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全国選手権順延分 対戦組合せ
以下の試合の概要はこの記事で。
・第2節順延分 2024/06/05 クイアバ(CUI) x ヴィトーリア(VIT)
・第5節順延分 2024/06/05 ジュヴェントゥージ(JUV) x アトレチコ・ゴイアニエンセ(ACG)
・第6節順延分 2024/06/09 クリシウーマ(CRI) x クイアバ(CUI)
・第3節順延分 2024/未定 クリシウーマ(CRI) x フォルタレーザ(FOR)
・第5節順延分 2024/未定 グレミオ(GRE) x クリシウーマ(CRI)
・第5節順延分 2024/未定 クルゼイロ(CRU) x インテルナシオナウ(INT)
・第6節順延分 2024/未定 インテルナシオナウ(INT) x ジュヴェントゥージ(JUV)
・第6節順延分 2024/未定 アトレチコ・ミネイロ(CAM) x グレミオ(GRE)
全国選手権第2, 3, 5, 6節順延分 試合概要
クイアバ(CUI) 0-0 ヴィトーリア(VIT)
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=XNn3VU3eMDQ
今節前の順位
クイアバは全国選手権0勝0分5敗勝点0の20位。
ヴィトーリアは全国選手権0勝1分5敗勝点1の19位。
得点シーン
N/A
試合経過、所感その他
ボール保持率: 前半:% % ⇒ 前後半:54% 46%
シュート(枠内): 前半:‐(-) ⇒ 前後半:9-11(0-3)
パス成功率: 前半:% % ⇒ 前後半:84% 82%
Desarmes: 前半:‐ ⇒ 前後半:15-8
Faltas Cometidas: 前半:‐ ⇒ 前後半:19-14
クイアバは全国選手権5戦5敗。そして未だ無得点。とは言え、全国選手権が順延された期間は、3つのカップ戦での5試合を4勝1分。その内、プチ(Petit)新監督の采配下で3勝1分。コパ・スウアメリカーナはグループ2位に食い込むプレーオフへの進出を決めた。また、全国選手権も前節はインテルナシオナウを相手に0-1の接戦に持ち込み、チーム状況は上向きにある。
今節のスタメンは、最終ラインの2選手など計3選手を変更。前線をツートップからワントップに変更し、中盤での優位を勝ち取りたい意図と思われる。
ヴィトーリアは、前節の未勝利同士の対戦は、試合の主導権を握ったものの、前半39分の退場で主導権を失い、0-2の完敗。後半37分にも退場者を出し、今節に嫌な流れを持ち込んでいる。
今節のスタメンは、前節から5つのポジションで変更。スリーボランチの布陣で、前線にベテランFWオズヴァウド(Osvaldo, 1987)を起用。固い守備から効率的にボールを前線に運びたい。
ホームのクイアバがボールを支配し相手陣でパスを回し、アウェイのヴィトーリアがPA手前でコンパクトな2ラインを敷き防戦する構図で試合が進む。
前半31分、ヴィトーリアはゴール前で相手クロスをクリアすると、自陣で細かくパスを繋ぎ、MFマテウジーニョ(Matheuzinho, 1887)が一気に相手陣左サイドライン際へパスを送り攻撃のギアを上げる。FWオズヴァウド(Osvaldo, 1987)がボールをキープし味方の上りを待つが、相手の帰陣が速くシュートを選択。クイアバGKヴァウテル(Walter, 1987)が体の正面でキャッチする。
前半34分、ヴィトーリアは自陣で相手のパスをカット。こぼれ球をFWアレハンドロ(Alerrandro, 2000)がボールを拾い、素早く右サイドへ展開。その間にFWアレハンドロはPAに侵入し戻りのボールを受けると、中央へクロス。FWオズヴァウドがスルーした背後にVOLカイオ・ヴィニシウス(Caio Vinícius, 1999)が現われシュートを放つが、ボールはゴールポストの外へ僅かに流れる。
前半35分、クイアバは相手陣高い位置で相手パスをカット。FWイシドロ・ピッタ(Isidro Pitta, 1999)がこぼれ球を拾い、DFを切り返しでかわし、PA入口から強烈なシュート。しかし、ボールはクロスバーを直撃し跳ね返されゴールは生まれない。
後半はヴィトーリアがボールを保持する意識を高めピッチに戻ると、後半10分に相手陣入口からの縦パスから2本のパスを繋ぎFWクレイソン(Clayson, 1995)がシュート。しかし、GKヴァウテルで片手で弾き出す。
その後両チームは選手交代で次々と攻撃的な選手を投入し、試合はスピード感を増すが、決定機は訪れない。
後半38分、自陣からのロングボールをクイアバFWイシドロ・ピッタが収め、右サイドに流れゴールライン際からマイナスのパス。VOLギリェルミ・マドゥルーガ(Guilherme Madruga, 2000)のシュートは枠を捉えず、それを逆サイドで拾ったFWジョナタン・カフー(Jonathan Cafú, 1991)がDFをかわしシュートに持ち込むが、これも枠を捉えずゴールラインを割る。
試合は、両チームともゴールを奪うことができず、0-0のスコアでタイムアップを迎えた。
クイアバは、試合の主導権を握りボールを支配したもののこの試合も無得点に終わり、全国選手権は6試合を戦い未だ1ゴールも奪えていない。この試合も枠内シュートはゼロ。
一方で、高い位置に最終ラインを押し上げた戦術は機能し、相手カウンターへの対応もよく、最近の5試合で3度目の無失点試合と守備面は大きな進歩を見せている。守→攻の移行もスムーズなだけに、最後のフィニッシュの精度を高め、一試合でも早く白星を飾りたい。
ヴィトーリアは、守備的な姿勢から、ボールを奪うとMFマテウジーニョにボールを集め、攻撃にシフトするゲームプラン通りと思われる試合を展開。前半34分に決定機を迎えたがゴールを奪えなかった。
後半25分以降に攻撃的な選手を次々と交代していったが、相手ゴールに迫る場面は少なく無得点。アウェイで勝点「1」を獲得したことが僅かな収穫となった。
チアゴ・カルピーニ(Thiago Carpini)監督の3試合目の指揮となったが、未だ勝ち星はなし。2023年はダークホースのジュヴェントゥージを率い全国選手権2部を2位で昇格に導いたが、ヴィトーリアの再建には今しばらく時間がかかりそうだ。
ジュヴェントゥージ(JUV) 1-0 アトレチコ・ゴイアニエンセ(ACG)
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=eeSyJEnVyaY
(JUV) : 38' #21 ルーカス・バルボーザ(Lucas Barbosa, 2001)[#7 エリキ・ファリアス(Erick Farias, 1997)]
今節前の順位
ジュヴェントゥージは全国選手権1勝4分1敗勝点7の12位。
アトレチコ・ゴイアニエンセは全国選手権1勝2分4敗勝点5の18位。
得点シーン
(JUV) : 38' #21 ルーカス・バルボーザ(Lucas Barbosa, 2001)[#7 エリキ・ファリアス(Erick Farias, 1997)]
左CKのキッカーはMFネネー(Nenê, 1981)。左足でゴール前に上げられたボールは、GKが飛び出し空中戦で競り合うが、ゴールライン際を割らずにFWエリキ・ファリアスが頭で折り返す。そのボールをFWルーカス・バルボーザが押し込みジュヴェントゥージが先制。[1-0]
FWルーカス・バルボーザは、サントスからの期限付き移籍でプレー。2022年にはサントスにて41試合4得点4アシストの成績を残すが、2023年は22試合3得点の成績で7月にコリチバへ期限付き移籍。今季は新天地で既に22試合に出場しキャリアハイの7得点、3アシストを記録中。194cmの長身ながらスピードもあり、ホージェル・マシャード監督のもと、素質を開花しつつある。
試合経過、所感その他
ボール保持率: 前半:51% 49% ⇒ 前後半:47% 53%
シュート(枠内): 前半:4‐8(2-1) ⇒ 前後半:9-19(3-5)
パス成功率: 前半:77% 82% ⇒ 前後半:75% 81%
Desarmes: 前半:7‐7 ⇒ 前後半:15-9
Faltas Cometidas: 前半:7‐5 ⇒ 前後半:13-12
ジュヴェントゥージは、6月1日全国選手権第7節フルミネンセ戦は一か月ぶりの試合、1-1の引き分けに終えたが、アウェイで相手を上回る内容を見せた。今節のフルミネンセ戦からのスタメンの変更点は、出場停止明けのVOLカイーキ(Caíque, 1995)が復帰した点のみ。最終ラインを高い位置に敷いたコンパクトな陣形で、守備から人数をかけた攻撃へ移行するサッカーを今節も展開したい。
アトレチコ・ゴイアニエンセは、前節の未勝利同士の一戦を2-0の快勝で選手権初勝利。上位のフラメンゴ、ボタフォゴ、クルゼイロと1点差の接戦を繰り広げながらも惜敗が続いていたが、前節はその鬱憤を晴らすかのいい内容の勝利。連勝を飾り、降格圏から抜け出したい。
今節のスタメンは前節と同じ顔ぶれ。前節で見せた好内容の試合を今節でも再現したい。
試合はアウェイのアトレチコ・ゴイアニエンセが積極的な試合を展開。
前半6分にMFシャイロン(Shaylon, 1997)が強烈なミドルシュートを見舞うと、前半17分には相手陣PA手前を右サイドから左サイドへボールを繋ぎ、左SBギリェルミ・ホマォン(Guilherme Romão, 1997)がシュート。GKガブリエウ(Gabriel, 1992)が横跳びに両手で弾き返したボールをFWアレホ・クルス(Alejo Cruz, 2000)が頭で押し込もうとするが、態勢を立て直したGKガブリエウが両手でしっかりとキャッチ。
前半18分、ジュヴェントゥージは自陣からのロングカウンター、最後はPA手前からFWマルセリーニョ(Marcelinho, 2002)が右足の巻き込むシュートを放つも、ボールは枠を捉えない。
前半28分、アトレチコ・ゴイアニエンセは相手陣PA手前でパスをインターセプト。絶好のチャンスを迎えたが、シュートはDFのブロックに遭い、こぼれ球をさらにシュートに持ち込むが、ボールは枠を越える。
前半38分、押され気味のジュヴェントゥージがCKから先制、1-0とリードして前半を終える。
後半開始時にアトレチコ・ゴイアニエンセはFWエミリアーノ・ロドリゲス(Emiliano Rodríguez, 2003)とFWマックス(Max, 2002)を投入。
後半10分にMFシャイロンがミドルシュートを放つがGKガブリエウが片手で阻止。後半14分、GKからのロングフィードにFWエミリアーノ・ロドリゲスが抜け出しシュートに持ち込むがDFがシュートブロック。後半21分にはCKからFWエミリアーノ・ロドリゲスが頭を合わせるがGKの正面。
一方のジュヴェントゥージも後半34分に自陣からカウンターを発動し最後はMFネネー(Nenê, 1981)がシュート。しかし、ボールは大きく枠を越える。
後半42分、アトレチコ・ゴイアニエンセはFWマックスが右サイドドリブルでPAに侵入しシュートを放つが、GKガブリエウが片手で阻止。
後半45+2分、ゴール前の混戦から、アトレチコ・ゴイアニエンセFWエミリアーノ・ロドリゲスがボールをゴールへ押し込もうとするが、GKガブリエウがまたもや立ちはだかりボールを弾き返す。
終盤はオープンな展開となったが、両チームともゴールをこじ開けることができず、ホームのジュヴェントゥージが前半の1点を守り抜き、試合はタイムアップ。1-0でジュヴェントゥージが勝利を収めた。
ジュヴェントゥージは、試合の主導権を握られながらも、組織的な守備とGKガブリエウの相次ぐ好守でゴールを守り抜き零封勝ち。勝点を「9」に伸ばした。
攻撃面では1981年生まれの大ベテランMFネネーが90分間のフル出場を果たし、後半34分には自陣からのカウンターからシュートに持ち込むタフさを見せた。運動量は少ないながらもコースを切る位置取りや、相手の攻撃の起点への寄せなど、守備面でも貢献。生きる教科書としてピッチ上でチームを引っ張っている。
アトレチコ・ゴイアニエンセは、決定機を決め切ることができず、2連勝を逃す。
しかし、後半は2000年以降生まれの、FWエミリアーノ・ロドリゲス、FWマックス、途中で退いたFWアレホ・クルスの3選手が、再三シュートに絡み、今後の活躍を期待させた。
守備面でもセットプレーから失点を喫したものの、カウンターにはしっかりとした対応で阻止するなど、流れの中からはほとんどピンチらしいピンチを迎えることはなかった。
今節は相手GKの好守に阻まれゴールを奪えずに終わったが、この内容を継続すれば、現在18位とは言え、まだまだ中位をうかがうことが期待できる試合だった。
クリシウーマ(CRI) 2-5 クイアバ(CUI)
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=wI9_OZLuN44
(CUI) : 16' #9 イシドロ・ピッタ(Isidro Pitta, 1999)[#7 ジョナタン・カフー(Jonathan Cafú, 1991)]
(CUI) : 23' #25 クレイソン(Clayson, 1995)[#7 ジョナタン・カフー(Jonathan Cafú, 1991)]
(CUI) : 35' #25 クレイソン(Clayson, 1995)[#27 デニウソン(Denilson, 2001)]
(CUI) : 46' #10 マックス(Max, 2001)[#9 イシドロ・ピッタ(Isidro Pitta, 1999)]
(CRI) : 63' #17 マテウジーニョ(Matheusinho, 1998)[#13 ジョナタン(Jonathan, 1992)]
(CRI) : 65' #29 トビアス・フィゲイレード(Tobias Figueiredo, 1994)[#22 マルセロ・エルメス(Marcelo Hermes, 1995)]
(CUI) : 90+5' #23 ハモン(Ramon, 2001)[#8 ギリェルミ・マドゥルーガ(Guilherme Madruga, 2000)]
今節前の順位
クリシウーマは全国選手権1勝2分1敗勝点5の16位。
クイアバは全国選手権0勝0分6敗勝点0の20位。
得点シーン
(CUI) : 16' #9 イシドロ・ピッタ(Isidro Pitta, 1999)[#7 ジョナタン・カフー(Jonathan Cafú, 1991)]
ハーフライン付近から右サイドライン際から縦に送られたボールをFWジョナタン・カフーがDFと並走しながらもゴール前へクロスボールを送ると、ゴール正面に駆け上がったFWイシドロ・ピッタが足を合わせアウェイのクイアバが先制。[0-1]
FWイシドロ・ピッタは、セロ・ポルテーニョ育成出身で、2018年2月にポルトガルの地域リーグで18歳のプロデビューを果たしたパラグアイ国籍選手。スペインでのプレー歴も持つ。2023年にクイアバに加入し、同年はいずれもキャリアハイとなる46試合12得点7アシストを記録。2024年はセンターフォワードとして定着し、すでに前年を越える15得点を記録している。
(CUI) : 23' #25 クレイソン(Clayson, 1995)[#7 ジョナタン・カフー(Jonathan Cafú, 1991)]
自陣でボールを奪いカウンター。FWジョナタン・カフーが右サイドをPA中央に向かいドリブルでボールを持ちあがり、PA手前左サイドへボールを送る。ボールを受けたFWクレイソンはDFの股下を抜くシュート。これがゴールネットを揺らしクイアバが追加点。[0-2]
FWクレイソンは、2022年7月‐2023年6月にV・ファーレン長崎/JPNにてプレーし25試合4得点。2023年7月にクイアバに加入すると、スピード豊かなウィンガーとして、左右にピッチを広く使う戦術にフィットし、半年間で23試合7得点2アシストを記録。2024年もチームの主力として、この試合を含め、29試合6得点2アシストと安定した成績を収めている。
(CUI) : 35' #25 クレイソン(Clayson, 1995)[#27 デニウソン(Denilson, 2001)]
相手陣左サイドでの展開。VOLデニウソンからボールを受けたFWクレイソンが、PA左から中央に向かいPAに侵入し右足を振り抜く。ボールがファーサイドのゴールネットを揺らすゴラッソ。クイアバが3点目。[0-3]
VOLデニウソンは、フラメンゴやアトレチコ・ミネイロといった名門クラブの下部組織に所属した時期もあったが、昇格できず、2021年に全国選手権4部バングーに加入し、2021年6月5日全国選手権4部で先発に抜擢され20歳のプロデビュー。デビュー戦を機にレギュラーとしてシーズンを戦い抜く。2022年バングーでのリオデジャネイロ州選手権の活躍を受け、クイアバU-23チームへの期限付き移籍を果たすと、8月にトップチームに昇格し、9月以降はレギュラーとしてボランチのポジションに定着。2023年1月に完全移籍へ移行。チームの中心選手の一人として2023年は46試合2得点4アシストを記録。2024年は2か月間チームを離脱する時期もあったが、4月下旬に完全復活。チームは不振の真っ只中だが、復帰後の13試合で5アシストを記録。VOLデニウソンの活躍はチームの浮上に欠かせない。
(CUI) : 46' #10 マックス(Max, 2001)[#9 イシドロ・ピッタ(Isidro Pitta, 1999)]
ハーフライン付近右サイドライン際での混戦からボールが縦に蹴りだされると、FWイシドロ・ピッタが抜け出しボールを受けPAに侵入。ゴール正面にマイナスのボールを送ると、そこに駆け上がったMFマックスがシュート。GKがバウンドあわせ損ないボールはゴールに吸い込まれる。[0-4]
MFマックスは、フラメンゴ育成出身で、2021年3月のリオデジャネイロ州選手権にて19歳のプロデビューを飾る。層の厚いフラメンゴで14試合に出場するが、出場機会を求め9月にクイアバへ期限付き移籍を果たし、先発の座を掴み15試合に出場を果たす。2022年コロラド・ラピッズ/USAへ完全移籍を果たすが、2年間で43試合3得点2アシストの成績を残し、2024年シーズン前にクイアバへ4年契約の完全移籍で復帰。2024年は全国選手権開幕節でのケガで約一か月間チームを離脱。その間にチームは不振に陥ったが、FWマックス復帰後の公式戦6試合は3勝2分1敗の成績。上述のVOLエデニウソンなどと共に、若い戦力としてチームの浮上に貢献したい。
(CRI) : 63' #17 マテウジーニョ(Matheusinho, 1998)[#13 ジョナタン(Jonathan, 1992)]
アタッキングサード左入口から右サイドへのサイドチェンジ。このボールをフリーの状態で受けた右SBジョナタンがゴール前にクロスを送ると、MFマテウジーニョが右足のボレーシュートをゴールに叩き込む。クリシウーマの反撃。[1-4]
右SBジョナタンは、2010年8月ブラジリエンセから全国選手権2部にて17歳のプロデビュー。しかし、同年10月に復帰まで一年を要するケガを負い、復帰後は以前のコンディションに戻らず、長らく複数の下位リーグのクラブを遍歴する。2017年アグア・サンタからの期限付き移籍でアトレチコ・ゴイアニエンセに加入。2017年全国選手権1部で23試合に出場、2018年全国選手権2部19試合、2019年全国選手権2部27試合の成績を収め、2020年は期限付き移籍先をコリチバに変え全国選手権24試合に出場する。しかし、アグア・サンタとの契約が満了すると、ボタフォゴ、バイーア、CSAと単年契約が続き、多くの出場機会に恵まれず、2023年にクリシウーマに加入。クリシウーマでも出場機会に恵まれているとは言えないが、このアシストを機にコンスタントに試合出場を果たしたい。
(CRI) : 65' #29 トビアス・フィゲイレード(Tobias Figueiredo, 1994)[#22 マルセロ・エルメス(Marcelo Hermes, 1995)]
左SBマルセロ・エルメスが蹴る右CK。ファーサイドに上げられたボールにCBトビアス・フィゲイレードが高さのあるヘディングシュート。ゴールネットを揺らす。[2-4]
トビアス・フィゲイレードは、スポルティング/POR育成出身のポルトガル国籍選手。育成年代では世代別代表として2016リオ五輪、2015、2017U-21ユーロなどに出場。2014/15年にトップチームデビュー、2017/18年から2021/22年まではノッティンガム・フォレスト/ENGでプレーする。2023年7月にハルシティ/ENGを経てフォルタレーザへ完全移籍。クリシウーマには2024年3月に年末までの期限付き移籍で加入している。この試合はサンタカタリーナ州選手権決勝2ndレグ以来、2か月ぶりの試合となり、守備面ではチームを助けられなかったが、高さのあるヘディングシュートでゴールをマーク。守備陣の核として経験を生かし、チームの立て直しに貢献したい。
(CUI) : 90+5' #23 ハモン(Ramon, 2001)[#8 ギリェルミ・マドゥルーガ(Guilherme Madruga, 2000)]
相手陣でボールを奪った左SBハモンがPAに向かいドリブル。VOLギリェルミ・マドゥルーガとのタベーラでPA内に抜け出しダメ押しのゴール。[2-5]
SBハモンは、フラメンゴ育成出身で、2018年1月リオデジャネイロ州選手権にて16歳でプロデビューを果たす。将来を嘱望されたが、フラメンゴトップチームには2018年はヘネー(Renê, 1992)が在籍し、2019年には元代表フィリピ・ルイス(Filipe Luís, 1985)が加入するなど層が厚く、2020年12試合、2021年24試合に出場したものの、2022年にはRBブラガンチーノへ期限付き移籍。2023年1月オリンピアコス/GREへ移籍するが、ポジションを奪うことができず、エスパニョール/ESPへの期限付き移籍を経て、2024年2月5日にクイアバに期限付き移籍加入(期限2024年末)。最近の4試合に先発フル出場を果たし、このゴールはクイアバでの初ゴール。攻守にバランスの取れた戦術眼の高いサイドバック。
試合経過、所感その他
ボール保持率: 前半:% % ⇒ 前後半:56% 44%
シュート(枠内): 前半:‐(-) ⇒ 前後半:20-13(8-7)
パス成功率: 前半:% % ⇒ 前後半:86% 78%
Desarmes: 前半:‐ ⇒ 前後半:12-13
Faltas Cometidas: 前半:‐ ⇒ 前後半:10-13
公式戦3連敗中のクリシウーマのスタメンは、接戦を演じながらも後半アディショナルタイムの失点で1-2と敗れた6月2日パウメイラス戦からセンターバックが変更。CBウィルカー・アンヘル(Wilker Ángel, 1993)がコパ・アメリカに向けたベネズエラ代表への事前登録のため欠場、代わりにCBトビアス・フィゲイレード(Tobias Figueiredo, 1994)が入る。
全国選手権6連敗中で未だ無得点のクイアバだが、プチ(Petit)監督就任以降、公式戦は3勝2分1敗、4失点と守備を中心に立て直しが図られている。
今節のスタメンは、0-0の引き分けに終えた6月5日ヴィトーリア戦から3選手と変更。右SBマテウス・アレシャンドレ(Matheus Alexandre)、右WGジョナタン・カフー(Jonathan Cafú, 1991)と右サイドに変化をつけてきた。
試合はクイアバプチ監督の采配が嵌り、右サイドからFWジョナタン・カフーのスピードを生かした攻撃で、前半16分、前半23分と連続得点。
前半35分には、左サイドでの展開からFWクレイソンのゴラッソで、クイアバが3-0の大差で前半を折り返す。
後半1分にクイアバがダメ押しの4点目を奪い、勝負の行方がほぼ決まる。
後半18分、後半20分に、クリシウーマが連続得点で追い上げると、その勢いは止まらず、後半22分、後方からのボールに抜け出したFWボラシエ(Bolasie, 1989)がPAに侵入し、DFをシャペウでかわし、落ちてくるボールに叩きつけるシュート。GKヴァウテル(Walter, 1987)が片手で辛うじてボールを弾き出す。
しかし、後半34分、クリシウーマは左サイドを押し込まれると、ピッチに立ったばかりの左SBトラウコ(Trauco, 1992)がボールを奪いに行った際に腕が相手選手の顔面を殴る形となり一発退場。クリシウーマの反撃もこれまで。
後半アディショナルタイムにクイアバが5点目を奪い試合はタイムアップ。
最下位で試合に臨んだクイアバが、アウェイで5-2の快勝。全国選手権初白星を挙げた。
クリシウーマは公式戦4連敗。ほぼ同じスタメンで臨んだパウメイラス戦では、相手にボールを支配される展開を組織的に耐え、効果的なカウンターや人数をかけた攻撃で善戦したものの、今節はボールを持たされ、相手の速い寄せにミスを多発し、最終ラインを狙われ5失点の大敗。
下位チームとの対戦でボールを支配した展開での課題が浮かび上がった。
次戦6月13日全国選手権第9節アトレチコ・パウメイラス戦は、再び守りの試合となるものと思われるが、これまでに培った戦術を発揮し、公式戦の連敗を食い止めたい。
クイアバは、プチ監督の采配が当たり5得点の快勝。全国選手権での初勝利を収め再開を脱出した。
今節は相手にボールを持たせ、高い位置でのプレスから相手のミスを誘い、早い時間帯にゴールを重ねた勝利。しかし、次戦クルゼイロは攻撃力に自信を持つチーム、同じ戦術では今節のように上手くはいかないだろう。どのような戦術で試合に入るのか、プチ監督の采配が気になるところ。
グレミオ(GRE) x クリシウーマ(CRI)
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今節前の順位
グレミオは全国選手権2勝0分3敗勝点6の13位。
クリシウーマは全国選手権xxx勝xxx分xxx敗勝点xxxのxxx位。
得点シーン
試合経過、所感その他
ボール保持率: 前半:% % ⇒ 前後半:% %
シュート(枠内): 前半:‐(-) ⇒ 前後半:-(-)
パス成功率: 前半:% % ⇒ 前後半:% %
Desarmes: 前半:‐ ⇒ 前後半:-
Faltas Cometidas: 前半:‐ ⇒ 前後半:-
クルゼイロ(CRU) x インテルナシオナウ(INT)
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今節前の順位
クルゼイロは全国選手権勝分敗勝点の位。
インテルナシオナウは全国選手権勝分敗勝点の位。
得点シーン
試合経過、所感その他
ボール保持率: 前半:% % ⇒ 前後半:% %
シュート(枠内): 前半:‐(-) ⇒ 前後半:-(-)
パス成功率: 前半:% % ⇒ 前後半:% %
Desarmes: 前半:‐ ⇒ 前後半:-
Faltas Cometidas: 前半:‐ ⇒ 前後半:-
インテルナシオナウ(INT) x ジュヴェントゥージ(JUV)
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今節前の順位
インテルナシオナウは全国選手権xxx勝xxx分xxx敗勝点xxxのxxx位。
ジュヴェントゥージは全国選手権xxx勝xxx分xxx敗勝点xxxのxxx位。
得点シーン
試合経過、所感その他
ボール保持率: 前半:% % ⇒ 前後半:% %
シュート(枠内): 前半:‐(-) ⇒ 前後半:-(-)
パス成功率: 前半:% % ⇒ 前後半:% %
Desarmes: 前半:‐ ⇒ 前後半:-
Faltas Cometidas: 前半:‐ ⇒ 前後半:-
アトレチコ・ミネイロ(CAM) x グレミオ(GRE)
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今節前の順位
アトレチコ・ミネイロは全国選手権2勝4分0敗勝点10の10位。
グレミオは全国選手権xxx勝xxx分xxx敗勝点xxxのxxx位。
得点シーン
試合経過、所感その他
ボール保持率: 前半:% % ⇒ 前後半:% %
シュート(枠内): 前半:‐(-) ⇒ 前後半:-(-)
パス成功率: 前半:% % ⇒ 前後半:% %
Desarmes: 前半:‐ ⇒ 前後半:-
Faltas Cometidas: 前半:‐ ⇒ 前後半:-