クルゼイロ (Cruzeiro)
正式名称:Cruzeiro Esporte Clube
略称:CRU
創立:1921年
本拠:ミナスジェライス州 ベロオリゾンテ
《 主要タイトル & 概要 》
タイトル | 優勝回数 | 優勝年 |
---|---|---|
ブラジル全国選手権 | 4 | 2014, 2013, 2003, 1966 |
コパ・ド・ブラジル | 6 | 2018, 2017, 2003, 2000, 1996, 1993 |
コパ・リベルタドーレス | 2 | 1997, 1976 |
ミナスジェライス州ベロオリゾンテに本拠を置く名門クラブ。愛称は『ハポーザ(Raposa, 狐の意)』。
コパ・ド・ブラジルはクラブ別最多の6度の優勝、全国選手権は4度の優勝を誇る。
実力、人気共に高いクラブだが、長い間財政面に問題があり、2013年、2014年の全国選手権連覇後に人件費を抑制するために主力選手を放出し低迷。2017年、2018年コパ・ド・ブラジル連覇後も同様に過ちを繰り返し、さらには、クラブの闇社会との取引に関して警察当局による捜査が入るなど、クラブは混乱。2019年にクラブ史上初めて2部に降格する。
2部に降格すると、脆弱な財政がさらに悪化、コロナ禍も加わり負債は雪だるま式に膨らみ、クラブ存続の問題にまで及ぶ。
クルゼイロは、2021年12月、ブラジルで初のSAFの適用を決議。
【SAFとは】 SAFとはサッカー(スポーツ)専門株式会社(Sociedade Anônima do Futebol)のこと。ブラジルでは2018年12月に導入が提案され、3年間検討が進められた後、2021年8月、法令により法人形態の一つとして認めらた。 クラブは非営利団体のため、収入は組織の運営管理に関する資金に充てられ、長期的な投資に向かず、また、まとまった資金調達を行う手段が実質的にないため、一度財務的な問題が生じるとその解決は容易ではない。 それに対し、SAFは営利企業。株式発行による資金調達が可能となり、さらにブラジルでは、税制上の優遇措置や、組織再建にあたって滞留している公的債務の支払(返済)について特例措置が適用されるなどのメリットがある。一方で、営利企業としての組織体制の確立が必要となり、証券取引委員会による監査対象になるなど、高い経営の健全性、透明性が要求される。
クラブOBで、2002年W杯得点王、FIFA最優秀選手賞を3度、バロンドールを2度受賞するホナウド・ナザリオ(Ronaldo Nazário, 1976)氏が、SAFが発行する株式の90%を約4億レアル(当時のレートで約80億円)で取得する。
2022年は新オーナーホナウド氏のもと、ホナウドプロジェクトが発足。クラブ組織の改革と並行して、サッカーの現場でも大改革を実施。すべての選手契約を見直し、高給の選手については契約解除や売却を進め、加入する多くの選手は数か月から一年未満の短期契約。結果を残せば契約を延長、外部からのオファーがあれば売却、結果を残せなければ契約満了と同時に退団、というドライな施策で、収支面、戦力面で戦えるチームを構築。この施策は成功し、クルゼイロは過去最速、第31節での2部優勝を飾った。
クルゼイロの下部組織で育ちプロデビューを果たした選手として、まず挙げられるのは前述の現オーナーFWホナウド・ナザリオ。 2024年1月にバルセロナ/ESPへ移籍するFWヴィトル・ホッキ(Vitor Roque, 2005)は、アメリカ・ミネイロ下部組織からクルゼイロ下部組織に加入し、クルゼイロでデビューを飾った後、アトレチコ・パラナエンセへ移籍している。
《 直近3年成績(2021年-2023年) 》
大会 | 2023年成績 | 2022年成績 | 2021年成績 |
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ブラジル全国選手権 | 15位 | ー | ー |
ブラジル全国選手権2部 | ー | 優勝 | 14位 |
コパ・ド・ブラジル | ベスト16敗退 | ベスト16敗退 | 3回戦敗退 |
ミナスジェライス州選手権 | 準決勝敗退 | 準優勝 | 準決勝敗退 |
各大会の概要は、当ブログ記事「主要大会と年間日程」を参照ください。
《 全国選手権 順位推移(2006年-2023年) 》
現行レギュレーション(20チームによるホーム&アウェイ方式2回戦総当たり)で開催された2006年以降の全国選手権順位推移。
《 2023年 》
<戦績>
大会 | 試合 | 勝利 | 引分 | 敗北 | 得点 | 失点 | 得失差 | 順位等 |
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全国選手権 | 38 | 11 | 14 | 13 | 35 | 32 | 3 | 15位 |
コパ・ド・ブラジル | 4 | 1 | 1 | 2 | 3 | 3 | 0 | ベスト16敗退 |
州選手権 | 10 | 3 | 3 | 4 | 12 | 11 | 1 | 準決勝敗退 |
計 | 52 | 15 | 18 | 19 | 50 | 46 | 4 |
<全国選手権 年間順位推移>
<振り返り>
【シーズン前・補強】
2022年にチームを率い1部昇格を果たしたウルグアイ国籍のパウロ・ペツォラーノ(Paulo Pezzolano)氏が監督を続投。
前年から残留した主力選手は、GKハファエウ・カブラウ(Rafael Cabral, 1990)、CBルーカス・オリヴェイラ(Lucas Oliveira, 1996)、VOLフィリピ・マシャード(Filipe Machado, 1996)、FWブルーノ・ホドリゲス(Bruno Rodrigues, 1997)などほんの僅か。
2022年チーム内得点王のエドゥ(Edu, 1993)は中東へ期限付き移籍(その後7月にコリチバへ完全移籍)。2022年に年間を通じて最終ラインを支えたCBエドゥアルド・ブロッキ(Eduardo Brock, 1991)はシーズン開幕直後の2月にセロ・ポルテーニョ/PARへ売却するなど、2022年にクルゼイロでプレーした多くの選手が退団。
一方で、加入選手も多く、4月上旬に移籍ウィンドウが締まるまでに、新たに契約を結んだ選手は約20選手に達した。
【ミナスジェライス州選手権】
2023年1月21日にミナスジェライス州選手権が開幕。次々と加入する選手を起用し試合を重ねていくが、軸となる布陣を構築することができず予選ラウンドを3勝3分2敗と苦しむ。しかし、辛うじて上位4チームが進出する決勝ラウンドに駒を進める。
準決勝の相手はアメリカ・ミネイロ。 前年の全国選手権で10位につけたアメリカ・ミネイロは、予選ラウンド第3節で0-1で敗れてはいるものの、このタイミングでの再戦は、一か月後に控えた全国選手権に向けて現状のチーム力を測るには絶好の相手。 しかし、結果は、3月11日(H)0-2、3月19日(A)1-2の連敗。
クルゼイロは、2ndレグ終了後にペツォラーノ監督を解任する。
【コパ・ド・ブラジル】
クルゼイロは、ペツォラーノ監督解任の翌日3月20日にポルトガル国籍のペパ(Pepa)監督の就任を発表。
前年の全国選手権2部優勝を受け、三回戦から出場するコパ・ド・ブラジル。 その三回戦は2023年4月13日全国選手権3部ナウチコとの対戦。1stレグは、ペパ監督が就任し、約25日が経過した監督の初采配試合。ボールを握り、相次いで相手ゴールに迫るがゴールが奪えない。後半35分を過ぎて相手に試合の主導権を奪われると後半43分に失点。 しかし、4月25日2ndレグは、後半9分に先制点を奪うと、後半45分に2試合合計2-1となる逆転ゴール。しっかり勝ち切り準々決勝に駒を進める。
5月17日準々決勝グレミオ戦アウェイでの1stレグは、前半8分に先制するも後半34分に追いつかれ1-1の同点。 5月31日ホームでの2ndレグは、立ち上がりから試合を有利に運ぶも前半27分に失点。同点に追いつくべくカウンターのケアも施し相手陣に押し込むが、24本のシュート、7本の枠内シュートも報われず、試合はそのまま0-1でタイムアップ。
コパ・ド・ブラジルは前年に続き準々決勝で涙をのんだ。
【全国選手権】
2023年4月16日に迎えた全国選手権開幕節コリンチャンス戦、クルゼイロにとっては4年ぶりの全国選手権1部の舞台。ペパ監督にとっては采配2試合目。ボールを支配しようとする意図は見えたものの、効果的にゴール前に迫ることができず、試合は1-2の黒星に終える。
4月22日第2節グレミオ戦では選手間の連係が大幅に改善。攻撃面では選手同士が適度な距離を取り、ボール保持者を頂点に大小2つの三角形を作ってボールを繋ぎ、守備面でも適度な距離は維持され、相手のボールの出どころ、出しどころへ素早く寄せが入り、次々と攻撃の芽を摘みとっていく。グレミオは中盤を省略し前線にロングボールを送るようになるが、最終ラインがしっかりと対応。フィニッシュに課題が残り、最少得点差の1-0という結果に終わったが、試合内容では相手を圧倒し、全国選手権初白星をホームで飾った。
第3節、第4節を連勝。第5節は敗れたものの、第6節には4-0の完勝を収め、チームはこのまま勢いに乗るかと思われた。 しかし、的確なカバーリングと高いボール奪取力で際立つ存在感をみせていたプリメイロVOLヒシャルジ(Richard, 1994)が第4節後に離脱。守備では高い位置で相手にプレスをかけ、攻撃では後方と前線のつなぎ役として試合をコントロールしていたセグンドVOLハミーロ(Ramiro, 1993)が第7節終了後に離脱。
ボランチの2選手を失うと少しずつ歯車が狂いだし、フィニッシュの精度も再び課題として浮かび上がる。多くの試合でボールを支配し相手を大幅に上回る数のシュートを放つものの得点が奪えない。 7月には、FWアルトゥール・ゴメス(Arthur Gomes, 1998)、MFマテウス・ペレイラ(Matheus Pereira, 1996)、FWハファエウ・エリアス(Rafael Elias, 1999)と攻撃的なポジションに即戦力の補強を進めるが、得点力不足は解消しない。
第7~21節の15試合は得点数が9。ボールを保持する時間が長く守備陣の破綻もないので失点は抑制されたが、無得点試合が9試合を数えては勝ち星は増えない。この期間に複数得点試合を2試合記録するが、いずれもリードを守り切れず引分けに終え、この15試合は2勝7分6敗。 第21節グレミオ戦を0-3の敗戦で終えると、クラブは試合終了後にペパ監督を解任。ペパ監督は全国選手権6勝7分8敗の成績を残しクルゼイロを去る。
フェルナンド・セアブラ(Fernando Seabra)監督代行の下、第22節を0-0で凌ぐと、9月14日第23節サントス戦からゼ・ヒカルド(Zé Ricardo)監督が指揮を執る。ゼ・ヒカルド監督は自陣での固い守備からピッチを横に広く使った速い攻撃を展開する戦術を得意とし、ペパ監督の戦術とは大きく異なるが、それが功を奏したのか、サントス戦を3-0の完勝。幸先の良い滑り出しを切る。
続く6試合は2勝2分2敗の五分の成績を残すが、その後よもやの3連敗。下位チームが監督交代を機に勝ち点を積み重ねる中、第32節終了後には1試合未消化とは言え、降格圏の17位に転落する。 クラブは、ゼ・ヒカルド監督を解任。8月にスポーツディレクターに就任していたパウロ・アウトゥオーリ(Paulo Autuori)氏に監督代行としてこの苦境を託す。
パウロ・アウトゥオーリ監督代行は、ボールを支配する戦術に回帰すると、チームを立て直し、VOLイアン・ルーカス(Ian Luccas, 2003)を残り6試合すべてに先発に抜擢、MFジャパ(Japa, 2004)やFWホベルチ(Robert, 2005)を途中交代や先発でピッチに送り込むなど、残留争いの渦中にあって経験の浅い若手選手を積極的に起用する大胆な采配を執る。
残り5~6節を迎え残留争いのライバルが足踏みする中、パウロ・アウトゥオーリ監督代行は、初めの3試合を2勝1分で勝点7を積み上げると、続く第36節アトレチコ・パラナエンセ戦を引分けに終え実質的に残留を確定。第37節ボタフォゴ、第38戦パウメイラスとの今季優勝争いを繰り広げた強豪との対戦では互角以上の試合内容で引分けに終え、再昇格一年目のシーズンを締めくくった。
選手権前半 : 6勝 6分 7敗、得点19失点16 選手権後半 : 5勝 8分 6敗、得点16失点16 選手権合計 : 11勝14分13敗、得点35失点32
選手権ホーム : 4勝 8分 7敗、得点14失点17 選手権アウェイ : 7勝 6分 6敗、得点21失点15
得点数35 : リーグ20位 失点数32 : リーグ19位タイ(最少タイ)
【世代別代表】
<U-20代表>
〇左SBカイキ・ブルーノ(Kaiki Bruno, 2003) … 1月開幕 U-20南米ユース選手権、 5月開幕 U-20W杯 〇CBウェヴェルトン(Weverton, 2003) … 1月開幕 U-20南米ユース選手権(開幕節開始10分過ぎの骨折で途中離脱) 〇FWエステーニオ(Stênio, 2003) … 1月開幕 U-20南米ユース選手権 〇VOLイアン・ルーカス(Ian Luccas, 2003) … 4月 U-20代表国際親善試合 〇CBフアン・サントス(Ruan Santos, 2003) … 4月 U-20代表国際親善試合
<U-17代表>
〇MFフアン・ガブリエウ(Rhuan Gabriel, 2006) … 3月開幕 南米U-17選手権
<チーム内個人成績・記録>
* 参照元:サッカーサイト「Ogol」
記録 | 選手 | 公 式 戦 計 | 全 国 選 手 権 | ブ ラ ジ ル 杯 | 州 選 手 権 |
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最多試合出場 | ハファエウ・カブラウ Rafael Cabral GK, 1990 | 51 | 37 | 4 | 10 |
(2位) | ブルーノ・ホドリゲス Bruno Rodrigues FW, 1997 | 49 | 35 | 4 | 10 |
(3位) | フィリピ・マシャード Filipe Machado VOL, 1996 | 43 | 35 | 4 | 4 |
最多出場時間 | ハファエウ・カブラウ Rafael Cabral GK, 1990 | 4590 | 3330 | 360 | 900 |
(2位) | ブルーノ・ホドリゲス Bruno Rodrigues FW, 1997 | 4017 | 2822 | 304 | 891 |
(3位) | マルロン Marlon SB, 1997 | 3637 | 3203 | 344 | 90 |
最多得点 | ブルーノ・ホドリゲス Bruno Rodrigues FW, 1997 | 13 | 8 | 1 | 4 |
(2位) | ジウベルト Gilberto FW, 1989 | 6 | 3 | 0 | 3 |
(3位タイ) | ニカォン Nikão FW, 1992 | 4 | 2 | 0 | 2 |
(3位タイ) | ウェズレイ・ヒベイロ Wesley Ribeiro FW, 1999 | 4 | 4 | 0 | 0 |
最多アシスト | ブルーノ・ホドリゲス Bruno Rodrigues FW, 1997 | 7 | 4 | 1 | 2 |
(2位) | フィリピ・マシャード Filipe Machado VOL, 1996 | 4 | 2 | 2 | 0 |
(3位タイ) | ニカォン Nikão FW, 1992 | 3 | 3 | 0 | 0 |
(3位タイ) | ウィリアン・フルタド William Furtado SB, 1995 | 3 | 3 | 0 | 0 |
(3位タイ) | マルロン Marlon SB, 1997 | 3 | 2 | 0 | 1 |
最多デュエル勝利 | マルロン Marlon SB, 1997 | – | 187 | – | – |
(2位) | ブルーノ・ホドリゲス Bruno Rodrigues FW, 1997 | – | 173 | – | – |
(3位) | ウェズレイ・ヒベイロ Wesley Ribeiro FW, 1999 | – | 169 | – | – |
最多キーパス | マルロン Marlon SB, 1997 | – | 56 | – | – |
(2位) | ルーカス・シウヴァ Lucas Silva MF, 1993 | – | 45 | – | – |
(3位) | ブルーノ・ホドリゲス Bruno Rodrigues FW, 1997 | – | 44 | – | – |
最多CBI | ルシアーノ・カスタン Luciano Castán CB, 1989 | – | 168 | – | – |
(2位) | ネリス Neris CB, 1992 | – | 118 | – | – |
(3位) | マルロン Marlon SB, 1997 | – | 106 | – | – |
※ デュエル勝利 : 一対一でのイーブンボールの奪い合いでボールを獲得すること キーパス : パスの受け手がシュートを打てた時にカウントされる指標 CBI : クリア、ブロック、インターセプト
《 2024年にむけて 》
(2023年12月19日現在の動向)
2023年12月20日、2024年に向けた監督としてニコラス・ラルカモン(Nicolás Larcamón)氏の就任を発表。同氏は1984年生まれのアルゼンチン国籍。契約期間は2年。クラブ・レオン/MEXを率いて2023年CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)チャンピオンズリーグを制覇。クラブW杯浦和レッドダイヤモンズ戦に敗れクラブ・レオン監督を解任されていた。
<退団> チーム内最多CBIを記録したCBルシアーノ・カスタン(Luciano Castán, 1989)が全国選手権2部エスポルチと契約を締結。 チーム内得点王FWブルーノ・ホドリゲス(Bruno Rodrigues, 1997)は、2023年12月19日にパウメイラスが獲得を発表。 今季の主役の一人、左SBマルロン(Marlon, 1997)は2024年末までの契約を有するが、自身は契約期間の延長を希望。インテルナシオナウを始め他チームからの関心も高く、条件次第では退団の可能性も。 大きな期待を浴びてシーズン前に2年契約で加入したFWジウベルト(Gilberto, 1989)だったが、その期待に応えることができず、10月以降はベンチ入りもなく構想外。契約解除を視野に交渉中。 2023年末に契約満了を迎える選手の多くが契約に準じて退団する見込み。
<加入> 2022年にクルゼイロでプレーしたCBゼ・イヴァウド(Zé Ivaldo, 1997)は、2023年シーズン前に期限付き移籍元のアトレチコ・パラナエンセに復帰したが8月以降はベンチ入りもなく構想外。すでにクルゼイロで非公式にトレーニングをしており、正式な加入発表は目前。 2022年にクルゼイロでプレーしたFWハファ・シウヴァ(Rafa Silva, 1992)が復帰。2014‐16年にアルビレックス新潟、2017年に浦和レッドダイヤモンズでプレー。2023年は全北現代モータース/KORでプレー。
ボタフォゴ所属で単年契約のVOLマルロン・フレイタス(Marlon Freitas, 1995)、アメリカ・ミネイロ所属でチーム内最多アシスト、最多ボール奪取を記録したVOLエマヌエル・マルチネス(Emmanuel Martínez, 1994)の両ボランチに関心を示しめしているが、後者は複数年契約を結んでおり、他チームからの関心も高く、障害は高い。 いずれにしても、ボール奪取力の高いボランチの獲得の優先順位が高いようだ。