2024/07/24 新規投稿
過去の各育成カテゴリー「W杯」「南米選手権」等の国際大会におけるブラジル代表の成績、および、代表選手のその前後の経歴や、投稿日現在の状況を追いかけてみたいと思います。成績等のデータは、サッカーサイト「oGol」を中心に「Wikipedia」などを参照しています。
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【2016年リオ五輪U-23 代表監督&選手の道のり】
<FW>
ルアン・ヴィエイラ(Luan Vieira, 1993/3/27)
– 大会前
ルアンこと、ルアン・ギリェルミ・デ・ジェズス・ヴィエイラ(Luan Guilherme de Jesus Vieira)は、サンパウ州内陸部サン・ジョゼ・ド・ヒオ・プレット(São José do Rio Preto)出身。5歳の時に父親を交通事故で亡くしたが、母親の献身によりフットサル、サッカーを続け、隣町タナビ(Tanabi)に本拠を置くタナビから、2012年5月サンパウロ州最下層リーグにて19歳のデビューを果たす。その後複数のクラブを経て、2013年グレミオU-20チームへ移籍。2014年トップチームに昇格し、1月19日リオグランデドスル州選手権にて先発に抜擢されグレミオでのトップチームデビューを果たす。
2014年に50試合8得点2アシストの成績を残すと、翌2015年は56試合17得点7アシストの成績を収め、全国選手権ベストイレブンに選出。 2016年もチームの中核としてシーズンに入ると、過去2年を上回るパフォーマンスを発揮し、リオ五輪を迎える。
– 大会
リオ五輪では、開幕2試合は途中出場。グループラウンド第3節で先発に抜擢され1得点1アシストをマークすると、決勝ラウンドは全3試合に先発出場。準々決勝にて1得点。準決勝にて1得点1アシスト。決勝は延長戦を含めた120分間の出場、金メダルを賭けたPK戦では4人目のキッカーを務め成功。
6試合465分3得点2アシストの成績を残し、ブラジルの金メダル獲得に大きく貢献した。
– 大会後
2016年は五輪後も大車輪の活躍をし、チームのコパ・ド・ブラジル制覇に貢献。全国選手権は、五輪出場のため5試合に欠場したものの、25試合に出場するなど、グレミオでは年間54試合12得点7アシスト。
2017年も快進撃を続け年間52試合18得点6アシスト。特にリベルタドーレスでは、12試合8得点1アシストを記録し、グレミオの1995年以来22年ぶり3度目のタイトル獲得に貢献するとともに、個人賞として南米最優秀選手賞を獲得。欧州市場から注目を集めたが、ルアンはグレミオでプレーを継続することを選択した。
また、2017年1月25日国際親善試合コロンビア戦にて後半18分にピッチに送り出され、23歳の代表デビュー。8月31日には2018W杯南米予選第15節エクアドル戦にて6分間の出場を果たした。
2018年はケガの影響もあり、40試合11得点9アシスト(うちリベルタドーレス8試合3得点3アシスト、全国選手権18試合1得点6アシスト)に終えると、2019年も36試合9得点9アシスト(うちリベルタドーレス6試合、全国選手権20試合4得点6アシスト)と成績が下降。
2020年コリンチャンスに500万ユーロ相当(2024年6月レート換算で約8億5000万円)の移籍金で移籍加入。しかし、42試合5得点3アシストの成績は、サポーターの期待を大きく下回り、シーズン終盤はベンチを温める試合が多くなる。さらに、チームはリベルタドーレス予備予選敗退、全国選手権12位、コパ・ド・ブラジルベスト16敗退と凡庸な成績に終わり、サポーターの批判、誹謗中傷がルアンに集中する。
2021年33試合4得点2アシストの成績に終えると、2022年コリンチャンスにて3試合に出場した後、サントスへ期限付き移籍。しかし、サントスでの試合出場数も8試合に止まった。2023年7月にコリンチャンスと両者合意により契約を解除し、グレミオに復帰するものの、5試合45分間の出場に止まり年末に契約満了。
2024年1月15日、全国選手権1部復帰を果たした前年全国選手権2部優勝のヴィトーリアと1年契約を締結するが、州選手権3試合、北東部州カップ戦コパ・ド・ノルデスチ3試合、計6試合130分1アシストの成績を残し、全国選手権開幕直後の4月19日に両者合意による契約解除。
2024年7月1日現在、無所属の状態が続いている。
ガブリエウ・バルボーザ(Gabriel Barbosa, 1996/8/30)
– 大会前
ガビゴウ、または、ガブリエウ・バルボーザこと、ガブリエウ・バルボーザ・アウメイダ(Gabriel Barbosa Almeida)は、左利きのストライカー。2002‐2004年サンパウロ育成、2004‐2013年はサントス育成にて過ごす。
世代別代表では、2013年U-17W杯(2試合1得点)、2015年U-20南米ユース選手権(7試合1得点)。
2013年5月全国選手権開幕節にてサントスから16歳のプロデビュー。8月21日コパ・ド・ブラジルベスト16グレミオ戦でのプロ初ゴールなど、同年は13試合2得点1アシストを記録。
2014年にはレギュラーとして56試合21得点5アシストの成績を収め、2015年も56試合21得点4アシストの成績を残しチームのコパ・ド・ブラジル準優勝に貢献。
2016年は27試合12得点1アシストを成績を収め、リオ五輪を迎える。
– 大会
リオ五輪は、全6試合に先発出場。グループラウンド第3節デンマーク戦にて2得点を記録。
– 大会後
五輪終了後、サントスにて2試合に出場した後、2016年8月30日、20歳の誕生日にインテルナツィオナーレ/ITAへの加入が発表される。移籍金は2750万ユーロ(2024年6月為替レートで約48億円)。
2016年9月25日セリエAにてクラブデビュー。2017年2月19日セリエAにてクラブ初ゴールを記録。しかし、加入一年目は10試合(うち先発1試合)1得点の成績に終える。
2017年9月にベンフィカ/PORへ期限付き移籍を果たすが、5試合(うち先発2試合)1得点に終え、2018年2月にサントスへ期限付き移籍。
サントスでは、コンスタントに試合に出場、年間で52試合27得点2アシストを記録。
翌2019年は、期限付き移籍先がフラメンゴに変わり、59試合43得点12アシストの成績を収める。
2020年1月27日、フラメンゴと5年契約を結び完全移籍。以降の成績は以下の通り:
2020年 43試合27得点12アシスト。チームは、全国選手権、州選手権、ヘコパ・スウアメリカーナ、スーペルコパ・ド・ブラジルの四冠。
2021年 45試合34得点10アシスト。チームは、州選手権、スーペルコパ・ド・ブラジルの二冠。
2022年 63試合29得点5アシスト。チームは、リベルタドーレス、コパ・ド・ブラジルの二冠。
2023年 58試合20得4点アシスト。チームは無冠。
2024年(2024年7月1日現在) 16試合3得点。
契約最終年の2024年は、規律違反や、コリンチャンスのユニフォームを着た写真をSNSに投稿する奇行もあり、一定期間トレーニングから除外されるなど、本人としては不満足なシーズンを過ごしている。7月に入り、他クラブとの事前契約が可能になると、パウメイラスへの移籍話が浮上している。
ネイマール(Neymar, 1992/2/5)
– 大会前
ネイマールこと、ネイマール・ダ・シウヴァ・サントス・ジュニオール(Neymar da Silva Santos Júnior)は、サントスFC育成出身で、2009年3月サンパウロ州選手権にて17歳のプロデビューを果たし、48試合14得点9アシストの成績を収める。
同年10月にはU-17W杯に選出。3試合1得点の成績を残すが、チームはグループラウンド敗退。
2010年(年初17歳)は60試合42得点16アシストを記録。
2010年8月10日アメリカとの親善試合に先発に抜擢され18歳の代表デビュー、前半29分にこの試合の先制ゴールとなる代表初ゴールをマークする。
2011年はサントスにて47試合24得点9アシスト。
1月開幕のU-20南米ユース選手権に出場し、7試合9得点、チームは優勝。
6月22日リベルタドーレス決勝2ndレグにて先制ゴールを決め、サントスFCの1963年以来38年ぶりの優勝に貢献。
7月にはコパ・アメリカに出場、4試合2得点、チームは準々決勝敗退。
<推奨動画>
2011年7月27日全国選手権第12節 サントス x フラメンゴ (4-5)
ネイマール(2得点1アシスト)擁するサントスと、ホナウジーニョ・ガウーショ(3得点1アシスト)擁するフラメンゴとの一戦。
https://www.youtube.com/watch?v=U4UwS_BQ14M
サントスFCでは、2012年47試合43得点20アシスト、2013年は5月までに23試合13得点9アシストの成績を収める。
代表では、2012年ロンドン五輪6試合3得点で準優勝。2013年コンフェデレーションズ・カップ5試合4得点2アシストで優勝。
2013年5月26日バルセロナ/ESPへの移籍加入が発表される。
サントスでは通算225試合136得点63アシストの成績を残した。
バルセロナ在籍時は、代表にて、2014年リオW杯(5試合4得点1アシスト、チームは4位)、2015年コパ・アメリカ(2試合1得点1アシスト、チームはグループラウンド敗退)に出場。
バルセロナ3年目の2015/16年を49試合31得点22アシストの成績で終え、オーバーエイジ枠で選出された母国リオデジャネイロでのオリンピックを迎える。
– 大会
リオ五輪は全6試合にフルタイム出場。グループラウンドは無得点に終えたものの、準々決勝1得点、準決勝2得点、決勝は先制ゴールの1得点。金メダルを賭けたPK戦では5人目のキッカーとしてPKを成功させ、ブラジルに史上初の五輪金メダルをもたらした。
– 大会後
2016/17年も主力の一人としてバルセロナでプレーし、45試合20得点21アシストを記録するが、このシーズンを以ってバルセロナを去る。バルセロナでの通算成績は186試合105得点62アシスト。
2017年8月パリSGに移籍加入。バルセロナへの移籍金は2億2200万ユーロ(2024年6月換算で約380億円)。
パリSGには2022/23年まで在籍するが、チームが年間60試合近い試合を行う中、相次ぐケガのため、6年間いずれの年も30試合前後の出場に止まる。パリSGでの通算成績は173試合118得点70アシスト。
その期間、ブラジル代表では、2018年ロシアW杯5試合2得点1アシストでチームは準々決勝敗退。2021年コパ・アメリカ6試合2得点3アシストでチームは準優勝。2022年3試合2得点1アシストでチームは準々決勝敗退。
2023年8月アル・ヒラル/KSAに加入。移籍金は9000万ユーロ。年俸8000万ユーロ(2024年6月換算で約140億円)。
2023年9月15日サウジアラビアリーグ第6節でクラブデビュー。
2023年10月17日2026W杯南米予選にて負傷。この試合を最後に、2024年7月1日現在、ピッチから遠ざかっている。アル・ヒラルでの出場は僅かに5試合。8000万ユーロの年俸が支払われているのか、個人的には非常に気になる。
ガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus, 1997/4/3)
– 大会前
ガブリエウ・ジェズスこと、ガブリエウ・フェルナンド・デ・ジェズス(Gabriel Fernando de Jesus)は、15歳の時にアマチュアクラブから参加したU-15コパ・サンパウロにて29ゴールを決め得点王となり、この活躍がパウメイラスの関心を呼び、入団テストを経て2013年にパウメイラスU-17チームに加入する。
パウメイラスU-17加入当初は控えに甘んじていたものの、途中交代出場を繰り返し結果を残ずと、2013年中盤にはレギュラーの座を獲得。最終的には16得点のチーム内最多ゴール数を記録。
翌2014年には、U-17チームにて24試合37得点の驚異的な記録を残す。
2015年(年初17歳)は、U-20昇格一年目ながら1月開催のU-19全国大会カップ戦に出場し、6試合5得点の活躍。大会敗退後にはトップチームに招集。
2015年3月7日サンパウロ州選手権にて後半28分にピッチに送り出され17歳のプロデビューを飾る。
2015年5~6月にはU-20W杯代表に出場し6試合1得点(チームは準優勝)。帰国後はトップチームにて交代出場を繰り返し、3か月ぶりの先発に抜擢されたコパ・ド・ブラジルベスト16と全国選手権第21節の連戦で各2得点をマーク。これを機にレギュラーの座を勝ち取る。
2016年も1月開幕の州選手権からレギュラーとしてコンスタントに試合に出場。5月14日開幕の全国選手権に突入すると、ゴールを量産していく。五輪に向けチームを離脱する直前の5試合では6得点2アシストを記録。右肩上がりの成績でリオ五輪に臨む。
– 大会
リオ五輪は、全6試合487分出場の成績。グループラウンド第3節デンマーク戦にて1得点、準決勝ホンデュラス戦にて2得点、計3得点を記録した。
– 大会後
リオ五輪出場のため6試合に欠場したものの、2016年は全国選手権27試合12得点5アシストの成績を収めパウメイラスの選手権優勝に貢献。年間では46試合21得点5アシストの成績を残した。
2016年8月3日マンチェスターシティ/ENGが、4年契約、移籍金2700万ポンド、加入時期2017年1月という内容でガブリエウ・ジェズス獲得を発表。
パウメイラスでは、2年間通算83試合28得点9アシストの成績を残した。
2017年1月21日プレミアリーグ第22節にてクラブデビュー、2月1日第23節にてクラブ初ゴール。2月13日の試合中のケガで約10週間離脱したものの、復帰後のリーグ最終5試合で4得点3アシストを記録。マンチェスターシティでのファーストシーズンを11試合7得点5アシストの成績を収めた。
マンチェスターシティでは2021/22年までの5年半プレー。コンスタントに試合に出場し、236試合95得点41アシストを記録。4度のプレミアリーグ、4度のカラバオ・カップなど、計11個のタイトルを獲得した。
マンチェスターシティ在籍時には、代表にて、2018年W杯5試合1アシストを記録(チームは準々決勝敗退)。2019年コパ・アメリカは、準決勝アルゼンチン戦、決勝ペルー戦の両試合にて1得点1アシストを記録するなど、6試合2得点2アシスト(チームは優勝)。2021年コパ・アメリカ4試合1アシスト(チームは準優勝)。
2022年7月4日アーセナル/ENGが、5年契約、背番号「9」、4500万ポンドの移籍金でガブリエウ・ジェズスの獲得を発表。
8月5日プレミアリーグ開幕節にて先発出場を果たしクラブデビュー。翌第2節にてクラブ初ゴールなど2得点2アシストの活躍。2022年W杯でのケガにより、W杯開催期間を含めた約4か月間チームを離脱したものの、復帰後の11試合で5得点1アシストを記録すなど、年間で33試合11得点7アシストの成績を収め、チームのプレミアリーグ2位に貢献。
2023/24年は控えとしてシーズンが始まるものの、2023年10月に入るとスタメンでの起用が続く。しかし、10月末のケガにより1か月間の離脱。復帰後は再びスタメンでコンスタントに出場するものの、本職のセンターフォワードでなく、左右のウィングで出場する試合が多く、得点関与数は前年を大きく下回る。2024年2月に入るとベンチスタートの試合が増え、ゴールも1月30日を最後に遠ざかり、尻すぼみな成績でシーズンを終える。最終的な成績は36試合(うち先発21試合)8得点8アシスト。
2023/24年終盤には、成績不振から移籍の噂も囁かれたが、ミケル・アルテタ監督は放出を否定。
2024/25年はセンターフォワードの定位置を争うのか、ウィングとしての起用が増えるのか、ベンチを温める試合が続くのか、アルテタ監督の起用法とガブリエウ・ジェズスのパフォーマンスに注目したい。
フェリピ・アンデルソン(Felipe Anderson, 1993/4/15)
– 大会前
フェリピ・アンデルソンこと、フェリピ・アンデルソン・ペレイラ・ゴメス(Felipe Anderson Pereira Gomes)は、両足利きのフォワード、ミッドフィルダー。
首都ブラジリアの出身ながら、ブラジル南部パラナ州のコリチバの育成カテゴリーを経て、2007年にサンパウロ州サントスFCのU-15チームに加入。育成カテゴリーでは、常に背番号「10」を背負い、キャプテンとしてチームを牽引、両足を駆使して多くのゴールをマークする。
2010年10月6日サントスFCから全国選手権にて試合終了間際にピッチに送り出され18歳のプロデビュー。
2011年2月11日サンパウロ州選手権にてプロ初ゴール。10月には18歳ながらU-23代表としてパンアメリカン競技大会の3試合に出場。
2012年には、レギュラーの座を獲得し、全国選手権35試合など、年間53試合7得点3アシストを記録。
2013年は1月開幕のU-20南米ユース選手権にて3試合1得点を記録。サントスFCでは同クラブでの最後の試合となる6月5日全国選手権第4節まで21試合に出場した。
2013年6月25日サントスFCよりラツィオ/ITAへの移籍が発表される。移籍金は780万ユーロ(2024年7月換算レートで約13億円)、契約期間5年。
2013年10月3日ヨーロッパリーグにて先発に抜擢され20歳のクラブデビュー。11月28日ヨーロッパリーグにて自身試合目の出場で初ゴール。セリエAではシーズン終盤に出場機会が増え、ラツィオでの一シーズン目は20試合1得点の成績を残す。
2014/15年は、開幕から途中交代出場を繰り返しコンスタントに試合に出場すると、シーズン中盤にレギュラーの座を獲得。37試合11得点を記録し、ラツィオのコッパ・イタリア準優勝、セリエA3位躍進に貢献。シーズン終了後の2015年6月7日には国際親善試合メキシコ戦にて後半38分にピッチに立ち22歳でのブラジル代表デビューを果たした。
2015/16年は47試合9得点4アシスト。ラツィオでの過去3年で最多の試合出場数、最多の得点関与数(得点+アシスト)を記録し、リオ五輪を迎えた。
– 大会
リオ五輪は、4試合177分の出場、1アシスト。グループラウンド開幕節南アフリカ戦、第2節イラク戦にて先発出場。準決勝ホンデュラス戦にて22分間プレーし1アシスト。決勝ドイツ戦は、1-1で迎えた後半25分にピッチに送り出された。
– 大会後
リオ五輪後も、ラツィオにて契約最終年の2017/18年までレギュラーとして活躍。2017/18年にはスーペルコパ・ダ・イタリアのタイトルを獲得。
ラツィオでは5年間で計176試合34得点の成績を残した。
2018年7月15日ウェストハム/ENGへの移籍発表。移籍金は4200万ユーロ(2024年7月換算レートで約72億円)。
2018年8月12日プレミアリーグ開幕節にて先発に抜擢されクラブデビュー。9月29日自身8試合目のリーグ第7節にてクラブ初ゴール。ウェストハムでの1stシーズンは、プレミアリーグ36試合など、40試合10得点5アシストの成績を収めた。
ところが、翌2019/20年は開幕からスタメンに定着するものの、シーズン初ゴールは2020年1月1日まで生まれないなど、前年の勢いが影を潜める。一か月のケガによる離脱もあり、シーズン終盤は出場機会が激減する。
2020/21年には、ウェストハムにて開幕間もない5試合で1得点3アシストと復活の気配がうかがえたものの、10月にポルト/PORへ期限付き移籍。ポルトでは出場機会に恵まれず10試合1アシストの成績に終える。
2021/22年を前に、ラツィオがフェリピ・アンデルソンの復帰を発表。移籍金は300万ユーロ(2024年7月換算レートで約5億2000万円)。
すると、見事に復活。2021年8月21日セリエA開幕節にて先発出場を果たし1アシスト。翌第2節ではラツィオ復帰後の初ゴール。セリエA全試合出場など、シーズン48試合7得点8アシストを記録。
2022/23年は、2シーズン連続セリエA全試合出場など、シーズン50試合12得点6アシスト。得点数は2014/15年ラツィオでの11得点を上回るキャリアハイ。
2023/24年は、3シーズン連続セリエA全試合出場など、シーズン51試合5得点7アシスト。
2度目のラツィオ在籍3年間は計149試合24得点21アシスト。
ラツィオでは通算8年間325試合58得点45アシストの成績を収めた。
2024年4月15日パウメイラスがフェリピ・アンデルソンの加入内定を発表。2024年6月末の契約満了をもって通算8年間プレーしたラツィオを退団。7月11日パウメイラスの本拠地、サンパウロのアリアンツ・パルキにてお披露目会が実施され、オンライン投票により背番号は「9」に決定。
7月17日全国選手権第17節ボタフォゴ戦にて後半17分にピッチに立ちクラブデビュー。ブラジル国内で2013年6月以来11年ぶりの勇姿を見せた。
【2016年リオ五輪U-23 代表選手一覧】
「現所属※」欄は、2024年7月1日現在の所属クラブ。
背 番 号 | ポ ジ シ ョ ン | 選 手 名 | 当 時 所 属 | 現 所 属 ※ | 生 年 月 日 | 試 合 | 分 | 得 点 | ア シ ス ト |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | GK/ GOL | ウェヴェルトン Weverton Weverton Pereira da Silva | アトレチコ・パラナエンセ Athletico Paranaense | パウメイラス Palmeiras | 1987/12/13 Overage | 6 | 570 | 0 | 0 |
18 | GK/ GOL | ウィウソン Uilson Uilson Pedruzzi de Oliveira | アトレチコ・ミネイロ Atlético Mineiro | 引退 Aposentado | 1994/4/28 | 0 | 0 | 0 | 0 |
3 | CB/ ZAG | ホドリゴ・カイオ Rodrigo Caio Rodrigo Caio Coquette Russo | サンパウロ Saõ Paulo | グレミオ Grêmio | 1993/8/17 | 6 | 538 | 0 | 0 |
4 | CB/ ZAG | マルキーニョス Marquinhos Marcos Aoás Corrêa | パリSG Paris SG/FRA | パリSG Paris SG/FRA | 1994/5/14 | 6 | 563 | 1 | 0 |
14 | CB/ ZAG | ルアン・ガルシア Luan Garcia Luan Garcia Teixeira | ヴァスコ・ダ・ガマ Vasco da Gama | トルーカ Toluca/MEX | 1993/5/10 | 2 | 39 | 0 | 0 |
2 | SB/ LAT | ゼカ Zeca José Carlos Cracco Neto | サントス Santos | ミラソウ Mirassol | 1994/5/16 | 6 | 554 | 0 | 0 |
6 | SB/ LAT | ドウグラス・サントス Douglas Santos Douglas dos Santos Justino de Melo | ハンブルガー Hamburger/GER | ゼニト Zenit/RUS | 1994/3/22 Overage | 6 | 554 | 0 | 1 |
13 | SB/ LAT | ウィリアン・フルタド William Furtado William de Asevedo Furtado | インテルナシオナウ Internacional | クルゼイロ Cruzeiro | 1995/4/3 | 3 | 32 | 0 | 0 |
5 | MF/ MEI | ヘナト・アウグスト Renato Augusto Renato Soares de Oliveira Augusto | 北京国安 Beijing Guoan/CHN | フルミネンセ Fluminense | 1988/2/8 Overage | 6 | 523 | 0 | 0 |
8 | MF/ MEI | ハフィーニャ・アウカンタラ Rafinha Alcântara Rafael Alcântara do Nascimento | バルセロナ Barcelona/ESP | 無所属 Sem Clube | 1993/2/12 | 5 | 97 | 0 | 0 |
12 | MF/ MEI | ワラシ・ソウザ Walace Souza Walace Souza Silva | ハンブルガー Hamburger/GER | クルゼイロ Cruzeiro | 1995/4/4 | 4 | 390 | 0 | 0 |
15 | MF/ MEI | ホドリゴ・ドウラード Rodrigo Dourado Rodrigo Dourado Cunha | インテルナシオナウ Internacional | アトレティコ・サン・ルイス Atlético San Luis/MEX | 1994/6/17 | 1 | 11 | 0 | 0 |
16 | MF/ MEI | チアゴ・マイア Thiago Maia Thiago Maia Alencar | サントス Santos | インテルナシオナウ Internacional | 1997/3/23 | 3 | 203 | 0 | 0 |
7 | FW/ ATA | ルアン・ヴィエイラ Luan Vieira Luan Guilherme de Jesus Vieira | グレミオ Grêmio | 無所属 Sem Clube | 1997/3/27 | 6 | 465 | 3 | 2 |
9 | FW/ ATA | ガブリエウ・バルボーザ Gabriel Barbosa Gabriel Barbosa Almeida | インテルナツィオナーレ Internazionale/ITA | フラメンゴ Flamengo | 1996/8/30 | 6 | 497 | 2 | 0 |
10 | FW/ ATA | ネイマール Neymar Neymar da Silva Santos Júnior | バルセロナ Barcelona/ESP | アル・ヒラル Al Hilal/KSA | 1992/2/5 Overage | 6 | 570 | 4 | 3 |
11 | FW/ ATA | ガブリエウ・ジェズス Gabriel Jesus Gabriel Fernando de Jesus | マンチェスターシティ Manchester City/ENG | アーセナル Arsenal/ENG | 1997/4/3 | 6 | 487 | 3 | 0 |
17 | FW/ ATA | フェリピ・アンデルソン Felipe Anderson Felipe Anderson Pereira Gomes | ラツィオ Lazio/ITA | パウメイラス Palmeiras | 1993/4/15 | 4 | 177 | 0 | 1 |