【ブラジル全国選手権2024】第24節(2/2)[08/24-26]

投稿者: | 2024年8月24日

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全国選手権第24節 対戦組合せ


以下の5試合の概要はこちらで。→ 【ブラジル全国選手権2024】第24節(1/2)[08/24-26]
・2024/08/24 アトレチコ・ゴイアニエンセ(ACG) x ジュヴェントゥージ(JUV)
・2024/08/24 パウメイラス(PAL) x クイアバ(CUI)
・2024/08/24 アトレチコ・ミネイロ(CAM) x フルミネンセ(FLU)
・2024/08/25 バイーア(BAH) x ボタフォゴ(BOT)
・2024/08/25 フォルタレーザ(FOR) x コリンチャンス(COR)
以下の5試合の概要はこの記事で。
・2024/08/25 クリシウーマ(CRI) x グレミオ(GRE)
・2024/08/25 サンパウロ(SAO) x ヴィトーリア(VIT)
・2024/08/25 インテルナシオナウ(INT) x クルゼイロ(CRU)
・2024/08/25 フラメンゴ(FLA) x RBブラガンチーノ(RBB)

・2024/08/26 ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS) x アトレチコ・パラナエンセ(CAP)

全国選手権第24節 試合概要

クリシウーマ(CRI) 0-1 グレミオ(GRE)

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=VXt5FqU2OKs
(GRE) : 86' #11 ミゲル・モンサルベ(Miguel Monsalve, 2004)[#16 アラベナ(Aravena, 2002)]

今節前の順位

クリシウーマ(CRI)は全国選手権6勝7分8敗勝点25の14位。(2試合未消化)
グレミオ(GRE)は全国選手権7勝3分11敗勝点24の15位。(2試合未消化)

得点シーン

(GRE) : 86' #11 ミゲル・モンサルベ(Miguel Monsalve, 2004)[#16 アラベナ(Aravena, 2002)]
アタッキングサード入口左サイドライン際から、MFクリスタウドがDFの足元を通すパスを縦に送ると、そのパスを受けたFWアラベナがPA左からゴール前にクロス。ゴール前ファーサイドに詰めたMFミゲル・モンサルベが高く足を上げたトラップはやや大きくなるが、飛び出すGKがボールに触れる直前につま先でゴールに流し込み、土壇場でアウェイのグレミオが先制ゴールを奪う。[0-1]
   MFミゲル・モンサルベは、8月4日のクラブデビュー以来、6試合で2得点2アシストの活躍。
   FWアラベナは、2019南米U-17選手権にてチリU-17代表として9試合4得点3アシスト、2019U-17W杯3試合。2020年にプロデビューを飾り、2024年7月14日に320万ユーロ相当の移籍金でグレミオに移籍加入。8月4日のクラブデビュー後、4試合目の出場で初ゴール関与となるアシストを記録した。

試合経過、所感その他

ボール保持率: 前半:44% 56% ⇒ 前後半:46% 54%
シュート(枠内): 前半:11‐6(1-1) ⇒ 前後半:19-14(4-4)
パス成功率: 前半:77% 83% ⇒ 前後半:79% 83%
ファール: 前半:7‐5 ⇒ 前後半:15-8
黄カード(赤): 前半:1‐1 ⇒ 前後半:2-1

   クリシウーマは、前節ヴァスコ・ダ・ガマ戦を後半44分の同点ゴールで勝点「1」を獲得。最近の5試合は2勝2分1敗の成績で昇格一年目ながら中位争いに食い込んできた。
   今節は、CBウィンカー・アンヘル(Wilker Ángel, 1993)とMFアラーノ(Allano, 1995)が出場停止。代わってCBトビアス・フィゲイレードとFWアルトゥール・カイーキ、戦術的理由でMFフェリピ・マテウス(Fellipe Mateus, 1991)に代わりMFマルセロ・エルメスがスタメンを務める。
   クリシウーマのスタメンは以下の通り。
   GK : GKグスタヴォ(Gustavo, 1993)
   4 : 右SBクラウジーニョ(Claudinho, 2000)、CBトビアス・フィゲイレード(Tobias Figueiredo, 1994)、CBホドリゴ(Rodrigo, 1987)、左SBトラウコ(Trauco, 1992)
   2 : VOLネウトン(Newton, 2000)、VOLイゴル・メリトン(Higor Militão, 1994)
   3 : FWアルトゥール・カイーキ(Arthur Caíke, 1992)、MFマルキーニョス・ガブリエウ(Marquinhos Gabriel, 1990)、MFマルセロ・エルメス(Marcelo Hermes, 1995)
   1 : FWボラシエ(Bolasie, 1989)

   グレミオは、週中のリベルタドーレスにてフルミネンセを相手に1stレグでの1点のアドバンテージを守り切れず、PK戦の末、ベスト16での敗退。
   全国選手権は、長らく降格圏に低迷したものの第18~22節に4勝1分。前節はリベルタドーレスの谷間の試合ということで、控え選手中心のメンバーで敗れたものの、チーム状態は上向きにある。
   今節は、出場停止や新たなケガ人はいないが、CBカネマン(Kannemann, 1991)、FWパボン(Pavón, 1996)、FWジエゴ・コスタ(Diego Costa, 1988)が遠征に帯同していない。また、FWグスタヴォ・ヌーネス(Gustavo Nunes, 2005)はブレントフォード/ENGとの契約締結のためチームを離脱した。
   グレミオのスタメンは以下の通り。
   GK : GKマルチェシン(Marchesín, 1988)
   4 : 右SBジョアン・ペドロ(João Pedro, 1996)、CBホドリゴ・エリー(Rodrigo Ely, 1993)、CBジェメルソン(Jemerson, 1992)、左SBヘイナウド(Reinaldo, 1989)
   2 : VOLビジャサンチ(Villasanti, 1997)、VOLドッジ(Dodi, 1996)
   3 : FWミゲル・モンサルベ(Miguel Monsalve, 2004)、MFクリスタウド(Cristaldo, 1996)、FWソテウド(Soteldo, 1997)
   1 : FWブライトバイテ(Braithwaite, 1991)

   立ち上がりから激しい展開の試合。
   前半2分にクリシウーマが右サイドを縦に速い攻撃。ゴール前に送られたボールにFWボラシエがダイレクトボレーに持ち込むが、ボールはGKマルチェシンの正面をつく。さらに、前半4分、右CKはクリアに遭うものの、こぼれ球をMFマルキーニョス・ガブリエウがミドルシュート。ボールはDFをかすめゴールラインを割る。
   一方のグレミオは、前半8分、相手陣内でのボールの争奪戦でボールを獲得すると、PA手前を中央から左へ展開し、FWソテウドがシュート。GKグスタヴォの脇を抜けたボールはファーサイドのゴールポストを直撃し、跳ね返ったボールをGKグスタヴォが抑える。
   前半15分を過ぎると、クリシウーマがプレスの勢いを弱め、グレミオがボールを支配し始める。しかし、自陣に下がったとはいえ、クリシウーマのボールの出どころへのマークは厳しく、グレミオは攻撃の形を作ることができない。
   前半37分、相手陣中央からVOLビジャサンチが思い切りのいいミドルシュート。ゴール手前で落ちるボールをGKグスタヴォがクロスバーの上に押し出しCKに逃れる。
   対するクリシウーマも、前半41分、サイドチェンジのボールを左サイドライン際で受けたFWボラシエが、PA手前で中央へ切れ込み右足を一閃。ボールはマークに寄せたDFの背中に当たりファーサイドのゴールポストに向かうが、惜しくもゴールポストの外へ抜けていく。
   後半開始直後もクリシウーマがグレミオを押し込むと、開始40秒、FWボラシエがポストプレーで後方に戻したボールに、PA手前からMFマルキーニョス・ガブリエウがダイレクトにシュートに持ち込むが、GKマルチェシンが落ち着いてボールをキャッチ。
   後半18分、グレミオがPAすぐ手前でFKを獲得。短いリスタートからSBヘイナウドが放った強烈なシュートは、GKグスタヴォが体の正面でパンチングのクリア。
   後半32分、MFマテウジーニョ(Matheusinho, 1998)のPA入口右からのクロスにFWボラシエが豪快な右足のボレーシュート。GKマルチェシンが両手で弾いたボールをDFがクリア。
   両チームともに相手の厳しいマークを外し、枠にシュートを放つものの、クリシウーマGKグスタヴォ、グレミオGKマルチェシンが堅実な守備でゴールを守り抜き試合を引き締める。
   しかし、後半41分、グレミオが相手陣左サイドを縦に攻め込むと、FWアラベナのクロスをMFミゲル・モンサルベがゴールに押し込み、待望の先制点。
   残り時間でグレミオは、VOLホナウジ(Ronald, 2003)、VOLエデニウソン(Edenílson, 1989)、CBグスタヴォ・マルチンス(Gustavo Martins, 2002)を相次いで投入。
   クリシウーマに反撃を許さず、試合はタイムアップ。

   クリシウーマは、プラン通りに前後半開始時に相手陣深くまで攻め込んだものの得点を生み出すことができず、無得点のまま後半の終盤に失点。残留争いから抜け出すことができず、試合終了時点で降格圏まで勝点差「3」の15位。
   次戦は、中2日で順延された全国選手権第19節、ホームでのRBブラガンチーノ戦。さらに中2日で全国選手権第25節クイアバ戦がアウェイで予定されている。
   グレミオは、降格圏までの勝点差を「5」に拡げ、順位は13位まで浮上。このまま中位争いに食い込んでいきたい。
   次戦は、一週間後に全国選手権第25節ホームでのアトレチコ・ミネイロ戦。日程的な優位を生かして勝点「3」を積み上げたい。

サンパウロ(SAO) 2-1 ヴィトーリア(VIT)

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=XvKLelRMGLY
(SAO) : 6' #39 ウィリアン・ゴメス(William Gomes, 2006)[]
(SAO) : 30' #22 エリキ(Erick, 1997)[#7 ルーカス・モウラ(Lucas Moura, 1992)]
(VIT) : 62' #9 アレハンドロ(Alerrandro, 2000)[PK]

今節前の順位

サンパウロ(SAO)は全国選手権11勝5分7敗勝点38の6位。
ヴィトーリア(VIT)は全国選手権6勝4分13敗勝点22の16位。

得点シーン

(SAO) : 6' #39 ウィリアン・ゴメス(William Gomes, 2006)[]
相手陣PA手前の位置で相手のサイドチェンジのパスをカット。そのまま思い切りよく左足を振り抜くと、ボールはゴールニアサイドに突き刺さるゴラッソ。18歳FWウィリアン・ゴメスのプロ初ゴールでホームのサンパウロが先制。[1-0]
   FWウィリアン・ゴメスは、サンパウロ育成出身で、2023年11月全国選手権にて17歳のプロデビューを飾り、同年は3試合に出場した。2024年1月U-17チームからトップチームへ昇格。今節は6月19日以来の試合でトップチーム9試合目にして初のスタメン起用。その起用に応えるゴラッソを開始6分で決めた。
(SAO) : 30' #22 エリキ(Erick, 1997)[#7 ルーカス・モウラ(Lucas Moura, 1992)]
サンパウロが自陣ゴール前からのボールを右サイドライン際で受けたFWルーカス・モウラがDF2選手を引き付け背後へヒールパス。ボールを受けたFWエリキが前方に大きく開けたスペースを相手ゴールに向かいドリブル開始。PA手前までボールを持ち上がると左足でコースを狙ったシュート。GKが必死に伸ばす指先をボールは越え、ゴールネットを揺らす。ゴラッソ。サンパウロが突き放す。[2-0]
   FWエリキは、当時全国選手権2部ナウチコから2017年1月コパ・ド・ノルデスチにて19歳のプロデビュー。そのままレギュラーの座を掴むと、同年8月SCブラガ/PORへ移籍するが、トップチームでは1試合の出場にとどまり、ポルトガル、ブラジルクラブへの期限付き移籍を繰り返す。2021年8月セアラーへ40万ユーロで移籍し、2021年8月‐2023年12月通算111試合23得点13アシスト、2023年は単年で52試合18得点13アシストの成績を残す。2024年サンパウロに加入。加入後は途中交代出場が中心ながら多くの試合に出場していたものの、6月以降は10分前後の出場が6試合に止まっていた。今節は5月23日以来のスタメン出場。今節終了時点で27試合3得点3アシスト。
(VIT) : 62' #9 アレハンドロ(Alerrandro, 2000)[PK]
アタッキングサード入口左サイドライン際からSBルーカス・エステヴィスが斜めに上がり、タベーラの戻りのボールを受けPA侵入。後方から足を引っ掛けら転倒すると、主審はPKの判定。このPKをFWアレハンドロがGKの飛ぶ逆サイドにボールを蹴り込み、ヴィトーリアが1点差に迫る。[2-1]
   FWアレハンドロは、2017南米U-17選手権3試合1得点。アトレチコ・ミネイロ育成出身で、2024年はRBブラガンチーノからの期限付き移籍によりヴィトーリアにてプレー。RBブラガンチーノでは年間35試合前後の出場が続き、4年間で単年10得点を記録する年はなかったが、2024年はコンスタントに試合に出場し、今節終了時点で40試合11得点7アシスト。試合数、アシスト数はキャリアハイを更新し、得点数も2019年アトレチコ・ミネイロ在籍時の13得点に迫っている。このゴールは前節に続く2試合連続ゴール。個人記録を伸ばすことでチームの1部残留にも貢献したい。

試合経過、所感その他

ボール保持率: 前半:61% 39% ⇒ 前後半:59% 41%
シュート(枠内): 前半:10‐4(3-2) ⇒ 前後半:12-10(3-4)
パス成功率: 前半:92% 90% ⇒ 前後半:89% 86%
ファール: 前半:1‐3 ⇒ 前後半:7-8
黄カード(赤): 前半:0‐0 ⇒ 前後半:0-2

   サンパウロは、週中のリベルタドーレスベスト16ナシオナル/URU戦2ndレグは、ホームで2-0の勝利を収め、準々決勝へ駒を進めた。
   全国選手権は、前節パウメイラスとのクラシコを終了間際の失点で敗戦。3連勝を逃した。
   今節は、MFホドリゴ・ネストール(Rodrigo Nestor, 2000)とFWルシアーノ(Luciano, 1993)が出場停止。前節で負傷交代の2選手、FWフェヘイラ(Ferreira, 1997)は左大腿四頭筋の腱を損傷、左SBパトリッキ(Patrick, 2003)は右足腓骨骨折のため、しばらく戦列を離脱する。
   今節は、ラツィオからの期限付き移籍で新加入のVOLマルコス・アントニオ、6月19日以来のトップチームでの試合で初先発のFWウィリアン・ゴメスがスタメンに抜擢される
   サンパウロのスタメンは以下の通り。
   GK : GKジャンドレイ(Jandrei, 1993)
   4 : 右SBフェラレシ(Ferraresi, 1998)、CBアルボレーダ(Arboleda, 1991)、CBサビーノ(Sabino, 1996)、左SBミシェル・アラウーホ(Michel Araújo, 1996)
   2 : VOLマルコス・アントニオ(Marcos Antônio, 2000)、VOLルイス・グスタヴォ(Luiz Gustavo, 1987)
   3 : FWウィリアン・ゴメス(William Gomes, 2006)、MFルーカス・モウラ(Lucas Moura, 1992)、FWエリキ(Erick, 1997)
   1 : FWカレリ(Calleri, 1993)

   ヴィトーリアは、前節クルゼイロ戦にて前半は試合を支配し2-0としたものの、前半38分の退場劇で数的不利に陥ると、以降は完全に試合を支配され、辛うじて2-2の引き分けで勝点「1」を拾った。
   今節は、前節スタメンのCBネリス(Neris, 1992)が出場停止、VOLルアン(Luan, 1999)はサンパウロからの期限付き移籍のため契約上出場できない。代わって、ボランチが本職のCBカイオ・ヴィニシウスがセンターバックに入り、前節ケガのため大事を取ったVOLウィリアン・オリヴェイラが中盤に復帰。
   ヴィトーリアのスタメンは以下の通り。
   GK : GKルーカス・アルカンジョ(Lucas Arcanjo, 1998)
   4 : 右SBウィレアン・レポ(Willean Lepo, 1997)、CBカイオ・ヴィニシウス(Caio Vinícius, 1999)、CBヴァギネル・レオナルド(Wagner Leonardo, 1999)、左SBルーカス・エステヴィス(Lucas Esteves, 2000)
   3 : VOLマシャード(Machado, 1996)、VOLヒカルド・ヒーレル(Ricardo Ryller, 1994)、VOLウィリアン・オリヴェイラ(Willian Oliveira, 1993)
   1 : MFマテウジーニョ(Matheuzinho, 1997)
   2 : FWアレハンドロ(Alerrandro, 2000)、FWオズヴァウド(Osvaldo, 1987)

   前半2分、右CKからのこぼれ球をCBフェラレシがPA手前左からファーサイドへ巻き込むシュート。しかし、ボールは曲がり切らずゴールポストをかすめゴールラインを割る。
   しかし、前半4分、相手陣でのサイドチェンジのボールをFWウィリアン・ゴメスがインターセプト。先ほどのCBフェラレシより3mほど下がった位置からのシュートは、GKのニアサイドを抜けゴールネットに刺さるゴラッソ。18歳FWウィリアン・ゴメスのプロ初ゴールで早くもホームのサンパウロが先制。
   先制後もサンパウロは前に出る守備でヴィトーリアの攻撃を早い段階で摘み取ると、次第に相手陣に押し込んでいく。
   前半20分が過ぎて、ヴィトーリアもゴール前での固い守備から相手陣へボールを運ぶようになるが、前半23分にMFマテウジーニョが左足ハムストリングスを痛め、プレーを続行できず前半26分に交代。新加入で5試合目の出場となるFWカルロス・エドゥアルド(Carlos Eduardo, 1996)を投入するが、効果的な前線へのボール運びに苦労する。
   すると、前半27分、サンパウロは自陣左サイドでのボール奪取から中央を経て相手陣右サイドへボールを送ると、FWエリキが抜け出し、PAに侵入しシュート。しかし、DFのブロックに遭い、ボールは枠を越える。
   しかし、前半30分、サンパウロは自陣右サイドでのボール奪取から、自陣でボールを受けたFWエリキがドリブルでボールを持ち上がりカウンターを主導。自身を追い越す選手に釣られマークが甘くなると、PA手前からコントロールされたシュート。これがゴールネットを揺らしサンパウロが貴重な追加点を奪う。
   その後もサンパウロは攻撃の勢いを弱めず3点目を狙いに行く。
   後半6分、サンパウロはVOLマルコス・アントニオが相手陣中から左サイドへボールを送ると、それを受けたFWウィリアン・ゴメスがPAに侵入しマークを外して中央へグラウンダーのクロス。FWカレリが難なく足を合わせゴールネットを揺らすが、一連のプレーの起点でFWカレリの戻りオフサイドが検出されゴールは認められない。
   対するヴィトーリアは、後半8分、左サイドを縦に素早くボールを繋ぎ、最後はPA手前からFWアレハンドロがシュート。ボールは枠を越えるが、このシュートを機にヴィトーリアが反撃ののろしを上げる。
   後半15分、ヴィトーリアは再び左サイドからボールを前線に運ぶと、左SBルーカス・エステヴィスがPA内で倒されPKを獲得。これをFWアレハンドロが冷静に決め、1点差に詰める。
   右サイドを相次いで狙われたサンパウロは、右サイドの修正を施し、試合を膠着状態に持ち込むと、後半33分にプロデビュー戦をなる17歳FWエンヒキ・カルモ(Henrique Carmo, 2006)をピッチに送り出すなど、中盤から前線にかけての選手交代を実施し、中盤での寄せを強め、中盤でヴィトーリアの攻撃の芽を摘み始める。
   後半37分、ヴィトーリアは最後の選手交代で、VOLマシャードを下げ、前線に高さのあるFWジャンデルソン(Janderson, 1999)を投入するが、サンパウロはゴール前に効果的なクロスを上げさせず、試合はタイムアップ。

   サンパウロは、リベルタドーレスとコパ・ド・ブラジルに挟まれた試合にて控え選手中心のメンバーで挑み勝点「3」を獲得。順位を5位に上げ、上位4チームに追随。
   次戦は、中2日でコパ・ド・ブラジル準々決勝アトレチコ・ミネイロ戦(H)1stレグ。
   全国選手権第25節は、さらに中3日でフルミネンセ戦(A)が控えている。
   ヴィトーリアは、中盤の核となるMFマテウジーニョを前半のうちに負傷退場で欠き、控え選手中心の相手から試合の主導権を握れず敗戦。順位を一つ落とし、降格圏の17位に転落。MFマテウジーニョは筋肉系のケガと見られ、チームはMFマテウジーニョ復帰までの選手起用、戦術の再考に迫られるだろう。
   次戦は、一週間後に全国選手権第25節、ホームにヴァスコ・ダ・ガマを迎える。

インテルナシオナウ(INT) 1-0 クルゼイロ(CRU)

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=2TzpAjw3J1U
(INT) : 70' #19 ボレー(Borré, 1995)[#17 ブルーノ・タバタ(Bruno Tabata, 1997)]

今節前の順位

インテルナシオナウ(INT)は全国選手権6勝7分6敗勝点25の13位。(4試合未消化)
クルゼイロ(CRU)は全国選手権11勝4分7敗勝点37の7位。(1試合未消化)

得点シーン

(INT) : 70' #19 ボレー(Borré, 1995)[#17 ブルーノ・タバタ(Bruno Tabata, 1997)]
クルゼイロがカウンターに転じようとした矢先に、VOLフェルナンドが背後からボールを掻き出しSBブルーノ・ゴメスがボールを確保。センターマーク付近でVOLフェルナンドが大きくアタッキングサード入口右サイドライン際へボールを送ると、ボールを受けたMFブルーノ・タバタがPA右までボールを運びグラウンダーのクロス。ゴール正面を上がったFWボレーがゴールエリア手前で立ち止まり、並走するDF陣をやり過ごし、フリーの体勢となりシュート。トレーニングで繰り返したという動きのゴールでインテルナシオナウが先制する。[1-0]
   FWボレーは、2024コパ・アメリカなどコロンビア代表として37試合6得点2アシスト。ビジャレアル/ESP(30試合4得点2アシスト)、アイントラハト・フランクフルト/GER(92試合15得点10アシスト)、リーベルプレート/ARG(146試合56得点12アシスト)でのプレー歴がある。2024年3月にインテルナシオナウに加入(契約期限2028年末)。コパ・アメリカ開催期間での離脱などもあったが、これまで15試合5得点1アシストを記録中。今後は周囲との連係が深まりゴールの量産が期待される。

試合経過、所感その他

ボール保持率: 前半:42% 58% ⇒ 前後半:44% 56%
シュート(枠内): 前半:10‐4(4-3) ⇒ 前後半:19-5(9-3)
パス成功率: 前半:79% 75% ⇒ 前後半:77% 78%
ファール: 前半:9‐2 ⇒ 前後半:12-9
黄カード(赤): 前半:2‐0 ⇒ 前後半:3-2

   インテルナシオナウは、前々節にて公式戦13試合ぶり、全国選手権は9試合ぶりの勝利を収めたものの、前節は最下位のアトレチコ・ゴイアニエンセを相手に0-1の敗戦。厳しい状況が続いている。
   今節は、VOLブルーノ・エンヒキ(Bruno Henrique, 1989)に代えVOLフェルナンド、不振のFWエネル・バレンシア(Enner Valencia, 1989)に代えFWボレーをスタメンに起用。
   インテルナシオナウのスタメンは以下の通り。
   GK : GKロチェ(Rochet, 1993)
   4 : 右SBブルーノ・ゴメス(Bruno Gomes, 2001)、CBアグスティン・ロヘル(Agustín Rogel, 1997)、CBメルカド(Mercado, 1987)、左SBベルナベイ(Bernabei, 2000)
   2 : VOLフェルナンド(Fernando, 1987)、VOLチアゴ・マイア(Thiago Maia, 1997)
   3 : MFガブリエウ・カルヴァーリョ(Gabriel Carvalho, 2007)、MFブルーノ・タバタ(Bruno Tabata, 1997)、FWウェズレイ(Wesley, 1999)
   1 : FWボレー(Borré, 1995)

   クルゼイロは、週中のコパ・スウアメリカーナにてボカ・ジュニオルス/ARGに2-1の勝利。2試合合計で2-2となり、もつれ込んだPK戦を5-4で制し、準々決勝へ駒を進めた。
   今節は、FWマテウス・ペレイラ(Matheus Pereira, 1996)が出場停止。ボカ戦から4つのポジションで選手を変更し、試合に入る。
   クルゼイロのスタメンは以下の通り。
   GK : GKカシオ(Cássio, 1987)
   4 : 右SBウィリアン・フルタド(William Furtado, 1995)、CBゼ・イヴァウド(Zé Ivaldo, 1997)、CBビジャルバ(Villalba, 1994)、左SBマルロン(Marlon, 1997)
   3 : VOLハミーロ(Ramiro, 1993)、MFマテウス・エンヒキ(Matheus Henrique, 1997)、VOLルーカス・ロメロ(Lucas Romero, 1994)
   3 : FWラウタロ・ディアス(Lautaro Díaz, 1998)、FWディネーノ(Dinenno, 1994)、FWアルバロ・バレアル(Álvaro Barreal, 2000)

   7月20日に就任したホージェル・マシャード(Roger Machado)監督のもと、中盤での厳しいマークを中心とした守備をベースに効率よく攻撃へ移行したいインテルナシオナウと、全国選手権開幕を前に監督に就任したフェルナンド・セアブラ(Fernando Seabra)監督のもと、攻撃的なチームスタイルで上位争いに加わるクルゼイロは、立ち上がりからチームの特長を前面に出す。
   しかし、クルゼイロは、攻撃の要FWマテウス・ペレイラを欠き、相手陣にボールを運ぶものの、アタッキングサードでのアイディアを共有できず効果的にゴールに迫ることができない。
   一方のインテルナシオナウは、ボール獲得後にシンプルに相手陣サイドライン際へボールを送り、チャンスを作り出していく。
   前半2分と前半23分に、いずれも左CKからゴール前に上げられたボールをヘディングシュートに持ち込むが、いずれもクルゼイロGKカシオの正面。前半32分には左サイドを素早く縦にボールを運びMFブルーノ・タバタがミドルシュート。しかし、これもGKカシオの正面をつく。
   クルゼイロは、前半34分、ハーフライン付近右サイドライン際から中央を経て左サイドへボールを展開。相手DFのミスを突き、FWアルバロ・バレアルがミドルシュートを狙うが、インテルナシオナウGKロチェが体の正面でボールをキャッチ。
   続く前半35分には、相手守備網の周りでボールを回し、左サイドからPA入口中央へボールを送ると、MFマテウス・エンヒキが頭を合わせる。縦回転で落ちるボールにインテルナシオナウGKロチェが冷静にクロスバーの上へボールを押し出しCKに逃れる。
   前半38分、インテルナシオナウはカウンターから左サイドをFWウェズレイが抜け出しゴール前にクロス。FWボレーのヘディングシュートはまたもやGKの正面をつきゴールを陥れることができない。
   後半5分、インテルナシオナウは相手陣右サイドを細かくボールを繋ぎ、MFブルーノ・タバタがゴール前にグラウンダーのクロス。DFが足に当て流れたボールをニアサイドでFWボレーがシュート。GKが間合いを詰めブロックしたこぼれ球を中央でフリーのVOLチアゴ・マイアがシュートに持ち込むが、シュートは枠を大きく越える。インテルナシオナウが絶好機を逸する。
   クルゼイロは後半開始時に、FWアルバロ・バレアル→FWアルトゥール・ゴメス(Arthur Gomes, 1998)の交代を手始めに、MFジャパ(Japa, 2004)、MFルーカス・シウヴァ(Lucas Silva, 1993)、MFヴィチーニョ(Vitinho, 2004)を相次いで投入し、中盤での競争力を高めていくが、司令塔となる選手を欠き、攻撃面での連係は深まらない。
   インテルナシオナウは、後半18分、途中出場のMFアラン・パトリッキ(Alan Patrick, 1991)のFKに、FWボレーがフリーの体勢で頭を合わせるが、ボールは枠を捉えない。
   後半24分、インテルナシオナウは、クルゼイロのカウンターの芽を摘み取ると、右サイドへ素早く展開し、MFブルーノ・タバタのクロスをFWボレーがゴールを陥れ、待望の先制点を奪う。
   インテルナシオナウは、後半31分に右SBブルーノ・ゴメス、MFブルーノ・タバタを下げ、VOLホームロ(Rômulo, 2000)、VOLブルーノ・エンヒキ(Brunp Henrique, 1989)を投入。さらに後半44分にVOLチアゴ・マイアに代えCBヴィトン(Vitão, 2000)をピッチに送り出し守備を固めると、クルゼイロの反撃を最後まで封じ、ホームでは連勝となる1-0の勝利を収めた。

   インテルナシオナウは4試合未消化ながら11位に浮上。上位争いに食い込むには勝点差が大きいが、さらに勝点を積み重ね上位に追随したい。
   クルゼイロは、FWマテウス・ペレイラの不在により攻撃を組み立てることができず、また、攻撃陣の連係も悪く、ほとんどいい所がなく敗戦。リベルタドーレス出場圏の6位争いから一歩後れを取った。
   この両チームは、再戦が週中の8月28日、中2日で順延された全国選手権第5節としてクルゼイロの本拠地ミネラォン競技場で予定されている。

フラメンゴ(FLA) 2-1 RBブラガンチーノ(RBB)

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=kkmAF8IFcZE
(FLA) : 16' #30 ミシャエウ(Michael, 1996)[#7 ルイス・アラウージョ(Luiz Araújo, 1996)]
(RBB) : 57' #39 ドウグラス・メンデス(Douglas Mendes, 2004)[]
(FLA) : 59' #xx オウンゴール(Gol Contra)[]

今節前の順位

フラメンゴ(FLA)は全国選手権12勝5分5敗勝点41の4位。(1試合未消化)
RBブラガンチーノ(RBB)は全国選手権7勝6分8敗勝点27の12位。(2試合未消化)

得点シーン

(FLA) : 16' #30 ミシャエウ(Michael, 1996)[#7 ルイス・アラウージョ(Luiz Araújo, 1996)]
左サイドからのクロスを皮切りに、相手守備網をゴール前に押し込み、シュート、ルーズボールの回収を続け、最後はPA右角からFWルイス・アラウージョが逆足の右足でゴール前ファーサイドにボールを送ると、フラメンゴでの復帰戦となるFWミシャエウがDFの手前に潜り込みヘディングシュート。ボールはゴールネットを揺らし、ホームのフラメンゴが先制。[1-0]
   FWミシャエウは、アマチュアチームを経て、2015年モンチ・クリスト(Monte Cristo)に入団し、2015年8月ゴイアス州3部リーグにて19歳のプロデビュー。2016年ゴイアス州2部ゴイアニア、2017年1月ゴイアス州1部ゴイアネジア、2017年4月ゴイアス州1部&全国選手権2部ゴイアスとキャリアアップ。2020年フラメンゴに加入し43試合4得点4アシストを記録すると、2021年には62試合19得点10アシストの成績を収める。2022年1月アル・ヒラル/KSAへ760万ユーロ相当の移籍金で移籍。アル・ヒラルでは2022年1月‐2024年8月で通算110試合22得点22アシスト。2024年8月22日にフラメンゴに復帰を果たし、3日後の今節にて復帰後初ゴール。ケガ人が続出するチームに救世主が現われた。
(RBB) : 57' #39 ドウグラス・メンデス(Douglas Mendes, 2004)[]
右CKからMFリンコン(Lincoln, 1998)が左足で高く上げたボールをDFがクリアミス。自陣ゴールラインに向かい流れたボールをCBドウグラス・メンデスが見逃さず、右足でゴールに押し込む。CBドウグラス・メンデスのプロ初ゴールでRBブラガンチーノが試合を振り出しに戻す。[1-1]
   CBドウグラス・メンデスは、2023U-20南米ユース選手権(5試合)、2023U-20W杯(3試合)代表。ポンチプレッタ育成出身で、2021年11月全国選手権2部にて17歳のプロデビュー。2022年8月200万ユーロ相当の移籍金でRBブラガンチーノへ移籍。2023年3月リーフェリング(Liefering)/AUSへ期限付き移籍。2023年8月レッドブル・ザルツブルク/AUSへ200万ユーロで完全移籍。RBブラガンチーノへは、2024年1月にレッドブル・ザルツブルクから期限付き移籍で再加入。2024年は今節終了時点で22試合1得点。前述のとおり、このゴールがプロ初ゴール。身長189cm体重81kgの恵まれた体格、パワーを生かしたプレーが特長ながら、最終ラインの裏に広がる広大なスペース管理や、ビルドアップをチームでは要求され、その要求に応えている。
(FLA) : 59' #xx オウンゴール(Gol Contra)[]
相手陣PA手前で大きくサイドチェンジ。PA右でボールを受けたMFジェルソンを追い抜いたFWルイス・アラウージョにボールが送られると、FWルイス・アラウージョは巧みなドリブルでゴールライン際に抜け出しゴール前にグラウンダーのクロス。RBブラガンチーノDFがクリアするが、そのボールが味方に当たりゴールネットに吸い込まれる。FWルイス・アラウージョの好プレーが幸運な得点をもたらし、フラメンゴがRBブラガンチーノを突き放す。[2-1]

試合経過、所感その他

ボール保持率: 前半:60% 40% ⇒ 前後半:56% 44%
シュート(枠内): 前半:7‐3(4-0) ⇒ 前後半:13-12(7-2)
パス成功率: 前半:85% 79% ⇒ 前後半:84% 80%
ファール: 前半:4‐4 ⇒ 前後半:13-12
黄カード(赤): 前半:0‐1 ⇒ 前後半:1-1

   フラメンゴは、週中のリベルタドーレスでは標高3680mのアウェイでの一戦を0-1で落とした。しかし、2試合合計は2-1でしのぎ、準々決勝進出を決めた。
   ケガ人が続出しているフラメンゴだが、今節は左SBウェズレイがケガから復帰。試合2日前に入団が発表されたFWミシャエウがいきなりスタメンに抜擢されるなど、5つのポジションでリベルタドーレスでのスタメンから変更。
   フラメンゴのスタメンは以下の通り。(※は、直近試合のスタメンからの入れ替わり)
   GK : GKロッシ(Rossi, 1995)
   4 : ※右SBウェズレイ(Wesley, 2003)、※CBダヴィ・ルイス(Davi Luiz, 1987)、CBレオ・オルティス(Léo Ortiz, 1996)、左SBレオ・ペレイラ(Léo Pereira, 1996)
   2 : VOLエリキ・プルガール(Ericl Pulgar, 1994)、※VOLアラン(Allan, 1997)
   3 : FWルイス・アラウージョ(Luiz Araújo, 1996)、MFジェルソン(Gerson, 1997)、※FWミシャエウ(Michael, 1996)
   1 : ※FWブルーノ・エンヒキ(Bruno Henrique, 1990)

   RBブラガンチーノは、週中のコパ・スウアメリカーナでのコリンチャンス戦にて、アウェイで先制を許したものの、2-1の逆転勝利。しかし、準々決勝進出を懸けたPK戦では、3本連続でPKをストップされ敗退。今後は全国選手権に集中することになった。
   全国選手権は、最近の4試合に勝ち星がなく、最近の10試合は2勝3分5敗の成績で中位に安定。上位進出の望みも薄く、残りのシーズンは来季に向けた取り組みとなりそうだ。
   今節は、守護神GKクレイトンがケガから復帰。両ボランチを変更するなど、6つのポジションでスタメンを変更。
   RBブラガンチーノのスタメンは以下の通り。(※は、直近試合のスタメンからの入れ替わり)
   GK : ※GKクレイトン(Cleiton, 1997)
   4 : ※右SBアンドレス・ウルタド(Andrés Hurtado, 2001)、CBドウグラス・メンデス(Douglas Mendes, 2004)、CBエドゥアルド・サントス(Eduardo Santos, 1997)、左SBルアン・カンジド(Luan Cândido, 2001)
   2 : ※VOLジャジソン(Jadsom, 2001)、※VOLハウーウ(Raul, 1996)
   3 : ※MFグスタヴィーニョ(Gustavinho, 2004)、MFジョン・ジョン(Jhon Jhon, 2002)、※FWモスケーラ(Mosquera, 2001)
   1 : FWエドゥアルド・サーシャ(Eduardo Sasha, 1992)

   この試合最初の好機を迎えたのはアウェイのRBブラガンチーノ。前半9分、PA入口すぐ右の位置で獲得したFKからゴール正面PA手前にボールを送ると、MFジョン・ジョンがダイレクトに右足を振り抜いたシュートはゴールポストを直撃。さらに、前半12分、PA内右ゴールライン際に送られたボールにSBアンドレス・ウルタドが抜け出し、ゴールマウスを飛び出したGKロッシの頭上を越すボールをゴール前に送るが、ゴール前でフラメンゴDFが辛うじてクリア。前半14分にはMFハウーウがミドルシュートを狙うがボールは枠を越える。
   押し込まれる時間が続いたフラメンゴだが、前半16分、相手陣PA近辺で前後左右にボールを動かし、最後は身長166㎝、2日前に復帰入団が発表されたばかりのFWミシャエウがDFの前に飛び込むヘディングシュート。ホームのフラメンゴが先制する。[1-0]
   先制したフラメンゴは勢いを増し、前半18分、右サイドからFWブルーノ・エンヒキがミドルシュート。枠を捉えずファーサイドに流れたボールに、1点目と同様の位置にFWミシャエウが駆け上がり足を合わせるが、GKクレイトンがゴールを塞ぎ追加点を阻む。
   試合の流れを掴んだフラメンゴが、ボール、試合を支配。前半45+1分には、セットプレーからの流れで前線に残ったCBレオ・ペレイラが左サイド深い位置からクロス。クリアボールを拾ったFWルイス・アラウージョがPA手前右から強烈なシュート。GKクレイトンが倒れ込みながら両手でボールを弾き返しCKに逃れる。
   後半開始時に、RBブラガンチーノはVOLジャジソンに代えMFリンコン(Lincoln, 1998)を投入。すると、MFリンコンを起点としてRBブラガンチーノの攻撃が機能し始め、試合展開は拮抗する。
   後半6分、RBブラガンチーノが相手陣ゴールライン際までボールを運びクロスを上げるがDFがゴール前でクリア。一方のフラメンゴは、後半9分、自陣ゴール前から縦に素早くボールを送り、最後はPA内左らFWミシャエウが右足のシュート。ボールは惜しくも枠を捉えない。
   後半12分、RBブラガンチーノが右CKを獲得すると、MFリンコンが左足で高く上げたボールをDFがクリアミス。そのミスをCBドウグラス・メンデスが見逃さず、右足でボールをゴールに押し込み、CBドウグラス・メンデスのプロ初ゴールでRBブラガンチーノが試合を振り出しに戻す。[1-1]
   その直後の後半14分、フラメンゴは相手陣での大きなサイドチェンジからFWルイス・アラウージョが巧みに抜け出し、ゴールライン際からゴール前にボールを上げるが、RBブラガンチーノDFがクリア。ところが、そのクリアボールが味方に当たりゴールに吸い込まれ、瞬く間にフラメンゴが再びリードを奪う。[2-1]
   リードしたフラメンゴはその後はボールを支配し、何度も相手陣にゴール前に攻め上がる。
   一方のRBブラガンチーノは、フラメンゴのテンポのいいボール回しに守備が後手に回り、反撃に出ることができない。
   後半35分、RBブラガンチーノは自陣からのカウンター。相手陣手前でMFリンコンが縦に蹴りだしたボールにFWエドゥアルド・サーシャが抜け出し、GKの頭上を越すシュートを放つがボールは僅かにゴールポストの外へ流れる。
   後半40分を目前に、フラメンゴは相次いで守備的な3選手をピッチに送り出すと、RBブラガンチーノの反撃を許さず、試合はタイムアップ。

   フラメンゴは、厳しい日程やケガによる離脱者を多く抱えながらも、FWミシャエウが復帰後初ゴールの他にもたびたびゴールを脅かす活躍。失点した時間帯を除き試合をコントロール、全国選手権では4試合ぶりの勝利を収め優勝争いに踏みとどまった。
   次戦は、中2日でコパ・ド・ブラジル準々決勝、アウェイでバイーアとの1stレグ。
   全国選手権は、一週間後に全国選手権第25節アウェイでコリンチャンスとの一戦。
   RBブラガンチーノは、今年序盤や前年の主力選手が複数ケガで離脱している中、今節も前半に左SBルアン・カンジドが負傷交代を余儀なくされた。ケガの状態が懸念される。
   ケガのSBルアン・カンジドに代わっては左SBギリェルミ(Guilherme, 2002)を投入。後半にリードを奪われると、プロデビューとなるVOLヒケウミ(Riquelme, 2006)や、VOLシュンビーニョ(Chumbinho, 2003)、MFヴィニシーニョ(Vinicinho, 2004)など新戦力をピッチに送り込む。ペドロ・カイシーニャ監督は、今後に向けた若手選手に経験を積ませる采配を執り、試合は1-2の敗戦に終えた。
   次戦は、中2日で順延された全国選手権第19節クリシウーマ戦がアウェイで行われる。

ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS) 2-1 アトレチコ・パラナエンセ(CAP)

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=coTiWvkVM5E
(CAP) : 24' #3 ガブリエウ(Gabriel, 1992)[#11 ニカォン(Nikão, 1992)]
(VAS) : 68' #17 エメルソン・ロドリゲス(Emerson Rodrígues, 2000)[]
(VAS) : 86' #99 ベヘッチ(Vegetti, 1988)[#66 レアンドリーニョ(Leandrinho, 2005)

今節前の順位

ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS)は全国選手権8勝4分10敗勝点28の10位。(1試合未消化)
アトレチコ・パラナエンセ(CAP)は全国選手権8勝5分8敗勝点29の9位。(2試合未消化)

得点シーン

(CAP) : 24' #3 ガブリエウ(Gabriel, 1992)[#11 ニカォン(Nikão, 1992)]
縦に素早くボールを送り、PA手前中央でFWマストリアーニがポストプレーからPA手前左へボールをさばく。PA手前を中央を経て右サイドへボールを展開し左利きのMFニカォンがボールを持つ。その間に中盤が次々と駆け上がりPA内に5選手が侵入し、DF陣はシュート、クロスを警戒。しかし、MFニカォンはPA手前を中央に向けボールを送り、ボールを受けたVOLガブリエウへのDFの寄せが遅れるとみるや、VOLガブリエウはワントラップからシュート。これがゴール左隅に決まりアウェイのアトレチコ・パラナエンセが先制。[0-1]
   VOLガブリエウは、2011年1月パウリニアFC(Paulínia FC)からサンパウロ州選手権3部にて18歳のプロデビュー。2012年ボタフォゴに加入し、年終盤にレギュラーの座を掴む。その後、ボタフォゴ2012年1月‐2014年12月(123試合2得点4アシスト)、パウメイラス2015年1月‐2017年1月(59試合3得点1アシスト)、コリンチャンス2017年1月‐2022年2月(164試合8得点4アシスト)、インテルナシオナ2022年2月‐2024年4月(62試合)と名門クラブを遍歴。アトレチコ・パラナエンセには全国選手権開幕後の2024年4月に期限付き移籍にて加入。加入当初は出場機会に恵まれなかったが、7月のマルティン・バリーニ(Martín Varini)監督就任後はスタメンでの試合出場が増えてきている。このゴールはアトレチコ・パラナエンセでの初ゴール。
(VAS) : 68' #17 エメルソン・ロドリゲス(Emerson Rodrígues, 2000)[]
自陣深く右サイドから相手ボールのスローインをFWハイアン(Rayan, 2006)がカット。MFディミトリ・パイェが拾い、FWベヘッチを経たボールがFWハイアンに戻ると、ドリブルで縦に上がりカウンターを主導。相手陣に入ったところでDFのスライディングタックルにボールを掻き出されるが、こぼれ球をMFエメルソン・ロドリゲスが拾いゴールに向かう。PAに侵入したMFエメルソン・ロドリゲスがマークを外し右足のシュート。ボールはゴールネットを揺らし、ホームのヴァスコ・ダ・ガマが試合を振り出しに戻す。[1-1]
   MFエメルソン・ロドリゲスは、2024年7月マイアミ/USAからの期限付き移籍にてヴァスコ・ダ・ガマに加入。7月21日全国選手権第18節にてクラブデビュー。これまで交代出場が中心で6試合に出場していたが、今節はスタメンに抜擢され、ヴァスコ・ダ・ガマでの初ゴールをマーク。
(VAS) : 86' #99 ベヘッチ(Vegetti, 1988)[#66 レアンドリーニョ(Leandrinho, 2005)]
自陣に入った地点で相手のパスをCBマイコンが胸で落とす。そのボールをVOLマテウス・カルヴァーリョが左サイドを縦にボールを送ると、ボールを受けたMFディミトリ・パイェがゴールライン際に向けボールを流す。MFパイェを追い抜いた左SBレアンドリーニョがゴールライン際からダイレクトにゴール前にクロスボールを送ると、FWベヘッチがファーサイドで少し後方に下がりながら頭を振り抜く。芯に当たったボールはゴール逆サイドに沈み、ヴァスコ・ダ・ガマが逆転。[2-1]
   FWベヘッチは、2023年7月に閉幕したアルゼンチン全国選手権にて得点王を獲得した後、8月にヴァスコ・ダ・ガマに加入。加入後は21試合10得点1アシストの成績を残し、チームの1部残留に貢献。2024年は今節終了時点で36試合17得点2アシスト。全国選手権はこのゴールが8点目で得点ランキング2位に浮上。この試合では1点目のゴールにも絡む活躍をみせた。

試合経過、所感その他

ボール保持率: 前半:45% 55% ⇒ 前後半:46% 54%
シュート(枠内): 前半:2‐8(2-4) ⇒ 前後半:7-9(5-4)
パス成功率: 前半:87% 85% ⇒ 前後半:82% 81%
ファール: 前半:6‐3 ⇒ 前後半:10-11
黄カード(赤): 前半:0‐2 ⇒ 前後半:1-2(0-1)

   ヴァスコ・ダ・ガマは、公式戦5試合に黒星がなく、コパ・ド・ブラジルでは準々決勝進出を決めている。ハファエウ・パイヴァ(Rafael Paiva)監督(当初は監督代行)が就任した6月22日以降は、7勝4分3敗で勝点率(Aproveitamento)は60%。全国選手権は就任時の降格圏17位からコパ・スウアメリカーナ出場圏の10位にまで浮上している。
   今節は、新加入で注目を浴びるFWフィリピ・コウチーニョ(Philippe Coutinho, 1992)がコロナウィルスに感染、左サイドでのスタメン起用が続くFWデイヴィジ(David, 1995)はウィルス感染により顔面が腫れ、共にベンチ外。
   スタメンには出場停止明けのFWベヘッチが復帰。新加入で途中交代出場が続くMFエメルソン・ロドリゲスがスタメンのチャンスを貰う。
   ヴァスコ・ダ・ガマのスタメンは以下の通り。(※は、直近試合のスタメンからの入れ替わり)
   GK : GKレオ・ジャルジン(Léo Jardim, 1995)
   4 : 右SBパウロ・エンヒキ(Paulo Henrique, 1996)、CBジョアン・ヴィクトル(João Victor, 1998)、※CBマイコン(Maicon, 1988)、左SBルーカス・ピトン(Lucas Piton, 2000)
   2 : VOLウーゴ・モウラ(Hugo Moura, 1998)、VOLマテウス・カルヴァーリョ(Mateus Carvalho, 2002)
   3 : MFアジソン(Adson, 2000)、MFディミトリ・パイェ(Dimitri Payet, 1987)、※MFエメルソン・ロドリゲス(Emerson Rodrígues, 2000)
   1 : ※FWベヘッチ(Vegetti, 1988)

   アトレチコ・パラナエンセは、週中のコパ・スウアメリカーナ、ベスト16ベルグラーノ/ARG戦2ndレグをアウェイの地で2-0の勝利。準々決勝進出を決めた。
   全国選手権は、コパ・スウアメリカーナの谷間の試合となった前節ジュヴェントゥージ戦を1-2の敗戦。今季は後半アディショナルタイムに失点を喫し引き分けに終えた試合が4試合を数え、勝点「8」を失ったことになり、上位争いから脱落。今後は、コパ・ド・ブラジル、コパ・スウアメリカーナに重きを置いた選手起用が行われる可能性が高い。
   今節は、CBマテオ・ガマラ(Mateo Gamarra, 2000)とMFサペリ(Zapelli, 2002)が出場停止。コパ・スウアメリカーナでは出場機会がなかったMFジョアン・クルスをボランチとして起用。また、ボランチが本職のVOLエリキが右サイドバックに入る。
   23日にRBブラガンチーノからの期限付き移籍で加入が発表されたMFプラシェデス(Praxedes, 2002)がベンチ入りを果たし、前所属のヴァスコ・ダ・ガマといきなり対戦する。
   アトレチコ・パラナエンセのスタメンは以下の通り。(※は、直近試合のスタメンからの入れ替わり)
   GK : GKレオ・リンキ(Léo Linck, 2001)
   4 : 右SBエリキ(Erick, 1997)、CBカイキ・ホッシャ(Kaique Rocha, 2001)、CBチアゴ・エレーノ(Thiago Heleno, 1988)、左SBエスキベル(Esquivel, 2001)
   2 : ※VOLガブリエウ(Gabriel, 1992)、※VOLジョアン・クルス(João Cruz, 2006)
   3 : ※MFニカォン(Nikão, 1992)、MFクリスチアン(Christian, 2000)、MFカノービオ(Canobbio, 1998)
   1 : FWマストリアーニ(Mastriani, 1993)

   立ち上がりはホームのヴァスコ・ダ・ガマが優位に試合を展開。最終ラインが相手陣に入り攻撃の糸口を探るが、アトレチコ・パラナエンセの中に入るボールへの寄せが厳しく、攻撃を組み立てることができない。
   前半9分、左サイドでの展開からMFエメルソン・ロドリゲスがPA内に抜け出す。ゴール前にFWベヘッチがポジションを取るが、MFエメルソン・ロドリゲスは角度のない位置から自らのシュートを選択。しかし、アトレチコ・パラナエンセGKレオ・リンキがボールをキャッチされ、ヴァスコ・ダ・ガマがこの試合最初の好機を逸する。
   アトレチコ・パラナエンセは、中盤の寄せで相手の攻撃の芽を摘むと、前線サイドへボールを素早く運び、試合の流れを掴み始める。
   前半19分、アトレチコ・パラナエンセは自陣PA手前から相手陣へロングフィード。ヴァスコ・ダ・ガマDFがPA手前で処理を誤ったボールをMFクリスチアンが拾い、PA前後を右→中央→左と細かくボールを繋ぎ、最後はMFカノービオがフリーの状態でシュート。しかし、ヴァスコ・ダ・ガマGKレオ・ジャルジンが横に倒れ込みながらボールをキャッチ。
   前半23分、アトレチコ・パラナエンセは相手陣への速いボール運びから、PA手前でボールを左右に散らし中盤の上りを待つと、右サイドMFニカォンからのボールを受けたVOLガブリエウがPA手前からミドルシュート。これがゴールネットを揺らしアトレチコ・パラナエンセが先制する。[0-1]
   アトレチコ・パラナエンセの守備網に掛かり、効果的にゴール前に攻め込むことができないヴァスコ・ダ・ガマだったが、前半33分、相手陣ゴールライン際を右サイドから左→中央へとDFを揺さぶり、アトレチコ・パラナエンセDFのクリアミスを誘うが、ボールはゴールポストを叩きゴールは生まれない。
   その後もアトレチコ・パラナエンセは固い守備から前線へと速攻を繰り返すと、前半44分、自陣から縦に速いボール送りから、PA入口CB間でボールを受けたMFカノービオが強烈なシュート。間合いを詰めるGKレオ・ジャルジンが片手を伸ばしてボールをブロックしゴールを守り抜く。
   有効な攻め手がなく、相手にボールを奪われては、ゴール前に押し込まれる不甲斐ないヴァスコ・ダ・ガマの試合ぶりに、前半終了の笛が鳴ると同時にスタジアムはブーイングに包まれる。
   ヴァスコ・ダ・ガマは、ハーフタイムに攻守に修正を加え、後半開始時にMFアジソンに代えFWハイアン(Rayan, 2006)を投入すると、チームが一変。アトレチコを押し込み、ルーズボールを次々と回収、相手陣内でのプレー時間が続く。
   後半12分にCKからFWベヘッチがヘディングシュート、後半13分にも右サイド深い位置からのクロスにFWベヘッチが頭を合わせるが、ゴールは生まれない。しかし、確実にチャンスを作り出していく。
   そして、後半23分、自陣からのカウンターからMFエメルソン・ロドリゲスがゴールを仕留め、ヴァスコ・ダ・ガマが試合を振り出しに戻す。[1-1]
   勢いの乗るヴァスコ・ダ・ガマはなおも攻め続けると、後半26分、PA左からMFディミトリ・パイェの柔らかいクロスをDFチアゴ・エレーノがクリア。ファーサイドに流れたボールをVOLウーゴ・モウラが半身のボレーシュートを決めるが、オフサイドポジションから動き出したFWベヘッチがDFチアゴ・エレーノのプレーに関与したと判断されゴールは認められない。
   後半に入りいい所のないアトレチコ・パラナエンセは、後半18分にVOLジョアン・クルスに代えFWクエージョ、失点後の後半32分に前線をFWディ・ジョリオ(Di Yorio, 1996)とFWジュリマール(Julimar, 2001)に入れ替えるが、ヴァスコ・ダ・ガマに傾いた流れを取り戻すことができない。
   後半39分、ヴァスコ・ダ・ガマは疲れの激しいMFエメルソン・ロドリゲスに代えSBレアンドリーニョを同じポジションに据える。
   すると、後半41分、PA左角でボールを受けたMFディミトリ・パイェを追い抜いたSBレアンドリーニョがゴールライン際からクロス。そのボールにFWベヘッチが頭を合わせヴァスコ・ダ・ガマが遂に逆転。[2-1]
   その後もヴァスコ・ダ・ガマが試合をコントロールし、アトレチコ・パラナエンセに反撃を許さず、そのまま試合を締めた。

   ヴァスコ・ダ・ガマは、後半途中交代のMFハイアン、SBレアンドリーニョが得点関与。前半の不甲斐ない試合展開から一変し、後半はアトレチコ・パラナエンセにサッカーをさせず、2-1の勝利。アトレチコ・パラナエンセを抜き8位に浮上した。
   次戦は、中2日でコパ・ド・ブラジル準々決勝1stレグ、ホームにてアトレチコ・パラナエンセとの再戦。
   全国選手権第25節は、一週間後にアウェイでヴィトーリアとの対戦。
   アトレチコ・パラナエンセは、前半は理想的な試合運びをしたものの追加点を奪えず、後半は修正を図ったヴァスコ・ダ・ガマに主導権を奪われ、選手交代が機能せず、逆転負けを喫した。
   次戦は、中2日でコパ・ド・ブラジル準々決勝1stレグ、アウェイにてヴァスコ・ダ・ガマと再戦。
   全国選手権第25節は、一週間後にホームにパウメイラスを迎える。

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