≪パリ五輪南米予選≫ グループA第5節 ベネズエラ x ブラジル [2024.02.01]

投稿者: | 2024年2月1日

ベネズエラ 3-1 ブラジル

 VEN: 10' ... #8 セゴビア(Segovia, 2003)
 VEN: 30' ... #8 セゴビア(Segovia, 2003)
 VEN: 55' ... #xx オウンゴール(Gol Contra)
    BRA: 89' ... #18 アレキサンデル(Alexsander, 2003)

ダイジェスト動画(URL)

https://www.youtube.com/watch?v=2YMjuHaQ-1o

ブラジルU-23代表メンバー表

「背番号」欄の"〇"はフル出場。"△"はin、"▽"はout。"X"はベンチ外。
背番号ポジション登録名
名前
所属生年月日得点、カード、
交代等
〇12GK /
GOL
マテウス・ドネリ
Matheus Planelles Donelli
コリンチャンス
Corinthians
2002/5/17
22GK /
GOL
カイーキ
Kaique Pereira Azarias
パウメイラス
Palmeiras 
2003/4/16
1GK /
GOL
ミカエウ
Mycael Pontes Moreira
アトレチコ・パラナエンセ
Athletico Paranaense
2004/3/12
△2右SB /
LAD
ケウヴィン
Khellven Douglas Silva Oliveira
CSKAモスクワ
CSKA Moskva/RUS
2001/2/25↑68′
〇15右SB /
LAD
ブルーノ・ゴメス
Bruno Gomes da Silva Clevelário
コリチバ
Coritiba
2001/4/4
〇14CB /
ZAG
ルーカス・ファソン
Lucas Fasson dos Santos
ロコモティブ
Lokomotiv/RUS
2001/5/30
3XCB /
ZAG
ミシェウ
Michel Augusto Modesto Rafael dos Santos
パウメイラス
Palmeiras
2003/5/20
▽13CB /
ZAG
ルアン・パトリッキ
Luan Patrick Wiedthauper
アトレチコ・パラナエンセ
Athletico Paranaense
2002/1/20↓68′
4XCB /
ZAG
アルトゥール・シャーヴェス
Arthur Largura Chaves
アカデミコ・デ・ヴィゼウ
Académico de Viseu/POR
2001/1/29
6X左SB /
LAE
カイキ・ブルーノ
Kaiki Bruno da Silva
クルゼイロ
Cruzeiro
2003/3/8
〇16左SB /
LAE
ヒケウミ
Rikelme Hernandes Amorim Rocha
クイアバ
Cuiabá
2003/7/16Y73′
△8MF /
VOL
マルロン・ゴメス
Marlon Gomes Claudino
ヴァスコダガマ
Vasco da Gama
2003/12/14↑46′
△18MF /
VOL
アレキサンデル
Alexsander Cristhian Gomes da Costa
フルミネンセ
Fluminense
2003/10/8↑68′
G89′
5MF /
VOL
アンドレイ・サントス
Andrey Nascimento dos Santos
ストラスブール
Strasbourg/FRA
2004/5/3
〇17MF /
VOL
ホナウジ
Ronald Cardoso Falkoski
グレミオ
Grêmio
2003/2/11
▽7MF /
MEI
ガブリエウ・ピラーニ
Gabriel Cordeiro Pirani
DCユナイテッド
DC United/USA
2002/4/12↓46′
▽20MF /
MEI
マウリシオ・マガリャンエス
Maurício Magalhães Prado
インテルナシオナウ
Internacioal
2001/6/22↓46′
△11MF /
MEI
ギリェルミ・ビロ
Guilherme Sucigan Mafra Cunha
コリンチャンス
Corinthians
2004/4/20↑77′
19FW /
ATA
ジョン・ケネジー
John Kennedy Batista de Souza
フルミネンセ
Fluminense
2002/5/18
〇23FW /
ATA
ガブリエウ・ペッキ
Gabriel Fortes Chaves
LAギャラクシー
LA Galaxy/USA
2001/2/11A89′
Y90+4′
▽10FW /
ATA
マルキーニョス
Marcus Vinícius Oliveira Alencar
ナント
Nantes/FRA
2003/4/7↓46′
▽21FW /
ATA
ジオヴァーニ
Giovane Santana do Nascimento
コリンチャンス
Corinthians
2003/11/24↓68′
△9FW /
ATA
エンドリッキ
Endrick Felipe Moreira de Sousa
パウメイラス
Palmeiras
2006/7/21↑46′
監督: ハモン・メネゼス(Ramon Menezes)

試合概要

開始前

ブラジルは前節終了時点で決勝ラウンド進出が決定。今節はほぼすべてのポジションを入れ替えた先発陣で試合に臨む。
前々節での試合中のケガで前節に続きベンチ外のCBミシェウと左SBカイキ・ブルーノに加え、CBアルトゥール・シャーヴェスは警告累積で出場停止。
一方のベネズエラは現在勝点5の3位。現在勝点7で2位のエクアドルは今節試合がないため、ベネズエラはこの試合に勝てば決勝ラウンド進出を自らの手で決めることができる。

前半

ブラジルはワントップにFWジオヴァーニを置いた4-2-3-1の布陣。
前半7分、ベネズエラはブラジルの急造右SBブルーノ・ゴメスのサイドから攻撃を仕掛けるが、そこから逆サイドにボールを展開しゴール前にクロス。これは誰にも合わないが、ボールは流れゴールポストを掠める。
(ゴール!)前半10分、ベネズエラがペナルティエリア手前中央から8VOLセゴビア→17MFマルチネス→8VOLセゴビアのタベーラで最終ラインを抜け出し、VOLセゴビアがGKとの一対一を制しボールをゴールに流し込む。
前半14分、ブラジルは左CKからのこぼれ球をペナルティエリア入口からVOLブルーノ・ゴメスがチーム初シュートを狙うがボールは枠を越える。
ブラジルはベネズエラが引いたこともあり相手陣でボールを展開。右サイドからはFWガブリエウ・ペッキが中央へ切れ込み、左サイドはSBヒケウミがいい形でクロスを上げるが、ゴールには繋がらない。
(ゴール!)前半30分、ベネズエラは自陣からのFKをゴール前にボールを送ると、ブラジルCBルーカス・ファソンが判断ミス。SBヒケウミがクリアを試みるもボールはこぼれ、ベネズエラVOLセゴビアがゴールネットにボールを突き刺す。
前半33分、ベネズエラがブラジルゴール前に送ったボールを今度はCBアラン・パトリッキが処理ミス。シュートまで持ち込まれるがGKマテウス・ドネリが辛うじてCKに逃れる。
前半34分、ベネズエラの右CK。ゴール前に送られたボールをFWボリバルがフリーでヘディングシュート。ブラジルGKマテウス・ドネリがスーパーセーブでゴールを守る。
前半36分、ブラジルが相手陣で選手の距離間も良くボールを繋ぐ。左サイドを起点に中央から右へと繰り返しボールを展開するがが誰もシュートを放たない。
前半42分、ブラジルが自陣で相手ボールをカットするが、そのボールがブラジルゴールに向かう。GKマテウス・ドネリが飛び出し交わされるが、CBルーカス・ファソンがゴールライン手前でクリア。
ブラジルは、クロスボールやアタッキングサードで細かくボールを繋ぎゴール前にも度々迫るが、シュートに持ち込むことができず、ディフェンダーにシュートコースを消されチャンスを逸する場面が続く。
守備面では、ボランチがホナウジの一枚。ポジション的にはFWマルキーニョスがボランチに入るがマークの強度は低い。先制点は綺麗に崩され、2失点目はロングボールの処理ミスから。2点のリードを許した後もロングボールの処理ミスを繰り返し、CKやセカンドボールを拾われピンチを招くがGKマテウス・ドネリの好セーブや、CBルーカス・ファソンのカバーリングで何とか3失点目を切り抜ける。

後半

ブラジルは後半開始時に2選手を交代し、前に向かう意識が高まる。
(ゴール!)後半10分、ベネズエラが自陣から2本のパスで高い位置を敷くブラジル最終ラインの左サイドを抜け出しゴール前にクロス。これがブラジルディフェンダーのオウンゴールを誘いベネズエラが3点目。
後半26分、ブラジルは相手陣左サイドからのロングスローインの流れからFWエンドリッキがシュートに持ち込むが、ディフェンダーに当たったボールに力はなくGKがしっかりとキャッチ。これがブラジルの後半ファーストシュート。
後半33分、FWエンドリッキのスルーパスにVOLブルーノ・ゴメスが抜け出し強引にシュートに持ち込むがディフェンダーのブロック。跳ね返りのボールを拾ったFWガブリエウ・ペッキがコースを狙ったシュートを放つが僅かにゴール枠を捉えない。
後半39分、ブラジルが左サイドゴールライン際からVOLアレキサンデルがクロス。ニアサイドにSBケウヴィンが飛び込むがGKがキャッチ。
(ゴール!)後半44分、VOLブルーノ・ゴメスが相手陣中央を縦にドリブルで持ち上がる。ペナルティエリア入口のFWガブリエウ・ペッキへボールを送ると、ワンタッチでVOLアレキサンデルの元へ。VOLアレキサンデルが縦にボールを運びシュート。これがゴールネットを揺らす。

所感

ボールを保持してもシュートに持ち込めず、ミスから失点を重ね、負けるべくして負けた試合。
右SBを一人しか招集せず、初戦はVOLマルロン・ゴメス、この試合はVOLブルーノ・ゴメスを試合に起用。両選手ともに右SBでは持ち味を発揮できず、本職に戻るといずれもゴールに貢献する働き。
さらには、ボランチに、過去にクラブでボランチでプレーしていたMFガブリエウ・ピラーニやMFマウリシオではなくFWマルキーニョスを抜擢。しかし、FWマルキーニョスも持ち味を全く発揮することができず前半でベンチに退いた。
招集メンバーから試合での選手起用まで、ハモン・メネゼス監督の采配がいずれも行き当たりばったりのように見える。
決勝ラウンドでは再びスリーボランチの守備的な試合が展開されるだろうが、ケガ人も相次いでおり、見通しは非常に暗い。

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