アトレチコ・パラナエンセ (Athletico Paranaense)
正式名称:Club Athletico Paranaense
略称:CAP
創立:1924年
本拠:パラナ州 クリチバ
《 主要タイトル & クラブ概略 》
タイトル | 優勝回数 | 優勝年 |
---|---|---|
ブラジル全国選手権 | 1 | 2001 |
コパ・ド・ブラジル | 1 | 2019 |
コパ・スウアメリカーナ | 2 | 2021, 2018 |
パラナ州クリチバで人気・実力をコリチバと二分する名門クラブ。コリチバとのクラシコは『アトレチーバ(Atletiba)』と呼ばれている。 パラナ州選手権の優勝回数27回は、39回のコリチバに次ぐ2位の記録。 チームおよびサポーターの愛称は『フーラカォン(Furacão, 台風の意)』。
アトレチコ・パラナエンセの下部組織出身で同クラブからプロデビューを果たした選手の一人として、VOLフェルナンジーニョ(Fernandinho, 1985)が挙げられる。フェルナンジーニョは、アトレチコ・パラナエンセでのデビュー後、シャクタルドネツク/UKR、マンチェスターシティ/ENGを経て、2023年は再びアトレチコ・パラナエンセでプレー。2014年、2018年W杯代表。 現役のブラジル代表では、SBヘナン・ロッジ(Renan Lodi, 1998)が該当する。
《 直近3年成績(2021年-2023年) 》
大会 | 2023年成績 | 2022年成績 | 2021年成績 |
---|---|---|---|
ブラジル全国選手権 | 8位 | 6位 | 14位 |
コパ・ド・ブラジル | 準々決勝敗退 | 準々決勝敗退 | 準優勝 |
コパ・リベルタドーレス | ベスト16敗退 | 準優勝 | ― |
コパ・スウアメリカーナ | ― | ― | 優勝 |
パラナ州選手権 | 優勝 | 準決勝敗退 | 準決勝敗退 |
ヘコパ・スウアメリカーナ | ― | 準優勝 | ― |
各大会の概要は、当ブログ記事「主要大会と年間日程」を参照ください。
《 全国選手権 順位推移(2006年-2023年) 》
現行レギュレーション(20チームによるホーム&アウェイ方式2回戦総当たり)で開催された2006年以降の全国選手権順位推移。
《 2023年 》
<戦績>
大会 | 試合 | 勝利 | 引分 | 敗北 | 得点 | 失点 | 得失差 | 順位等 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
コパ・リベルタドーレス | 8 | 5 | 1 | 2 | 12 | 7 | 5 | ベスト16敗退 |
全国選手権 | 38 | 14 | 14 | 10 | 51 | 43 | 8 | 8位 |
コパ・ド・ブラジル | 6 | 2 | 0 | 4 | 6 | 9 | -3 | 準々決勝敗退 |
パラナ州選手権 | 17 | 15 | 2 | 0 | 39 | 9 | 30 | 優勝 |
計 | 69 | 36 | 17 | 16 | 108 | 68 | 40 |
<全国選手権 年間順位推移>
<振り返り>
【シーズン前・補強】
2022年のチームを率いたルイス・フェリピ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari、通称フェリポン)監督が退任しスポーツディレクターに就任。フェリポンのアシスタンスコーチを務めていたパウロ・トゥーハ(Paulo Turra)氏が2023年に向けた監督として就任する。
選手構成については、右SBアビネル(Abner, 2000)がレアルベティス/ESPへ移籍、代わるようにサントスから右SBマジソン(Madso, 1992)を獲得。センターバックにレンタルバックのCBゼ・イヴァウド(Zé Ivaldo, 1997)、CBカイキ・ホッシャ(Kaique Rocha, 2001)が加入し選手層を厚くする。若手が多いFW陣にはシーズン開幕後に、クルゼイロ、パウメイラスで多くのタイトルを獲得したベテランFWウィリアン・ビゴージ(Willian Bigode, 1986)を期限付き移籍で獲得。中盤に大きな変動はなくシーズンが始まる。
【パラナ州選手権】
コリチバと2強を構成するパラナ州選手権は2023年4月14日に開幕。 開幕節ヒオ・ブランコ-PR戦で4-0の勝利を収めると、第7節コリチバとの対戦は1-1の引き分けに終えたものの、予選ラウンドは10勝1分、首位で決勝ラウンドに進出する。 州選手権は予選第10節までセンターフォワードのFWヴィトル・ホッキ(Vitor Roque, 2005)をU-20南米ユース選手権で欠くが、FWパブロ(Pablo, 1992)が開幕節でのハットトリックなど予選10試合に出場し9得点1アシスト。チームの躍進を大いに支えた。
決勝ラウンドは準々決勝と準決勝はホーム&アウェイ、決勝戦は一発勝負。 予選第11節でFWヴィトル・ホッキが合流するとFWパブロとの共闘。決勝ラウンドでFWヴィトル・ホッキが4試合4得点2アシストを記録すれば、FWパブロも5試合1得点1アシスト。チームは17試合15勝2分、39得点9失点の圧倒的な内容で州選手権制覇を果たした。
【コパ・ド・ブラジル】
リベルタドーレス出場のため、コパ・ド・ブラジルは三回戦からの出場。
三回戦の対戦相手は全国選手権2部のCRB。 州選手権決勝から中2日で行われた2023年4月12日(A)は、前半8分にFWヴィトル・ホッキがクロスボールを押し込むが、VARの検証でサイドへボールが送られた際にオフサイドがありゴールは認められない。その後試合は一進一退の攻防。後半11分に先制点を奪われると最後までゴールを奪えず、今季19戦目にして初の黒星を喫する。
4月25日(H)2ndレグは、前半9分に先制点を奪われ2試合合計で2点差にリードを広げられる。しかし、後半から出場したMFアレックス・サンタナ(Alex Santana, 1995)が、後半18分、36分にゴールを奪い、試合はPK戦へ。GKベントが1人目をストップ、CRB2人目のPKは枠を捉えず、一方のアトレチコ・パラナエンセは全員が成功させ、辛うじてベスト16へ進出を果たす。
ベスト16の対戦相手は、1stレグの時点で全国選手権で首位を走るボタフォゴ。 5月17日(H)1stレグは、中盤をコンパクトに保ち、素早いマークでボタフォゴに攻撃の時間を与えず、ボールを奪ってはテンポよくワンタッチで前後左右にボールを送り優勢に試合を進める。しかし、前半39分にCKから失点。前半41分にはクロスが間合いを詰めたディフェンダーに当たりボールがゴールに吸い込まれる不運な失点。2点のリードを許す。 しかし、後半も前半のサッカーを続けると、後半11分にFWヴィトル・ホッキが起死回生のゴール。後半17分にはゴール正面からMFヴィトル・ブエノが約25mのミドルシュートを豪快に決め、後半37分にはVOLフェルナンジーニョがMFヴィトル・ブエノのFKに頭を合わせ逆転。3-2で1stレグを終える。
5月31日(A)2ndレグ、前半17分に先制を許し、2試合合計で同点に追いつかれる。その後もボールを支配され押し込まれる展開が続くが、アトレチコは中盤をコンパクトにした陣形でゴールを守り抜きPK戦に持ち込む。PK戦では、GKベントがボタフォゴ1人目、2人目のシュートをストップ。アトレチコは全員が成功させ、アトレチコ・パラナエンセがベスト16進出を果たす。
ベスト16の対戦相手はフラメンゴ。 7月5日(A)1stレグは、前半6分にFWカノービオのゴールで先制。その後は自陣深くで5-4もしくは6-3の2ラインで徹底してゴール前を固める。しかし、後半10分にPKを献上し同点に追い付かれると、後半26分に逆転弾を許し1-2の敗戦。 7月12日(H)2ndレグは、守備的に入るフラメンゴに対しボールを支配、FWヴィトル・ホッキ、MFヴィトル・ブエノ、VOLエリキが次々にフラメンゴゴールに迫る。しかし、前半45分にオウンゴールで失点。2試合合計でリードを2点差に広げられると、後半はさらに攻撃の圧力を強めるが、後半45+3分にダメ押しゴールを喫する。コパ・ド・ブラジルはベスト16で敗退する。
【リベルタドーレス】
2023年4月4日に開幕節を迎えたリベルタドーレス。アウェイでの試合はいつもより守備的な試合を展開。カウンターを中心に相手ゴールを目指すが、後半23分に退場者を出したこともあり、リスクを負わず0-0の引き分けに終える。
4月18日の第2節はミナスジェライス州選手権を制覇したアトレチコ・ミネイロをホームに迎える。両チームとも中盤をコンパクトに保つ戦術で、中盤の攻防が激しくなる白熱した展開。立ち上がりの至近距離のシュートをパラナエンセGKベントが片手で阻止すると、前半7分にFWヴィトル・ホッキのゴールで先制。さらに前半35分、FWテランスのPKで突き放す。守ってはGKベントが難しいシュートを2本止めるなど、押し込まれる時間が長くなるが1失点に防ぎ、2-1で勝利を収める。
5月23日第4節アトレチコ・ミネイロとの再戦は、1-2と返り討ちに遭うが、予選ラウンドの敗戦はこの試合のみ。4勝1分1敗のグループ首位で決勝ラウンドに進出する。
ベスト16の対戦相手はボリバル/BOL。ボリバルは海抜3637mに位置するエスタディオ・エルナンド・シレスを本拠地とする。 2023年8月1日(A)1stレグは、前半9分にVOLエリキのゴールで先制するが、高地での試合でいつものような寄せの速いコレクティブなサッカーを展開できない。前半13分に同点に追いつかれると、前半28分に逆転を許し、後半31分に追加点を奪われ、2点のビハインドを負い試合を終える。
8月8日(H)2ndレグ、1stレグとは打って変わったスピーディーな展開のサッカーを披露。前半31分にVOLフェルナンジーニョがPKを決め、後半22分にFWヴィトル・ホッキがゴール。2試合合計で同点に追いつきさらに得点を奪いに行くが、人数をかけた守備網は堅固で、時間もうまく使われ、同点のままPK戦に持ち込まれる。お互いに確実にPKを決めていく中、アトレチコ・パラナエンセは5人目が失敗。一方のボリバルは全員が成功し、アトレチコ・パラナエンセはベスト16でリベルタドーレスを後にした。
【全国選手権】
2023年4月15日全国選手権開幕節はホームでのゴイアス戦。リベルタドーレスのアトレチコ・ミネイロ戦を中2日後に控え、控え選手を中心とした先発メンバーで試合に臨むが、試合は2-0の完勝に終える。
リベルタドーレスとコパ・ド・ブラジルが並行して開催される厳しい日程が続く中、ターンオーバーが効果的に機能せず、全国選手権は国際Aマッチデーの小休止を迎える6月11日第10節終了時点で5勝1分4敗、首位まで勝点差は8。
すると、この小休止期間に、ルイス・フェリピ・スコラーリSDが電撃的にアトレチコ・ミネイロの監督に就任。アトレチコ・パラナエンセは一蓮托生でパウロ・トゥーハ監督を解任。当面の指揮を監督代行としてウェズレイ・カルヴァーリョ(Wesley Carvalho)アシスタンスコーチに委ねる。
ウェズレイ・カルヴァーリョ監督代行は、パウロ・トゥーハ元監督と似たトップラインから最終ラインをコンパクトに保つ戦術を採用。3ラインは常に一定の距離を保ち、押し込まれた際はゴール前を堅固な守備網が構築され、ボールを奪うと素早くサイド奥へボールを送り、それにあわせチーム全体が高い位置へ上がり分厚い攻撃を展開する。
6月21日第11節サンパウロ戦の初采配試合は1-2で敗れるが、その後はコパ・ド・ブラジル準々決勝の谷間の第14節フォルタレーザ戦の敗戦、リベルタドーレスベスト16の谷間の第18節サントス戦の引き分けを除いて、10月1日第25節コリチバ戦の敗戦まで負けなしの成績を収める。しかし、引き分けも多く、上位争いに食い込むまでは至らない。
第26節以降も勝ち切れない試合は続き、第30節サンパウロ戦から第36節クルゼイロ戦までは5分2敗で一か月間勝ち星から遠ざかる。全国選手権は中盤から残留争いが激しくなり、終盤にかけては優勝、リベルタドーレス出場権を賭けた争いが激しくなる中、アトレチコ・パラナエンセはいずれの争いにもほとんど絡むことなくシーズンを終了。2023年全国選手権は14勝14分10敗の8位で、2024年のコパ・スウアメリカーナの出場権を獲得して閉幕した。
選手権前半 : 9勝 4分 6敗、得点28失点22 選手権後半 : 5勝10分 4敗、得点23失点21 選手権合計 : 14勝14分10敗、得点51失点43
選手権ホーム : 10勝 8分 1敗、得点33失点19 選手権アウェイ : 4勝 6分 9敗、得点18失点24
得点数51 : リーグ6位タイ 失点数43 : リーグ12位(の多さ)
【主力選手・7月補強】
7月の移籍期間に徳島ヴォルティス/JPNから加入したCBカカーが、対人、空中戦の強さが評価されポジションを獲得。VOLアルトゥーロ・ビダルをフラメンゴから獲得。相次ぐ離脱で人材不足の左SBにエスキベル(Esquivel, 2001)、司令塔タイプのMFサペリ(Zapelli, 2002)の両アルゼンチン国籍選手は、将来性も豊かで加入後は多くの出場機会を得た。
代表に招集されたGKベントは別格も、第2GKリンキ(Léo Linck, 2001)もシュートストップの技術が高く安定感もある。キャプテンCBチアゴ・エレーノは安定したプレーでチームを後方から支える。ツーボランチでVOLフェルナンジーニョの相方VOLエリキは出場試合、得点、アシストでキャリアハイ。MFヴィトル・ブエノは高さがあり足元の技術も高く20回の得点関与はキャリアハイ。FWカノービオは豊富な運動量で攻守にサイドでアップダウンを繰り返すチームの替えの効かないピース。FWヴィトル・ホッキは言わずもがなの活躍、第24節の試合中のケガによる約2か月の戦列離脱がチームには痛かった。
【代表・世代別代表】
<フル代表>
〇FWヴィトル・ホッキ(Vitor Roque, 2005) … 3月 国際親善試合(後半19分代表デビュー) 〇GKミカエウ(Mycael, 2004) … 3月 国際親善試合(出場機会なし) 〇GKベント(Bento, 1999) … 9月 2026W杯南米予選(辞退)、 11月 2026W杯南米予選(出場機会なし)
〇VOLアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal, 1987)チリ代表 … 9月 2026W杯南米予選(2試合出場1得点) 〇FWカノービオ(Canobbio, 1998)ウルグアイ代表 … 親善試合3試合、 9~11月 2026W杯南米予選(3試合出場1得点)
<U-23代表>
〇FWヴィトル・ホッキ(Vitor Roque, 2005) … 9月 国際親善試合 〇GKミカエウ(Mycael, 2004) … 9月 国際親善試合(出場機会なし)、 10月開幕 パンアメリカン競技大会、 11月 代表合宿、 2024年1月開幕 パリ五輪南米予選
<U-20代表>
〇FWヴィトル・ホッキ(Vitor Roque, 2005) … 1月開幕 U-20南米ユース選手権 〇GKミカエウ(Mycael, 2004) … 1月開幕 U-20南米ユース選手権、 5月開幕 U-20W杯 〇FWヘナン・ヴィアーナ(Renan Viana, 2003) … 1月開幕 U-20南米ユース選手権
<U-17代表>
〇CBダイヴィソン(Dayvisson, 2006) … 3月開幕 南米U-17選手権 〇MFドゥドゥ(Dudu, 2006) … 3月開幕 南米U-17選手権、 11月開幕 U-17W杯
<チーム内個人成績・記録>
* 参照元:サッカーサイト「Ogol」
記録 | 選手 | 公 式 戦 計 | 全 国 選 手 権 | ブ ラ ジ ル 杯 | 州 選 手 権 | リ ベ ル タ ド ー レ ス |
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最多試合出場 | ベント Bento GK, 1999 | 62 | 33 | 6 | 15 | 8 |
(2位タイ) | エリキ Erick VOL, 1997 | 59 | 33 | 6 | 12 | 8 |
(2位タイ) | ヴィトル・ブエノ Vitor Bueno MF, 1994 | 59 | 32 | 5 | 16 | 6 |
最多出場時間 | ベント Bento GK, 1999 | 5580 | 2970 | 540 | 1350 | 720 |
(2位) | チアゴ・エレーノ Thiago Heleno CB, 1988 | 4796 | 2780 | 540 | 961 | 515 |
(3位) | エリキ Erick VOL, 1997 | 4393 | 2506 | 439 | 852 | 596 |
最多得点 | ヴィトル・ホッキ Vitor Roque FW, 2005 | 21 | 12 | 1 | 4 | 4 |
(2位) | パブロ Pablo FW, 1992 | 16 | 7 | 0 | 9 | 0 |
(3位) | ヴィトル・ブエノ Vitor Bueno MF, 1994 | 11 | 5 | 1 | 4 | 1 |
最多アシストタイ | ヴィトル・ブエノ Vitor Bueno MF, 1994 | 9 | 5 | 1 | 3 | 0 |
最多アシストタイ | カノービオ Canobbio FW, 1998 | 9 | 5 | 0 | 3 | 1 |
(3位) | テランス Terans FW, 1994 | 8 | 0 | 0 | 7 | 1 |
最多デュエル勝利 | カノービオ Canobbio FW, 1998 | – | 154 | – | – | – |
(2位) | クエージョ Cuello FW, 2000 | – | 149 | – | – | – |
(3位) | エリキ Erick VOL, 1997 | – | 146 | – | – | – |
最多キーパス | ヴィトル・ブエノ Vitor Bueno MF, 1994 | – | 77 | – | – | – |
(2位) | カノービオ Canobbio FW, 1998 | – | 37 | – | – | – |
(3位) | フェルナンジーニョ Fernandinho VOL, 1985 | – | 33 | – | – | – |
最多CBI | チアゴ・エレーノ Thiago Heleno CB, 1988 | – | 170 | – | – | – |
(2位) | カカー Cacá CB, 1999 | – | 87 | – | – | – |
(3位) | エリキ Erick VOL, 1997 | – | 76 | – | – | – |
※ デュエル勝利 : 一対一でのイーブンボールの奪い合いでボールを獲得すること キーパス : パスの受け手がシュートを打てた時にカウントされる指標 CBI : クリア、ブロック、インターセプト
《 2024年にむけて 》
ウェズレイ・カルヴァーリョ氏はシーズン中に監督代行から監督に正式に就任したが、2023年シーズンをもって契約満了。 スペイン国籍のドメネク・トレント(Domènec Torrent)氏の招聘に向け交渉中。
ドメネク・トレント氏は、2007/08~2011/12バルセロナ/ESPアシスタンスコーチ、2013/14~2015/16バイエルン・ミュンヘン/GERアシスタンスコーチ、2016/17~2017/18マンチェスターシティ/ENGアシスタンスコーチを経て、2018, 19年NYシティFC監督、2020年フラメンゴ監督、2021/22ガラタサライ/TUR監督の経歴を持つ。
<退団> FWヴィトル・ホッキ(Vitor Roque, 2005)がバルセロナ/ESPへ移籍。 CBゼ・イヴァウド(Zé Ivaldo, 1997)がクルゼイロへ移籍。 FWウィリアン・ビゴージ(Willian Bigode, 1986)がサントスへ移籍。 VOLアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal, 1987)との契約は満了。
<加入・契約更新> パラグアイ代表3試合のCBマテオ・ガマラ(Mateo Gamarra, 2000)をオリンピア/PARから獲得。 パラグアイ国籍のMFベルナルド・ベニテス(Bernardo Benitez, 2002)をグアラニー/PARから獲得。 FWパブロ(Pablo, 1992)との契約を2025年末まで延長。 コパ・スウアメリカーナの得点王、アメリカ・ミネイロFWマストリアーニ(Mastriani, 1993)に食指。