【ブラジル全国選手権2024】第16節(順延分)[09/05]

投稿者: | 2024年9月5日

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全国選手権第16節順延分[09/05] 対戦組合せ


以下の試合の概要はこの記事で。
・2024/09/05 クイアバ(CUI) x ジュヴェントゥージ(JUV)

全国選手権第16節順延分[09/05] 試合概要

クイアバ(CUI) 0-0 ジュヴェントゥージ(JUV)

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=Cem6ghLojzo

今節前の順位

クイアバ(CUI)は全国選手権5勝6分12敗勝点21の19位。(2試合未消化)
ジュヴェントゥージ(JUV)は全国選手権7勝7分10敗勝点28の14位。(1試合未消化)

得点シーン

N/A

試合経過、所感その他

ボール保持率: 前半:35% 65% ⇒ 前後半:53% 47%
シュート(枠内): 前半:3‐5(0‐2) ⇒ 前後半:12‐9(3‐3)
パス成功率: 前半:76% 85% ⇒ 前後半:82% 80%
ファール: 前半:7‐5 ⇒ 前後半:17‐11
黄カード(赤): 前半:0‐0 ⇒ 前後半:3‐1

   クイアバ(CUI)は、直近の全国選手権第25節クリシウーマ戦にて2-1の逆転勝ちを収め、アントニオ・オリヴェイラ監督のもとでアシスタントコーチを務めていたベルナルド・フランコ(Bernardo Franco)新監督の初采配試合を9試合ぶりの白星で飾った。しかし、残留争いのライバルたちも勝点「3」を積み上げ、残留圏脱出までの勝点差は依然「6」のまま。今節ホームでの試合で勝点「3」を積み上げ、勝点差を詰めたい。
   今節は、FWイシドロ・ピッタ(Isidro Pitta, 1999)がパラグアイ代表への初招集を受けチームを離脱。GKヴァウテル(Walter, 1987)とMFフェルナンド・ソブラウ(Fernando Sobral, 1994)が出場停止のため、GKマテウス・パジナットとMFルーカス・フェルナンデスがスタメンを務める。ケガのため2試合に欠場した右SBマテウス・アレシャンドレ(Matheus Alexandre, 1999)がスタメン復帰。
   クイアバ(CUI)のスタメンは以下の通り。(※は、直近試合(第25節)のスタメンからの入れ替わり)
   GK : ※GKマテウス・パジナット(Mateus Pasinato, 1992)
   4 : ※右SBマテウス・アレシャンドレ(Matheus Alexandre, 1999)、CBマルロン(Marllon, 1992)、CBアラン・エンペレウール(Alan Empereur, 1994)、左SBハモン(Ramon, 2001)
   3 : ※MFルーカス・フェルナンデス(Lucas Fernandes, 1997)、VOLルーカス・ミネイロ(Lucas Mineiro,1996)、MFマックス(Max, 2001)
   3 : FWクレイソン(Clayson, 1995)、※FWジョナタン・カフー(Jonathan Cafu, 1991)、FWデリキ・ラセルダ(Derik Lacerda, 1999)

   ジュヴェントゥージ(JUV)は、コパ・ド・ブラジル準々決勝1stレグを先勝。しかし、直近の全国選手権第25節インテルナシオナウとのクラシコは、立ち上がりこそ攻勢だったものの、前半のうちに2失点を喫するうえ退場者まで出し、最終的に1-3の完敗。コパ・ド・ブラジルは勝ち残っているものの、全国選手権は降格圏まで勝点差「3」にまで詰められており、全国選手権でも勝ち点を積み上げたい。
   今節は、CBホドリゴ・サン(Rodrigo Sam, 1995)が出場停止。一方で、CBゼ・マルコスとMFネネー(Nenê, 1981)が出場停止明けで先発に復帰。2023年まで3年間清水/JPNでプレーし、8月27日に入団が発表されたばかりのVOLホナウドがスタメンに抜擢される。
   ジュヴェントゥージ(JUV)のスタメンは以下の通り。(※は、直近試合(第25節)のスタメンからの入れ替わり)
   GK : GKガブリエウ(Gabriel, 1992)
   4 : 右SBジョアン・ルーカス(João Lucas, 1998)、CBダニーロ・ボサ(Danilo Boza, 1998)、※CBゼ・マルコス(Zé Marcos, 1998)、左SBアラン・フーシェウ(Alan Ruschel, 1989)
   2 : ※VOLホナウド(Ronaldo, 1996)、VOLドゥドゥ・ヴィエイラ(Dudu Vieira, 1994)
   3 : MFルーカス・バルボーザ(Lucas Barbosa, 2001)、※MFネネー(Nenê, 1981)、FWエリキ・ファリアス(Erick Farias, 1997)
   1 : FWカリージョ(Carrillo, 1996)

   前半6分、ジュヴェントゥージは右CKを獲得すると、MFネネーがゴール前に上げたボールにVOLホナウドが頭を合わせるが、ボールはGKマテウス・パジナットの正面。
   前半16分、ジュヴェントゥージはカウンターのカウンター。カウンターのボールを奪い、クイアバ最終ラインが上がるところを入れ替わるように抜け出したFWカリージョがシュートに持ち込むが、ボールは枠を捉えない。
   ジュヴェントゥージのコンパクトな守備網を前に、なかなか相手ゴール前にボールを運べないクイアバだったが、前半26分、PA内で2度に渡りシュートに持ち込む猛攻。最後はMFマックスがPA入口から強烈なシュートを放つが、ボールは惜しくもクロスバーを越えていく。
   前半40分、ジュヴェントゥージは相手陣PAの外を右から左へボールを繋ぐと、PA手前左角からSBアラン・フーシェウが左足のシュート。鋭く曲がり落ちるボールをGKマテウス・パジナットが横に跳び辛うじてクリア。
   アウェイのジュヴェントゥージが試合の主導権を握るものの、ゴールは生まれず0-0のまま前半を終える。
   後半に入りクイアバは中盤のポジショニングを修正し、ボールの出どころへのマークを厳しくする。
   後半5分、クイアバはハーフライン上でのボール奪取を起点に最後はMFルーカス・フェルナンデスがPA手前から強烈なシュート。GKガブリエウが両手でボールを弾き返しDFがクリア。
   さらに後半10分には、やはりハーフライン付近でのパスカットから縦に素早くボールを送り、MFルーカス・フェルナンデスがシュート。またもやシュートはGKガブリエウに阻まれるが、すっかりクイアバが試合の流れを掴む。
   その後もクイアバが中盤での固い守備から攻撃へのスムーズな移行で試合を支配すると、後半36分、相手陣PA前後でのパス交換からVOLデニウソン(Denilson, 2001)がシュート。DFのブロックに遭うが、主審はハンドの判定でペナルティマークを指差す。しかし、VARの介入を経たオンフィールドレビューの結果、DFの腕は不用意に拡げられていたものの、ボールはDFの体に当たっており、PKの判定は取り消される。
   クイアバはその後も攻め続け、後半45+3分、相手陣深くからロングスローイン、PA内に送られたボールはクリアに遭うが、そのボールをMFフィリピ・アウグスト(Filipe Augusto, 1993)が体を倒れ込ましダイレクトに左足を振り抜く強烈なシュート。しかし、これをGKガブリエウがブロック。こぼれ球にMFグスタヴォ・サウエル(Gustavo Sauer, 1993)が詰めるがボールは枠を越える。
   後半はホームのクイアバが試合を支配するが、最後までゴールをこじ開けることができず、試合は0-0の引き分けに終えた。

   クイアバは連勝ならず、勝点を「1」積み上げたものの、依然19位で残留圏との勝点差は「5」。
   次戦は、中8日で全国選手権第26節アウェイでのインテルナシオナウ戦。
   ジュヴェントゥージは、苦手のアウェイ試合で勝点「1」を獲得。順位を1つ上げ13位に浮上。
   次戦は、中5日で1stレグを先勝しているコパ・ド・ブラジル準々決勝コリンチャンス戦の2ndレグ、アウェイにて準決勝を懸けた試合が待ち構えている。

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