最新更新日 : 2024/8/24
新規投稿 : 2023/12/14
ホドリゴ・エンヒキ・サントス・デ・ソウザ
Rodrigo Henrique Santos de Souza
ポジション: ミッドフィルダー/メイオ・カンピスタ
利き足:左
2003年6月5日生まれ
<幼少期>
ブラジル連邦共和国ミナスジェライス州、州都ベロオリゾンテの西に隣接する都市コンタージェンに生まれる。
<クラブ 経歴>
≪育成時代≫
2019年(年初15歳)、アメリカ・ミネイロU-17チームでプレー。一年上の2002年生まれが主体のチームだったが、U-17州選手権ではチーム18試合中11試合(うち先発8試合)、U-17全国選手権はチーム9試合中8試合(うち先発5試合)に出場。U-17州選手権では2得点を記録する。
2020年はコロナ感染症拡大の煽りを受け、U-17州選手権は中止となったが、U-17全国選手権ではチーム9試合の全試合にスタメン出場を果たす。U-17全国選手権閉幕後はU-20チームに合流、すべて試合終了間際の途中出場ながら3試合に出場。
2021年、U-20カテゴリーに昇格。2001年生まれが主体のチームで、U-20州選手権はチーム14試合中10試合(うち先発10試合)に出場、6得点で大会得点王に輝きチームの優勝に貢献。U-20全国選手権はチーム19試合中18試合(うち先発18試合)に出場し3得点、チームは20チーム中12位の成績を残す。
≪アメリカ・ミネイロ≫
– 2022 –
2022年1月、18歳にしてトップチームに昇格。
2022年1月25日ミナスジェライス州選手権の開幕節カウデンセ戦でスターティングイレブンに抜擢されプロデビュー。なお、この試合では、2023年U-20南米ユース選手権、同年U-20W杯の代表で2023年7月にバイエル・レバークーゼン/GERへの移籍を果たしたSBアルトゥール・アウグスト(Arthur Augusto, 2003)もプロデビューを果たしている。
2022年5月10日コパ・ド・ブラジル三回戦CSA戦2ndレグでは、後半21分に交代出場を果たすと、後半38分、シュートブロックのこぼれ球をペナルティサークル内で拾い、ポジションを取り直すGKを見透かすような柔らかいタッチのシュートをゴール左隅に決める。プロ初ゴール。
このゴールを機に、5日後の5月15日全国選手権第6節コリチバ戦でスタメン出場、さらに3日後の5月18日リベルタドーレスグループラウンド第5節トリマ/COL戦では後半開始時に出場するなど、6試合連続出場(うち3試合に先発)を果たす。
しかし、チームが残留争いに巻き込まれるようになると、7月以降は主戦場をU-20チームに移し、試合経験を積んでいく。
– 2023 –
2023年は1月のトレーニング中のケガでしばらく戦列を離脱。6月に復帰を果たすと、3試合連続で終了間際に数分間の出場、7月からはコパ・スウアメリカーナを中心にサイドハーフとして先発で試合に起用される。すると、ホドリギーニョは豊富な運動量を活かし攻守に貢献。特に攻撃面では、時にはドリブルで積極的に仕掛け、時にはサイドでタメを作り攻撃の起点になるなど、攻撃のアクセントとなり、チームはプレーオフ、決勝ラウンド一回戦を勝ち上がる。
8月には全国選手権での起用も増えていき、8月27日第21節サンパウロ戦では先発起用、後半16分には右サイドをタベーラでゴールライン際に抜け出し、FWマストリアーニの先制ゴールをアシスト。 11月4日第32節アトレチコ・ミネイロ戦の試合中に頭部を強打、ピッチに救急車が入り病院に送られるアクシデントがあり、2試合に大事をとって欠場したものの、第21節サンパウロ戦以降はほとんどの試合で先発出場を果たし、レギュラーの座を獲得した。
– 2024 –
2024年はレギュラーとしての活躍が期待されたものの、1月開幕の州選手権では途中交代での出場が多く、先発出場は予選グループラウンドでの2試合に止まる。
4月19日全国選手権2部開幕節も試合終了間際での交代出場に終え、その後も出場機会は僅かな試合数に止まる。
6月上旬に入り、トレーニング中に足首を痛め、診断の結果、足首の側方の腱を損傷。2か月間チームを離脱する。
8月2日全国選手権2部第19節にて1分間プレーし戦列に復帰したものの、2024年8月24日現在、2023年の輝きを取り戻せない状況が続いている。
≪シーズン別クラブ出場記録≫
シーズン | 所属 | 大会 | 試合 | 出場 時間 | 得点 | アシ スト |
---|---|---|---|---|---|---|
2022年(19歳) | アメリカ・ミネイロ | リベルタドーレス | 2 | 135 | 0 | 0 |
全国選手権 | 4 | 189 | 0 | 0 | ||
コパ・ド・ブラジル | 1 | 24 | 1 | 0 | ||
州選手権 | 7 | 423 | 0 | 0 | ||
合計 | 14 | 771 | 1 | 0 | ||
2023年(20歳) | アメリカ・ミネイロ | コパ・スウアメリカーナ | 6 | 463 | 0 | 0 |
全国選手権 | 20 | 1250 | 2 | 3 | ||
合計 | 26 | 1713 | 2 | 3 | ||
2024年(21歳) | アメリカ・ミネイロ | 全国選手権2部 | 4 | 34 | 0 | 0 |
州選手権 | 9 | 222 | 0 | 2 | ||
合計 | 13 | 256 | 0 | 2 |
イタリック斜体は、2024年8月22日現在の記録。
※ シーズン欄の年齢は、12月31日時点の年齢です。
<代表(世代別含む)経歴>
N/A
<プレースタイル、雑感 etc.>
利き足は左。 身長170㎝、体重不明。(サッカーサイト「oGol」2023年12月14日参照)
細かなタッチのスピードのあるドリブルが得意。 ボールキープ力は高い。
2021年にはU-17州選手権で得点王。 2023年の2ゴールのうち1ゴールは、右サイドからペナルティエリアの手前を内に切れ込み左足で放ったもの。もう1ゴールは、ペナルティエリア左角で右からの流れたクロスボールを拾い、右足の巻き込むシュートでファーサイドのサイドネットを揺らしたもの。左右いずれの足から放たれるシュートも精度は高い。
アメリカ・ミネイロは、育成への投資を強化し、2003年生まれ世代から多くのトップチーム昇格者を輩出している。 その中で、ホドリギーニョは2022年のデビュー年に14試合(うち8試合先発)、2023年にはシーズン前半をケガで棒に振ったものの、シーズン後半にはレギュラーの座を獲得し26試合(うち20試合先発)に出場。弱冠20歳にしてすでに40試合2500分の出場、2得点3アシストを記録している。
チームは残念ながら2023年全国選手権を最下位で終え2部降格となったものの、国際大会のコパ・スウアメリカーナ(ヨーロッパリーグに相当する南米大陸の大会)は過去最高位の準々決勝進出。ホドリギーニョは決勝ラウンドを主力として試合に出場し、この成績に大いに貢献した。
2024年の全国選手権は2部での戦いとなるが、2022年、2023年の全国選手権やコパ・スウアメリカーナでの経験をベースに、若手選手のリーダーとしてチームを牽引し、一年での1部復帰に貢献することが期待されている。