タリス・エンヒキ (Thalys Henrique)

投稿者: | 2024年6月7日
新規投稿 : 2024/06/07

タリス・エンヒキ・ゴメス・デ・アラウージョ 若手 選手 逸材 ブラジル サッカー パウメイラス フォワード ユベントス

タリス・エンヒキ・ゴメス・デ・アラウージョ

Thalys Henrique Gomes de Araújo

ポジション:センターフォワード/セントロアヴァンチ

利き足:左

2005年2月22日生まれ

<幼少期>

 ブラジル連邦共和国北東部アラゴア州の州都マセイオから約60km離れた人口約6万人の町サン・ミゲウ・ドス・カンポス(São Miguel dos Campos)に生まれる。

<クラブ経歴>

≪育成時代

 州都マセイオに本拠を置くCRBにて飛び級で所属したU-17チームでの活躍がパウメイラスの関心を呼び、2021年にパウメイラスU-17チームに入団。
 2021年、U-17カテゴリーの全国選手権、コパ・ド・ブラジル、州選手権に中盤として出場。5月に開幕したU-17全国選手権では、チーム全11試合のすべてに出場(うち先発7試合)し3得点を記録。しかし、8月に開幕し並行して開催されたU-17コパ・ド・ブラジルとU-17州選手権では、控えに回り、途中交代での試合出場に止まる。
 U-17チーム2年目の2022年は、得点力の高さ、ゴールへの嗅覚の鋭さを評価され、フォワードへ転向。4月に開幕したU-17コパ・ド・ブラジルにて8試合7得点の記録を残し、チームの優勝に貢献。8月に開幕したU-17全国選手権では全14試合に出場し6得点。4月~11月に開催された州選手権は、決勝ラウンド準々決勝以降の6試合と予選ラウンド2試合の計8試合に出場し2得点。年間で3大会31試合15得点をマーク。チームは3大会いずれにも優勝を果たし三冠を達成した。
 U-20チーム1年目の2023年は、1月開催のU-20全国大会カップ戦にて4試合に途中交代出場を果たし1得点。3月に開幕したU-20全国選手権ではレギュラーの座を獲得。U-20リベルタドーレスにて3試合3得点など、U-20一年目のシーズンにもかかわらず、年間で38試合14得点1アシストを記録。チームはU-20全国選手権こそ決勝戦にて苦杯を舐めたものの、カップ戦と州選手権の二冠を獲得した。
 U-20チーム2年目の2024年は、1月開催のU-20全国大会カップ戦にて5試合3得点。4月に開幕したU-20全国選手権は、2024年6月6日現在、20チーム一回戦総当たりの予選ラウンド9試合を終え、全9試合に出場し8得点を記録中。U-20全国選手権と並行して開催されているU-20州選手権での2試合5得点を含め、年間16試合15得点1アシストを記録している。
 U-20チームの中心選手の一人として、数値として表れる公式記録だけでなく、プレースタイルも幅を拡げ、着実に進歩を遂げている。

パウメイラス≫

– 2024 –

 2024年6月6日現在、トップチームでの出場履歴はない。

≪シーズン別クラブ出場記録≫

シーズン所属大会試合出場
時間
得点アシ
スト
2024年(19歳)パウメイラス出場履歴なし
イタリック斜体は、2024年6月6日現在の記録。
※ シーズン欄の年齢は、12月31日時点の年齢です。

<代表(世代別含む)経歴>

N/A

<プレースタイル、エピソード、雑感 etc.>

 利き足は左。
 身長184cm、体重72kg。(サッカーサイト「oGol」2024年6月6日参照)
 ポジションは、センターフォワード。 パウメイラスU-17チーム在籍時に中盤からセンターフォワードへ転向。
 センターフォワードとしての適性は高く、ゴール前では巧みなポジショニングや、巧妙な動きでディフェンダーのマークを外し、ワンタッチで多くのゴールを奪う。また、ペナルティエリアから出て後方に下がり、ボールを受け捌くプレーも得意とする。
 シュートレンジが広く、強烈なミドルシュートを放つキック力を持ち、フォワード転向前の中盤でのプレーで戦術眼と視野の広さが培われたことから、ペナルティエリア外では、ミドルシュートやペナルティエリア内へのドリブルによる仕掛け、最終ライン裏へのスルーパス、サイドへの展開など、幅広い選択肢を揃える。
 スピード面では、ストライドが大きく特筆するような瞬間的な爆発力はないが、トップスピードは高く、5~10mほどでトップスピードに乗る高い加速力があり、スピード勝負で優位に立つことも多い

 2022年パウメイラスU-17チームでは、FWエステヴォン(Estêvão, 2007)、MFルイス・ギリェルミ(Luis Guilherme, 2006)と共に、左利きの3選手でスリートップを構成し、チームはU-17全国選手権、U-17コパ・ド・ブラジル、U-17州選手権の公式戦3大会すべてで優勝を飾った。
 FWエステヴォンは、約6000万ユーロ(約102億円)の移籍金による2025/26シーズン前のチェルシー/ENGへの移籍が2024年5月に内定。
 MFルイス・ギリェルミは、2024年6月7日現在、ウェストハム/ENGとパウメイラスが、約3000万ユーロ(約51億円)での移籍交渉を進めている。
 タリスについては、2024年2月のスペイン紙「AS」にて、バルセロナ/ESP、ユヴェントス/ITA、マンチェスターユナイテッド/ENGが関心を示しているとの記事が掲載されたが、2024年6月5日のブラジル国内の報道によると、ユヴェントスが7月の移籍ウィンドウでのタリス獲得に向けパウメイラスに打診。タリスはパウメイラスとの契約を2026年末まで残しており、4000万ユーロ(約68億円)の契約解除金が設定されているが、これまでにパウメイラストップチームでの出場機会はなく、契約解除金を大きく下回る金額になると思われるが、移籍となる可能性は高い。

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