2022年コパ・ド・ブラジル決勝第二戦 フラメンゴ vs. コリンチャンス

投稿者: | 2022年10月21日
2022年10月19日
コパ・ド・ブラジル決勝 2ndレグ
 フラメンゴ(Flamengo)
  vs. 
 コリンチャンス(Corinthians)
(※)大会概要は、当ブログ記事「主要大会と年間日程」を参照ください。

<フラメンゴ(Flamengo)スターティングイレブン>

背番号ポジション選手名誕生年主な代表歴
20GK/GOLサントス
(Santos)
19902020五輪
22SB/LADホジネイ
(Rodinei)
1992
23CB/ZADダヴィ・ルイス
(David Luiz)
19872014W杯
4CB/ZAEレオ・ペレイラ
(Léo Pereira)
1996
16SB/LAEフィリピ・ルイス
(Filipe Luís)
19852018W杯
8MF/VOLチアゴ・マイヤ
(Thiago Maia)
19972016五輪
32MF/VOLヴィダウ
(Vidal)
19872010&2014W杯
(チリ代表)
7MF/MEIエヴェルトン・ヒベイロ
(Everton Ribeiro)
19892022W杯
14MF/MEIデ・アラスカエッタ
(De Arrascaeta)
19942018, 2022W杯
(ウルグアイ代表)
9FW/ATAガブリエウ・バルボザ
(Gabriel Barbosa)
19962016五輪
21FW/ATAペドロ
(Pedro)
19972022W杯
監督 ドリヴァウ・ジュニオール Dorival Júnior 4-4-2

<コリンチャンス(Corinthians)スターティングイレブン>

背番号ポジション選手名誕生年主な代表歴
12GK/GOLカシオ
(Cássio)
19872018W杯
4CB/ZADジウ
(Gil)
19872016コパ・アメリカ
31CB/ZADバウブエナ
(Balbuena)
19912021コパ・アメリカ
(パラグアイ代表)
26CB/ZAEファビオ・サントス
(Fábio Santos)
1985
23SB/LADファギネル
(Fagner)
19892018W杯
37MF/VOLドゥ・ケイロス
(Du Queiroz)
2000
33MF/VOLファウスト・ヴェラ
(Fausto Vera)
2000
8MF/MEIヘナト・アウグスト
(Renato Augusto)
19882018W杯
6MF/MEIルーカス・ピトン
(Lucas Piton)
2000
9FW/ATAユーリ・アウベルト
(Yuri Alberto)
2001
10FW/ATAホージェル・ゲデス
(Róger Guedes)
1996
監督 ヴィトル・ペレイラ Victor Pereira 3-5-2

<試合経過>

 第一戦をコリンチャンスの本拠地サンパウロ、ネオキミカアレーナ(Neo Química Arena)で0ー0の引き分け迎えた第二戦。90分で引き分けの場合はペナルティ戦で勝敗が決する。フラメンゴの本拠地リオデジャネイロ、マラカナン(Maracanã)には68000人の観衆が詰めかけた。

≪前半≫

 ファーストシュートはコリンチャンス。開始46秒、相手陣でのハイプレッシャーから奪ったボールをペナルティエリア外から8ヘナト・アウグストがミドルシュート。サントスが正面でしっかりとキャッチ。

 その後は相手ハイプレッシャーをロングボールでかわすフラメンゴが主導権を握る。

 すると、7分、ペナルティエリア(PA)左外から14デ・アラスカエッタと16フィリピ・ルイスのワンツー。14デ・アラスカエッタは、21ペドロが縦に走り作ったパスコースを使い、PA中央に後方から侵入した7エヴェルトン・ヒベイロへボールを送る。31バウブエナが7エヴェルトンのマークに上がり出来たスペースに21ペドロが位置取り、7エヴェルトンがワンタッチで21ペドロへスルーパス。21ペドロは落ち着いてGOLの脇を抜くシュートを決める。待望の先取点をフラメンゴが奪う。

 早く同点に追いつきたいコリンチャンスがその後ボールを支配するが、フラメンゴの守備ブロックを崩すことができず、シュートはいずれもPA外から。

 一方、フラメンゴは効率的にコリンチャンスゴールに迫る。

 18分、16フィリピ・ルイスからのクロスボールを21ペドロが頭で合わせるも、競り合った31バウブエナの頭にあたりゴール枠外へ。

 33分、ハーフライン付近でパスカットした23ダヴィ・ルイスから7エヴェルトン・ヒベイロを経て、ボールはPA中央入口の21ペドロへ。トラップが浮いたところを4ジウが詰めるがそこに出来たスペースに9ガブリエウ・バルボザが走り込み、21ペドロからスルーパス。9ガブリエウの左足のシュートはゴールポストに跳ね返されるが、14デ・アラスカエッタが詰めてゴールネットを揺らす。しかし、9ガブリエウのポジションがオフサイドの位置でゴールは認められない。

≪後半≫

 後半開始からコリンチャンスは守備的ゆえに追いかける展開であまり機能していなかった6ルーカス・ピトンから攻撃的なATA28アジソン(Adson, 2000)へ最初の選手交代。

 しかし、後半最初にチャンスを迎えたのはフラメンゴ。

 8分、9ガブリエウ・バルボザがディフェンス裏に走りこむ14デ・アラスカエッタへスルーパス。GK/GOLと一対一になるもカシオが右手でグラウンダーのシュートを弾き、追加点を許さない。

 14分、交代でピッチに立った28アジソンが右サイドからドリブルで中に切れ込み左ゴールポストに走りこむ10ホージェル・ゲデスへクロスを供給。10ホージェル・ゲデスはフリーだったがボールは右足すね外側に当たり、ゴール枠上へ。

 17分、7エヴェルトン・ヒベイロがドリブルでPAに侵入。ペダラーダで26ファビオ・サントスをかわし、タイミングをずらしたシュートを放つ。このシュートはGK/GOLカシオが体の正面で弾くが、そのボールを9ガブリエウ・バルボザがシュート。シュートはポストを叩き、そこに詰めた7エヴェルトンが落ち着いて押し込む。待望の追加点、と思われたが、再び9ガブリエウのポジションがオフサイドで得点は認められない。

 早く追いつきたいコリンチャンスは22分にMF/MEI11ジュリアーノ(Giuliano, 1990)、33分にMF/MEI21マテウス・ヴィタウ(Mateus Vital, 1998)、VOL5マイコン(Maycon, 1997)を投入し、ボールを支配し始める。

 30分、10ホージェル・ゲデスがPA右外から巻き込むシュートを放つが、GK/GOLサントスがしっかりキャッチ。

 37分、左スローイング、21マテウス・ヴィタウからの戻りでボールを受けた26ファビオ・サントスが、左手で21マテウスに指示を出しながら中央へ走りこむ。8ヘナト・アウグストは26ファビオの動きでフリーになった21マテウスへボールを渡す。5人が並ぶ前線に21マテウスがクロスボールを供給。26ファビオが踵でコースを変え、28アジソンが落とし、11ジュリアーノが大勢を崩しながら右足でゴールネットにボールを突き刺す。

 コリンチャンスが遂に同点に追いついた。

 その後、両チームは大きなチャンスを迎えることなく、試合はそのまま90分を終え、優勝の行方はPK戦に委ねられた。

≪PK戦 結果≫

チーム背番号選手名成否
コリンチャンス 26ファビオ・サントス
(Fábio Santos)
フラメンゴ16フィリピ・ルイス
(Filipe Luís)
コリンチャンス11ジュリアーノ
(Giuliano)
フラメンゴ23ダヴィ・ルイス
(David Luiz)
コリンチャンス8ヘナト・アウグスト
(Renato Augusto)
フラメンゴ4レオ・ペレイラ
(Léo Pereira)
コリンチャンス23ファギネル
(Fagner)
フラメンゴ7エヴェルトン・ヒベイロ
(Everton Ribeiro)
コリンチャンス9ユーリ・アウベルト
(Yuri Alberto)
フラメンゴ9ガブリエウ・バルボザ
(Gabriel Barbosa)
コリンチャンス5マイコン
(Maycon)
フラメンゴ11エヴェルトン・セボリーニャ
(Everton Cebolinha)
コリンチャンス21マテウス・ヴィタウ
(Mateus Vital)
フラメンゴ22ホジネイ
(Rodinei)
 フラメンゴ 1人目 16フィリピ・ルイス GOLカシオが阻止。
 コリンチャンス 4人目 23ファギネル クロスバーにはじき返される。失敗。
 コリンチャンス 7人目 21マテウス・ヴィタウ クロスバーを越える。失敗。
 参加92チームにより争われた第34回コパ・ド・ブラジルは、リオデジャネイロ州リオデジャネイロ市を本拠地とするフラメンゴ(Flamengo)が2013年大会以来、4回目の優勝で幕を下ろした。
 当ブログ記事「コパ・ド・ブラジル 2022 結果」も併せてご覧ください。

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