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全国選手権第31節 対戦組合せ
以下の5試合の概要はこちらで。→ 【ブラジル全国選手権2023】第31節(1/2)
・2023/10/31 バイーア(BAH) x フルミネンセ(FLU)
・2023/11/01 コリンチャンス(COR) x アトレチコ・パラナエンセ(CAP)
・2023/11/01 インテルナシオナウ(INT) x アメリカ・ミネイロ(AME)
・2023/11/01 フラメンゴ(FLA) x サントス(SAN)
・2023/11/01 コリチバ(CFC) x グレミオ(GRE)
以下の5試合の概要はこの記事で。
・2023/11/01 ボタフォゴ(BOT) x パウメイラス(PAL)
・2023/11/01 アトレチコ・ミネイロ(CAM) x フォルタレーザ(FOR)
・2023/11/02 クイアバ(CUI) x ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS)
・2023/11/02 ゴイアス(GOI) x RBブラガンチーノ(RBB)
・2023/11/02 サンパウロ(SAO) x クルゼイロ(CRU)
全国選手権第31節 試合概要
ボタフォゴ(BOT) 3-4 パウメイラス(PAL)
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=Z8YtuRj5p20
(BOT) : 21' #33 エドゥアルド(Eduardo, 1989)[#7 ヴィトル・サー(Victor Sá, 1994)]
(BOT) : 30' #6 チェチェー(Tchê Tchê, 1992)[#21 マルサウ(Marçal, 1989)]
(BOT) : 36' #37 ジュニオール・サントス(Júnior Santos, 1994)[]
(PAL) : 49' #9 エンドリッキ(Endrick, 2006)[#26 ムリーロ(Murilo, 1997)]
(PAL) : 84' #9 エンドリッキ(Endrick, 2006)[]
(PAL) : 89' #18 フラッコ・ロペス(Flaco López, 2001)[#15 グスタボ・ゴメス(Gustavo Gómez, 1993)]
(PAL) : 90+9' #26 ムリーロ(Murilo, 1997)[#23 ハファエウ・ヴェイガ(Raphael Veiga, 1995)]
見どころ(試合前の順位)
ボタフォゴは全国選手権18勝5分6敗勝点59の首位。
パウメイラスは全国選手権15勝8分7敗勝点53の2位。
得点シーン
(BOT)前半21分 :
自陣から左SBマルサウ(Marçal, 1989)が相手陣守備ライン裏へ縦のフィード。これを受けたFWヴィトル・サーがゴールライン手前で味方の上りを待ち、ペナルティアークへマイナスのボールを送る。そこにMFエドゥアルドが駆け上がりダイレクトにシュート。ディフェンダーを掠めコースを変えたボールがパウメイラスゴールに突き刺さる。(1-0)
FWヴィトル・サーは2015年にサンパウロ州選手権下部リーグのジョゼエンセからオーストリア2部のカプフェンベルガーSVへ移籍。その後、ヴォルフスブルク/GER、アルジャジーラ/UAEを経て、2022年3月にボタフォゴに加入しチャンスメーカーとしてチームの1部昇格に貢献。2023年は先発での出場も多く、全国選手権は今節終了時点で25試合(うち先発20試合)3得点4アシストを記録。左サイドを攻守にスピードで席巻している。
(BOT)前半30分 :
左ショートコーナーからペナルティエリア手前やや左に位置するVOLチェチェーにボールが送られると、VOLチェチェーは思い切りよく右足を振り抜く。ボールはパウメイラスGKウェヴェルトン(Weverton, 1987)の指先をかすめゴール左上に決まる。(2-0)
VOLチェチェーは、2011年3月サンパウロ州選手権2部でアウダックス・オザスコから18歳のプロデビュー。2016年にサンパウロ州選手権でチームを準優勝に導く活躍をみせ、全国選手権開幕を前にパウメイラスに移籍。パウメイラスではクーカ(Cuca)監督のもと、当初は右SBとして、やがてはプリメイロボランチやセグンドボランチとして、全国選手権38試合中37試合に先発出場を果たす。この年はパウメイラスが全国選手権優勝。チェチェーは最優秀選手賞を受賞した。ボタフォゴには2022年4月に加入。2023年は今節終了時点で56試合3得点5アシスト、全国選手権に限ると28試合2得点3アシストを記録。攻守に監督、サポーターからの信頼が厚い。
(BOT)前半36分 :
パウメイラスがゴール正面でFKを獲得。これを直接狙うがGKペリ(Perri, 1997)が横跳びにボールを弾きだすビッグセーブ。このボールはパウメイラスに確保されるが、FWジュニオール・サントスがボールを奪い一気にドリブルで相手陣ペナルティエリアに持ち上がる。FWチキーニョ・ソアレス(Tiquinho Soares, 1991)にボールは送られるが、FWチキーニョ・ソアレスのシュートはパウメイラスGKウェヴェルトンが辛うじてブロック。しかし、そのこぼれ球にFWジュニオール・サントスが詰めゴールに流し込む。(3-0)
FWジュニオール・サントスは、Jリーグの柏レイソル、横浜マリノス、サンフレッチェ広島でのプレー経歴ありボタフォゴには2023年全国選手権開幕前の4月にフォルタレーザから加入。豊かなスピードとタッチ数の多いドリブルが特長で、ペナルティエリア近辺では相手守備陣の脅威となる。守備への貢献度も高く、そのプレースタイルがチーム戦術と合い、一時期は控えに回ったものの、今季は多くの試合に先発出場を果たしている。
(PAL)後半4分 :
FWエンドリッキが相手陣中央15mほど入ったところで下がりながらボールを受けると、前を向き、キックフェイントを挟み、縦に一気に加速してディフェンダーの間をすり抜ける。ドリブルの最後のタッチで相手CBの間合いを外しそのままシュート。ボールはボタフォゴ守護神ペリの脇を抜けゴールネットを揺らすゴラッソ。パウメイラスが17歳FWエンドリッキのゴールで反撃ののろしを上げる。(3-1)
FWエンドリッキはパウメイラス下部組織出身で、2022年10月6日全国選手権第30節コリチバ戦の後半24分に16歳2か月のプロデビュー。この年は全国選手権7試合307分の出場で3得点を記録。2022年12月には2024/25シーズン前のレアルマドリード/ESPへの移籍が発表される。2023年は大きな期待を背負ってシーズンに突入するが1月開幕の州選手権ではゴールが生まれない。2か月12試合をノーゴールで終えると約1か月の間、試合から遠ざかる。1か月ぶりの試合出場と州選手権決勝1stレグで今季初ゴールを奪うと翌2ndレグでも1ゴール。全国選手権開幕戦でもゴールを奪いこのまま調子が上向くかと思われたが、層の厚い選手層の中、試合出場は限られたものとなった。とは言え、今季は今節終了時点で46試合10得点、全国選手権に限れば24試合7得点。今からスペインでの活躍が期待されている。
(PAL)後半39分 :
相手陣右サイドライン際からのFK。これはディフェンダーにクリアされるが、FWエンドリッキがペナルティエリア入口で大きなモーションのシュートフェイントから脛でボールをコントロールし鋭く左足を振り抜くゴラッソ。(2-3)[]
(PAL)後半44分 :
FWエンドリッキが、右サイドライン際からゴール前ファーサイドへクロス。CBグスタボ・ゴメスが折り返したボールにFWフラッコ・ロペスが頭を合わせ遂にパウメイラスが同点。(3-3)
FWフラッコ・ロペスは、ラヌース/ARGから2021年1月3日のコパ・アルヘンティーナで20歳のデビュー。翌戦1月9日のロサリオ/ARG戦で先発に抜擢されるとプロ初ゴールをマーク。ラヌースでの一年半で58試合22得点5アシストを記録すると、2022年6月にパウメイラスが1000万USドル(約14億円)で獲得。2022年7月21日の全国選手権でクラブデビュー、7月30日第20節セアラー戦でクラブ初ゴールをマーク。スピード豊かなパウメイラスFW陣にあって188㎝の高さを武器とし、2023年4月5日のリベルタドーレスでのスタメン出場を皮切りに4試合連続出場、4試合連続得点を記録するが、レギュラーの座を掴むことはできていない。高さがあり、足元の技術も高く、左足からのシュート力が持ち味。
(PAL)後半45+9分 :
相手陣左サイドからのMFハファエウ・ヴェイガが蹴るFK。ファーサイドへ蹴られたボールは守備ライン裏で鋭く落ち、CBムリーロが右足を合わせボタフォゴゴールネットを揺らす。パウメイラスがアウェイで0-3からの大逆転。(3-4)
CBムリーロはクルゼイロ下部組織出身。2017年6月8日全国選手権第5節バイーア戦で20歳のプロデビューを飾るとそのまま一気にレギュラーの座を掴む。2019年6月にロコモティフ・モスクワ/RUSへ移籍。2022年1月にパウメイラスに加入すると、高いパス精度、空中戦の強さを買われレギュラーに定着。攻撃面でもセットプレーでの得点源の一つとなり、チームの2022年全国選手権制覇に貢献、相方のグスタボ・ゴメスと共に全国選手権ベストイレブンに選出された。2023年は5、6月の2か月間をケガのため戦列から遠ざかるが、監督からの信頼も厚く守備の要として奮闘。7月30日以来4か月ぶりのゴールは、首位ボタフォゴとの直接対決での0-3から逆転劇の幕を下ろす逆転ゴールとなった。
試合概要、所感 etc.
ボール保持率: 前半:47% 53% ⇒ 前後半:43% 57%
シュート(枠内): 前半:15‐2(7-1) ⇒ 前後半:18-14(8-6)
パス成功率: 前半:90% 86% ⇒ 前後半:84% 85%
アトレチコ・ミネイロ(CAM) 3-1 フォルタレーザ(FOR)
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=7JJ0NreHY-o
(CAM) : 16' #10 パウリーニョ(Paulinho, 2000)[#44 フーベンス(Rubens, 2001)]
(FOR) : 44' #9 ルセロ(Lucero, 1991)[#33 エスコバル(Escobar, 1997)]
(CAM) : 56' #10 パウリーニョ(Paulinho, 2000)[#7 フッキ(Hulk, 1986)]
(CAM) : 61' #7 フッキ(Hulk, 1986)[PK]
見どころ(試合前の順位)
アトレチコ・ミネイロは全国選手権14勝7分9敗勝点49の6位。
フォルタレーザは全国選手権12勝6分10敗勝点42の9位。
得点シーン
(CAM)前半16分 :
FWパウリーニョがペナルティエリア手前右でボールをキープ。ディフェンダーを引き寄せペナルティエリア左へ真横にパスを送る。これを受けたMFフーベンスがFWパウリーニョの動きを見てゴール前ファーサイドへクロスボール。このボールをFWパウリーニョが右足でゴールネット上部に突き刺しアトレチコ・ミネイロが先制。(1-0)
SBフーベンスは、アトレチコ・ミネイロ下部組織出身で2021年3月のミナスジェライス州選手権で19歳のプロデビュー。翌2022年には年間で43試合(うち18試合に先発。全国選手権29試合、リベルタドーレス7試合など)に主に左SBとして出場。2023年はSBギリェルミ・アラーナ(Guilherme Arana, 1997)のケガからの復帰により控えに回ることが多かったが、10月19日第27節での中盤での途中交代でのパフォーマンスを受け、3試合連続で中盤でのスタメン起用が続いている。
(FOR)前半44分 :
センターマーク付近でアトレチコのビルドアップのボールを左SBエスコバルが奪いボールはFWルセロの足元へ。FWルセロがドリブルで持ち上がり3対2のカウンターに持ち込むと、ペナルティエリア手前から自らが右足を振り抜くシュート。グラウンダーの鋭いボールがゴール右サイドネットに突き刺さりフォルタレーザが同点に追いつく。(1-1)
左SBエスコバルは、2016年5月にアルゼンチン選手権でテンペルレイ/ARGから18歳のプロデビューを飾ったアルゼンチン国籍選手。2018年1月にコロン/ARG、2021年8月のUDイビサ/ESPへの移籍を経て、2023年7月にフォルタレーザに加入。SBブルーノ・シャペコ(Bruno Pacheco, 1991)の控えに甘んじているが、8試合、5回目の先発出場でクラブ初アシストを記録した。
(CAM)後半11分 :
自陣ペナルティエリア手前からCBレーモス(Lemos, 1995)から、右サイドをFWフッキ、MFアラン・フランコ(Alan Franco, 1998)、FWフッキとボールを繋ぎ、ペナルティエリアに侵入したFWフッキが間合いを詰めるGKをかわしFWパウリーニョへラストパス。FWパウリーニョは難なくこのパスをゴールへ流し込む。(2-1)
このゴールの起点となったCBレーモスは、2023年2月にフェネルバフチェ/TURからアトレチコ・ミネイロに加入したウルグアイ国籍選手。2017年、2018年、そしてアトレチコ・ミネイロ加入後の2023年6月にウルグアイ代表として各一試合親善試合に出場。広い守備範囲と確かな足元の技術で攻撃の起点として機能。一時はスタメンを外れるが、8月以降は最終ラインの核として好調アトレチコ・ミネイロを最終ラインから支えている。
(CAM)後半16分 :
右サイドペナルティエリア近辺でのパス回しからSBサライバ(Saravia, 1993)がゴールライン際に抜け出すがディフェンダーに倒され、アトレチコ・ミネイロがPKを獲得。これをFWフッキがGKの逆を突くシュートでアトレチコが追加点。(3-1)
FWフッキは、今節終了時点で53試合27得点10アシスト、全国選手権は28試合12得点7アシスト。8月以降は2試合に1回を上回るペースでゴールかアシストを記録。往年のスピードは衰えず、円熟を増した1986年生まれのベテランはアトレチコ・ミネイロの攻撃陣を牽引する。
試合概要、所感 etc.
ボール保持率: 前半:58% 42% ⇒ 前後半:58% 42%
シュート(枠内): 前半:6‐4(1-2) ⇒ 前後半:11-7(4-2)
パス成功率: 前半:83% 79% ⇒ 前後半:83% 82%
クイアバ(CUI) 0-2 ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS)
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=k6CpaTx-6Zw
(VAS) : 57' #11 ガブリエウ・ペッキ(Gabriel Pec, 2001)[]
(VAS) : 90+10' #14 オレジャノ(Orellano, 2000)[#21 プラシェデス(Praxedes, 2002)]
(CUI) : N/A
見どころ(試合前の順位)
クイアバは全国選手権11勝7分12敗勝点40の10位。
ヴァスコ・ダ・ガマは全国選手権8勝7分15敗勝点31の18位。
得点シーン
(VAS)後半12分 :
ペナルティエリア手前からVOLゼ・ガブリエウ(Zé Gabriel, 1999)がペナルティエリア内右へ柔らかいボールを送る。右SBパウロ・エンヒキ(Paulo Henrique, 1996)がゴールライン際から辛うじてボールをマイナスに戻すと、MFプラシェデス(Praxedes, 2002)がシュート。ゴールポスト手前でFWセバスティアン・フェレイラ(Sebastián Ferreira, 1998)が詰めるがゴールポストに弾かれる。このこぼれ球に詰めたFWガブリエウ・ペッキがゴールに押し込み、ヴァスコ・ダ・ガマが待望の先取点。(0-1)
FWガブリエウ・ペッキは、ヴァスコ・ダ・ガマ育成出身で、2019年9月7日全国選手権第18節バイーア戦で18歳のプロデビュー。2020年21試合、2021年52試合と次第に出場機会を増やしていき、2022年にはレギュラーの座を掴む。しかし、2022年8月以降は控えに回る試合が多くなる。2023年に入り、バルビエリ(Barbieri)監督のもと、スリートップの一角に定着。チームの不振とそれによる監督交代により多くの選手の入れ替えが行われる中、ラモン・ディアス(Ramon Díaz)監督の信頼も獲得。プレースタイルも中央に絞り自らがシュートに持ち込む場面が増えるなど、2023年はプレー面で大きく幅を拡げている。
(VAS)後半45+10分 :
センターサークル内でクイアバの縦のパスをMFプラシェデスがインターセプト。FWオレジャノにボールを送ると、FWオレジャノは4~5人のディフェンダーに囲まれそうになるものの、ドリブルを一気に加速させGKとの一対一に持ち込む。GKを位置を確認し、GKの脇腹の横を抜くシュート、これがゴールネットを揺らし、試合を決定づける。(0-2)
FWオレジャノは、2023年1月にベレス・サルスフィエルド/ARGからヴァスコに加入したアルゼンチン国籍選手。右サイドでのプレーを得意とするが、トップ下で攻撃を組み立てることも。スピードがあり球さばきも巧みなクラッキ。ベレス・サルスフィエルド時代はチームの中核としてしてミラン/ITAやベンフィカ/PORからの関心も集めたが、2022年終盤はパフォーマンスが落ち、レギュラーの座を明け渡していた。ヴァスコでは7月から8月にかけて先発起用が続いたが、以降は出場機会が一気に減少した。このゴールを機に再び先発争いに加わりたい。
試合概要、所感 etc.
ボール保持率: 前半:47% 53% ⇒ 前後半:51% 49%
シュート(枠内): 前半:6‐2(1-0) ⇒ 前後半:14-8(3-2)
パス成功率: 前半:82% 88% ⇒ 前後半:84% 88%
ゴイアス(GOI) 0-2 RBブラガンチーノ(RBB)
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=Fii13oLPlmA
(RBB) : 45' #18 チアゴ・ボルバス(Thiago Borbas, 2002)[#11 エリーニョ(Helinho, 2000)]
(RBB) : 90' #21 タリソン(Talisson, 2002)[#36 ルアン・カンジド(Luan Cândido, 2001)]
(GOI) : N/A
見どころ(試合前の順位)
ゴイアスは全国選手権7勝11分12敗勝点32の17位。
RBブラガンチーノは全国選手権14勝10分5敗勝点52の3位。
得点シーン
(RBB)前半45分 :
相手陣でのパス回しから一度センターサークルまで戻されたボールを、VOLジャジソン(Jadson, 2001)、FWエドゥアルド・サーシャ(Eduardo Sasha, 1992)、FWエリーニョ縦に繋ぎ、最後はFWチアゴ・ボルバスがペナルティエリア内に送られたボールに反応しディフェンダーを抑え込みシュート。GKの股間を抜けたボールがゴールに吸い込まれる。(0-1)
FWチアゴ・ボルバスは、9月3日以来約2か月ぶりの先発出場。全国選手権序盤は途中出場から多くのゴールを記録、ウルグアイ代表にも招集され、先発出場の機会も増えたが、疲労のためか次第にパフォーマンスが低下。最近は途中出場が増えていた。今節のゴールを機に再び先発に定着したい。
(RBB)後半45分 :
GKからのロングフィードに左MFルアン・カンジドが縦に抜け出し、ゴールライン際までボールを運びゴール前にクロス。ゴール正面にFWタリソンが現れ難なく足を合わせゴールにボールを流し込む。(0-2)
FWタリソンは、2021年9月にサンタカタリーナ州選手権3部リーグでアトレチコ・バチステンセから19歳のプロデビュー。2022年にRBブラガンチーノ下部組織に移籍し、2023年1月のサンパウロ州選手権でRBブラガンチーノでのデビューを果たした。4月15日全国選手権開幕節でスタメンに抜擢されたものの、その後は4試合の途中出場にとどまっている。しかし、前節に続く2試合連続ゴール。全国選手権は僅か110分に出場で3得点。今後は出場時間を増やし、これまでのペースで得点を量産していきたい。
試合概要、所感 etc.
ボール保持率: 前半:36% 64% ⇒ 前後半:40% 60%
シュート(枠内): 前半:7‐13(2-3) ⇒ 前後半:17-22(4-7)
パス成功率: 前半:71% 81% ⇒ 前後半:68% 80%
サンパウロ(SAO) 1-0 クルゼイロ(CRU)
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=OpiExzXO6Qc
(SAO) : 84' #10 ルシアーノ(Luciano, 1993)[#25 アリソン(Alisson, 1993)]
(CRU) : N/A
見どころ(試合前の順位)
サンパウロは全国選手権10勝9分11敗勝点39の11位。
クルゼイロは全国選手権9勝10分10敗勝点37の13位。
得点シーン
(SAO)後半39分 :
アタッキングサード左サイドライン際をMFミシェル・アラウーホ(Michel Araújo, 1996)とVOLアリソンがボールを繋ぎ、VOLアリソンがゴール前にクロス。ディフェンダーの中間に位置どったFWルシアーノがフリーの体勢から頭でボールをゴールに押し込みサンパウロが待望の先制点。(1-0)
試合概要、所感 etc.
ボール保持率: 前半:60% 40% ⇒ 前後半:56% 44%
シュート(枠内): 前半:4‐5(2-1) ⇒ 前後半:12-16(5-4)
パス成功率: 前半:89% 84% ⇒ 前後半:89% 83%