U-20親善試合(2024.09.05) ブラジル x メキシコ

投稿者: | 2024年9月5日

当ブログ関連記事 : [2024.08.17発表]<ブラジルU-20代表招集>[08.29更新]

ブラジル(BRA) 2-1 メキシコ(MEX)

得点経過

BRA: ' ... # アルトゥール・ジアス(Arthur Dias, 2007, アトレチコ・パラナエンセ)
BRA: ' ... # ハイアン(Rayan, 2006, ヴァスコ・ダ・ガマ)
MEX: ' ... # オウンゴール(Gol Contra)

ブラジル代表 メンバー表

「出場」欄 : "〇"は先発フル出場。"△"はin、"▽"はout。"X"はベンチ外。
出場ポジション選手登録名所属生年月日
GK/ GOLエンヒキ・メンキ
Henrique Menke
インテルナシオナウ
Internacional
2007/01/12
GK/ GOLオターヴィオ・コスタ
Otávio Costa
クルゼイロ
Cruzeiro
2005/12/27
GK/ GOLホベルチ・アスンソン
Robert Assunção
アトレチコ・ミネイロ
Atlético Mineiro
2005/02/03
右SB/ LADJP シェルモンチ
JP Chermont
サントス
Santos
2006/01/18
左SB/ LAEレオナルド・デリキ
Leonardo Derik
アトレチコ・パラナエンセ
Athletico Paranaense
2005/07/24
右SB/ LADペドロ・リマ
Pedro Lima
ウルヴァーハンプトン
Wolverhampton/ENG
2006/07/01
左SB/ LAEレアンドリーニョ
Leandrinho
ヴァスコ・ダ・ガマ
Vasco da Gama
2005/03/17
CB/ ZAGヤゴ・シウヴァ
Iago Silva
フラメンゴ
Flamengo
2005/04/18
CB/ ZAGアルトゥール・ジアス
Arthur Dias
アトレチコ・パラナエンセ
Athletico Paranaense
2007/04/10
CB/ ZAGフィリピ・ボルドン
Filipe Bordon
ラツィオ
Lazio/ITA
2005/06/24
CB/ ZAGジョアン・ソウザ
João Souza
フラメンゴ
Flamengo
2007/01/01
MF/ MEIブレーノ・ビドン
Breno Bidon
コリンチャンス
Corinthians
2005/02/20
MF/ MEIガブリエウ・カルヴァーリョ
Gabriel Carvalho
インテルナシオナウ
Internacional
2007/08/17
MF/ MEIガブリエウ・モスカルド
Gabriel Moscardo
パリSG
Paris SG/FRA
2005/09/28
MF/ MEIジョアン・クルス
João Cruz
アトレチコ・パラナエンセ
Athletico Paranaense
2006/05/12
MF/ MEIルイス・ギリェルミ
Luis Guilherme
ウェストハム
Weat Ham/ENG
2006/02/09
MF/ MEIハイヤン・ルーカス
Rayan Lucas
フラメンゴ
Flamengo
2005/01/03
FW/ ATAマテウス・ゴンサウヴェス
Matheus Gonçalves
フラメンゴ
Flamengo
2005/08/18
FW/ ATAデイヴィジ・ワシントン
Deivid Washington
チェルシー
Chelsea/ENG
2005/06/05
FW/ ATAハイアン
Rayan
ヴァスコ・ダ・ガマ
Vasco da Gama
2006/08/03
FW/ ATAペドリーニョ
Pedrinho
ゼニト
Zenit/RUS
2006/02/05
FW/ ATAヴィトル・ホッキ
Vitor Roque
レアルベティス
Real Betis/ESP
2005/02/28
FW/ ATAウェズレイ
Wesley
アル・ナスル
Al-Nassr/KSA
2005/03/05
監督 : ハモン・メネゼス(Ramon Menezes)

試合概要

前半

   テレビ中継があるのを知らず、前半24分からの観戦。
   ブラジルは、自陣からのビルドアップでは、メキシコのプレスを冷静なボール回しでやり過ごし、相手陣へボールを運ぶものの、自陣に下がったメキシコの守備網は固く、最終ラインやボランチでのボール回しに終始する。
   一方で守備面では、両ボランチがルーズボールを回収する場面が多く、メキシコはロングボールを左サイドに蹴り込む機会が複数あったが、左SBレオナルド・デリキが一対一で優位に立ち、VOLブレーノ・ビドン、CBジョアン・ソウザが的確なフォローに入り、メキシコの攻撃の芽を摘む。
   前半35分頃に、左サイドライン際でFWペドリーニョがボールをキープし、1つ内側のレーンを左SBレオナルド・デリキがオーバーラップ。PA深い位置からのクロスはクリアに遭うが、そのこぼれ球をPA入口からMFルイス・ギリェルミがシュート。しかし、ボールはGKの正面。
   両チーム、シュートに持ち込む機会は少なく、膠着した状態で前半を終える。

後半

   後半に入り、ブラジルはFWヴィトル・ホッキがボールを受けに下がるようになり、前半に見られた攻撃面での閉塞感が取り払われる。
   後半10分頃に、ブラジルはMFハイアン、MFジョアン・クルス、右SBペドロ・リマを投入(OUT:MFルイス・ギリェルミ、FWマテウス・ゴンサウヴェス、右SBジョアン・ペドロ・シェルモンチ)。
   すると、間もなく、MFハイアンが右サイドをドリブルでゴールライン際までボールを運びシュート。このシュートはGKに防がれたものの、このプレーで獲得したCKからMFジョアン・クルスがゴール前に上げたボールに、CBアルトゥール・ジアスが高さのあるヘディングシュートで試合の均衡を破る。[1-0]
   後半20分頃には、ハーフライン付近のMFジョアン・クルスからのパスを、中央やや右、最終ラインに並ぶ位置で縦に向かいボールを受けたMFハイアンが、ドリブルでGKと一対一を迎え、ゴールネットにボールを流し込むゴール。[2-0]
   後半35分頃、右SBペドロ・リマがPA内でゴールライン際からクロスを許し、CBジョアン・ソウザがオウンゴールを犯し、メキシコが1点差に迫る。
   その後も攻め込まれる時間が続いたが、決定的な場面は許さず、ブラジルが2-1の勝利を収めた。

所感

 前半は、ハモン・メネゼス監督が指揮を執った2024年パリ五輪南米予選、2023年パンアメリカン競技大会、2023年U-20W杯の各大会同様、攻撃にスピード感がなく、個の力で打開を図るような試合展開。
 後半に入り内容は一気に改善したものの、ハモン・メネゼス監督の手腕をまだ信頼することは出来ない。
 個々の選手については、特に前線では、MFルイス・ギリェルミは消える時間が多く、ボールを受けた際には横向きに中央に流れるため怖さがなく、右サイドのFWマテウス・ゴンサウヴェスは、送られるボールの質が悪く、ほとんど試合に入ることができなかった。
 FWペドリーニョはキープ力と球離れのタイミングが良く、左SBレオナルド・デリキは初見ながら攻守にそつのないプレーを繰り返し、VOLブレーノ・ビドンは最終ラインとFWペドリーニョの繋ぎ役、SBレオナルド・デリキの動きのカバーリングに奮闘していた。
 後半途中出場のFWハイアンは、縦を意識した動き出しで先制ゴールに結びついたCKを獲得し、さらには最終ライン裏に抜け出しチーム2点目のゴールをマーク。MFジョアン・クルスはクラブトップチームでの活躍を初選出の世代別代表の舞台でも発揮し2アシストを記録した。
 一方で右SBペドロ・リマは、オウンゴールに繋がるクロスをPA内で簡単に許してしまった。

   メキシコとの国際親善試合は、第2戦が ブラジル標準時間9月8日に予定されている。

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