投稿内の選手名のリンクは、当ブログ選手紹介記事にリンクしています。
投稿内の「動画URL」はブラジルスポーツサイト「ge」YouTube公式チャンネルのダイジェスト動画にリンクしています。
全国選手権順延分 対戦組合せ
以下の試合の概要はこの記事で。
・第3節順延分 2024/07/24 クリシウーマ(CRI) x フォルタレーザ(FOR)
以下の試合は開催日未定で。
・第5節順延分 2024/未定 グレミオ(GRE) x クリシウーマ(CRI)
・第5節順延分 2024/未定 クルゼイロ(CRU) x インテルナシオナウ(INT)
・第6節順延分 2024/未定 インテルナシオナウ(INT) x ジュヴェントゥージ(JUV)
・第6節順延分 2024/未定 アトレチコ・ミネイロ(CAM) x グレミオ(GRE)
・第16節順延分 2024/未定 RBブラガンチーノ(RBB) x インテルナシオナウ(INT)
・第16節順延分 2024/未定 クイアバ(CUI) x ジュヴェントゥージ(JUV)
・第17節順延分 2024/未定 インテルナシオナウ(INT) x フラメンゴ(FLA)
・第17節順延分 2024/未定 フルミネンセ(FLU) x アトレチコ・パラナエンセ(CAP)
・第18節順延分 2024/未定 インテルナシオナウ(INT) x フォルタレーザ(FOR)
・第18節順延分 2024/未定 ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS) x クイアバ(CUI)
・第18節順延分 2024/未定 アトレチコ・パラナエンセ(CAP) x アトレチコ・ミネイロ(CAM)
・第18節順延分 2024/未定 クリシウーマ(CRI) x RBブラガンチーノ(RBB)
全国選手権第3節順延分 試合概要
クリシウーマ(CRI) 1-1 フォルタレーザ(FOR)
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=MRpWBTRhjF8
(CRI) : 21' #14 トラウコ(Trauco, 1992)[#22 マルセロ・エルメス(Marcelo Hermes, 1995)]
(FOR) : 63' #9 ルセロ(Lucero, 1991)[#11 マリーニョ(Marinho, 1990)]
今節前の順位
クリシウーマは全国選手権4勝5分7敗勝点17の15位。(2試合未消化)
フォルタレーザは全国選手権9勝5分3敗勝点32の4位。(1試合未消化)
得点シーン
(CRI) : 21' #14 トラウコ(Trauco, 1992)[#22 マルセロ・エルメス(Marcelo Hermes, 1995)]
右CKからデザインされたプレー。キッカーMFマルセロ・エルメスがファーサイドPA入口へ大きくボールを蹴ると、SBトラウコが左足のダイレクトボレー。ボールはゴール前の混戦の間を抜けファーサイドのゴールネットを揺らす。ホームのクリシウーマが先制。[1-0]
SBトラウコは、ペルー代表として2018W杯や3度のコパ・アメリカなど75試合5アシスト。2017年1月‐2019年8月にフラメンゴでプレーし75試合4得点10アシスト。サンテティエンヌ(Saint-Étienne)/FRA(3年間72試合2得点4アシスト)を経て、サンノゼ・アースクエークス/USAから2024年2月にクリシウーマに加入。しばらく左SBの2番手の立ち位置が続いたが、6月19日以降はSBや中盤で多くの試合に出場。このゴールは6月19日第10節試合終了間際にFKから直接決めたゴラッソ以来2点目のゴール。
(FOR) : 63' #9 ルセロ(Lucero, 1991)[#11 マリーニョ(Marinho, 1990)]
PA手前右10mの位置からのFK。FWマリーニョが低く上げたボールをCBブリテス(Brítez, 1992)がスルーする形になると、DFを背負ったFWルセロが右足を合わせたボールがDFに当たりゴールイン。フォルタレーザが同点に追いつく。[1-1]
FWルセロは、アルゼンチン国籍のストライカー。2023年にフォルタレーザに加入すると24得点をマークしチーム内得点王。2024年はこの試合を終えた時点で44試合22得点4アシスト(うち全国選手権は16試合8得点1アシスト)。全国選手権は得点ランキング単独2位。
FWマリーニョは、2008年3月リオデジャネイロ州選手権にてフルミネンセから17歳のプロデビュー。翌2009年にインテルナシオナウへ移籍するが、出場機会に恵まれず、期限付き移籍要員として複数のクラブを遍歴し、2013年に契約が満了。2016年ヴィトーリアにて43試合21得点6アシストの成績を残し、2017年は中国リーグでプレー。2019年5月に加入したサントスにて2022年に43試合24得点8アシストの全項目でキャリアハイの成績を収める。フォルタレーザには、2023年7月にフラメンゴから加入。2024年は5月から約6週間チームを離脱したものの、この試合を終えた時点で30試合3得点3アシスト。このアシストは復帰後5試合目での初ゴール関与。スピード豊かで守備への貢献度も高いウィンガー。
試合経過、所感その他
ボール保持率: 前半:52% 48% ⇒ 前後半:48% 52%
シュート(枠内): 前半:8‐8(6-2) ⇒ 前後半:12-15(7-4)
パス成功率: 前半:78% 77% ⇒ 前後半:77% 82%
Desarmes: 前半:14‐4 ⇒ 前後半:31-9
Faltas Cometidas: 前半:7‐2 ⇒ 前後半:11-8
この試合は、フォルタレーザがコパ・ノルデスチ準決勝出場のため順延された第3節(4月20,21日)の後ろ倒し開催試合。
クリシウーマは、最近の4試合が1分3敗。うち3試合が下位に低迷するチームとの対戦で1分2敗の成績。一時は中位争いに加わったが、気づけば降格圏まで勝点差「2」の15位まで順位を落としている。
今節のスタメンは、出場停止の右SBクラウジーニョ(Claudinho, 2001)に代わり、SBジョナタン(Jonathan, 1992)。ボランチに6月13日第8節以来の先発となるVOLイゴル・メリトン(Higor Meritão, 1994)が抜擢される。前節ベンチ入りも出番のなかったFWボラシエ(Bolasie, 1989)は今節もベンチスタート。
フォルタレーザは、最近の9試合を7勝1分1敗と破竹の勢い。未消化試合がありながら、リベルタドーレス出場圏内の4位に浮上してきた。
最近の数試合はスタメンの変更は少なかったが、今節は、出場停止明けのCBチチ(Titi, 1988)とCBブリテス(Brítez, 1992)のスタメン復帰など、7つのポジションで前節から変更が行われた。
ホームのクリシウーマが、前半2分に自陣左サイドからの縦に速い攻撃で枠内に飛ぶ初シュートに持ち込むと、次第に相手陣で試合を展開。セットプレーから複数のチャンスを迎えると、前半21分に右CKからSBトラウコのゴラッソで先制する。
クリシウーマは、先制後はさらにボールが繋がるようになり、相次いで相手ゴールに迫るが追加点は生まれない。
前半40分を目前に、フォルタレーザは守備を修正し、自陣での守備からカウンターに持ち込み試合の流れを掴むと、前半41分、FWルセロがゴール前に抜け出し、ゴールマウスを飛び出すGKの頭上を越すロビングのシュート。ボールは枠を越えるが、フォルタレーザは、その後前半終了まで相次いで相次いでシュートに持ち込んでいく。
後半に入っても前半終盤の流れは変わらず、フォルタレーザが優位に試合を展開。すると、後半18分にFWマリーニョが蹴るFKにFWルセロがゴールを陥れフォルタレーザが同点。
同点後も試合の流れは変わらず、後半23分、後半28分と相次いでフォルタレーザが縦に速い攻撃でシュートに持ち込むがゴールをこじ開けることができない。
試合は1-1のまま、タイムアップ。
クリシウーマは、未消化試合が2試合あるものの、勝点「18」で降格圏までの勝点差は「3」。
フォルタレーザは、連勝が「4」でストップしたものの、1試合の未消化試合を残し現時点で4位をキープ。