ヴァスコ・ダ・ガマ (Vasco da Gama)
正式名称:Club de Regatas Vasco da Gama
略称:VAS
創立:1898年
本拠:リオデジャネイロ州 リオデジャネイロ
《 主要タイトル & 概要 》
タイトル | 優勝回数 | 優勝年 |
---|---|---|
ブラジル全国選手権 | 4 | 2000, 1997, 1989, 1974 |
コパ・ド・ブラジル | 1 | 2011 |
コパ・リベルタドーレス | 1 | 1998 |
ヴァスコ・ダ・ガマは、リオデジャネイロを本拠地とする4大クラブの一つ。リオデジャネイロ州選手権は1967年以降、4大クラブが独占しており、ヴァスコ・ダ・ガマは、フラメンゴ37回、フルミネンセ33回に次ぐ、24回の優勝回数を誇っている(2023年末現在)。
ヴァスコ・ダ・ガマのサポーターは「ヴァスカイーノ(Vascaíno)」と呼ばれ、チームやサポーターはエンブレムの帆船の帆に描かれた十字から「クルス・マウチーノ(Cruzmaltino)」とも呼ばれる。
2022年2月にクラブはサッカー部門をスポーツ専門株式会社化、併せて発行株式の70%をアメリカ投資会社777パートナーズが取得する合意が行われた。
2006年以降の現行レギュレーションによる全国選手権は2011年の2位が最高。この年は『フリーキックの魔術師』SBジュニーニョ・ペルナンブカーノ(Juninho Pernambucano, 1975)を擁しコパ・ド・ブラジルを制覇している。
ヴァスコ・ダ・ガマ下部組織出身でヴァスコからプロデビューを果たした選手の代表として、1994年にFIFA最優秀選手とFIFAW杯最優秀選手を獲得、同年のブラジル代表の4度目のW杯に貢献し、1993/94シーズンにバルセロナ/ESPでラ・リーガ得点王に輝いたFWホマーリオ(Romário, 1966)が挙げられる。 Jリーグの東京ヴェルディ、鹿島アントラーズ、ヴィッセル神戸で計350試合100得点以上、代表で11試合1得点を記録したMFビスマルク(Bismarck, 1969)もヴァスコ育成出身でヴァスコでプロデビュー。
ブラジル代表として活躍し日本でもプレーしたドゥンガ(1963, 1995-1998年ジュビロ磐田)、ベベト(Bebeto, 1964, 2000年鹿島アントラーズ)、エジムンド(Edmundo, 1971, 2001-02年東京ヴェルディ)は、ヴァスコ・ダ・ガマでのプレー歴がある。(エジムンドはヴァスコでプロデビュー。)
《 直近3年成績(2021年-2023年) 》
大会 | 2023年成績 | 2022年成績 | 2021年成績 |
---|---|---|---|
ブラジル全国選手権 | 15位 | ― | ― |
ブラジル全国選手権2部 | ― | 3位 | 10位 |
コパ・ド・ブラジル | 2回戦敗退 | 2回戦敗退 | ベスト16敗退 |
リオデジャネイロ州選手権 | 準決勝敗退 | 準決勝敗退 | 6位 |
各大会の概要は、当ブログ記事「主要大会と年間日程」を参照ください。
《 全国選手権 順位推移(2006年-2023年) 》
現行レギュレーション(20チームによるホーム&アウェイ方式2回戦総当たり)で開催された2006年以降の全国選手権順位推移。
《 2023年 》
<戦績>
大会 | 試合 | 勝利 | 引分 | 敗北 | 得点 | 失点 | 得失差 | 順位等 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全国選手権 | 38 | 12 | 9 | 17 | 41 | 51 | -10 | 15位 |
コパ・ド・ブラジル | 2 | 1 | 1 | 0 | 4 | 0 | 4 | 2回戦敗退 |
州選手権 | 13 | 7 | 2 | 4 | 23 | 12 | 11 | 準決勝敗退 |
計 |
<全国選手権 年間順位推移>
<振り返り>
【シーズン前・補強】
2022年12月6日、ヴァスコ・ダ・ガマはマウリシオ・バルビエリ(Maurício Barbieri)氏の監督就任を発表。バルビエリ氏はボール支配率を高めた攻撃的なサッカーを志向。2020年シーズン途中に全国選手権1部昇格1年目で育成に重点を置くRBブラガンチーノの監督に就任、全国選手権第8節から指揮を執ると、その年は10位。翌2021年はコパ・スウアメリカーナ(UEFAヨーロッパリーグに相当する南米大陸大会)を準優勝、全国選手権は6位の成績を収める実績を持つ。
選手補強に関しては、州選手権開幕直後の2023年1月17日時点で9選手を約9000万レアル(BRL1=JPY25換算で約22億5000万円)を投じて獲得。
2022年にゴイアスでプレーし得点ランク2位の19得点で全国選手権ベストイレブンに選出されたFWペドロ・ハウーウ(Pedro Raul, 1996)を柏レイソル/JPNから獲得したのを始め、コリンチャンスからSBルーカス・ピトン(Lucas Piton, 2000)、サンパウロからCBレオ(Léo, 1996)、アルゼンチン国籍のFWオレジャノ(Orellano, 2000)、ウルグアイ国籍のSBプーマ・ロドリゲス(Puma Rodríguez, 1997)といった即戦力を獲得。
その後も4月20日に移籍ウィンドウが締まるまでに、GKレオ・ジャルジン(Léo Jardim, 1995)など、最終的に16選手を獲得。一方で、25選手がクラブを去った。
【リオデジャネイロ州選手権】
2023年1月14日に州選手権開幕節を迎えるが、主力選手はプレシーズンのアメリカ遠征のため第3節から出場。第7節クラシコとなるフルミネンセと対戦、試合は相手を圧倒するが、僅かな隙を突かれ2-0の敗戦。しかし、この一戦で新生ヴァスコ・ダ・ガマの評価は一気に上がる。続く第8節はボタフォゴとのクラシコ、前半の内にボタフォゴが2人の退場者を出し2-0の完勝。その後は連勝を収め、第10節には前年のリベルタドーレスとコパ・ド・ブラジルの二冠を制したフラメンゴとの対戦を迎えるが、これも1-0の勝利を収める。
予選ラウンドは7勝2分2敗の成績でフルミネンセに次ぐ2位通過。決勝ラウンド一回戦(準決勝)は、フラメンゴとの再戦となり、1stレグ(A)は2-3の逆転負け、2ndレグ(H)は後半30分過ぎまで1-1の互角の試合を展開するものの、PKによる失点と終了間際の失点で1-3の敗戦、決勝進出を逃す。 しかし、フラメンゴとの準決勝は、地力の差を感じさせられたが、内容は見劣らず、いいイメージで全国選手権を迎えることができるように思われた。
【コパ・ド・ブラジル】
2023年2月23日のコパ・ド・ブラジル一回戦全国選手権4部トレン戦は4-0の完勝。
3月16日の二回戦、全国選手権2部ABC戦は、フラメンゴとの州選手権準決勝の狭間の試合。ABCの中盤の厳しいマークとピッチを左右に広く使った攻撃に苦戦、後半30分を過ぎるころには猛攻を仕掛けるがゴールを奪えない。90分を0-0で終えPK戦に持ち込まれると、ABCは3人目が枠を外すが、ヴァスコは5人目、7人目がシュートを枠に収めることができず5-6の敗戦、2年連続二回戦でコパ・ド・ブラジルを後にした。
【全国選手権】
コパ・ド・ブラジルの敗退はあったものの、チーム作りが上手く進み、州選手権で手ごたえを掴んで2023年4月15日全国選手権開幕節アトレチコ・ミネイロ戦を迎える。 開幕節は2-1の勝利、第2節パウメイラス戦は2-2の引分け。優勝候補に挙げられる強豪との連戦で勝ち点4を獲得する。しかし、先制はしたものの、その後は圧倒的な攻撃を耐え忍ぶ内容で、ボールを支配する州選手権での戦いぶりと一転した内容に終える。
第3節バイーア戦では、ボールを支配するものの相手守備網を攻略できず、カウンターから多くのピンチを招き0-1の敗戦。その後も、強豪フルミネンセとは耐え忍ぶサッカー、続くコリチバ、サントスとの試合では、守備網を崩せない試合が続く。
州選手権では、大ベテランMFネネー(Nenê, 1981)がチームに落ち着きを与えていたが、ネネーは州選手権終了に合わせ退団。若いチームは、精神的な支柱を失い、一度混乱に陥ると試合中に落ち着きを取り戻せなくなる。
第7節サンパウロ戦での2-4の敗戦を皮切りに、4戦連続複数失点(計12失点)で4連敗。 6月22日第11節、降格圏に低迷するゴイアスとの試合で0-1で敗れると、ヴァスコ・ダ・ガマはバルビエリ監督を解任。バルビエリ監督は全国選手権1勝3分7敗の成績でヴァスコを去る。
7月の移籍ウィンドウに入り、クラブは新たに9選手を獲得。その中には、チリ代表でボローニャ/ITAを退団したVOLメデル(Medel, 1987)、7月末に終えたアルゼンチンリーグで得点王となる13得点を挙げたFWベヘッチ(Vegetti, 1988)が含まれた。(その一方でシーズン前に大きな期待を受け入団したFWペドロ・ハウーウは退団。)
第12節こそ、監督代行のもと、クイアバを相手に1-0の勝利を収めるものの、再び連敗。 7月23日第15節アトレチコ・パラナエンセ戦から、ラモン・ディアス(Ramón Díaz)監督が指揮を執る。ラモン・ディアス監督は、ハードワークをすることを要求し、高い位置でのプレスや素早い寄せを選手に促すが、僅かな隙をゴールに繋げられ、0-2、1-3の連敗を喫する。
采配3試合目となる8月6日第17節グレミオ戦、ラモン・ディアス監督はVOLメデルをCBに起用。CBが本職のホビソン・バンブーを右SB、それまで出場機会に恵まれていなかったVOLゼ・ガブリエウ(Zé Gabriel, 1999)をプリメイロボランチに抜擢。攻撃的なポジションはFWガブリエウ・ペッキを除き、顔ぶれを一新。すると、ボール保持率は高まり、守備が安定。後半35分、途中出場でクラブデビューを果たしたFWベヘッチのゴールで、上位争いを繰り広げるグレミオを相手に1-0の勝利。
第17~22節は、得点失点共に1点以下のロースコアゲームで2勝2分1敗で結果がついてくると、守備→攻撃の移行がスムーズになり、第23節フルミネンセ戦を4-2、第24節コリチバ戦を5-1の勝利。第26節サントス戦は前がかりになり4失点の敗戦を喫するが、翌節以降は3試合連続で無失点。
選手起用の面では、GKレオ・ジャルジン、CBメデル、MFパウリーニョ・パウラ、FWガブリエウ・ペッキ、FWベヘッチを軸としながらも、各ポジションで競争を促すように多くの選手をピッチに送り、選手層に厚みをつける。
その後もチームは2度の3連勝など勝ち点を積み上げていくが、残留を争うバイーア、サントスも勝ち点を伸ばし、残留争いは最終節にもつれ込む。
16位で迎えた12月6日最終節RBブラガンチーノ戦。RBブラガンチーノから期限付き移籍加入中のMFプラシェデス(Praxedes, 2002)を契約違反の罰金100万レアル(約3000万円)を課されながら先発に起用。1-1で迎えた後半19分に、7月の加入直後はスタメン起用が続いたものの、第23節以降は僅か3試合76分の出場に過ぎなかったFWセルジーニョ(Serginho, 1995)を投入。このFWセルジーニョが後半37分に決勝ゴールをマークし、勝ち点3を獲得。ラモン・ディアス監督の好采配で自力で1部残留を勝ち取った。
選手権前半 : 4勝 4分11敗、得点15失点29 選手権後半 : 8勝 5分 6敗、得点26失点22 選手権合計 : 12勝 9分17敗、得点41失点51
選手権ホーム : 9勝 2分 8敗、得点24失点23 選手権アウェイ : 3勝 7分 9敗、得点17失点28
得点数41 : リーグ14位タイ 失点数51 : リーグ 7位(の多さ)
ラモン・ディアス監督は、適材適所に選手を配置。本来と異なるポジションでの選手起用は、上述のメデルやホビソン・バンブーだけでなく、右サイドでのプレーが続いたFWガブリエウ・ペッキに左サイドを中心に広いプレーエリアでプレーする自由を与え、VOLマルロン・ゴメス(Marlon Gomes, 2003)を1.5列目や2列目の高い位置で起用し、高いボール奪取力とボールキープ力を前線で活用。
また、干されていた格好のVOLゼ・ガブリエウを筆頭に、出場機会を失っていた多くの選手にチャンスを与え、戦術の浸透を図り、来季に繋がる選手層を構築しシーズンを終えた。
【代表(世代別含む)招集、若手選手の国外移籍など】
〇VOLアンドレイ・サントス(Andrey Santos, 2004): 1月にチェルシー/ENGへ移籍。しかし、就労ビザが取得できず、6月末まで期限付き移籍でヴァスコ・ダ・ガマでプレー。 〇FWエギナウド(Eguinaldo, 2004) : 7月にシャクタルドネツク/UKRに移籍。2022年の1部昇格に貢献。2022年9月、2023年4月にU-20代表として計4試合に出場する経歴を持つ。
2023年は、以下の大会等でトップチーム、育成カテゴリーに所属する選手が世代別代表に招集または試合出場を果たした。
<2023年3月 国際親善試合モロッコ戦> 〇VOLアンドレイ・サントス(Andrey Santos, 2004)
<2023年10月開幕 パンアメリカン競技大会U-23代表> 〇CBミランダ(Miranda, 2000) 〇FWフィゲイレード(Figueiredo, 2001)
<2023年9月 U-23国際親善試合> 〇VOLマルロン・ゴメス(Marlon Gomes, 2003)
<2023年11月 U-23代表合宿> 〇FWガブリエウ・ペッキ(Gabriel Pec, 2001)
<2023年1月開幕 U-20南米ユース選手権> 〇VOLアンドレイ・サントス(Andrey Santos, 2004) 〇VOLマルロン・ゴメス(Marlon Gomes, 2003)
<2023年4月 U-20代表国際親善試合> 〇VOLアンドレイ・サントス(Andrey Santos, 2004) 辞退 〇VOLマルロン・ゴメス(Marlon Gomes, 2003) 辞退 〇FWエギナウド(Eguinaldo, 2004)
<2023年5月開幕 U-20W杯> 〇VOLアンドレイ・サントス(Andrey Santos, 2004) 〇VOLマルロン・ゴメス(Marlon Gomes, 2003)
<2023年3月開幕 南米U-17選手権> 〇GKフィリピ・ガブリエウ(Phillipe Gabriel, 2006) 〇VOLマテウス・フェヘイラ(Matheus Ferreira, 2006) 〇FWハイアン(Rayan, 2006)
<2023年11月開幕 U-17W杯> 〇GKフィリピ・ガブリエウ(Phillipe Gabriel, 2006) 〇VOLマテウス・フェヘイラ(Matheus Ferreira, 2006) 〇FWハイアン(Rayan, 2006)
余談ではあるが、イタリア国籍を持つSBルーカス・ピトン(Lucas Piton, 2000)が6月の欧州ネーションズリーグに向けたイタリア代表の事前登録メンバーに名を連ねた。
<チーム内個人成績・記録>
* 参照元:サッカーサイト「Ogol」
記録 | 選手 | 公 式 戦 計 | 全 国 選 手 権 | ブ ラ ジ ル 杯 | 州 選 手 権 |
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最多試合出場 | ガブリエウ・ペッキ Gabriel Pec FW, 2001 | 50 | 37 | 2 | 11 |
(2位) | ルーカス・ピトン Lucas Piton SB, 2000 | 49 | 37 | 2 | 10 |
(3位) | レオ・ジャルジン Léo Jardim GK, 1995 | 47 | 38 | 2 | 7 |
最多出場時間 | レオ・ジャルジン Léo Jardim GK, 1995 | 4230 | 3420 | 180 | 630 |
(2位) | ルーカス・ピトン Lucas Piton SB, 2000 | 4229 | 3282 | 146 | 801 |
(3位) | レオ Léo CB, 1996 | 3797 | 2717 | 180 | 900 |
最多得点タイ | ガブリエウ・ペッキ Gabriel Pec FW, 2001 | 14 | 8 | 0 | 6 |
(2位) | ベヘッチ Vegetti FW, 1988 | 10 | 10 | 0 | 0 |
(3位) | ペドロ・ハウーウ Pedro Raul FW, 1996 | 9 | 2 | 1 | 6 |
最多アシスト | ルーカス・ピトン Lucas Piton SB, 2000 | 7 | 4 | 1 | 2 |
(2位) | アレックス・テイシェイラ Alex Teixeira FW, 1990 | 6 | 3 | 0 | 3 |
(3位) | ガブリエウ・ペッキ Gabriel Pec FW, 2001 | 5 | 4 | 0 | 1 |
最多デュエル勝利 | ガブリエウ・ペッキ Gabriel Pec FW, 2001 | – | 109 | – | – |
(2位) | ベヘッチ Vegetti FW, 1988 | – | 95 | – | – |
(3位) | ジャイール Jair VOL, 1994 | – | 90 | – | – |
最多キーパス | ルーカス・ピトン Lucas Piton SB, 2000 | – | 38 | – | – |
(2位) | ガブリエウ・ペッキ Gabriel Pec FW, 2001 | – | 20 | – | – |
(3位) | プーマ・ロドリゲス Puma Rodríguez SB, 1997 | – | 18 | – | – |
最多CBI | レオ Léo CB, 1996 | – | 87 | – | – |
(2位) | ルーカス・ピトン Lucas Piton SB, 2000 | – | 82 | – | – |
(3位) | ホビソン・バンブー Robson Bambu CB, 1997 | – | 64 | – | – |
※ デュエル勝利 : 一対一でのイーブンボールの奪い合いでボールを獲得すること キーパス : パスの受け手がシュートを打てた時にカウントされる指標 CBI : クリア、ブロック、インターセプト
《 2024年にむけて 》
2023年12月15日に、ラモン・ディアス監督の2025年末までの契約更新が発表。
終盤戦の主力選手の多くが残留を見込まれるが、ホビソン・バンブーなど一部の期限付き移籍選手、および、シーズン前半を支えたFWアレックス・テイシェイラ(Alex Teixeira, 1990)は契約満了により退団。
リール/FRA、ボカ・ジュニオルス/ARG、アトレチコ・ミネイロでのプレー歴のあるパラグアイ代表CBジュニオール・アロンソ(Júnior Alonso, 1993)の獲得、および、RBブラガンチーノからの期限付き移籍でプレーしたMFプラシェデスの買取を交渉中。
CBメデル(Medel, 1987)、FWベヘッチ(Vegetti, 1988)に加え、8月加入で要所で起用され違いを作り出した元フランス代表MFディミトリ・パイェ(Dimitri Payet, 1987)のベテラン勢。
シーズン終盤に中盤の核となったVOLゼ・ガブリエウ(Zé Gabriel, 1999)、MFパウリーニョ・パウラ(Paulinho Paula, 1997)。年間を通しチームを支えたFWガブリエウ・ペッキ(Gabriel Pec, 2001)、GKレオ・ジャルジン(Léo Jardim, 1995)、SBルーカス・ピトン(Lucas Piton, 2000)などの中堅選手。
VOLマルロン・ゴメス(Marlon Gomes, 2003)や、終盤に多くの出場機会をえたFWエリキ・マルクス(Erick Marcus, 2004)などの下部組織出身の若手選手。
2023年12月19日時点で、各ポジションに複数の選手が揃い、バランスの取れた年齢構成の選手層となっており、今後はピンポイントの補強を施し、2024年シーズンを迎えるものと思われる。