【リベルタドーレス2024】 第4節 グループ A.B.C.D. [05/07-09](1試合順延)

投稿者: | 2024年5月7日


以下の投稿内「ハイライト動画URL」欄のリンク先は
CONMEBOL(南米サッカー連盟)YouTube公式サイト または サッカーサイト「GE」によるハイライト(得点シーン)動画です。

Grupo A

結果

試合日
(ブラジル時間)
ホームチーム結果アウェイチーム得点
2024/05/08アリアンサ・リマ (ALI)
Alianza Lima/PER
1-1セロ・ポルテーニョ (CCP)
Cerro Porteño/PAR
ALI: 80′
CCP: 26′
2024/05/09コロ-コロ (COL)
Colo-Colo/CHI
0-1フルミネンセ (FLU)
Fluminense
COL: –
FLU: 74′
< コロ-コロ (COL) 0-1 フルミネンセ (FLU) >
   ホームのコロ-コロがボール支配、テリトリーで圧倒する。しかし、フルミネンセは、時には6選手が最終ラインに並ぶ鉄壁を築き、ことごとくボールを弾き返す。一方、フルミネンセの守備はボールを待ってプレーする場面が多く、ボール奪取後は縦への推進力がなく、また、コロ-コロの高い位置でのプレスや、3選手が高い位置で等間隔に並びフルミネンセのカウンターに備えるため、フルミネンセはカウンターを発動できずコロ-コロにボールを奪われてしまう。
   前半のほとんどの時間帯をコロ-コロがフルミネンセ陣内でプレーするが、最終ラインを前にしてアイディアに欠け、ミドルシュートは精度を欠き、サイドに展開してはクロスを上げるまでに時間を無駄にかけるなど、決定的な場面を創出することができない。
   前半45+1分、フルミネンセはMFリマ(Lima, 1996)が右サイドの角度のない位置からシュート。しかし、GKがブロック。これがフルミネンセの初シュート。
   後半20分、コロ-コロFWダミアン・ピサロ(Damián Pizarro, 2005)のシュートはフルミネンセGKファビオの脇を抜けるが、ゴールポストを叩きゴールラインを割る。
   ※FWダミアン・ピサロは2024/25シーズン前のウディネーゼ/ITAへの移籍が内定している。
   後半29分、フルミネンセは右CKを獲得。ゴール前に上げられたボールはクリアされるが、PA左手前でSBマルセロ(Marcelo, 1988)が確保。中央に向かいながら右足を振り抜く。ゴールに向かう途中にCBマノエウ(Manoel, 1990)に当たりコースが僅かに変わるとボールはゴールネットを揺らす。苦戦を強いられてきたフルミネンセが僅かチャンスをゴールへと繋げる。[0-1]
   フルミネンセはリードすると6バックの陣形でゴール前に閂をかける。
   試合はフルミネンセが1-0の逃げ切り勝ちを収めた。

ハイライト動画URL

ALI x CCP : https://www.youtube.com/watch?v=CzyOQuIBBSs
COL x FLU : https://www.youtube.com/watch?v=D99VdyBoiAE

順位表

順位チーム名勝点試合
勝数引分敗数得失
点差
4アリアンサ・リマ (ALI)
Alianza Lima/PER
34031-1
2セロ・ポルテーニョ (CCP)
Cerro Porteño/PAR
541210
3コロ-コロ (COL)
Colo-Colo/CHI
44112-1
1フルミネンセ (FLU)
Fluminense
842202

Grupo B

結果

試合日
(ブラジル時間)
ホームチーム結果アウェイチーム得点
2024/05/08タジェーレス (TAL)
Talleres/ARG
3-1バルセロナSC (BSC)
Barcelona/EQU
TAL: 12′, 25′, 90+4′
BSC: 61′
2024/05/08コブレサル (COB)
Cobresal/CHI
1-3サンパウロ (SAO)
Saõ Paulo
COB: 23′,
SAO: 38′, 60′, 78′
< コブレサル (COB) 1-3 サンパウロ (SAO) >
   立ち上がりからサンパウロがボールを保持し相手陣で試合を展開。右サイドを中心に相手ゴールに迫る。一方のコブレサルは4-4の2ラインに入るボールに厳しい寄せを見せ、また、時間帯に応じて縦の出足を鋭くし、サンパウロの隙をうかがう。
   前半23分、サンパウロはビルドアップでのパスを相手陣を目前にカットされる。コブレサルはMFレオ・バレンシア(Leonardo Valencia, 1991)がピッチ中央をドリブルでボールを持ちあがり、ペナルティエリア(PA)内右サイドゴールライン手前へボールを送る。FWフランコ・ガルシア(Franco Garcia, 1997)がゴールライン沿いにファーサイドへ山なりのクロス。MFセプルベダ(Sepúlveda, 1992)が頭で中央に折り返したボールをFWディエゴ・コエーリョ(Diego Coelho, 1995)がゴールへ蹴り込みコブレサルが先制。[1-0]
   スコアが動いた後も試合展開は変わらない。サンパウロは焦りを見せず相手陣特に右サイドを中心に守備の穴を探り、コブレサルも組織的に連動する守備で対抗する。
   前半38分、サンパウロは相手陣中央をMFミシェル・アラウーホ(Michel Araújo, 1996)がPA左角に向けドリブル。PA内に侵入すると中央PA入口へパス。FWカレリ(Calleri, 1993)が守備ラインを下げる中、FWルシアーノ(Luciano, 1993)が下がったラインの手前でボールを受けると、間合いを詰めに上がるディフェンダーをかわしシュート。ボールはゴール左上に突き刺さる。[1-1]
   後半13分、サンパウロは中盤を中心に前半に個人技からアシストを記録したMFミシェル・アラウーホを含めた3選手を交代。ボールを持ちながらもコブレサル守備陣を崩しきれない攻撃陣にメスを入れる。するとその効果は瞬く間に表れる。
   後半15分、サンパウロが相手陣右サイド深くからPAの縁に沿ってボールを中央やや左へボールを戻すと、MFホドリゴ・ネストール(Rodrigo Nestor, 2000)が思い切りのいいミドルシュート。これがゴールネットに刺きささり、サンパウロが遂に逆転。[1-2]
   後半33分、サンパウロは自陣からVOLアリソン(Alisson, 1993)が相手最終ライン裏へ柔らかいボールを送ると、FWエリキ(Erick, 1997)がダイレクトに中央へ折り返す。FWカレリ(Calleri, 1993)がさらにダイレクトにGKの頭上を越えるロビングのシュート。クロスバーに跳ね返されたボールをFWカレリが頭で押し込みサンパウロがダメ押しの3点目。[1-3]
   2点のリードを奪うとサンパウロは試合をコントロール。試合のテンポを落とし、選手交代で時間を潰し、試合はそのまま終了。
   サンパウロは開幕節の敗戦後は3連勝。グループ2位以上が確定し、2試合を残し決勝ラウンド進出を決めた。

ハイライト動画URL

TAL x BSC : https://www.youtube.com/watch?v=KhEOrXFfL7o
COB x SAO : https://www.youtube.com/watch?v=8DEmbyhTXV0

順位表

順位チーム名勝点試合
勝数引分敗数得失
点差
3バルセロナSC (BSC)
Barcelona/EQU
24022-4
4コブレサル (COB)
Cobresal/CHI
14013-6
2サンパウロ (SAO)
Saõ Paulo
943015
1タジェーレス (TAL)
Talleres/ARG
1043105

Grupo C

結果

試合日
(ブラジル時間)
ホームチーム結果アウェイチーム得点
2024/05/09ザ・ストロンゲスト (STR)
The Strongest/BOL
1-0エストゥディアンテス (EST)
Estudiantes de La Plata/ARG
STR: 13′
EST: –
順延ウァチパト (HUA)
Huachipato/CHI
x-xグレミオ (GRE)
Grêmio
HUA: ‘,
GRE: ‘,
< ウァチパト (HUA) - 順延 - グレミオ (GRE) >
ブラジル連邦共和国リオグランデドスル州全域を襲った長雨、大雨により、グレミオが本拠を置く州都ポルトアレグレの大部分が浸水の被害。トレーニングも含め、クラブはサッカーを行う環境になく、CONMEBOLにより試合の順延の決定が下された。
ポルトアレグレ 洪水 浸水 アレーナ グレミオ 周辺
現地時間2024年5月6日:アレーナグレミオ周辺
ポルトアレグレ 洪水 浸水 アレーナ グレミオ スタジアム内部
現地時間2024年5月6日:アレーナグレミオのピッチ
ブラジル リオグランデドスル州 ポルトアレグレ 洪水 浸水 被害 前後 比較 衛星写真
衛星写真: ポルトアレグレ水害前後 被害状況

ハイライト動画URL

STR x EST : https://www.youtube.com/watch?v=9vIkdVCd_Cs
HUA x GRE : 順延

順位表

順位チーム名勝点試合
勝数引分敗数得失
点差
エストゥディアンテス (EST)
Estudiantes de La Plata/ARG
44112-1
グレミオ (GRE)
Grêmio
33102-3
ウァチパト (HUA)
Huachipato/CHI
531202
ザ・ストロンゲスト (STR)
The Strongest/BOL
742112

Grupo D

結果

試合日
(ブラジル時間)
ホームチーム結果アウェイチーム得点
2024/05/07ウニベルシタリオ (UNI)
Universitario/PER
1-1ジュニオル・バランキージャ (JUN)
Junior Barranquilla/COL
UNI: 24′
JUN: 5′
2024/05/08ボタフォゴ (BOT)
Botafogo
2-1LDUキト (LDU)
LDU/EQU
BOT: 31′, 69′
LDU: 45+1′
< ボタフォゴ (BOT) 2-1 LDUキト (LDU) >
   グループ最下位で今節に臨むボタフォゴだが、この試合に先だって行われた他会場の試合の結果、この試合に勝てば一気に勝点で首位に並ぶことが可能。直近の試合で公式戦の連勝が「5」でストップしたものの、監督交代後の結果を伴っているサッカーをこの試合でも展開したい。
   ボタフォゴがボールを支配。LDUキトは高い位置でプレスをかけず、自陣に敷いた4-4のツーラインに入るボールに対し厳しいマークを施す。ボタフォゴは左サイドを中心に攻撃を組み立てようとするがLDUキト守備ブロックを崩すことができない。
   前半18分、LDUキトが相手陣ペナルティエリア(PA)左手前で獲得したFKからの流れでFWエストラーダ(Estrada, 1996)が踵でボールをゴールに押し込む。しかし、複数の検証対象があり、ボタフォゴの選手に当たったボールの解釈など、8分にも渡るVARによる検証の結果、主審はオフサイドの判定を下す。
   前半31分、ボタフォゴは右サイドライン際でボールを回し、FWルイス・エンヒキ(Luiz Henrique, 2001)が大きくサイドへボールを送る。中央へ絞り気味にポジションを移した左SBウーゴ(Hugo, 2001)がPA内でそのボールを受けると、GKの位置を確認し、左足を振り抜く。ボールはゴールネットに突き刺さりボタフォゴが先制。[1-0]
   前半45+1分、LDUキトは相手陣PA左手前でFKを獲得。ゴール前に上げられたボールにFWエストラーダが高さのあるヘディングシュートでゴールネットを揺らすが、副審はオフサイドフラッグを掲げる。しかし、VARによる検証の結果、ゴールは認定。LDUキトが同点に追いつく。[1-1]
   ボタフォゴは、同じような位置からの相手FKに二度に渡りゴールネットを揺らされる。一度目はVARの検証によりオフサイドの判定に助けられたが、二度目はゴールが認定。不用意なファールを慎み、セットプレーでの守備精度を高めたい。
   後半は再びLDUキトが無理に攻めず自陣に守備ブロックを構築。ボタフォゴは左サイドを中心に攻めるが、最終ラインに5選手が並ぶLDU守備陣を崩せない。
   後半24分、ボタフォゴは最終ラインからMFオスカル・ホメーロ(Óscar Romero, 1992)へ鋭い縦パス。MFオスカル・ホメーロは前を向くとPA入口のFWジュニオール・サントス(Júnior Santos, 1994)の足元へ鋭いパス。ボールを受けたFWジュニオール・サントスがGKの位置を確認しボールをゴールネットに突き刺す。[2-1]
   サイドを使わず縦に速い展開でLDUキト守備網を崩す。
   その後試合は、LDUキトが攻める姿勢を見せ、ボタフォゴはカウンターのチャンスをうかがう。後半35分を過ぎ、ボタフォゴは相次いでカウンターのチャンスを3度迎えるがゴールを決め切ることができない。
   7分間のアディショナルタイムには押し込まれる時間帯もあったが、決定的な場面を与えることはなく試合はタイムアップ。
   ボタフォゴが2-1の勝利。開幕2連敗のあと2連勝。一気にグループ2位に浮上した。

ハイライト動画URL

UNI x JUN : https://www.youtube.com/watch?v=U5tBGmLCcr4
BOT x LDU : https://www.youtube.com/watch?v=Q3KyaDt8KeQ

順位表

順位チーム名勝点試合
勝数引分敗数得失
点差
2ボタフォゴ (BOT)
Botafogo
642020
1ジュニオル・バランキージャ (JUN)
Junior Barranquilla/COL
641302
4LDUキト (LDU)
LDU/EQU
44112-1
3ウニベルシタリオ (UNI)
Universitario/PER
54121-1

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