【ブラジル全国選手権2024】第22節(1/2)[08/10-11]

投稿者: | 2024年8月10日

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全国選手権第22節 対戦組合せ


以下の5試合の概要はこの記事で。
・2024/08/10 フォルタレーザ(FOR) x クリシウーマ(CRI)
・2024/08/10 クイアバ(CUI) x グレミオ(GRE)
・2024/08/10 クルゼイロ(CRU) x アトレチコ・ミネイロ(CAM)
・2024/08/10 ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS) x フルミネンセ(FLU)
・2024/08/10 コリンチャンス(COR) x RBブラガンチーノ(RBB)
以下の5試合の概要はこちらで。→ 【ブラジル全国選手権2024】第22節(2/2)[08/10-11]
・2024/08/11 ジュヴェントゥージ(JUV) x ボタフォゴ(BOT)
・2024/08/11 バイーア(BAH) x ヴィトーリア(VIT)
・2024/08/11 フラメンゴ(FLA) x パウメイラス(PAL)
・2024/08/11 サンパウロ(SAO) x 
アトレチコ・ゴイアニエンセ(ACG)
・2024/08/11 インテルナシオナウ(INT) x アトレチコ・パラナエンセ(CAP)

全国選手権第22節 試合概要

フォルタレーザ(FOR) 1-0 クリシウーマ(CRI)

(FOR) : 47' #21 モイゼス(Moisés, 1996)[#22 ヤゴ・ピカチュー(Yago Pikachu, 1992)]
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=aeXzrNNzL5Y

今節前の順位

フォルタレーザ(FOR)は全国選手権11勝6分3敗勝点39の3位。(1試合未消化)
クリシウーマ(CRI)は全国選手権6勝6分7敗勝点24の12位。(2試合未消化)

得点シーン

(FOR) : 47' #21 モイゼス(Moisés, 1996)[#22 ヤゴ・ピカチュー(Yago Pikachu, 1992)]
自陣右サイドライン際でシンプルにボールを縦に送ると、MFヤゴ・ピカチューが抜け出しPAに侵入、ゴールライン際までボールを持ち上がる。DFの股下を通しゴールエリア入口へボールが送られると、FWモイゼスがダイレクトに右足を合わせゴールネットを揺らす。[1-0]
   FWモイゼスは、2022年にフォルタレーザに加入し66試合16得点7アシストの活躍。2023年7月にクルス・アスル/MEXへ移籍するが、19試合2得点1アシストの成績を残し、2024年1月フォルタレーザに復帰する。復帰後はローテーションで選手が起用される中、38試合11得点5アシストを記録。このゴールは、6月5日コパ・ノルデスチーノ決勝戦1stレグ以来のゴール。全国選手権での初ゴールとなった。

試合経過、所感その他

ボール保持率: 前半:58% 42% ⇒ 前後半:50% 50%
シュート(枠内): 前半:7‐6(1-2) ⇒ 前後半:14-12(3-2)
パス成功率: 前半:86% 80% ⇒ 前後半:82% 82%
Desarmes: 前半:4‐6 ⇒ 前後半:9-7
Faltas Cometidas: 前半:7‐5 ⇒ 前後半:16-13

   フォルタレーザは現在1引き分けを挟み6連勝中、1試合未消化ながら順位も3位まで浮上している。前節は前半の数少ないチャンスをゴールに結びつけ、後半はチームを修正し、試合の主導権を握り2-1の勝利を収めた。
   コパ・ド・ブラジルはすでに敗退しており今節は中4日での試合。試合後には中3日でコパ・スウアメリカーナベスト16での1stレグを迎える。
   今節のスタメンは、前節から4つのポジションで変更。攻撃陣では、前節にて後半に出場したFWモイゼス(Moisés, 1996)、FWケルビン・アンドラーデ(Kervin Andrade, 2005)の両選手がウィングに入り、4試合3得点の好調FWヘナト・カイゼル(Renato Kayzer, 1996)が3試合連続でスタメンでセンターフォワードを務める。
   クリシウーマは現在2連勝中。昇格一年目のシーズンだが、積極的な戦術を採用し、これまで無失点試合は1試合、無得点試合も1試合と、少し大味なシーズンを送っている。全国選手権前半戦は、ベネズエラ代表CBウィンカー・アンヘル(Wilker Ángel, 1993)がコパ・アメリカ出場のためチームを離脱する時期もあったが、今後は最終ラインに定着し、チームとして守備面での改善が期待される。
   今節は、CBロドリゴ(Rodrigo, 1987)が出場停止明けでスタメンに復帰。中盤の攻撃的な位置に、前節にて後半に出場したMFマルキーニョス・ガブリエウ(Marquinhos Gabriel, 1990)とFWアラーノ(Allano, 1995)の両選手がスタメンを務める。

   この試合最初に大きなチャンスを迎えたのはアウェイのクリシウーマ。
   前半9分、左CKからPA入口の高さまで下げたボールをSBトラウコ(Trauco, 1992)がゴール前に送ると、ゴール正面でFWボラシエ(Bolasie, 1989)がドンピシャのヘディングシュート。しかし、フォルタレーザGKジョアン・ヒカルド(João Ricardo, 1988)が素早く反応し、両手でボールを弾き返しゴールを守り抜く。
   続く前半10分、クリシウーマは右サイドからゴール前ファーサイドへ送られたボールに、FWボラシエがフリーの体勢でダイビングヘッドに持ち込むが、またもやGKジョアン・ヒカルドが立ちはだかる。
   2度のピンチをGKジョアン・ヒカルドの好守で切り抜けたフォルタレーザは、その後チームが落ち着き、ボールを支配し始める。
   フォルタレーザは、左サイドを起点に前半19分、20分と相次いで相手ゴールに迫るがシュートは枠を捉えない。前半27分にも左サイドを起点にシュートに持ち込むが、クリシウーマGKグスタヴォ(Gustavo, 1993)がブロック。前半45分には左サイドライン際からSBフェリピ・ジョナタン(Felipe Jonatan, 1998)がドリブルでPAに侵入し、ゴールライン際からマイナスのボールを送るが、シュートは芯に当たらずGKグスタヴォにボールを抑える。
   後半2分、前半終盤の勢いを維持したフォルタレーザは、自陣からシンプルに縦にボールを送ると、MFヤゴ・ピカチューがゴールライン際まで持ち込みゴール正面へマイナス気味のボール。それをFWモイゼスが足を合わせゴールネットを揺らし、フォルタレーザが先制。
   同点に追いつきたいクリシウーマは、守備的になるフォルタレーザに対し攻勢を仕掛ける。後半18分にPA手前でVOLイゴル・メリトン(Higor Meritão, 1994)が個人技で仕掛けシュートに持ち込むがボールは惜しくも枠を捉えず、後半30分、右サイドライン際から巧みなドリブルで抜け出したFWアラーノがPAに侵入しゴールライン際から鋭いクロスを送るがDFがゴール手前でブロック。
   一方のフォルタレーザも固い守備からカウンターを発動させるが、2度に渡りクリシウーマGKグスタヴォが好守でゴールを守り抜く。
   試合は1-0のままタイムアップ。

   フォルタレーザは、引分けを挟む連勝を「7」に伸ばし全国選手権は2位に浮上。国際大会での初戴冠を目指す中3日で迎えるコパ・スウアメリカーナに向け、弾みをつける勝利となった。
   クリシウーマは、立ち上がりの2度の大きなチャンスをゴールに結びつけることができず、相手に試合の流れを掴まれた悔しい敗戦。
   次戦は一週間後の全国選手権第23節、ホームにヴァスコ・ダ・ガマを迎える。

クイアバ(CUI) 1-3 グレミオ(GRE)

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=drDnh-bc0rQ
(GRE) : 23' #39 グスタヴォ・ヌーネス(Gustavo Nunes, 2005)[]
(CUI) : 52' #xx オウンゴール(Gol Contra)[]
(GRE) : 64' #22 ブライトバイテ(Braithwaite, 1991)[#11 ミゲル・モンサルベ(Miguel Monsalve, 2004)]
(GRE) : 86' #22 ブライトバイテ(Braithwaite, 1991)[]

今節前の順位

クイアバ(CUI)は全国選手権4勝5分10敗勝点17の19位。(2試合未消化)
グレミオ(GRE)は全国選手権6勝3分10敗勝点21の14位。(2試合未消化)

得点シーン

(GRE) : 23' #39 グスタヴォ・ヌーネス(Gustavo Nunes, 2005)[]
自陣からのボールを相手陣でFWブライトバイテがDF2選手のマークに遭いながらもボールをキープし周囲の上りを待つ。そして、縦にボールを送ると、MFエデニウソン(Edenílson, 1989)がPAに侵入し、ゴールライン際からPA入口へボールを戻す。FWブライトバイテ(Braithwaite, 1991)がダイレクトに右足から放ったシュートはクロスバーを直撃、その跳ね返りのボールをFWグスタヴォ・ヌーネスが素早く反応し、頭で押し込みアウェイのグレミオが先制。[0-1]
   FWグスタヴォ・ヌーネスは、2024年にプロデビューを飾り、すでに37試合6得点4アシストを記録。国外からの関心も多く、現在の移籍ウィンドウでは、ブレントフォード/ENGから1000万ユーロ、サウジアラビアのクラブから1700万ユーロのオファーが届いたが、グレミオは交渉を断ったと伝わっている。
(CUI) : 52' #xx オウンゴール(Gol Contra)[]
右CKから低く上げられたボールをグレミオDFがニアサイドでクリアしようとするが、ゴール前にフリックする形となり、そのボールがグレミオの選手に当たり、ボールはゴールイン。クイアバが幸運な形で試合を振り出しに戻す。[1-1]
(GRE) : 64' #22 ブライトバイテ(Braithwaite, 1991)[#11 ミゲル・モンサルベ(Miguel Monsalve, 2004)]
相手陣深く左サイドライン際から、FWミゲル・モンサルベがドリブルでDF3選手をかわしPAに侵入。そのまま中央へボールを送ると、FWブライトバイテは難なく右足を合わせゴールにボールを流し込む。アウェイのグレミオが勝ち越し。[1-2]
   FWミゲル・モンサルベは、2023U-20南米ユース選手権(9試合2アシスト)、2023U-20W杯(4試合1アシスト)でのコロンビア代表選手。2024年7月にグレミオに加入すると、前節クラブデビューを自身のクラブ初ゴールで飾ったのに続き、今節では高い個人技からFWブライトバイテのゴールをお膳立てし、クラブデビュー以来2試合連続で得点に関与した。
(GRE) : 86' #22 ブライトバイテ(Braithwaite, 1991)[]
右サイドライン際からの真横のクロスにゴール前でFWブライトバイテが頭を合わせる。クイアバGKヴァウテル(Walter, 1987)が辛うじて両手でボールを弾き返すが、角度のない位置からFWブライトバイテが再びシュート。ボールはファーサイドのゴールネットに突き刺さり、グレミオがダメ押しの3点目。[1-3]
   FWブライトバイテは、2度のW杯などデンマーク代表として69試合10得点4アシストを誇る。トゥールーズ/FRAやミドルズブラ/ENGなどを経てバルセロナ/ESPでプレー。バルセロナでは2020/21年に41試合7得点3アシストの成績を残す。2024年7月末に2年契約でグレミオに移籍加入。この試合でクラブデビューを迎えたが、早速2得点を記録。チームの1得点目もFWブライトバイテのクロスバーを叩くシュートから生まれた。

試合経過、所感その他

ボール保持率: 前半:58% 42% ⇒ 前後半:55% 45%
シュート(枠内): 前半:6‐4(1-2) ⇒ 前後半:14-8(3-2)
パス成功率: 前半:89% 82% ⇒ 前後半:86% 80%
Desarmes: 前半:7‐7 ⇒ 前後半:19-21
Faltas Cometidas: 前半:3‐3 ⇒ 前後半:15-7

   クイアバは、現在公式戦4連敗中、全国選手権は3連敗中で19位にまで順位を下げている。移籍ウィンドウでは現在のところ加入選手はなく、直近でFWデイヴェルソン(Deyverson, 1991)と左SBヒケウミ(Rikelme, 2003)の2023年の主力2選手が移籍退団。両選手とも2024年は出場機会は減っていたものの、選手層の面で不安を覚える。
   今節は、出場停止の左SBハモン(Ramon, 2001)代わって、4月の加入後これまで1試合の出場に止まるSBフアン・タヴァレス(Juan Tavares, 2002)が左サイドバックに入る。中盤にはMFフェルナンド・ソブラウ(Fernando Sobral, 1994)が4試合ぶりの先発出場。
   グレミオの直近の試合は、コパ・ド・ブラジルでのコリンチャンス戦2ndレグ。1stレグに続く0-0の引き分けで終えると、PK戦の末、準々決勝への進出を阻まれた。
   全国選手権は、現在3連勝中で降格圏を抜け出し順位も2試合未消化ながら14位まで上げてきている。
   今節は、中2日で迎えるリベルタドーレスに向け、8選手が遠征に帯同していない。
   スタメンは、右SBジョアン・ペドロ(João Pedro, 1996)とVOLビジャサンチ(Villasanti, 1997)を除く、9選手を変更。新加入のデンマーク代表69試合10得点のFWブライトバイテ(Braithwaite, 1991)がセンターフォワードを務め、両ウィングにFWグスタヴォ・ヌーネス(Gustavo Nunes, 2005)と、前節にてクラブデビュー&クラブ初ゴールのFWミゲル・モンサルベ(Miguel Monsalve)が入る。

   ホームのクイアバが、ボールを相手陣で展開。ボールロスト後は高い位置でのプレスでボールを奪回し、試合の主導権を握る。しかし、ゴール前のアイディアに欠け、グレミオ守備陣を崩せない。
   一方のグレミオはマイボールになるとクイアバのプレスに苦しむが、シンプルに縦にボールを送ることで打開を図る。
   すると、前半23分、自陣からのボールを相手陣でFWブライトバイテが受けると、縦にボールを送り、ゴールライン際からの戻りのボールをシュート。ボールはクロスバーを直撃し嫌われるが、FWグスタヴォ・ヌーネスが詰め、頭でゴールに押し込み、グレミオが先制。
   クイアバは、失点後も相手陣に押し込む時間帯が続くが、引いたグレミオの守備網を崩すことができず、前半を終える。
   後半7分、クイアバは右CKを獲得すると、相手のオウンゴールを誘い、試合を振り出しに戻す。
   後半14分にクイアバは、高さのあるFWデリキ・ラセルダ(Derik Lacerda, 1999)を投入。その直後にFWデリキ・ラセルダはショートカウンターからシュートに持ち込むが、グレミオGKカイーキ(Caíque, 1997)がグラウンダーの難しいシュートを片手でブロック。
   すると、後半19分、グレミオはFWミゲル・モンサルベが個人技で左サイドライン際を抜け出しPAに侵入、FWブライトバイテのゴールをお膳立てし、グレミオがリードを拡げる。
   さらに後半41分、グレミオは右サイドからのクロスボールにゴール前正面で頭を合わせたFWブライトバイテがGKに阻まれた跳ね返りのボールをゴールに蹴り込み、試合を決定づける3点目のゴール。
   グレミオ新加入FWブライトバイテの、オウンゴールも含めたこの試合4ゴールのすべてに絡む派手な活躍で、グレミオが3-1の勝利の勝利を収めた。

   グレミオは全国選手権4連勝。控え選手、新加入選手を中心としたメンバー構成だったが、FWブライトバイテ、FWミゲル・モンサルベの新加入両選手が期待を上回る活躍を遂げ、今後の展望が一気に明るくなった。
   一方のクイアバはグレミオとは対照的に4連敗。いずれの試合も相手陣でのプレスが嵌る時間帯も多く、多くの好機を掴むものの、決定力に欠きゴールを奪えずにいる。2トップと3トップの併用や、さまざまな選手の組み合わせを試してはいるが、なかなか結果が出ない苦しい状況に陥っている。

クルゼイロ(CRU) 0-0 アトレチコ・ミネイロ(CAM)

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=DmFC8LCXAeI

今節前の順位

クルゼイロ(CRU)は全国選手権11勝2分7敗勝点35の5位。(1試合未消化)
アトレチコ・ミネイロ(CAM)は全国選手権7勝7分5敗勝点28の9位。(2試合未消化)

得点シーン

N/A

試合経過、所感その他

ボール保持率: 前半:43% 57% ⇒ 前後半:43% 57%
シュート(枠内): 前半:4‐7(0-2) ⇒ 前後半:5-12(0-4)
パス成功率: 前半:79% 87% ⇒ 前後半:78% 88%
Desarmes: 前半:8‐6 ⇒ 前後半:18-14
Faltas Cometidas: 前半:7‐6 ⇒ 前後半:19-12

   クルゼイロは、前節フォルタレーザ戦を1-2で落とし、全国選手権での連勝は「2」でストップした。
   今節は中4日でコパ・スウアメリカーナでのボカ・ジュニオルス/ARG戦1stレグを控えた試合。
   今節のスタメンは、出場停止のCBジョアン・マルセロ(João Marcelo, 2000)に代わりCBビジャルバ(Villalba, 1994)。左サイドバックにはSBカイキ・ブルーノ(Kaiki Bruno, 2003)が入る。新加入のVOLワラシ・ソウザ(Walace Souza, 1995)が自身3試合目で初のスタメン出場を果たす。
   アトレチコ・ミネイロは、前節クリシウーマ戦に1-2で敗れ、全国選手権での引き分けを挟んだ連勝は「3」でストップ。週中のコパ・ド・ブラジルでは全国選手権2部CRBを相手に3-0の勝利を収め準々決勝へ進出。今節終了後には中2日でリベルタドーレスを控えている。
   今節のスタメンは、ケガ明けでコパ・ド・ブラジルにて5週間ぶりの復帰を果たしたGKエヴェルソン(Éverson, 1990)がゴールポストを守り、最終ラインはVOLバターリャ(Battaglia, 1991)が中央に入る3バック。中盤は5人体制でVOLファウスト・ベラ(Fausto Vera, 2000)がVOLオターヴィオ(Otávio, 1994)との2ボランチ。2トップはFWパウリーニョ(Paulinho, 2000)とFWカドゥ(Cadu, 2004)を構成。

   ベロオリゾンテのクラシコは立ち上がりから白熱した展開。中盤でのボールの奪い合いが激しくなる。
   前半8分、相手陣でのプレスを起点にしたショートカウンターから、アトレチコ・ミネイロMFグスタヴォ・スカルパ(Gustavo Scarpa, 1994)がシュート、DFを僅かに掠めたボールが僅かにゴールポストを外れCKを獲得。右サイドのCKからゴール前へ送られたボールはクリアされるが、PA手前からSBギリェルミ・アラーナ(Guilherme Arana, 1997)が強烈なシュート。ゴール前で複数の選手に当たる混戦からFWカドゥがボールをゴールに押し込むが、オフサイドが判定されゴールは認められない。
   このピンチを逃れると、クルゼイロは落ち着きを取り戻し、ピッチを左右に広く使い揺さぶりながら相手陣ゴール前に迫る場面が増えていく。しかし、アトレチコ・ミネイロは最終ラインに人数をかけ、攻撃的な選手は献身的な守備。クルゼイロはアトレチコ・ミネイロの守備網を崩すことができず、前半25分を過ぎたあたりから、アトレチコ・ミネイロがボールの支配率を高めていく。
   後半開始時にクルゼイロは2選手を交代し攻撃面でテコ入れを図る。しかし、この交代は機能せず、効果的に相手ゴール前にボールを運ぶことができない。
   一方のアトレチコ・ミネイロは、後半16分に、FWデイヴェルソン(Deyverson, 1991)をセンターフォワードに投入、ロングボールやクロスボールのターゲットとしての役割が期待されたが、マークも厳しく、FWデイヴェルソンにボールが繋がらない。
   その後両チームとも選手交代を繰り返すが、互いに戦局を打開できず、試合は膠着状態に陥っていく。
   後半43分、クルゼイロはFWマテウス・ペレイラ(Matheus Pereira, 1996)が低い位置から斜めに上がり、最終ラインからのパスを引き出し、逆サイドから斜めに最終ライン裏を狙うFWアルトゥール・ゴメス(Arthur Gomes, 1998)へスルーパスを送る。FWアルトゥール・ゴメスはPA入口から強烈なシュートを放つが、アトレチコGKエヴェルソンが僅かにボールを手に当て、ボールは惜しくもゴールポストを直撃、跳ね返りのボールはDFがクリアしクルゼイロのこの試合最大のチャンスは潰える。
   両チームとも最後までゴールを奪うことができず、試合は0-0のままタイムアップ。

   クルゼイロは、前々節や前節の前半に見せた、左右にボールを展開するダイナミックなサッカーが今節では僅かな時間に止まり、多くの時間帯でボールを握られ、攻撃面での怖さがほとんどなく0-0の引き分け。個人的に期待しているVOLワラシ・ソウザは、守備システムへの対応ができていないのか、いい所なく前半でベンチに下がった。
   アトレチコ・ミネイロは、ボール支配率で相手を上回ったものの、攻撃の歯車が噛み合わない。加入が発表されたばかりのFWデイヴェルソンが後半に投入されたが、連係が悪く、周りとの相互理解が深まるまで暫く時間を要する可能性がありそう。しかし、リベルタドーレスを前に、監督、選手共に、実戦である程度感触を得ることはできたのではないだろうか。

ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS) 2-0 フルミネンセ(FLU)

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=vJylP-UPzHA
(VAS) : 23' #99 ベヘッチ(Vegetti, 1988)[#3 レオ(Léo, 1996)]
(VAS) : 65' #12 ヴィクトル・ルイス(Victor Luís, 1993)[]

今節前の順位

ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS)は全国選手権7勝3分10敗勝点24の11位。(1試合未消化)
フルミネンセ(FLU)は全国選手権4勝8分9敗勝点20の17位。(1試合未消化)

得点シーン

(VAS) : 23' #99 ベヘッチ(Vegetti, 1988)[#3 レオ(Léo, 1996)]
相手陣PA右で得たFKからMFディミトリ・パイェ(Dimitri Payet, 1987)がゴール前にボールを送る。相手DFが難しい体勢でクリアを図るが、ボールはヴァスコCBレオに当たり、そのこぼれ球をFWベヘッチがゴールへ押し込む。リプレイの画像ではボールはCBレオの肘、FWベヘッチの腕に当たっていたが、7分近くに及ぶVARによる検証の末ゴールは認定され、ホームのヴァスコ・ダ・ガマが先制。[1-0]
   FWベヘッチは、年前半に開催された2023年アルゼンチン選手権の得点王。2023年8月ヴァスコ・ダ・ガマに移籍加入し、2023年は21試合10得点1アシストの成績を収め、チームの1部残留に貢献。2024年もこれまで35試合16得点2アシスト。ポストプレーで強さを発揮、ゴールの嗅覚は鋭く、絶妙なポジショニングからゴールを量産。スピードも豊かで利己的に走らずチームプレーを優先する万能型のセンターフォワード。
(VAS) : 65' #12 ヴィクトル・ルイス(Victor Luís, 1993)[]
フルミネンセGKによる遠投によるパスをヴァスコCBジョアン・ヴィクトル(João Victor, 1998)がカット。そのままボールを持ち上がり、PA右に侵入しゴール前にクロス。ノーマークで上げられた精度の高いボールにFWベヘッチが走り込みダイレクトに足を合わせるが、GKファビオ(Fábio, 1980)が至近距離のシュートを両手で弾き返す。しかし、そのボールを左SBヴィクトル・ルイスがダイビングヘッド。再びGKファビオが反応し片手でボールを掻き出すが、ボールはゴールラインを完全に割っており、ヴァスコ・ダ・ガマのゴールが認められる。[2-0]
   SBヴィクトル・ルイスは、2024年にコリチバからヴァスコ・ダ・ガマに加入。これまでSBルーカス・ピトン(Lucas Piton, 2000)の2番手に甘んじていたが、今季8試合目の出場なった前節にてFWジェー・ベー(GB, 2005)の同点ゴールをアシスト。今節スタメンに抜擢されると、その期待に応える今季初ゴールをマーク。SBルーカス・ピトンと切磋琢磨し、チームの上位進出に貢献したい。

試合経過、所感その他

ボール保持率: 前半:42% 58% ⇒ 前後半:43% 57%
シュート(枠内): 前半:3‐6(1-2) ⇒ 前後半:8-12(3-3)
パス成功率: 前半:80% 88% ⇒ 前後半:84% 90%
Desarmes: 前半:5‐3 ⇒ 前後半:13-9
Faltas Cometidas: 前半:13‐4 ⇒ 前後半:22-12

   ヴァスコ・ダ・ガマは、直近の試合コパ・ド・ブラジルでのアトレチコ・ゴイアニエンセ戦2ndレグにて1-0の勝利、2試合合計を2-1とし準々決勝への進出を決めた。全国選手権は前節RBブラガンチーノ戦にて終了間際に追いつかれ2-2の引き分け。3試合勝ち星から遠ざかっている。
   今節のスタメンは、左サイドバックに前節にて途中出場から攻守に好プレーを見せたSBヴィクトル・ルイス(Victor Luís, 1993)をスタメンに抜擢。右ウィングにコパ・ド・ブラジルにて出場機会のなかったFWデイヴィジ(David, 1995)が復帰。新加入のMFフィリピ・コウチーニョ(Philippe Coutinho, 1992)とFWアレックス・テイシェイラ(Alex Teixeira, 1990)の両選手はケガのためベンチ外。
   フルミネンセは、直近のコパ・ド・ブラジルでのジュヴェントゥージ戦に2-2の引き分け。2試合合計で4-5となり同大会を後にした。全国選手権は4試合連続1-0のスコアで4連勝。大ベテランCBチアゴ・シウヴァ(Thiago Silva, 1984)の統率のもと守備が安定、18歳FWカウワン・エリアス(Kauã Elias, 2006)が3試合で決勝ゴールを奪う活躍を見せている。
   中2日でリベルタドーレスを控え、今節はCBチアゴ・シウヴァがベンチ外。先発起用が続いたFWセルナ(Serna, 1997)はコパ・ド・ブラジルでふくらはぎを痛め欠場。センターバックには新加入で初出場、初スタメンとなるCBイグナシオ(Ignácio, 1996)を抜擢。左ウィングにはFWケーノ(Keno, 1989)が入り、ボランチにVOLアレキサンデル(Alexsander, 2003)を7月4日第14節以来のスタメン起用。

   試合の立ち上がりはアウェイのフルミネンセがボールを握り相手陣で展開する時間帯が続く。しかし、攻撃はスピード感に欠け手詰まりとなる。
   一方のヴァスコ・ダ・ガマは、ボールを奪うとシンプルにFWベヘッチへシンプルにボールを集めカウンターを狙う。
   前半23分、ヴァスコ・ダ・ガマはFKからゴール前に送られたボールは、ゴール前で混戦となるが、FWベヘッチがゴールに押し込む。VARの映像では攻撃側の選手の腕にボールが当たっていたが、主審はゴールは認定し、ホームのヴァスコ・ダ・ガマが先制。
   失点後もフルミネンセは失点前と同様にボールを細かく展開するが、ヴァスコ・ダ・ガマのマークは厳しく、GKレオ・ジャルジン(Léo Jardim, 1995)を脅かすようなシュートを放つことができない。
   後半3分、フルミネンセは相手陣左サイドでの混戦から、中央のFWカウワン・エリアス、FWケーノを経由して、右サイドから攻撃に参加するSBサムエウ・シャヴィエル(Samuel Xavier, 1990)へとボールを繋ぐが、SBサムエウ・シャヴィエルのコースを狙ったシュートは僅かに枠を捉えない。
   一進一退の攻防が続く中、後半20分、ヴァスコ・ダ・ガマは、相手陣でのCBジョアン・ヴィクトルのパスカットから、一気に相手ゴールに迫ると、最後は左SBヴィクトル・ルイスのダイビングヘッドがフルミネンセGKファビオ(Fábio, 1980)の牙城を崩し、貴重な追加点。
   2点のリードを許したフルミネンセは、後半25分、後半35分と選手交代を実施し、中盤、前線、サイドの選手を入れ替え、攻撃的な選手を手厚くするが、ヴァスコ・ダ・ガマも若手選手や新加入選手、さらには守備的な選手を投入し、中盤のマークの強度を維持しながら守備を強化していく。
   その後、得点は動かず、2-0のスコアでホームのヴァスコ・ダ・ガマが勝利を収めた。

   ヴァスコ・ダ・ガマは、ホームゲームながら、既存の選手を中心としたやや守備的な試合を展開し、全国選手権4試合ぶりの勝利。勝点を「27」に伸ばし、コパ・スウアメリカーナ出場権を巡る中位争いに踏みとどまった。
   フルミネンセの全国選手権での連勝は「4」でストップ。守備の構築に定評のあるマノ・メネゼス監督だが、CBチアゴ・シウヴァを欠いた試合では結果を残すことができずにいる。

コリンチャンス(COR) 1-1 RBブラガンチーノ(RBB)

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=0yYc4m5uFlI
(RBB) : 39' #11 エリーニョ(Helinho, 2000)[#23 ハウーウ(Raul, 1996)]
(COR) : 90+4' #43 タレス・マギノ(Talles Magno, 2002)[#46 ウーゴ(Hugo, 1997)]

今節前の順位

コリンチャンス(COR)は全国選手権4勝8分9敗勝点20の18位。
RBブラガンチーノ(RBB)は全国選手権7勝5分7敗勝点26の10位。(2試合未消化)

得点シーン

(RBB) : 39' #11 エリーニョ(Helinho, 2000)[#23 ハウーウ(Raul, 1996)]
自陣右サイドからMFハウールが縦に一気に低く鋭いボールを送る。そこに抜け出したFWエリーニョが、ワンタッチで内へ切れ込みDFをかわすと、さらにシュートフェイントを挟みもう一人DFをかわす。そこから左足を一閃すると、ボールはゴール右に決まるゴラッソ。アウェイのRBブラガンチーノが先制。[0-1]
   FWエリーニョは、2017年南米U-17選手権にて3試合に出場。2020年1月にサンパウロからRBブラガンチーノに400万ユーロ相当の移籍金で加入。2021年には55試合8得点5アシストの成績を収める。2023年は27試合4得点2アシストに止まるが、2024年は1‐3月の州選手権、リベルタドーレスにて16試合7アシストを記録。その後、約一か月間ケガのためにチームを離脱したが、5月1日コパ・ド・ブラジルにて復帰を果たすと、コパ・スウアメリカーナ4試合4得点、全国選手権15試合7得点2アシストを記録中。今季はこれまで39試合11得点9アシストで得点数、アシスト数ですでにキャリアハイを更新。7月末にはアヤックス/HOLが1200万ユーロでのオファーを用意しているとの報道がなされている。
(COR) : 90+4' #43 タレス・マギノ(Talles Magno, 2002)[#46 ウーゴ(Hugo, 1997)]
相手陣に入った位置中央でのFKから、CBアンドレ・ハマーリョ(André Ramalho, 1992)がPA内左へ大きくボールを送る。このボールをSBウーゴがトラップで確保しようとするがトラップは大きくなりボールはゴールに向かう。しかし、後方から駆け上がったFWタレス・マギノがGKの手前で左足でボールをゴールに押し込み、コリンチャンスが土壇場で試合を振り出しに戻す。[1-1]
   FWタレス・マギノは、2019年U-17W杯代表(4試合2得点。チームは優勝)。コリンチャンス加入は試合前日に発表されたばかりだった。ヴァスコ・ダ・ガマ育成出身で、2019年6月全国選手権にて16歳のプロデビューを果たし、その後、左ウィングや左サイドバックとして15試合に出場(2得点)。翌2020年は、主に左ウィングとしてレギュラーを務め49試合3得点4アシストの成績を収める。2021年5月1500万USドルにてニューヨークシティ/USAへ移籍。加入後間もなくレギュラーの座を掴み、チームの2021年メジャーリーグ・サッカー、2022年CONCACAFチャンピオンズリーグの制覇に貢献。しかし、2024年は、2023年終盤に負った膝のケガの影響で、4試合の出場に止まり、コリンチャンスへの一年間の期限付き移籍となった。個人的に2019年デビュー直後のスピードのあるドリブル、高い足元の技術、守備への高い貢献度が印象に残っている。今節は投入直後は左サイドライン際でのプレーが多かったが、次第に中央やや左にポジションを変え、高さのあるFWペドロ・ハウーウ(Pedro Raul, 1996)投入後は2ndトップとしてプレーし、頻繁にボールに絡んだ。久しぶりの試合で最後は疲れのためか、ややミスも見られたが、最後の最後に貴重な同点ゴールをマーク。今後も注目していきたい。

試合経過、所感その他

ボール保持率: 前半:52% 48% ⇒ 前後半:55% 45%
シュート(枠内): 前半:6‐5(3-3) ⇒ 前後半:17-11(5-6)
パス成功率: 前半:84% 79% ⇒ 前後半:83% 72%
Desarmes: 前半:8‐3 ⇒ 前後半:12-16
Faltas Cometidas: 前半:4‐5 ⇒ 前後半:10-18

   コリンチャンスは、直近の試合コパ・ド・ブラジルにて、PK戦の末、グレミオを退け準々決勝進出を決めた。しかし、全国選手権は3試合勝ち星から遠ざかり再び降格圏に転落。今節終了後には中2日でコパ・スウアメリカーナでのRBブラガンチーノとの再戦が控えている。
   今節は4バックを採用。3ボランチは若いVOLブレーノ・ビドン(Breno Bidon, 2005)とVOLヒアン(Ryan, 2003)をVOLハニエリ(Raniele, 1997)がまとめる。2トップはコパ・ド・ブラジルに続きFWペドロ・エンヒキ(Pedro Henrique, 1990)とFWアンヘル・ホメーロ(Ángel Romero, 1992)が構成。今節前日に加入が発表されたFWタレス・マギノ(Talles Magno, 2002)がベンチ入り。
   RBブラガンチーノは、直近の試合コパ・ド・ブラジルにてアトレチコ・パラナエンセに2-3の敗戦、2試合合計で2-5となり同大会を後にした。全国選手権は最近の10試合で3勝2分5敗と結果、内容ともに安定しない試合が続いている。今節終了後には中2日でコパ・スウアメリカーナでのコリンチャンスとの再戦が控えている。
   相次ぐケガ人に悩まされていたが、今節はCBペドロ・エンヒキ(Pedro Henrique, 1995)がスタメンに復帰し、FWエドゥアルド・サーシャ(Eduardo Sasha, 1992)がベンチ入り。FWヴィチーニョ(Vitinho, 1999)が3試合ぶり、コパ・ド・ブラジルで出番のなかったMFハウーウ(Raul, 1996)の両選手がスタメン復帰。
   試合開始前のウォームアップ時にGKクレイトンが負傷。GKルカォン(Lucão, 2001)がゴールマウスを守る。

   前半3分、攻守の入れ替わりから、RBブラガンチーノが相手陣に攻め上がり、右サイドから左サイドへとボールを繋ぎ、最後は中央に切れ込んだFWヴィチーニョが右足の強烈なシュート。しかし、コリンチャンスGKウーゴ・ソウザ(Hugo Souza, 1999)は冷静に両手でボールを弾き返す。
   その後、両チームは互いに相手ゴールに迫るが、RBブラガンチーノGKルカォン、コリンチャンスGKウーゴ・ソウザの好守もあり、ゴールは生まれない。
   一進一退の攻防が続くが、前半39分、RBブラガンチーノは自陣から縦にシンプルにボールを送ると、好調のFWエリーニョが個人技でDF2選手をかわし、GKの脇を抜くゴラッソ。RBブラガンチーノが試合の均衡を破る。
   後半開始時にコリンチャンスは一気に3選手を交代。サイドバックを入れ替え、ボランチ、フォワードを下げ、フォワード2選手を投入。
   一方のRBブラガンチーノも、ケガ明けのFWエドゥアルド・サーシャをピッチに送り出す。
   RBブラガンチーノが引き気味の守備からカウンターを狙う戦術に出ると、コリンチャンスはカウンターを警戒しながらも、相手陣でボールを支配。
   後半30分を過ぎると、RBブラガンチーノは逃げ切りを図るかのように、ゴール前を閉ざす守備網を構築。コリンチャンスはミドルシュートを積極的に狙い、後半38分には高さのあるFWペドロ・ハウーウ(Pedro Raul, 1996)を投入し、RBブラガンチーノゴールをこじ開けようとするが、シュートはことごとく枠を捉えない。
   後半45+2分、自陣でのコリンチャンスの横パスをカットしたRBブラガンチーノFWエリーニョがそのままドリブルでボールを持ち上がり、マークに遭いながらもPAに侵入しシュート。しかし、間合いを詰めたGKウーゴ・ソウザが右手でシュートブロック。
   するとその2分後の後半45+4分、コリンチャンスは中央相手陣に入った地点でFKを獲得すると、ゴール前に上げられたボールのこぼれ球を、前日に加入が発表されたばかりのFWタレス・マギノがゴールに押し込む貴重な同点ゴール。

   コリンチャンスは終了間際の同点ゴールで辛うじて勝点「1」を積み上げたものの、公式戦は6試合勝ち星から遠ざかり、依然降格圏の17位。
   RBブラガンチーノは、終盤は守りを固めたものの、1点のリードを守り切ることができず、公式戦は5試合勝ち星から遠ざる結果に終えた。
   この両チームは、中2日の8月13日にコパ・スウアメリカーナ、ベスト16での1stレグにて再び相まみえる。

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