結果
試合日 (ブラジル時間) | ホームチーム | 結果 | アウェイチーム | 得点 |
---|---|---|---|---|
2024/08/13 19:00 | グレミオ(GRE) Grêmio | 2-1 | フルミネンセ (FLU) Fluminense | GRE: 74′, 77′ FLU: 58′ |
2024/08/13 21:30 | コロ-コロ (COL) Colo-Colo/CHI | 1-0 | ジュニオル・バランキージャ (JUN) Junior Barranquilla/COL | COL: 76′, JUN: – |
2024/08/13 21:30 | サンロレンソ (SLO) San Lorenzo/ARG | 1-1 | アトレチコ・ミネイロ (CAM) Atlético-MG | SLO: 17′ CAM: 58′ |
2024/08/14 19:00 | ペニャロル (PEN) Peñarol/URU | 4-0 | ザ・ストロンゲスト (STR) The Strongest/BOL | PEN: 9′, 16′, 36′, 72′ STR: – |
< グレミオ(GRE) 2-1 フルミネンセ (FLU) >
動画URL : https://www.youtube.com/watch?v=7AvWMfgkRUk
< 得点・アシスト >
FLU : 58' ... #45 MFリマ(Lima, 1996)[#10 MFパウロ・エンヒキ・ガンソ(PH Ganso, 1989)]
GRE : 73' ... #6 SBヘイナウド(Reinaldo, 1989)[PK]
GRE : 77' ... #6 SBヘイナウド(Reinaldo, 1989)[FK]
ブラジルクラブ同士の一戦。
過去のリベルタドーレスは、グレミオが3度タイトルを獲得し、直近は2017年大会を現ヘナト・ポルタルーピ監督のもと制覇している。
一方のフルミネンセは、2023年大会にてクラブ史上初の制覇を果たした現チャンピオン。
いずれも、全国選手権は下位に低迷しているものの、公式戦直近の7試合は、グレミオが4勝3分、フルミネンセが4勝1分2敗と、最悪期を脱しチーム状況は右肩上がりとなっている。
この試合では、現移籍ウィンドウでの新加入選手が鍵を握る。
グレミオは直近の全国選手権でクラブデビューを果たし、チームの3得点に絡んだデンマーク代表でバルセロナ/ESPでのプレー歴のあるFWブライトバイテ(Braithwaite, 1991)。
フラメンゴは全国選手権で先発した4試合のすべてで最終ラインを統率しチームの1-0の4連勝に貢献した元ブラジル代表CBチアゴ・シウヴァ(Thiago Silva, 1984)。
いずれもスタメンに顔を並べる。
フルミネンセについてのもう一つの鍵は左サイドバック。主戦マルセロ(Marcelo, 1988)と2番手ジオゴ・バルボーザ(Diogo Barbosa, 1992)がケガのため、左サイドバックに2006年生まれのエスケルジーニャ(Esquerdinha, 2006)がスタメンに抜擢された。
全国選手権での4連勝のうち3試合で決勝ゴールをマークしているFWカウワン・エリアス(Kauã Elias, 2006)と共に、リベルタドーレスの舞台での活躍を期待したい。
ボール保持率: 前半:43% 57% ⇒ 前後半:40% 60%
シュート(枠内): 前半:7‐6(1-2) ⇒ 前後半:12-13(-)
パス成功率: 前半:86% 88% ⇒ 前後半:85% 89%
Faltas Cometidas: 前半:4‐1 ⇒ 前後半:8-5
アウェイのフルミネンセがボールを支配し、3ボランチのVOLアレキサンデル(Alexsander, 2003)が右サイドの攻撃に参加し、数的有利を作り出すが、グレミオ守備陣を崩すには至らない。
一方のグレミオはマイボールをシンプルに強力な前線へボールを送り、主に右サイドを起点に相手ゴールに迫る。
前半21分、空中戦でのボールの奪い合いで頭を強打したフルミネンセVOLマルチネリ(Martinelli, 2001)が交代を余儀なくされ、代わってFWケーノ(Keno, 1989)が中盤に入る。
前半24分、フルミネンセは、ゴール正面約25mの位置でのFKから、PA内右に柔らかく上げたボールにFWジョン・アリアス(Jhon Arias, 1997)が抜け出し、角度のない位置からシュート。グレミオGKマルチェシン(Marchesín, 1988)が大きく広げた腕に当てたボールはゴールに向かうが、CBホドリゴ・エリー(Rodrigo Ely, 1993)がゴールライン手前でクリア。
絶好の好機を逃したフルミネンセは、VOLアレキサンデルの攻撃参加が減り、後方でのボール回しから前方へのボール運びに苦しみ始める。
一方のグレミオは、縦に速い攻撃で相手守備網を押し込むが、フルミネンセ守備陣はVOLアンドレ(André , 2001)に代表される分厚いカバーリングで決定的なシーンを許さない。
後半に入るとグレミオがフルミネンセをゴールに押し込む展開が続く。しかし、フルミネンセの粘り強いマークを前に決定的なシーンは生まれない。
後半11分、フルミネンセはFWケーノが足を痛め交代を余儀なくされると、VOLアレキサンデルとの2選手を下げ、MFリマ(Lima, 1996)と、クラブデビューとなるウルグアイ国籍のVOLファクンド・ベルナル(Facundo Bernal, 2003)を投入。
その直後のゴールキックからフルミネンセは細かくボールを繋ぎ、執拗なグレミオのマークを掻い潜り、自陣左サイドから大きく相手陣右サイドへボールを送り、一気に攻撃のギアが上げる。右サイドからゴール前に上げられたクロスはクリアされるが、セカンドボールを回収し、PA手前右のMFガンソ(PH Ganso, 1989)にボールが送られると、MFガンソはファーサイドでフリーのMFリマへ精度の高いクロス。MFリマが右足を合わせると、ボールはファーサイドのゴールネットを揺らし試合の均衡を破る。[0-1]
リードを許したグレミオは、後半18分にMFミゲル・モンサルベ(Miguel Monsalve, 2004)とFWグスタヴォ・ヌーネス(Gustavo Nunes, 2005)を投入。相手陣ゴール前にフルミネンセ守備陣を押し込み辛抱強くゴールの糸口を探る。
後半29分、グレミオは右サイドPA横からFWソテウド(Soteldo, 1997)がじわじわとPAに迫り、ゴール前にボールを上げようとすると、フラメンゴSBエスケルジーニャが広げた腕にボールが当たり、グレミオがPKを獲得。このPKをSBヘイナウド(Reinaldo, 1989)がゴール左上にボールを突き刺し、グレミオが試合を振り出しに戻す。[1-1]
同点に追い付いた後もグレミオが攻勢を保つと、後半32分、PA入口右外の位置でFKを獲得。SBヘイナウドがゴール前に上げたボールは誰にも合わず、ファーサイドのゴールネットに吸い込まれる。[2-1]
後半39分、グレミオが相手陣でFKを獲得すると、フルミネンセ陣PA内でのポジション争いからフルミネンセMFガンソとグレミオCBホドリゴ・エリーがもつれあいMFガンソが転倒。VARが介入すると主審はCBホドリゴ・エリーに一発退場の判定を下す。
グレミオは、FWブライトバイテを下げ、CBグスタヴォ・マルチンス(Gustavo Martins, 2002)を投入、ゴール前に強固な2ラインの敷き逃げ切りを図る。
フルミネンセはグレミオ守備網を囲い込みボールを繋ぐが、シュートに持ち込むことは出来ない。終了間際にCKを獲得するが、ゴール前に上げたボールがクリアされると、主審がタイムアップの笛を吹く。
ホームのグレミオが1stレグを2-1の勝利。
2ndレグはフルミネンセのホーム、マラカナン・スタジアムにて8月20日19:00にキックオフを迎える。
< コロ-コロ (COL) 1-0 ジュニオル・バランキージャ (JUN) >
動画URL : https://www.youtube.com/watch?v=riELWnrO0Zc
< 得点・アシスト >
COL : 76' ... #34 MFビセンテ・ピサロ(Vicente Pizarro, 2002)[]
< サンロレンソ (SLO) 1-1 アトレチコ・ミネイロ (CAM) >
動画URL : https://www.youtube.com/watch?v=EWEKMle3qz8
< 得点・アシスト >
SLO : 17' ... #28 FWアレクシス・クエージョ(Alexis Cuello, 2000)[#8 FWマティアス・レアリ(Matías Reali, 1997)]
CAM : 58' ... #10 FWパウリーニョ(Paulinho, 2000)[]
グループラウンドは、5勝1敗の首位で通過したアトレチコ・ミネイロ。
しかし、GR最終節(5月28日)後の公式戦は、相次ぐケガ人に苦しみ、6勝5分5敗の成績。さらに、8月1日のコパ・ド・ブラジルにて、それまでチームを牽引してきたFWフッキ(Hulk, 1986)が前半16分に負傷、その後チームから離脱している。
一方で、7月中旬に解禁された移籍ウィンドウでは、パラグアイ代表で54試合2得点の実績を誇るCBジュニオール・アロンソ(Júnior Alonso, 1993)、フル代表歴はないものの2020東京五輪などアルゼンチン世代別代表で多くの実績を残すVOLファウスト・ベラ(Fausto Vera, 2000)、2014W杯などブラジル代表として14試合1得点1アシストの成績を残すFWベルナルジ(Bernard, 1992)などを獲得。
この試合では、この3選手に加え、8月7日に加入が発表されたばかり、パウメイラス所属時の2021年リベルタドーレス決勝にて決勝ゴールをマークしたFWデイヴェルソン(Deyverson, 1991)がスタメンに名前を連ねた。
ボール保持率: 前半:23% 77% ⇒ 前後半:29% 71%
シュート(枠内): 前半:4‐2(2-1) ⇒ 前後半:9-6(2-4)
パス成功率: 前半:62% 88% ⇒ 前後半:66% 84%
Faltas Cometidas: 前半:8‐4 ⇒ 前後半:10-9
前半5分、アトレチコ・ミネイロはPA入口中央でFWデイヴェルソンのポストプレーから右サイドへ送られたボールにFWパウリーニョ(Paulinho, 2000)が強烈なシュート。
一方のサンロレンソは、前半9分、相手陣でのボール奪取からショートカウンターを発動しシュートでターンを終える。
高い位置でのサンロレンソのマークに苦しむアトレチコ・ミネイロは、ボールを握りながらも相手陣深くに攻め込むことができない。
前半17分、サンロレンソは相手陣左サイドライン際でFWマティアス・レアリ(Matías Reali, 1997)がパスカット。そのまま縦にボールを持ち上がりゴール前にクロスボールを供給すると、FWアレクシス・クエージョ(Alexis Cuello, 2000)が、DFの死角をニアサイドからゴール前中央へと斜めに上がり、フリーの体勢でヘディングシュート。アトレチコ・ミネイロGKエヴェルソン(Éverson, 1990)は一歩も動くことができず、ボールはゴール左隅に決まる。[1-0]
スコアが動いた後も試合展開は変わらず、サンロレンソはハーフラインを挟んだ地域に入るボールに対して厳しい寄せに入り、アトレチコ・ミネイロに攻撃の糸口を掴ませない。
後半13分、アトレチコ・ミネイロは、相手陣右サイド深い位置でのスローインから、VOLファウスト・ベラがPA入口右に上がりボールを受けると、胸トラップから思い切りよく右足を振り抜くシュート。サンロレンソGKが両手でクリアしたものの、クリアは短く、ファーサイドに詰めたFWパウリーニョがゴールに蹴り込み、アトレチコ・ミネイロが試合を振り出しに戻す。[1-1]
後半22分、アトレチコ・ミネイロは右サイドの縦に速い攻撃から、中央PA手前に駆け上がったVOLオターヴィオ(Otávio, 1994)がミドルシュートを放つが、ボールはGKの正面をつきパンチングのクリア。
後半30分を過ぎ、サンロレンソは攻勢に出るが、アトレチコ・ミネイロは最終ラインが高い位置を保ち、中盤をコンパクトにして、攻撃の芽を摘んでいく。
試合は1-1のままタイムアップ。
2ndレグは、アトレチコ・ミネイロのホーム、MRVスタジアムにて8月20日21:30のキックオフが予定されている。
< ペニャロル (PEN) 4-0 ザ・ストロンゲスト (STR) >
動画URL : https://www.youtube.com/watch?v=iqXnpqd9F3Y
< 得点・アシスト >
PEN : 9' ... #8 MFレオ・フェルナンデス(Leo Fernández, 1998)[#28 FWジャイミ・バエス(Jaime Báez, 1995)]
PEN : 16' ... #11 FWマキシ・シルベラ(Maximiliano Silvera, 1997)[#8 MFレオ・フェルナンデス(Leo Fernández, 1998)]
PEN : 36' ... #28 FWジャイミ・バエス(Jaime Báez, 1995)[#8 MFレオ・フェルナンデス(Leo Fernández, 1998)]
PEN : 72' ... #9 FWファクンド・バチスタ(Facundo Batista, 1999)[]