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ブラジル (BRA) 0-1 アルゼンチン(ARG)
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得点経過
(ARG) : 63' #19 オタメンディ(Otamendi, ベンフィカ/POR)[#16 ロ・チェルソ(Lo Celso, トッテナム/ENG)]
ブラジル代表 メンバー表
「背番号」欄 : "〇"は先発フル出場。"△"はin、"▽"はout。
背番号 | ポジション | 名前 | 所属 | 生年月日 | 交代 得点 カード他 |
---|---|---|---|---|---|
〇1 | GK / Goleiro | アリソン・ベッケル Alisson Becker | リヴァプール/ENG Liverpool | 1992/10/2 | |
〇2 | 右SB / Lateral Direito | エメルソン・ホイヤウ Emerson Royal | トッテナム/ENG Tottenham | 1999/1/14 | |
▽3 | 右CB / Zagueiro Direito | マルキーニョス Marquinhos | パリSG/FRA Paris SG | 1994/5/14 | ↓46′ |
△13 | 右CB / Zagueiro Direito | ニノ Nino | フルミネンセ Fluminense | 1997/4/10 | ↑46′ |
▽4 | 左CB / Zagueiro Esquerdo | ガブリエウ・マガリャンエス Gabriel Magalhães | アーセナル/ENG Arsenal | 1997/12/19 | ↓72′ |
△18 | MF / Meio campista | ジョエリントン Joelinton | ニューキャッスル/ENG Newcastle | 1996/8/14 | ↑72′ R81′ |
〇15 | 左SB / Lateral Esquerdo | カルロス・アウグスト Carlos Augusto | インテルナツィオナーレ/ITA Internazionale | 1999/1/7 | Y33′ |
〇5 | MF / Meio campista | アンドレ André | フルミネンセ Fluminense | 2001/7/16 | |
▽8 | MF / Meio campista | ブルーノ・ギマランエス Bruno Guimarães | ニューキャッスル/ENG Newcastle | 1997/11/16 | ↓78′ |
△16 | MF / Meio campista | ドウグラス・ルイス Douglas Luiz | アストン・ヴィラ/ENG Aston Villa | 1998/5/9 | ↑78′ |
〇10 | MF / Meio campista | ホドリゴ Rodrygo | レアル・マドリード/ESP Real Madrid | 2001/1/9 | |
▽7 | FW / Atacante | ガブリエウ・マルチネリ Gabriel Martinelli | アーセナル/ENG Arsenal | 2001/6/18 | ↓78′ |
△20 | MF / Meio campista | ハファエウ・ヴェイガ Raphael Veiga | パウメイラス Palmeiras | 1995/6/19 | ↑78′ |
〇9 | FW / Atacante | ガブリエウ・ジェズス Gabriel Jesus | アーセナル/ENG Arsenal | 1997/4/3 | Y6′ |
▽11 | FW / Atacante | ハフィーニャ Raphinha | バルセロナ/ESP Barcelona | 1996/12/14 | Y14′ ↓72′ |
△21 | FW / Atacante | エンドリッキ Endrick | パウメイラス Palmeiras | 2006/7/21 | ↑72′ |
12 | GK / Goleiro | ルーカス・ペリ Lucas Perri | ボタフォゴ Botafogo | 1997/12/10 | |
23 | GK / Goleiro | ベント Bento | アトレチコ・パラナエンセ Athlético Paranaense | 1999/6/10 | |
6 | 左SB / Lateral Esquerdo | ヘナン・ロッジ Renan Lodi | マルセーユ/FRA Marseille | 1998/4/8 | |
14 | CB / Zagueiro | ブレメル Bremer | ユヴェントス/ITA Juventus | 1997/3/18 | |
17 | FW / Atacante | ペペ Pepê | ポルト/POR FC Porto | 1997/2/24 | |
19 | FW / Atacante | パウリーニョ Paulinho | アトレチコ・ミネイロ Atlético Mineiro | 2000/7/15 | |
22 | FW / Atacante | ジョアン・ペドロ João Pedro | ブライトン/ENG Brighton | 2001/9/26 | |
離脱 | FW / Atacante | ヴィニシウス・ジュニオール Vinícius Júnior | レアル・マドリード/ESP Real Madrid | 2000/7/12 |
試合概要
試合開始前
<アルゼンチン代表スターティングイレブン> Dibu Martínez; Molina, Romero, Otamendi, Acuña; Enzo Fernández, Mac Allister, De Paul, Lo Celso; Messi, Julián Álvarez.
ブラジル代表のスターティングイレブンは、前節コロンビア戦から2つのポジションで変更。前節負傷交代のヴィニシウス・ジュニオールに代わりガブリエウ・ジェズス、左サイドバックには比較的守備的なカルロス・アウグストを起用。前節は22本(枠内10本、一方のブラジルは11本(枠内3本))ものシュートを浴びたブラジルは、中盤でのマークが甘く、攻めてもボールを落ち着かせ攻撃を組み立てることができていなかったが、今節も4人のフォワード選手を起用し中盤に変更はない。
両国代表の直近の対戦は、2021年11月16日、アルゼンチン サン・フアンで開催された2022年W杯南米予選の1度目の対戦で0-0の引き分け。
2022年W杯南米予選2度目の対戦は、コロナ感染症のワクチン接種、未接種に関するトラブルで、キックオフ後間もなく衛生当局がピッチに立ち入り試合は中止。その後、再試合は行われなかった。
この試合も、国歌斉唱の後、観客席で両国サポーター間の乱闘が発生。約30分遅れてのキックオフ。
前半
ブラジルは、CBの間にVOLアンドレが下りビルドアップ。FWマルチネリとVOLブルーノ・ギマランエスが前線へのつなぎ役を務める。守備では高い位置からプレス。自陣では4-4-2で寄せの速いアグレッシブな守備を展開する。しかし、アグレッシブさが度を越しファールを多発。前半15分で早くも2枚のイエローカードを提示される。
試合を落ち着かせようとするアルゼンチンに対し、ブラジルは高い位置でのボール奪取からショートカウンター、自陣からは左サイドライン際をホドリゴやマルチネリがドリブルで仕掛けゴールを目指すがシュートまでは至らない。
前半38分、ブラジルはペナルティエリア手前でブルーム・ギマランイスがファールを受けFKを獲得。これをFWハフィーニャが直接狙うが壁に当たり枠を越える。これがブラジルの初シュート。続くCKからはマルキーニョスが頭を合わせるがボールは枠を捉えない。
前半44分、右CKからのクリアボールをFWマルチネリが拾いシュート。ボールは枠を捉えるがゴールライン手前でアルゼンチンCBクリスチァン・ロメロが壁となりCK逃れる。
<前半スタッツ> 項目 ブラジル : アルゼンチン ボール保持率 43% : 57% シュート数(枠内) 3(1): 2(0) コーナーキック 4 : 1 ボール奪取 7 : 4 ファール 16 : 6
後半
後半13分、自陣左サイドのスローインからガブリエウ・ジェズスがディフェンダーと体勢を入れ替えボールを確保しドリブルでゴールに向かう。ペナルティエリア手前でマルチネリにボールを送りマルチネリがシュート。しかし、アルゼンチンGKエミリアーノ・マルチネスにとっては処理がたやすいシュートとなる。
(ゴール)後半18分、アルゼンチンの左CK。ロ・チェルソがゴール前に上げたボールにCBオタメンディが高さのあるヘディングシュート。ボールはゴール左隅に決まる。
後半27分、ブラジルはFWエンドリッキとMFジョエリントンを投入。FWハフィーニャとCBガブリエウ・マガリャンエスが下がり、VOLアンドレがセンターバックに入る。
後半36分、MFジョエリントンが一発退場。 アルゼンチンは自陣に下がり堅固な守備ブロックを構築し、ブラジルに中にボールを入れさせない。そして、ボールを奪えばピッチを広く使いボールを回す。
試合はこのまま1-0でアルゼンチンの勝利。アルゼンチンは首位をキープ。ブラジルは3連敗で2勝1分3敗、6位に順位を落とした。
<試合スタッツ> 項目 ブラジル : アルゼンチン ボール保持率 52% : 48% シュート数(枠内) 7(4): 6(1) コーナーキック 4 : 3 ボール奪取 11 : 6 ファール 26 : 15
所感
ブラジルは、この敗戦で2026W杯南米予選で3連敗。 この試合は、戦い方が明確になったのか、守備面では各選手が戸惑うシーンも少なく、前半立ち上がりと得点シーン以外は、高い位置での速い寄せでアルゼンチンに攻撃の糸口を掴ませず、パスミスを多く誘発するなど、守備面では多くの改善が見られた。
しかし、ファールを多く犯し、ラグビーでいうハンドオフが相手の顔面に多く決まり、ハンドオフから2枚のイエローカードと1枚のレッドカード。特にレッドカードはリードを奪われてからのもので反撃に水を差す痛いカードとなった。
攻撃の多くはショートカウンター。自陣からも左右のライン際を個人技で抜け出す場面も多かったが、決定的なシーンは少なく、中盤からの組み立てで崩すシーンはなかった。 また、決定的なシーンは、前半44分と後半13分の2度にとどまった。
アルゼンチンにほとんどサッカーをさせなかったが(多くのファールもその一因だが)、結果は0-1の敗戦。セットプレーからの決勝点で、W杯チャンピオンの試合巧者ぶりに上手くいなされた形となった。
2026W杯南米予選の次節第7節は2024年9月5日。 2024年6月にはコパ・アメリカ2024が開幕。 CBF(ブラジルサッカー連盟)が言うには、このタイミングではカルロ・アンチェロッティ現レアルマドリード/ESP監督がブラジル代表に就任しているはず。ゼロからのチーム作りとなりそうだが、カルロ・アンチェロッティ監督の手腕に期待したい。
<記録> 〇 W杯南米予選65試合目のホーム試合で初黒星。これで通算成績は65試合51勝13分1敗。そして、ホーム試合では6試合目の無得点試合となった。 〇 前節でW杯南米予選初の連敗を喫したが、今節の敗戦で連敗記録が「3」に更新。