ブラジル時間2023年10月11日16:00、U-17W杯への代表選出がCBF(ブラジルサッカー連盟)から発表された。
当ブログ関連記事 : 「カウワン・エリアス (Kauã Elias)

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