白紙?(2023/1/17 6:00 追記)
ヴェネ・カーザグランデ記者によると、ウーゴ・ソウザ選手はヴィッセル神戸への移籍に対し改めて拒否の姿勢。
また、同記者は、ポルトガルリーグで2位に4ポイント差の首位に立ち(2023/1/17現在)、2月にはチャンピオンズリーグ決勝ラウンドが控えるベンフィカがウーゴ・ソウザ選手に関心を示しているとの情報を発信。(なお、今のところフラメンゴはこの報道に対するコメントを出していない。)
ベンフィカでは2018年の加入以来、ヴラホディモ(Vlachodimos, 1994)選手が守護神としてゴールマウスを守るが、昨夏にマンチェスターユナイテッドやアヤックスが関心を示すとの報道もあり、ベンフィカは28歳と年齢的にも成熟期にある守護神の売却を検討か。
ポルトガル人監督のパウロ・ソウザ氏がスタメンに起用し続けたウーゴ・ソウザ選手は、ベンフィカからすると戦力としても将来の売却を想定しても、ヴィッセル神戸との交渉条件を考えると投資リスクも大きくはない。
ヴィッセル神戸は、トップチームに選手を輩出できる下部組織の体制を作り上げてきている。しかし、失礼な言い方かもしれないが、トップチームは戦術的な積み重ねが希薄で、過去の実績に重きを置いた近視眼的な選手獲得、選手起用が多い印象がある。そのような環境は、サッカー選手としての成長を考えると、決して望ましい環境とは言えない。
ウーゴ・ソウザ選手の二転三転する姿勢には賛同しえないが、23歳と年齢的に伸びしろが大きく、戦術理解や経験といったサッカー選手としての核となる部分を積み上げていくためにも、ベンフィカとの交渉が進展することを個人的には強く望む。
合意(2023/1/12 7:00 追記)
ブラジル紙「O Dia」ヴェネ・カーザグランデ記者によると、ウーゴ・ソウザ選手が移籍に合意。
当記者によると、ウーゴ・ソウザ選手がヴィッセル神戸への移籍に合意。
書類上の手続きが開始され、近日中に両クラブから移籍の発表が見込まれる。
繰り返しになるが、契約条件は、移籍金130万USドル一括払い、選手保有権の50%、契約期間3年。
加入拒否?(2023/1/7 9:55 追記)
ブラジル紙「O Dia」ヴェネ・カーザグランデ記者によると、ウーゴ・ソウザ選手は契約条件に不満があり移籍を拒否しているとのこと。
当記者によると、契約条件は、移籍金130万USドル一括払い、選手保有権の50%、契約期間3年。
ヴィッセル神戸側は契約内容を変更する意思はなく、場合によっては契約を断念する旨をフラメンゴおよび選手代理人に伝えている模様。
獲得にしろ断念にしろ、結論が出るまで今しばらく時間がかかりそうだ。
以下、当ブログ元記事
ブラジル紙「GE」(ブラジル時間2023/1/4 17:41)によると、ヴィッセル神戸がウーゴ・ソウザ選手(GK, 1999/1/31)の獲得に向け、選手代理人、所属先のフラメンゴと合意。
移籍金は、選手保有権の50%について約150万USドル。
ヴィッセル神戸は、当初レンタル移籍を希望。一方で、フラメンゴは将来的にヨーロッパへの売却を想定していたため、交渉は進展しなかった。しかし、ヴィッセル神戸が完全移籍へと移籍内容を変更し、交渉が一気に進展。合意に至った。
フラメンゴは、この売却金額を原資にボカジュニオルス/アルゼンチンのGKロッシ(Rossi, 1995)獲得に向け、1月6日金曜日にもブエノスアイレスに交渉団を派遣。獲得を目指す。
<ウーゴ・ソウザ(Hugo Souza)>
≪基礎情報≫
ウーゴ・デ・ソウザ・ノゲイラ
(Hugo de Souza Nogueira)
ポジション:ゴールキーパー
利き足:右
身長:199㎝ 体重:92㎏
1999年1月31日生まれ
≪クラブ経歴≫
2020年(21歳)にデビュー。
2020年9月27日、コロナ感染症拡大の影響で日程が大幅に遅れた全国選手権第12節パウメイラス戦。フラメンゴはコロナ感染陽性者を多く出す中、ウーゴはデビューを果たす。大柄ながら俊敏な動きで相手シュートを防ぐと、この試合を機にレギュラーの座を掴む。
一時レギュラーの座から離れるが、ホジェリオ・セニ(Rogério Ceni, 元ブラジル代表GK、GKの最多得点保持者)氏が監督に就任すると、再びレギュラーに返り咲く。
2021年になると、第2GKとしての日々が続く。シーズン終盤に複数の試合で出場するにとどまる。
2022年、ポーランド代表監督を務めていたパウロ・ソウザ監督が就任すると再びレギュラーの座に返り咲く。
2月に開幕し2か月開催される州選手権、2月20日に行われたアトレチコ・ミネイロとのスーペルコパ・ド・ブラジルでチームが共に準優勝に終わると、4月に開幕した全国選手権での低調な試合ぶりに不満を抱えるサポーターが、ウーゴを戦犯の一人として批判を浴びせるようになる。
5月29日、フルミネンセとのクラシコ、通称”Fla-Flu”(フラ・フル)。直近の試合に立て続けてミスを犯し、この試合前も多くのブーイングをサポーターから投げかけられる。しかし、試合では決定的なシュートを複数阻止、サポーターから「ウーゴ!ウーゴ!」の声援を受ける。
試合は2-1で勝利。ウーゴは全国選手権第8節の最優秀選手に選出される。
6月9日、チームの成績不振からパウロ・ソウザ監督が解任。
ウーゴもまた、全国選手権開幕前に移籍加入したサントス(Santos, 1990, 東京五輪2020にオーバーエイジ枠で代表選出。全試合フル出場)にレギュラーの座を奪われる。以降はシーズン終盤の5試合に出場するにとどまる。
2020年 27試合 2312分出場 31失点
2021年 13試合 1097分出場 13失点
2022年 31試合 2725分出場 27失点
≪(世代別)代表経歴≫
2017年トゥーロン国際大会U-19代表選出(試合出場なし)
2018年8月 フル代表招集 (9月7日アメリカ戦、9月11日エルサルバドル戦 共に親善試合。出場機会なし。)
2019年U-20南米ユース選手権代表選出(試合出場なし)
<好プレー集>
<失点に絡んだ7つのプレー>