ブラジル 2－1 エクアドル
EQU： 59' ... #8 パトリッキ・メルカド（Patrick Mercado, 2003） BRA： 65' ... #8 マルロン・ゴメス（Marlon Gomes, 2003） BRA： 75' ... #7 ガブリエウ・ピラーニ（Gabriel Pirani, 2002）
ダイジェスト動画(URL)
https://www.youtube.com/watch?v=AQjLMUaa2fg
ブラジルU-23代表メンバー表
「背番号」欄の"〇"はフル出場。"△"はin、"▽"はout。"Ｘ"はベンチ外。
| 背番号 | ポジション | 登録名 名前 | 所属 | 生年月日 | 得点、カード、 交代等 |
|---|---|---|---|---|---|
| 12 | GK / GOL | マテウス・ドネリ Matheus Planelles Donelli | コリンチャンス Corinthians | 2002/5/17 | |
| 22 | GK / GOL | カイーキ Kaique Pereira Azarias | パウメイラス Palmeiras | 2003/4/16 | |
| 〇1 | GK / GOL | ミカエウ Mycael Pontes Moreira | アトレチコ・パラナエンセ Athletico Paranaense | 2004/3/12 | |
| 〇2 | 右SB / LAD | ケウヴィン Khellven Douglas Silva Oliveira | CSKAモスクワ CSKA Moskva／RUS | 2001/2/25 | |
| 〇14 | CB / ZAG | ルーカス・ファソン Lucas Fasson dos Santos | ロコモティブ Lokomotiv／RUS | 2001/5/30 | |
| 3Ｘ | CB / ZAG | ミシェウ Michel Augusto Modesto Rafael dos Santos | パウメイラス Palmeiras | 2003/5/20 | |
| 13 | CB / ZAG | ルアン・パトリッキ Luan Patrick Wiedthauper | アトレチコ・パラナエンセ Athletico Paranaense | 2002/1/20 | |
| 〇4 | CB / ZAG | アルトゥール・シャーヴェス Arthur Largura Chaves | アカデミコ・デ・ヴィゼウ Académico de Viseu／POR | 2001/1/29 | Y36′ |
| 6Ｘ | 左SB / LAE | カイキ・ブルーノ Kaiki Bruno da Silva | クルゼイロ Cruzeiro | 2003/3/8 | |
| ▽16 | 左SB / LAE | ヒケウミ Rikelme Hernandes Amorim Rocha | クイアバ Cuiabá | 2003/7/16 | ↓67′ |
| 〇8 | MF / VOL | マルロン・ゴメス Marlon Gomes Claudino | ヴァスコダガマ Vasco da Gama | 2003/12/14 | G65′ |
| 〇18 | MF / VOL | アレキサンデル Alexsander Cristhian Gomes da Costa | フルミネンセ Fluminense | 2003/10/8 | |
| 15 | MF / VOL | ブルーノ・ゴメス Bruno Gomes da Silva Clevelário | コリチバ Coritiba | 2001/4/4 | |
| ▽5 | MF / VOL | アンドレイ・サントス Andrey Nascimento dos Santos | ノッティンガム・フォレスト Nottingham Forest／ENG | 2004/5/3 | ↓86′ |
| △17 | MF / VOL | ホナウジ Ronald Cardoso Falkoski | グレミオ Grêmio | 2003/2/11 | ↑86′ |
| 7 | MF / MEI | ガブリエウ・ピラーニ Gabriel Cordeiro Pirani | DCユナイテッド DC United／USA | 2002/4/12 | ↑67′ G75′ |
| ▽20 | MF / MEI | マウリシオ・マガリャンエス Maurício Magalhães Prado | インテルナシオナウ Internacioal | 2001/6/22 | ↓46′ |
| 11 | MF / MEI | ギリェルミ・ビロ Guilherme Sucigan Mafra Cunha | コリンチャンス Corinthians | 2004/4/20 | |
| ▽19 | FW / ATA | ジョン・ケネジー John Kennedy Batista de Souza | フルミネンセ Fluminense | 2002/5/18 | ↓86′ |
| △23 | FW / ATA | ガブリエウ・ペッキ Gabriel Fortes Chaves | ヴァスコ・ダ・ガマ Vasco da Gama | 2001/2/11 | ↑46′ |
| △10 | FW / ATA | マルキーニョス Marcus Vinícius Oliveira Alencar | ナント Nantes／FRA | 2003/4/7 | ↑67′ |
| △21 | FW / ATA | ジオヴァーニ Giovane Santana do Nascimento | コリンチャンス Corinthians | 2003/11/24 | ↑86′ |
| ▽9 | FW / ATA | エンドリッキ Endrick Felipe Moreira de Sousa | パウメイラス Palmeiras | 2006/7/21 | A65′ ↓67′ |
試合概要
開始前
エクアドルはこの試合がグループラウンド最終戦。2勝1分勝点7の成績を残しており、この試合は引き分け以上で決勝ラウンド進出が決まる。
ブラジルは、今いち攻守にリズムに乗れないでいるものの、2試合を終え無失点で2連勝を飾っている。前節ケガによる途中退場のCBミシェウ、SBカイキ・ブルーノはベンチ外。スタメンにはCBルーカス・ファソンが抜擢され、左SBにはヒケウミが入る。 今節もスリーボランチによる守備的な布陣で、FWジョン・ケネジーとFWエンドリッキの打開力に頼った試合になりそうで少し気が滅入る。
前半
ブラジルはミドルサードにスリーラインがポジションを取り、高い位置でボールを奪いに行くが単発に終わり、チームとしてのボールの奪いどころが定まらない。個々のマークが外されると、自陣深くに4－4－2の陣形で構える。
前半11分、エクアドルが右サイドをカウンターで抜け出し、ペナルティエリア手前左でフリーの選手にボールが送られるが、ボールをコントロールできず好機を逸する。
前半12分を過ぎるとブラジルが相手陣でボールを展開するようになる。決定的なシーンはないものの、右サイドSBケウヴィン、左サイドVOLアレキサンデルが相次いでゴール前にクロスボールを供給する。
前半20分、左サイドVOLアレキサンデルのクロスにFWエンドリッキが頭を合わせるが、当たりが浅くゴール枠を捉えない。
前半23分、相手陣右サイド浅い位置からのブラジルのFK。ペナルティエリア内での混戦からSBケウヴィンがシュートに持ち込むが、エクアドルGKがCKに逃れる。
前半36分、ブラジル最終ラインでのパス交換はボールの勢いが弱くカットされる。CBアルトゥール・シャーヴェスがファールでプレーを止めイエローカード。危険な位置からのエクアドルのFKは直接狙うが枠を捉えない。
後半
後半も前半同様の静かな立ち上がり。しかし、後半5分を過ぎてブラジルが取り囲む守備からボールを奪うと、5～10mの距離のパスを縦に通し試合のリズムを作っていく。
（ゴール！）後半14分、エクアドルのカウンター。ペナルティエリアの外からエクアドルが相次いでシュート。ブラジル守備陣は落ち着いてシュートをブロックするが、VOLパトリッキ・メルカドのペナルティエリア手前からのミドルシュートはディフェンダーに当たりコースが変わりゴールネットに吸い込まれる。
（ゴール！）後半20分、ペナルティエリア内で後方からのボールをVOLマルロン・ゴメスがFWエンドリッキに預ける。FWエンドリッキはペナルティエリア内を強引に仕掛けクロス。ファーサイドをVOLマルロン・ゴメスが詰めゴールネットを揺らす。
後半22分、FWガブリエウ・ペッキのマイナスのボールをFWジョン・ケネジーがダイレクトに足を振り抜くが当たりが悪くボールは枠を外れる。
後半25分、エクアドルがカウンターからゴール前に抜け出すが、シュート目前でディフェンダーがボールに足を当てシュートに持ち込ませない。
（ゴール！）後半30分、VOLマルロン・ゴメスからペナルティエリア入口のSBケウヴィンへ縦のパス。これを受けたSBケウヴィンが前を向きMFガブリエウ・ピラーニにボールを預ける。MFガブリエウ・ピラーニは右足でシュート。ディフェンダーのブロックの跳ね返りをさらに左足で押し込みブラジルが逆転。
後半38分、エクアドルはゴールまで約25mのFKを獲得。直接狙ったボールは枠を捉えるが、GKミカエウが両手でスローインに逃れる。
所感
前半は先の2試合に続くもどかしい展開が続いたものの、後半は選手間の距離もよく、ワンタッチのリズムのいいパス回しが3試合目の後半にして初めて見られるようになる。 後半14分に先制点を許したものの、チームは慌てることなく後半20分に同点。後半30分には交代出場のMFガブリエウ・ピラーニのゴールで逆転。2－1での逆転勝利を収め、1試合を残し決勝ラウンド進出を決めた。
VOLマルロン・ゴメスがボール奪取、ボールキープ、縦への推進力でチームを牽引。U-20南米ユース選手権、U-20Ｗ杯に続き、ハモン・メネゼス監督率いる代表チームでは欠くことのできない活躍を繰り広げている。それだけに、マルロン・ゴメスを初戦で右SBに起用したハモン・メネゼス監督の采配は、第1節、第2節での守備的な采配も含め、不安点が多い。
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