ブルーノ・ジョゼ(Bruno José) 〔ジュビロ磐田〕

投稿者: | 2023年12月31日

<基礎情報>

名前 : Bruno José de Souza (ブルーノ・ジョゼ・デ・ソウザ)
ポジション : フォワード (ウィング)、右サイドバック
利き足 : 右
出身地 : ブラジル連邦共和国ミナスジェライス州モンチ・シアォン市出身。
生年月日 : 1998年3月31日生まれ
身長173㎝、体重69㎏。(参照元サッカーサイト「oGol」、2023年12月30日閲覧)
「ブルーノ・ホセ」という表記を見かけるのですが、「José」を「ホセ」と発音するのはスペイン語。ポルトガル語では「ジョゼー」(「ゼ」にアクセント)と発音。
中国語風に「東京」を「トンキン(またはトンチン)」、「磐田」を「パンチエン」というくらい違和感があり、ジュビロ磐田社長・浜浦氏を「バンフ」さんと呼ぶくらい、失礼、というか、あまりいい感じがしないことだと思うので、ジュビロ磐田での登録名がどうなるかわかりませんが、「ブルーノ」「ジョゼ(ゼに強勢)」「ゼー」と声をかけてあげてください。

<クラブ経歴>

– 2019 –

   ブルーノ・ジョゼは、鬼軍曹VOLドゥンガ同様、名門インテルナシオナウの下部組織からトップチームに昇格。2019年1月20日、リオグランデドスル州選手権にて20歳でプロデビューを果たす。
   しかし、VOLドゥンガとは異なりインテルナシオナウで頭角を現すことはできず、インテルナシオナウではデビュー戦を含め2試合で、当時全国選手権2部のボタフォゴ-SPに期限付き移籍で加入する。(ボタフォゴ-SPは、本田圭佑選手が在籍したリオデジャネイロに本拠を置くボタフォゴとは別クラブ。同名のクラブが複数の州に存在する場合は、本拠を置く州を表す2文字をハイフンの後につける。ただし、最もメジャーなクラブは州を表記しない慣習がある。)
   ボタフォゴ-SP加入後は、間もなくレギュラーの座を掴み、3月27日サンパウロ州選手権で自身クラブ6試合目でプロ初ゴール。しかし、4月27日に全国選手権2部が開幕すると、途中交代出場が増え、一か月間ケガで離脱したこともあり、シーズン終盤に先発に復帰するが、州選手権6試合(すべて先発)1得点、全国選手権18試合(うち先発10試合)1得点に終わる。

– 2020 –

   2020年は、インテルナシオナウでは構想外となっており、全国選手権2部CSAへ期限付き移籍。3月末のコロナ感染症拡大による自粛期間までに9試合(うち先発2試合)に出場。
   2020年10月には期限付き移籍で全国選手権2部ブラジル・デ・ペロッタスに加入する。10月27日第16節、後半38分にクラブデビュー。10月30日第17節でスターティングイレブンに抜擢。前半29分、ペナルティエリア内右からディフェンダーをかわし右足を振り抜くと、GKのニアサイド、ゴールポストを掠めゴール上部のネットを揺らすゴラッソ、クラブ初ゴールを決める。
   その後は、チーム24試合のうち22試合(うち先発21試合)に出場、6得点2アシストを記録する。

– 2021 –

   2020年末にインテルナシオナウとの契約は満了するが、前年の活躍を受け、当時全国選手権2部のクルゼイロと2年契約を結び入団。
   3月~4月開催の州選手権はチーム13試合のうち11試合(うち先発8試合)、州選手権閉幕後に開幕した全国選手権2部では38試合のうち30試合(うち先発27試合)に出場するが、得点関与は州選手権が1アシスト。全国選手権は2得点3アシスト。コパ・ド・ブラジルでの4試合1得点を合わせ、年間45試合3得点4アシストの記録に終わる。

– 2022 –

   前年にクルゼイロの経営権を獲得した2002W杯得点王FWホナウド・ナザリオによるクラブ改革により、現場も意思決定の早い選手放出と選手獲得の嵐が吹き荒れる中、ブルーノ・ジョゼは1月~3月開催の州選手権でチーム14試合のうち8試合(うち先発3試合)1得点2アシストを記録するものの、州選手権閉幕後に全国選手権2部のグアラニーに期限付き移籍となる。
   グアラニーでは選手登録終了後の4月16日全国選手権2部第2節でスタメンに起用されるとそのまま右ウイングに定着。第5節にはGKとの一対一の対峙を冷静に決めクラブ初ゴール。選手権後半に入り、サイドバックでの出場や、控えにまわり交代出場が続く時期もあったが、この間に自身クラブ2点目をマークし、再びウイングとして先発に復帰。
   グアラニーでは、全国選手権2部を35試合(うち先発29試合)2得点1アシストを記録。

– 2023 –

   1月~3月のサンパウロ州選手権、4月開幕全国選手権2部はいずれも絶対的なレギュラーとして試合に出場。
   この年は、スリートップの右サイドアタッカーとしてポジションに定着。身長185cmのCFデレキ(Derek, 1997)との相性も良く、全国選手権2部では、32試合(うち先発29試合)4得点7アシストを記録。得点関与11回はチーム最多。チームも終盤まで昇格争いに加わった。
   しかし、本人にもチームにも残念なことに、第35節の試合中にケガを負い途中交代。この試合がブルーノ・ジョゼにとって2023年最後、そして、グアラニーでの最後の試合となった。

<主な年度別出場試合記録>

シーズン所属大会試合出場
時間
得点アシ
スト
2019年(21歳)インテルナシオナウリオデジャネイロ州選手権213400
合計213400
ボタフォゴ-SP全国選手権2部1883310
サンパウロ州選手権645710
合計24129020
2020年(22歳)CSAアラゴア州選手権310700
コパ・ド・ブラジル11200
コパ・ド・ノルデスチ510500
合計922400
ブラジウ・デ・ペロッタス全国選手権2部22178860
合計22178860
2021年(23歳)クルゼイロ全国選手権2部30204723
コパ・ド・ブラジル427310
ミナスジェライス州選手権1170901
合計45302934
2022年(24歳)クルゼイロコパ・ド・ブラジル13400
ミナスジェライス州選手権834612
合計938012
グアラニー全国選手権2部35231521
合計35231521
2023年(25歳)グアラニー全国選手権2部32243547
サンパウロ州選手権956212
合計41299759

<動画 プレー集>

<プレースタイル>

   全国選手権1部でのプレーはないものの、2部中位~上位のチームではレギュラーとしてプレーする期間が長い。
   右足からのシュートは力強くクロスの精度も高い。
   ポジションは右サイドが中心で、過去には、左サイドでのプレーや、サイドから中央の広いプレーエリアでのプレーや、サイドバックとしてプレーしたこともあったが、2023年は、グアラニーで右サイドにほぼ固定。ほとんど中央に流れず、右サイドライン際に張ったポジション、斜めにペナルティエリアに侵入するプレーやゴールライン際にまでボールを持ちあがるプレーで、多くのゴールに関与。
   2024年はジュビロ磐田で、高さがありゴール前で強引にボールを合わせに行くFWマテウス・ペイショットと共にピッチに立つ機会があれば、相手にとっては相当な脅威になるものと思われる。

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