(ブラジル標準時間 2024年5月30日 午後0時01分 「GE」より)
フラメンゴ所属CBファブリシオ・ブルーノ(Fabrício Bruno, 1996)は、ウェストハム/ENGからのオファーを拒否したと報道されている。
当件はクラブ間で合意に達したものの、選手・代理人側が、現状の年俸とオファー額、ロンドンとリオデジャネイロとの物価水準、契約期間(現状契約2028年末に対しウェストハムのオファーは2027/28シーズン末)を比較し、ウェストハムに条件の変更を申し入れたものの、ウェストハム側は申し出を拒否。最終的に交渉は破談となったとのこと。
CBファブリシオ・ブルーノは、交渉のため、前日のリベルタドーレスの試合を欠場。今週末のヴァスコ・ダ・ガマとのクラシコがフラメンゴでの最後の試合とみられていたが、今後もマラカナンスタジアムで赤黒(Rubro-Negro/フーブロ・ネグロ)のユニフォームをまとった勇姿を見ることができそうだ。
(ブラジル標準時間 2024年5月22日 午後3時10分 「GE」より)
ウェストハム/ENGは、ブラジル代表CBファブリシオ・ブルーノ(Fabrício Bruno, 1996)の獲得に向け、所属先のフラメンゴと交渉を開始、数日中の合意が見込まれている。
移籍金は1500万ユーロ(約25億円)の見込み。
<ファブリシオ・ブルーノ (Fabrício Bruno)>
本名: Fabrício Bruno Soares de Faria (ファブリシオ・ブルーノ・ソアレス・デ・ファリア)
身長190cm
体重92kg
ポジション: センターバック(右)
利き足: 右
クルゼイロ育成出身。2016年4月10日の州選手権にて20歳のプロデビュー。2017年期限付き移籍先のシャペコエンセでレギュラーの座を掴むものの、クルゼイロに復帰後は多くの出場機会に恵まれず、2020年にRBブラガンチーノへ移籍。2021年、レギュラーとして57試合に出場し、チームのコパ・スウアメリカーナ準優勝に貢献。翌2022年のシーズン開幕後にフラメンゴがRBブラガンチーノから引き抜く形で獲得。チームのリベルタドーレスとコパ・ド・ブラジルの二冠に大きく貢献した。
2023年は、ヴィトル・ペレイラ(Vítor Pereira)監督、ホルヘ・サンパオリ(Jorge Sampaoli)監督、チチ(Tite)監督と、3人の監督のもと、絶対的なレギュラーとして君臨。チーム最多タイの64試合、チーム最多の5519分の出場記録を残した。
2024年は、5月22日現在、チーム全28試合のうち21試合に出場。
2024年3月23日国際親善試合イングランド戦にて先発出場を果たし代表デビュー。3月26日国際親善試合スペイン戦にもまた先発出場を果たした。
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スピードに絶対的な自信を持ち、ドリブル阻止、パスカットを得意とする。また、相手FWに前を向いて自由にプレーさせない厳しいマンマークも印象深い。
2023年にグレミオでプレーしたウルグアイ代表FWルイス・スアレス(Luis Suárez, 1987)は、9月の雑誌インタビューと、12月の全国選手権ベストイレブン表彰式の場の2度に渡り、ファブリシオ・ブルーノを『ブラジル国内で対戦した中で最も素晴らしいセンターバック』と称賛した。
<クラブ別公式戦記録>
- クルゼイロ -
2016 : 8試合1得点
- シャペコエンセ(レンタル元クルゼイロ) -
2017 - 2018 : 56試合2得点
タイトル: 2017年サンタカタリーナ州選手権
- クルゼイロ -
2019 : 26試合
タイトル: 2019年ミナスジェライス州選手権
- RBブラガンチーノ -
2020 - 2022.2 : 82試合3得点2アシスト
- フラメンゴ -
2022.2 - 現在(2024.5) : 113試合5得点3アシスト
タイトル: 2022年コパ・リベルタドーレス、 2022年コパ・ド・ブラジル、 2024年リオデジャネイロ州選手権
<代表履歴>
2024.03.23 国際親善試合イングランド戦(〇1-0) 90分間出場
2024.03.26 国際親善試合スペイン戦(△3-3) 90分間出場