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全国選手権最終節(第38節) 対戦組合せ
以下の5試合の概要はこの記事で。
・2023/12/06 ゴイアス(GOI) x アメリカ・ミネイロ(AME)
・2023/12/06 フルミネンセ(FLU) x グレミオ(GRE)
・2023/12/06 ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS) x RBブラガンチーノ(RBB)
・2023/12/06 サンパウロ(SAO) x フラメンゴ(FLA)
・2023/12/06 サントス(SAN) x フォルタレーザ(FOR)
以下の5試合の概要はこちらで。→ 【ブラジル全国選手権2023】最終節(第38節)(2/2)
・2023/12/06 クルゼイロ(CRU) x パウメイラス(PAL)
・2023/12/06 インテルナシオナウ(INT) x ボタフォゴ(BOT)
・2023/12/06 コリチバ(CFC) x コリンチャンス(COR)
・2023/12/06 バイーア(BAH) x アトレチコ・ミネイロ(CAM)
・2023/12/06 クイアバ(CUI) x アトレチコ・パラナエンセ(CAP)
全国選手権最終節(第38節) 試合概要
ゴイアス(GOI) 1-0 アメリカ・ミネイロ(AME)
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=1rzapeRwpNU
(GOI) : 33' #55 ルイス・オヤマ(Luís Oyama, 1997)[#70 アンデルソン・オリヴェイラ(Anderson Oliveira, 1998)]
見どころ(試合前の順位)
ゴイアスは全国選手権8勝11分18敗勝点35の18位。降格が確定。
アメリカ・ミネイロは全国選手権5勝9分23敗勝点24の20位。降格が確定。
得点シーン
(GOI)前半33分 :
自陣からCBエドゥ(Edu, 2000)が縦にボールを入れる。FWアンデルソン・オリヴェイラがワンタッチでFWペドリーニョ(Pedrinho, 2004)にボールを送ると、FWペドリーニョはワントラップから前方へのヒールパス。FWアンデルソン・オリヴェイラが抜け出しゴールライン手前からマイナスのグラウンダーのクロスを送ると、ペナルティエリア入口でMFルイス・オヤマがダイレクトに右足を振り抜きゴールネットを揺らす。(1-0)
試合概要、所感 etc.
ボール保持率: 前半:50% 50% ⇒ 前後半:46% 54%
シュート(枠内): 前半:9‐5(2-2) ⇒ 前後半:10-9(2-3)
パス成功率: 前半:84% 88% ⇒ 前後半:77% 86%
すでに降格が決まっている両チームは、全国選手権終盤の中心選手を軸にしたスターティングメンバーに下部組織在籍の選手を交え試合に入る。ホームのゴイアスがサポーターの声援を後押しに試合を優位に進めると、前半33分に日系人選手MFルイス・オヤマのゴールで先制。
後半に入り、両チームともプロデビュー戦となる選手を含め下部組織在籍選手を次々と投入する。試合は1点を追うアメリカ・ミネイロがボールを支配するようになるが、膠着した状態に陥り、両チームにゴールは生まれず1-0のまま試合終了。
1-0でホームのゴイアスが最終節を勝利で締めくくった。
ゴイアスは年間72試合30勝19分23敗。全国選手権は9勝11分18敗勝点38の18位。ゴイアス州選手権準優勝、コパ・ヴェルジ優勝、コパ・ド・ブラジル二回戦敗退。コパ・スウアメリカーナは決勝ラウンド一回戦(ベスト16)敗退。来季は全国選手権2部で一年での1部復帰を目指す。
アメリカ・ミネイロは年間70試合21勝16分33敗。全国選手権は5勝9分24敗勝点24の最下位。ミナスジェライス州選手権準優勝、コパ・ド・ブラジル準々決勝敗退、コパ・スウアメリカーナ準々決勝敗退。来季は全国選手権2部で一年での1部復帰を目指す。
フルミネンセ(FLU) 2-3 グレミオ(GRE)
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=e5ZJtDFjmPM
(FLU) : 34' #21 ジョン・アリアス(Jhon Arias, 1997)[PK]
(GRE) : 43' #9 ルイス・スアレス(Luis Suárez, 1987)[#20 ビジャサンチ(Villasanti, 1997)]
(GRE) : 45' #13 ガウジーノ(Galdino, 1997)[]
(GRE) : 64' #9 ルイス・スアレス(Luis Suárez, 1987)[PK]
(FLU) : 81' #9 ジョン・ケネジー(John Kennedy, 2002)[#45 リマ(Lima, 1996)]
見どころ(試合前の順位)
フルミネンセは全国選手権16勝8分13敗勝点56の7位。リベルタドーレス優勝のため2024リベルタドーレス本戦出場。
グレミオは全国選手権20勝5分12敗勝点65の4位。2~5位の可能性。
得点シーン
(FLU)前半34分 :
FWジョン・アリアスがペナルティエリア内をライン裏に抜け出しを図るFWヘルマン・カーノ(Germán Cano, 1988)へスルーパス。ディフェンダーがカットしたボールをMFマルチネリ(Martinelli, 2001)が拾いドリブルで仕掛けようとしたところ、浮き球にディフェンダーの腕が当たりフルミネンセにPKが与えられる。これをFWジョン・アリアスが左隅に決めフルミネンセが先制。(1-0)
(GRE)前半43分 :
自陣ゴール前から縦に送られたボールをFWルイス・スアレスがディフェンダーと競り合う。そのこぼれ球をVOLビジャサンチが前方に送る。FWルイス・スアレスがディフェンダーのマークをかわし相手陣を独走。最後は間合いを詰めるGKをかわし無人のゴールにボールを突き刺す。(1-1)
(GRE)前半45分 :
自陣でペナルティエリア手前で相手パスミスを誘いボールを奪うと、すかさずFWルイス・スアレスにあてカウンターを発動。その流れからクロスボールがゴール前に上げられVOLカルバージョ(Carballo, 1996)がシュート。ブロックされたボールを拾ったFWガウジーノがペナルティエリア手前から左足で外から巻き込むシュートをゴール左隅に決める。(1-2)
(GRE)後半19分 :
自陣右サイドからのカウンター。FWルイス・スアレスがスルーパスに反応し、マークにつくドリブルでディフェンダーの股を抜き、左サイドを上がるFWフェヘイラ(Ferreira, 1997)へパス。FWフェヘイラがペナルティエリアに侵入すると倒されグレミオがPKを獲得。このPKをFWルイス・スアレスがチップキックでゴール中央に決めグレミオが追加点。(1-3)
(FLU)後半36分 :
ペナルティエリアから下がりボールを受けたFWジョン・ケネジーが前を向くと、ドリブルでペナルティエリアに侵入し、そのままシュート。これがゴール右に決まる。(2-3)
試合概要、所感 etc.
ボール保持率: 前半:57% 43% ⇒ 前後半:62% 38%
シュート(枠内): 前半:10‐9(4-3) ⇒ 前後半:20-11(7-5)
パス成功率: 前半:92% 80% ⇒ 前後半:92% 81%
フルミネンセは、最終節をホームで敗戦。3失点はいずれもカウンターで仕留められた。昨シーズン終盤のチームの躍進や、今シーズン州選手権優勝で、大いに称賛を浴び注目を集めたフェルナンド・ジニース(Fernando Diniz)監督のスタイルだが、対戦相手の対策も進み、限界が近づいているように感じられる。
グレミオは、2部からの再昇格一年目で2位へ躍進。その中心となったクラブ最終戦となるFWルイス・スアレスが3得点すべてに絡む活躍。自ら2得点を決め有終の美を飾った。
フルミネンセは、クラブW杯を残し年間70試合36勝13分21敗。コパ・リベルタドーレスを念願の初制覇。全国選手権は16勝8分14敗勝点56の7位。リオデジャネイロ州選手権優勝、コパ・ド・ブラジルはベスト16敗退。
グレミオは年間64試合37勝12分15敗。全国選手権は21勝5分12敗勝点68の2位。リオグランデドスル州選手権優勝、コパ・ド・ブラジル準決勝敗退。
ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS) 2-1 RBブラガンチーノ(RBB)
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=2ylXA0AZvWI
(VAS) : 29' #18 パウリーニョ・パウラ(Paulinho Paula, 1997)[]
(RBB) : 63' #3 レオ・オルティス(Léo Ortiz, 1996)[]
(VAS) : 82' #70 セルジーニョ(Serginho, 1995)[#96 パウロ・エンヒキ(Paulo Henrique, 1996)]
見どころ(試合前の順位)
ヴァスコ・ダ・ガマは全国選手権11勝9分17敗勝点42の16位。勝てば残留、引き分け以下はバイーアの結果次第で降格。
RBブラガンチーノは全国選手権17勝11分9敗勝点62の6位。リベルタドーレス予備予選出場が確定。
得点シーン
(VAS)前半29分 :
MFパウリーニョ・パウラがハーフライン手前で相手パスをインターセプト。そのままドリブルでボールを運び、ペナルティエリアに入ると思い切りよくシュート。ディフェンダーに当たりコースが変わったボールがゴール右に吸い込まれる。(1-0)
MFパウリーニョ・パウラは、2023年7月にヴァスコ・ダ・ガマに加入。7月29日第17節コリンチャンス戦の交代出場でクラブデビュー。翌節以降は、出場停止試合以外は全試合に先発出場を果たし、中盤で攻守のつなぎ役としてチームの復調に貢献。最終節の残留を賭けた大事な試合でクラブ初ゴールの先制点をマーク。
(RBB)後半18分 :
FWエリーニョ(Helinho, 2000)が右サイドをVOLルーカス・エヴァンジェリスタ(Lucas Evangelista, 1995)とのタベーラでペナルティエリア内をゴールライン際まで侵入。ゴール前にグラウンダーのボールを送ると、FWモスケーラ(Mosquera, 2001)がヒールでシュート。ディフェンダーのブロックにこぼれたボールにCBレオ・オルティスが走り込みボールをゴールネットに突き刺す。(1-1)
CBレオ・オルティスは昨シーズン中のケガのため長らく戦列を離れたが、今季7月に復帰を果たすとレギュラーの座を取り戻し、コンスタントに試合に出場。このゴールは流れの中から、選手が循環し、その結果センターバックがゴール前に詰めて決めるというRBブラガンチーノらしいゴール。CBレオ・オルティスも前節に続く2試合連続ゴール。(1-1)
(VAS)後半37分 :
数的有利のヴァスコ・ダ・ガマが右サイドをボールを繋ぎ、SBパウロ・エンヒキがペナルティエリアに侵入し、ドリブルで仕掛けてゴールライン際からゴール前に柔らかいクロス。ボールはFWベヘッチ(Vegetti, 1988)の頭上を僅かに越えるが、その奥に位置したFWセルジーニョが頭を合わせゴールネットを揺らす。(2-1)
FWセルジーニョは、前節終了間際に7試合の出場で僅か1分間のプレー。残留を賭けた大事な一戦で後半19分にピッチに送られると、このプレーの6分前に相手最終ライン裏を抜け出し、RBブラガンチーノディフェンダーに得点機会阻止のレッドカードを誘発。そして、残留を決定づける勝ち越しゴール。ラモン・ディアス監督の采配が光った。
試合概要、所感 etc.
ボール保持率: 前半:46% 54% ⇒ 前後半:46% 54%
シュート(枠内): 前半:4‐6(2-1) ⇒ 前後半:11-9(5-2)
パス成功率: 前半:81% 87% ⇒ 前後半:78% 84%
ヴァスコ・ダ・ガマは、前半25分のMFマルロン・ゴメス(Marlon Gomes, 2003)が負傷退場を余儀なくされるが、代わって入ったMFパウリーニョ・パウラのゴールで先制。同点に追いつかれた直後の後半19分には、攻撃の起点となっていたMFディミトリ・パイェ(Dimitri Payet, 1987)に代え、これまであまり出場機会に恵まれていなかったFWセルジーニョを投入。そのFWセルジーニョが相手の退場を誘発し、決勝ゴールをマーク。
リード後の数分間には選手交代を行わず、それまでのようにボールを支配し、さらには追加点を奪いに行く積極的な姿勢を見せ、2-1の勝利。交代枠を一枚残しながらも、悔いのないよう最後まで前に向かう姿勢を見せたヴァスコ・ダ・ガマが残留を勝ち取った。
RBブラガンチーノは、今節の結果に関わらず、5位または6位が確定して迎えた試合。モチベーションの維持が難しい試合だったが、今季築いてきたスタイルをベースとした試合を展開。しかし、後半30分に退場者を出すと、残留に向け士気の高いヴァスコ・ダ・ガマの勢いを受け流すことができず、1-2の敗戦に終えた。
ヴァスコ・ダ・ガマは年間53試合20勝12分21敗。全国選手権は12勝9分17敗勝点45の15位、シーズン途中の大幅な補強とラモン・ディアス監督への監督交代を経て、前半戦の19位から巻き返し僅かに残留を勝ち得た。リオデジャネイロ州選手権は準決勝敗退。コパ・ド・ブラジルは二回戦敗退。
RBブラガンチーノは年間62試合28試合19分15敗。ペドロ・カイシーニャ監督就任一年目で、シーズン序盤のサンパウロ州選手権は準決勝敗退。コパ・ド・ブラジルは二回戦敗退。コパ・スウアメリカーナは決勝ラウンドに進出するもベスト16でアメリカ・ミネイロを前に敗退。全国選手権は、一時は勝てば首位浮上となる勝点差までポジションを上げたが、最終的に17勝11分10敗勝点62の6位でフィニッシュ。
サンパウロ(SAO) 1-0 フラメンゴ(FLA)
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=zRM_Pu-vzs4
(SAO) : 26' #10 ルシアーノ(Luciano, 1993)[#27 ウェリントン・ハット(Wellington Rato, 1992)]
見どころ(試合前の順位)
サンパウロは全国選手権13勝11分13敗勝点50の11位。コパ・ド・ブラジル優勝のためリベルタドーレス本戦出場。
フラメンゴは全国選手権19勝9分9敗勝点66の3位。2~5位の可能性。
得点シーン
(SAO)前半26分 :
ハーフライン手前で最終ラインでパス交換。VOLアリソン(Alisson, 1993)が下がりボールを受けると、中央右寄りを縦にボールを運び、MFウェリントン・ハットに縦にボールを入れる。MFウェリントン・ハットはワントラップから右サイドライン際FWカイオ・パウリスタ(Caio Paulista, 1998)へボールをはたくと、ゴールライン手前で戻りのボールを受け中央へグラウンダーのクロス。ディフェンダーの間を抜けたボールをFWルシアーノがゴール左へ流し込む。(1-0)
試合概要、所感 etc.
ボール保持率: 前半:54% 46% ⇒ 前後半:47% 53%
シュート(枠内): 前半:5‐3(3-1) ⇒ 前後半:9-8(3-2)
パス成功率: 前半:90% 90% ⇒ 前後半:87% 88%
コパ・ド・ブラジル決勝戦で雌雄を決した両チームの再戦はサンパウロに軍配。コパ・ド・ブラジルではスタメンを外れたFWルシアーノだったが、今節のゴールでチーム内得点王となるシーズン15ゴール目を記録。欧州からの注目を集めるCBルーカス・ベラウド(Lucas Beraldo, 2003)はビルドアップを務め、惜しいロングシュートも放つシーンも。守備面でもチームの零封に貢献した。
フラメンゴは、今節もシーズン終盤に首位に肉薄するまで迫った先発陣で試合に入る。しかし、ボールは支配するものの、サンパウロの中盤の寄せの速い守備に効果的に前にボールを運べず、最後までゴールを奪えず0-1で試合を終えた。
サンパウロは年間71試合34勝17分20敗。コパ・ド・ブラジルをクラブ史上初制覇。全国選手権はホーム13勝3分3敗、アウェイ1勝8分10敗という内弁慶ぶりで14勝11分13敗勝点53の11位。コパ・スウアメリカーナは準々決勝敗退、サンパウロ州選手権は準々決勝敗退。
フラメンゴは年間76試合41勝15分20敗。クラブW杯(2月)は初戦でアル・ヒラル/KSAに敗れ3位。コパ・ド・ブラジル王者として出場したスーペルコパ・ド・ブラジル(1月)、リベルタドーレス王者として出場したヘコパ・スウアメリカーナ(2月)、リオデジャネイロ州選手権、コパ・ド・ブラジルの4大会はいずれも準優勝。リベルタドーレスはベスト16敗退。全国選手権は最後に追い上げたものの、19勝9分10敗勝点66の4位。大いに期待されて迎えたシーズンだったが無冠に終えた。
サントス(SAN) 1-2 フォルタレーザ(FOR)
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=ZFBFOdOA7bE
(FOR) : 39' #12 マリーニョ(Marinho, 1990)[#7 ポチェチーノ(Pochettino, 1996)]
(SAN) : 58' #24 メシアス(Messias, 1994)[#23 ルーカス・リマ(Lucas Lima, 1990)]
(FOR) : 90+6' #9 ルセロ(Lucero, 1991)[#88 ルーカス・サーシャ(Lucas Sasha, 1990)
見どころ(試合前の順位)
サントスは全国選手権11勝10分16敗勝点15の15位。勝てば残留確定。引き分け以下の場合、バイーアの勝利かつヴァスコ・ダ・ガマ引き分け以上で降格。
フォルタレーザは全国選手権14勝9分14敗勝点51の10位。コパ・スウアメリカーナ出場が確定。
得点シーン
(FOR)前半39分 :
セットプレーからの混戦で自陣ペナルティエリア内で確保したボールを前線に送ると、FWマリーニョがフリーで抜け出しGKと一対一。これを冷静に決めフォルタレーザが先制。サントスは信じられないマークミス。(0-1)
(SAN)後半13分 :
MFルーカス・リマが蹴る左CK。ゴール正面ゴールエリア入口でCBメシアスが高い打点のヘディングシュート。これがクロスバーを掠めゴールネットを揺らす。(1-1)
(FOR)後半45+6分 :
相手陣で自陣からのボールを受けたFWルセロがGKの位置を見て約40mのロングシュート。これがゴールに吸い込まれフォルタレーザが勝ち越し。(1-2)
試合概要、所感 etc.
ボール保持率: 前半:54% 46% ⇒ 前後半:57% 43%
シュート(枠内): 前半:7‐11(3-6) ⇒ 前後半:14-13(6-6)
パス成功率: 前半:82% 79% ⇒ 前後半:78% 72%
サントスはクラブ史上初の降格。
勝てば自力で残留を決めることができる状況にあったが、それが精神的に重くのしかかったのか、前半39分にマイボールセットプレーから相手FWをフリーにして失点する致命的なミス。後半に一度は追いついたが、他試合の途中経過から引き分けでも降格となる状況となると、焦りはさらに助長され、試合終了間際に40mのロングシュートを被弾。
キング・ペレの逝去後初の全国選手権での降格となった。
フォルタレーザは、サントスの攻撃の圧力をしのぎ、一瞬の隙を突いた2得点でシーズン最終戦に勝利。シーズン終盤は約2か月白星から遠ざかったが、最後は3連勝でシーズンを締めくくった。
サントスは年間62試合19勝19分24敗。全国選手権は11勝10分17敗勝点43の17位。コパ・スウアメリカーナはグループラウンド敗退。コパ・ド・ブラジルはベスト16敗退。サンパウロ州選手権もグループラウンドで敗退しており、来季は全国選手権2部に降格するだけでなく、コパ・ド・ブラジル出場権も逃す結果に終えた。
フォルタレーザは年間78試合41勝15分22敗。全国選手権は15勝9分14敗勝点54の10位。リベルタドーレスは予備予選で敗退しものの、コパ・スウアメリカーナはクラブ史上初の国際大会タイトル獲得をかけた決勝戦まで進出したものの惜しくも準優勝。コパ・スウアメリカーナははベスト16敗退。コパ・ド・ノルデスチ準決勝敗退。セアラー州選手権は優勝。