以下の投稿内「ハイライト動画URL」欄のリンク先は CONMEBOL(南米サッカー連盟)YouTube公式サイト または サッカーサイト「GE」によるハイライト(得点シーン)動画です。
Grupo A
結果
試合日 (ブラジル時間) | ホームチーム | 結果 | アウェイチーム | 得点 |
---|---|---|---|---|
2024/04/23 | コロ-コロ (COL) Colo-Colo/CHI | 0-0 | アリアンサ・リマ (ALI) Alianza Lima/PER | COL: – ALI: – |
2024/04/25 | セロ・ポルテーニョ (CCP) Cerro Porteño/PAR | 0-0 | フルミネンセ (FLU) Fluminense | CCP: – FLU: – |
< セロ・ポルテーニョ (CCP) 0-0 フルミネンセ (FLU) >
フルミネンセは現状のほぼベストイレブン。GK+最終ラインの平均年齢は36.4歳。
試合はアウェイのフルミネンセがボールを持つ時間が長くが、効果的な攻撃をみせることはできない。前半32分にフルミネンセは左サイド最終ライン裏へ狙ったボールが相手ディフェンダーにクリアされるが、そのこぼれ球をFWヘルマン・カーノ(Germán Cano, 1988)がダイレクトにシュート。20m強の距離のシュートはファーサイドの隅を突くがセロ・ポルテーニョGKが両手で弾き出す。
前半はシュート数が3-3と大きな見せ場はなく終了。
後半22分、セロ・ポルテーニョは左サイド浅めの位置からグラウンダーのクロス。ニアサイドの選手が股を通すスルーし、ゴール正面に向かうボールにFWが詰めるが、フルミネンセGKファビオ(Fábio, 1980)とSBマルセロ(Marcelo, 1988)が身を挺してゴールを防ぐ。こぼれ球にセロ・ポルテーニョが詰めるが押し込めず、フルミネンセDFがクリア。
後半28分、フルミネンセは右CKからの混戦からゴールネットを揺らすが、VARの検証により、一連の流れの中でオフェンス側の選手の腕にボールが当たっておりゴールは無効となる。
後半32分、セロ・ポルテーニョは右サイドからのクロスに、ゴールエリア入口で会心のヘディングシュート。しかし、フルミネンセGKファビオが片手での決死のシュートセーブ。
後半30分前後にやや盛り上がった試合は、単調な流れの中、90分を終了。
フルミネンセはアウェイの試合で勝点「1」を持ち帰ることに成功した。
ハイライト動画URL
COL x ALI : https://www.youtube.com/watch?v=mdWmA_7B9es
CCP x FLU : https://www.youtube.com/watch?v=eBnAsAG9M4U
順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 試合 数 | 勝数 | 引分 | 敗数 | 得失 点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4 | アリアンサ・リマ (ALI) Alianza Lima/PER | 2 | 3 | 0 | 2 | 1 | -1 |
3 | セロ・ポルテーニョ (CCP) Cerro Porteño/PAR | 4 | 2 | 1 | 1 | 1 | 0 |
2 | コロ-コロ (COL) Colo-Colo/CHI | 4 | 3 | 1 | 1 | 1 | 0 |
1 | フルミネンセ (FLU) Fluminense | 5 | 3 | 1 | 2 | 0 | 1 |
Grupo B
結果
試合日 (ブラジル時間) | ホームチーム | 結果 | アウェイチーム | 得点 |
---|---|---|---|---|
2024/04/25 | コブレサル (COB) Cobresal/CHI | 0-2 | タジェーレス (TAL) Talleres/ARG | COB: – TAL: 19′, 28′ |
2024/04/25 | バルセロナSC (BSC) Barcelona/EQU | 0-2 | サンパウロ (SAO) Saõ Paulo | BSC: – SAO: 17′, 64′ |
< バルセロナSC (BSC) 0-2 サンパウロ (SAO) >
サンパウロは、ルイス・スベルディア(Luis Zubeldía)新監督の初采配試合。直近の試合の3バックから4バックに変更。最近の出場5試合で4得点と好調のFWフェヘイラ(Ferreira, 1997)を左SHに起用する。
試合はアウェイのサンパウロが自陣に引いて守る相手に対して相手陣でボールを展開し攻撃の糸口を探る。 前半17分、サンパウロは相手ペナルティエリア近辺で執拗にボールを展開。最後はFWフェヘイラがペナルティエリア左からゴール前、曲がりながら相手CBの間へ向かうクロス。両CBの間にポジションを取ったFWカレリ(Calleri, 1993)が頭に合わせゴールネットを揺らす。[0-1]
先制後もサンパウロがボールを支配し試合のテンポを落とす。前半35分過ぎにバルセロナは全体的に前に上がり中盤を狭め、マークを厳しくし、サンパウロ陣でのプレーが増える。しかし、GKハファエウ(Rafael, 1989)を脅かすようなシュートに持ち込むことは出来ない。
後半に入ると、バルセロナが高い位置でのプレスを始め試合の流れを掴む。
後半4分、バルセロナがペナルティエリア手前での個人技でディフェンダーが中央に寄せられると、ペナルティエリア左へボールを送りFWローハス(Rojas, 1997)がファーサイドへシュート。サンパウロGKハファエウが左手一本でボールを弾きだす。
後半5分、右サイドでセカンドボールを拾ったバルセロナが中央を経て再びペナルティエリア内左FWローハスのもとへボールを送る。FWローハスは今度はニアサイドへシュート。GKハファエウは今度は右手一本でCKに逃れる。
バルセロナがボールをサンパウロ陣で展開し、サンパウロがカウンターを狙う展開が続く。
後半19分、サンパウロが右CKを獲得すると、ゴール前に上げられたボールはDFがクリアし、GKがパンチング。このボールをペナルティエリア入口やや左で拾ったVOLアリソン(Alisson, 1993)が縦に仕掛け左足を振り抜く。強烈なシュートがゴールネットに突き刺さり、サンパウロが苦しい展開の中で貴重な追加点。[0-2]
サンパウロがリードを拡げると、バルセロナのプレスは弱まり、サンパウロがピッチを広く使いパスを交換する時間が増える。
後半40分が迫りバルセロナが再び攻勢となると、サンパウロは中盤と前線の選手を入れ替える交代を実施。ゴールから遠い位置でのボールキープ、守備を意図する。
後半アディショナルタイムにサンパウロCBアルボレーダ(Arboleda, 1991)の処理ミスからバルセロナがGKと一対一のチャンスを迎えるが、放たれたシュートはGK正面。
間もなくタイムアップの笛が吹かれ、サンパウロがアウェイで2-0の勝利。貴重な勝点「3」を獲得した。
ハイライト動画URL
COB x TAL : https://www.youtube.com/watch?v=nfXxJ_WnJD0
BSC x SAO : https://www.youtube.com/watch?v=JHwRqEBEw0c
順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 試合 数 | 勝数 | 引分 | 敗数 | 得失 点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | バルセロナSC (BSC) Barcelona/EQU | 2 | 3 | 0 | 2 | 1 | -2 |
4 | コブレサル (COB) Cobresal/CHI | 1 | 3 | 0 | 1 | 2 | -4 |
2 | サンパウロ (SAO) Saõ Paulo | 6 | 3 | 2 | 0 | 1 | 3 |
1 | タジェーレス (TAL) Talleres/ARG | 7 | 3 | 2 | 1 | 0 | 3 |
Grupo C
結果
試合日 (ブラジル時間) | ホームチーム | 結果 | アウェイチーム | 得点 |
---|---|---|---|---|
2024/04/23 | エストゥディアンテス (EST) Estudiantes de La Plata/ARG | 0-1 | グレミオ (GRE) Grêmio | EST: – GRE: 76′ (R66′) |
2024/04/24 | ウァチパト (HUA) Huachipato/CHI | 0-0 | ザ・ストロンゲスト (STR) The Strongest/BOL | HUA: – STR: – |
< エストゥディアンテス (EST) 0-1 グレミオ (GRE) >
2連敗のグレミオは決勝ラウンド進出のためには引き分けも許されない試合。4-2-3-1の布陣には、経験豊かなCBペドロ・ジェロメウ(Pedro Geromel, 1985)と、右サイドバックが本職のSBファビオ(Fábio, 1990)が左サイドバックとして最終ラインに入り、センターフォワードにはFWガウヴォン(Galvão, 1992)、ケガのMFパオン(Pavón, 1996)に代わり右サイドハーフにはFWガウジーノ(Galdino, 1997)が入る。
グレミオは左サイドのMFソテウド(Soteldo, 1997)を中心に攻めるが、MFソテウドにはペナルティエリア近辺では2~3選手がマークにつき、中央や逆サイドへのパスコースも消され、攻撃に厚みがつかない。前半34分にグレミオはCBペドロ・ジェロメウがケガのため交代を余儀なくされるアクシデントが発生。しかし、ツーボランチを含めた守備的な6選手がペナルティエリア内で粘り強く、体を張ったプレーで、エストゥディアンテスに枠を捉えたシュートを打たせない。
両チームともファールが多くテンポにかける試合は、前半の45分間を膠着した状態で終える。
ハーフタイムに両チームは修正を図り、後半に入ると、後半7分にエストゥディアンテス、後半8分にグレミオMFクリスタウド(Cristaldo, 1996)が枠を捉えるシュートに持ち込み、試合が動く気配が漂う。
後半12分、グレミオは左CKからの流れで、MFクリスタウドがゴールエリア左隅から後方から送られたボールを右足でボレー。ボールはクロスバーを直撃し跳ね返される。
後半21分、グレミオはVOLビジャサンチがこの試合2枚目のイエローカードを提示され退場。
後半26分、グレミオはFWナタン・フェルナンデス(Nathan Fernandes, 2005)、FWグスタヴォ・ヌーネス(Gustavo Nunes, 2005)、VOLドッジ(Dodi, 1996)の3選手を投入。
後半31分、ペナルティエリア手前でCBホドリゴ・エリー(Rodrigo Ely, 1993)が縦に入るボールをカット。FWナタン・フェルナンデスが拾うと、ドリブルの後、相手陣にボールを送る。中央やや左をFWグスタヴォ・ヌーネスが抜け出しドリブルでペナルティエリアに侵入。ゴール前にグラウンダーのクロスを送るとFWナタン・フェルナンデスが落ち着いて右足を合わせゴールネットを揺らす。[0-1]
後半39分、エストゥディアンテスがゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。 後半41分、グレミオはFWに代えCBグスタヴォ・マルチンスを投入し逃げ切りを図る。一人多いエストゥディアンテスは猛攻を仕掛け、3度に渡るCKもゴール前を固めるグレミオが耐え、サイドへ蹴りだすクリアボールを相手陣に持ち込み時間を消費。5分間のアディショナルタイムも決定的なピンチを迎えることなくタイムアップ。
グレミオは、一人少ない状況でピッチに送り出された2005年生まれのFWナタン・フェルナンデスとFWグスタヴォ・ヌーネスのコンビで奪ったゴールを最後まで守り抜き、アウェイでグループDを混戦に持ち込む貴重な勝点「3」を獲得した。
ハイライト動画URL
EST x GRE : https://www.youtube.com/watch?v=Cs1E1I261-c
HUA x STR : https://www.youtube.com/watch?v=7PPgqDXX6UE
順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 試合 数 | 勝数 | 引分 | 敗数 | 得失 点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | エストゥディアンテス (EST) Estudiantes de La Plata/ARG | 4 | 3 | 1 | 1 | 1 | 0 |
4 | グレミオ (GRE) Grêmio | 3 | 3 | 1 | 0 | 2 | -3 |
1 | ウァチパト (HUA) Huachipato/CHI | 5 | 3 | 1 | 2 | 0 | 2 |
2 | ザ・ストロンゲスト (STR) The Strongest/BOL | 4 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 |
Grupo D
結果
試合日 (ブラジル時間) | ホームチーム | 結果 | アウェイチーム | 得点 |
---|---|---|---|---|
2024/04/23 | ジュニオル・バランキージャ (JUN) Junior Barranquilla/COL | 1-1 | LDU (LDU) LDU/EQU | JUN: 12′(P) LDU: 45′(P) |
2024/04/24 | ボタフォゴ (BOT) Botafogo | 3-1 | ウニベルシタリオ (UNI) Universitario/PER | BOT: 47′, 57′, 90+2′ UNI: 90+4′ |
< ボタフォゴ (BOT) 3-1 ウニベルシタリオ (UNI) >
ボタフォゴは、リベルタドーレス開幕2戦を連敗。監督就任後公式戦2連敗を喫したアルトゥール・ジョルジ(Artur Jorge)監督だが、采配3試合目の全国選手権第2節を1-0の無失点試合で初勝利を収めると、直近の全国選手権第3節ジュヴェントゥージ戦は5-1の大勝。今の勢いをリベルタドーレスに持ち込み、決勝ラウンド進出への望みを繋ぎたい。
前半8分、ボタフォゴはFWチキーニョ・ソアレス(Tiquinho Soares, 1991)が足を痛め自ら交代を要求するアクシデント。しかし、前半は前に出る守備が相手の攻撃の芽を早い時点で潰し、70%を超すボール支配率を記録。サイドをゴールライン際までボールを持ちあがるプレーと比較的浅い位置から最終ライン裏へ抜け出す選手へのクロス、ミドルシュートを組み合わせた攻撃で相手ゴールへ迫る。
しかし、相手GKを脅かすようなシュートはなく、前半を0-0で折り返す。
後半2分、前半にケガを負ったFWチキーニョ・ソアレスに代わり投入されたMFエドゥアルド(Eduardo, 1989)が、後方からのボールを頭でFWジュニオール・サントス(Júnior Santos, 1994)に送ると、自らはゴール前に駆け上がり、FWジュニオール・サントスのクロスボールを足に合わせゴールネットを揺らす。[1-0]
後半12分、相手陣でVOLグレゴーリ(Gregore, 1994)が相手のビルドアップのボールを奪取。FWサバリーノ(Savarino, 1996)を経て、FWルイス・エンヒキ(Luiz Henrique, 2001)がペナルティエリア中央入口でボールを受けると、足の裏を使ったドリブルで間合いを詰めるGKをかわしボールをゴールに流し込む。[2-0]
後半45+2分、右サイドライン際で一対一を制したSBマテオ・ポンテ(Mateo Ponte, 2003)がペナルティエリア横から3選手が斜め後方へ直線上に並ぶコースにパスを送ると、2番目に位置したMFエドゥアルドがパスをカットするような形で受けると、縦にディフェンダーの間を抜け出し、GKと一対一となりボールをゴールに突き刺す。[3-0]
後半45+4分、ウニベルシタリオは中盤で前後にボールを動かした後、最終ライン右寄りを抜け出したMFクリストファー・オリバレス(Christopher Olivares, 1999)にボールが渡りゴール。[3-1]
ボタフォゴが後半の早い時間帯に先制すると、前半に続き後半も試合を支配。中押し、ダメ押しのゴールを決め3-1の完勝。前に出る守備と、相手陣でボールを支配する局面では、誰かがスプリントで前後・斜めに動き、スペースを狙う・作り出すことで攻撃に厚みを生み出す観ていて面白いサッカーを展開。
リベルタドーレス3試合目で初勝利。決勝ラウンド進出に向けた反撃ののろしを上げた。
ハイライト動画URL
JUN x LDU : https://www.youtube.com/watch?v=Ss4dIb3cEIQ
BOT x UNI : https://www.youtube.com/watch?v=dYVdHX-odcE
順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 試合 数 | 勝数 | 引分 | 敗数 | 得失 点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4 | ボタフォゴ (BOT) Botafogo | 3 | 3 | 1 | 0 | 2 | -1 |
1 | ジュニオル・バランキージャ (JUN) Junior Barranquilla/COL | 5 | 3 | 1 | 2 | 0 | 2 |
2 | LDU (LDU) LDU/EQU | 4 | 3 | 1 | 1 | 1 | 0 |
3 | ウニベルシタリオ (UNI) Universitario/PER | 4 | 3 | 1 | 1 | 1 | -1 |