【リベルタドーレス2024】 準々決勝・2ndレグ [09/24-26]

投稿者: | 2024年9月25日

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結果

1試合日
(ブラジル時間)
ホームチーム結果アウェイチーム得点
2024/09/24
21:30
リーベルプレート (RIV)
River Plate/ARG
1-0コロ-コロ (COL)
Colo-Colo/CHI
RIV: 16′
COL: –
2024/09/25
19:00
アトレチコ・ミネイロ (CAM)
Atlético-MG
2-0フルミネンセ (FLU)
Fluminense
CAM: 50′, 88′
FLU: –
2024/09/25
21:30
サンパウロ (SAO)
Saõ Paulo
1-1ボタフォゴ (BOT)
Botafogo
SAO: 87′
BOT: 15′
2024/09/26
19:00
ペニャロル (PEN)
Peñarol/URU
0-0フラメンゴ (FLA)
Flamengo
PEN: –
FLA: –
< リーベルプレート (RIV) 1-0 コロ-コロ (COL) >
動画URL : https://www.youtube.com/watch?v=xh6plXJCTFY
< 得点・アシスト >
 RIV : 15' ... #11 FWファクンド・コリディオ(Facundo Colidio, 2000)[#31 MFサンティアゴ・シモン(Santiago Simón, 2002)]
< アトレチコ・ミネイロ (CAM) 2-0 フルミネンセ (FLU) >
動画URL : https://www.youtube.com/watch?v=ENCV68Mwvj8
< 得点・アシスト >
 CAM : 50' ... #9 FWデイヴェルソン(Deyverson, 1991)[#6 WBグスタヴォ・スカルパ(Gustavo Scarpa, 1994)]
 CAM : 88' ... #9 FWデイヴェルソン(Deyverson, 1991)[#7 FWフッキ(Hulk, 1986)]

ボール保持率: 前半:74% 26% ⇒ 前後半:67% 33%
シュート(枠内): 前半:14‐2(1‐0) ⇒ 前後半:25‐3(7‐0)
パス成功率: 前半:87% 65% ⇒ 前後半:86% 70%
ファール: 前半:6‐3 ⇒ 前後半:14‐5
黄カード(赤): 前半:2‐0 ⇒ 前後半:3‐3

   アトレチコ・ミネイロのスタメンは以下の通り。(※印は、1stレグからの変更)
   GK : GKエヴェルソン(Éverson, 1990)
   3 : ※CBリヤンコ(Lyanco, 1997)、CBバターリャ(Battaglia, 1991)、CBジュニオール・アロンソ(Júnior Alonso, 1993)
   5 : 右WBグスタヴォ・スカルパ(Gustavo Scarpa, 1994)、VOLファウスト・ベラ(Fausto Vera, 2000)、MFベルナール(Bernard, 1992)、VOLアラン・フランコ(Alan Franco, 1998)、左WBギリェルミ・アラーナ(Guilherme Arana, 1997)
   2 : FWフッキ(Hulk, 1986)、FWパウリーニョ(Paulinho, 2000)
   1stレグでスタメンのCBブルーノ・フッキス(Bruno Fuchs, 1999)はベンチスタート。

   フルミネンセのスタメンは以下の通り。(※印は、1stレグからの変更 ⇒ 変更なし)
   GK : GKファビオ(Fábio, 1980)
   4 : 右SBサムエウ・シャヴィエル(Samuel Xavier, 1990)、CBチアゴ・シウヴァ(Thiago Silva, 1984)、CBチアゴ・サントス(Thiago Santos, 1989)、左SBジオゴ・バルボーザ(Diogo Barbosa, 1992)
   2 : VOLベルナル(Bernal, 2003)、VOLマルチネリ(Martinelli, 2001)
   3 : MFジョン・アリアス(Jhon Arias, 1997)、MFガンソ(PH Ganso, 1989)、MFセルナ(Serna, 1997)
   1 : FWカウワン・エリアス(Kauã Elias, 2006)

   前半4分、アトレチコ・ミネイロは右サイド深い位置からFWパウリーニョがゴール前にクロス。やや大きくなったボールを、ゴールエリア左角手前でSBギリェルミ・アラーナが胸トラップからシュートに持ち込む。ボールはDFが不用意に上げた腕に当たり主審はPKの判定。前半8分、このPKをFWフッキが蹴るが、コースが甘く、フルミネンセGKファビオがボールを抑え込む。アトレチコ・ミネイロは先制の好機を逸する。
   前半18分、アトレチコ・ミネイロは右サイドをMFグスタヴォ・スカルパがドリブルを仕掛け、DFをかわしシュート。しかし、ボールは惜しくもゴールポストをかすめ枠の外へ。
   さらに前半20分、左SBギリェルミ・アラーナがPA内でボールを受け強烈なシュート。GKファビオが止めた跳ね返りのボールをFWフッキが押し込みを図るが、ボールはサイドネット外側を揺らす。
   前半31分。アトレチコ・ミネイロはCBリヤンコが相手陣中央までボールを持ち運び縦にスルーパス。斜めに最終ライン裏へ抜け出したFWパウリーニョのシュートはGKファビオに防がれるが、跳ね返りのボールをPA手前からCBリヤンコが低い弾道の強烈なシュート。GKファビオは一歩も反応できなかったが、ボールはゴールポストを叩き跳ね返される。
   前半44分、アトレチコ・ミネイロはMFベルナールがスライディングタックルを敢行し足を負傷。FWデイヴェルソン(Deyverson, 1991)と交代。
   前半はアトレチコ・ミネイロが試合を支配。最終ラインが相手陣に入り、CBリヤンコが攻撃の起点となることで、ゴール前の人数をかけることができる。また、サイドからの攻撃ではゴールライン際までボールを持ち上がり、マイナスのパスや大きめのクロスなど、DFを揺さぶる。一方で、フルミネンセのカウンターに対する対応もよく、あとはゴールを待つばかりといった試合展開で前半を終える。
   後半5分、アトレチコ・ミネイロは、自陣からのボールを相手陣左サイドライン際で受けたMFグスタヴォ・スカルパが1レーン内のFWパウリーニョにボールを預け縦に駆け上がる。戻りのボールをゴールライン際で受けゴール前にクロス。ファーサイドからニアサイドへ絞り込んだFWデイヴェルソンのヘディングシュートはゴール左上隅に吸い込まれ、アトレチコ・ミネイロが待望の先制点。[1-0]
   先制後もアトレチコ・ミネイロは攻撃の手綱を緩めない。
   一方のフルミネンセも反撃。後半8分、センターサークル内でボールを奪取。VOLベルナルがボールを持ち上がり、左前方へボールを送ると、MFセルナがPA手前からシュート。しかし、ボールはクロスバーを越える。
   後半11分、アトレチコ・ミネイロは、右サイドFWフッキからのボールをPA内左でFWデイヴェルソンが折り返し、ゴール前でフリーのFWパウリーニョが足を合わせるがボールは枠を捉えない。
   後半13分、右サイドからPA手前を中央に送られたボールにMFグスタヴォ・スカルパがシュート。フルミネンセGKファビオが飛びつき辛うじてCKに逃れる。
   後半40分、フルミネンセのゴールキックをハーフライン付近で跳ね返したアトレチコ・ミネイロがテンポよく縦にボールを繋ぎ、ゴール正面をFWパウリーニョが抜け出すが、コースを狙ったシュートは当たりが弱く、フルミネンセGKファビオに抑えられる。
   後半43分、アトレチコ・ミネイロは右サイドライン際からFWフッキがゴール前にクロス。ファーサイドに飛び込んだFWデイヴェルソンが左足を伸ばし、ワンバウンドのボールを足に合わせゴールネットを揺らす。攻め続けたアトレチコ・ミネイロが、2試合合計で2-1とリードを奪う貴重なゴール。[2-0]   
   アトレチコ・ミネイロは、その後フルミネンセに反撃を許さず2-0の勝利。1stレグでの1点のビハインドを見事に跳ね返し、準決勝進出を決めた。

   アトレチコ・ミネイロは、前半終了間際のMFベルナールの負傷を受け、高さのあるFWデイヴェルソンを投入し、2トップから3トップに変更。
  一方のフルミネンセは、失点により2試合合計が1-1となった7分後の選手交代で、直前のプレーでシュートに持ち込んだMFセルナに代えCBアントニオ・カルロス(Antônio Carlos, 1993)を投入。その後も両サイドバックを入れ替えるなど、残り時間が多くある中、守りに重点を置いた選手交代を実施。
   この交代策の結果、アトレチコ・ミネイロは、相次ぐシュートミスや、GKファビオを中心としたフルミネンセ守備陣の奮闘にゴールを奪えないながらも、終始攻め続け、後半43分に前半のアクシデントにより投入されたFWデイヴェルソンのこの試合2点目のゴール。対するフルミネンセは効果的に攻めることができず、後半のシュートは、交代前にMFセルナが放った1本のみ。
   結果論ではあるが、勝ちにいったアトレチコ・ミネイロが、多くの時間を残しながらもPK戦に持ち込もうとしたフルミネンセを上回った。
< サンパウロ (SAO) 1-1 ボタフォゴ (BOT) >
動画URL : https://www.youtube.com/watch?v=cV-JdpYVjMA
< 得点・アシスト >
 BOT : 15' ... #18 MFティアゴ・アルマダ(Thiago Almada, 2001)[]
 SAO : 87' ... #9 FWカレリ(Calleri, 1993)[#17 FWアンドレ・シウヴァ(André Silva, 1997)]
< PK戦 >
 SAO  : GKハファエウ(Rafael, 1989, 2024コパ・アメリカ代表(出場機会なし))
 BOT  : GKジョン・ヴィクトル(John Victor, 1996, 2024年10月代表事前登録メンバー)
 SAO : #9 FWカレリ(Calleri, 1993) ... X
 BOT : #6 VOLチェチェー(Tchê Tchê, 1992) ... 〇
 SAO : #16 VOLルイス・グスタヴォ(Luiz Gustavo, 1987) ... 〇
 BOT : #5 VOLダニーロ・バルボーザ(Danilo Barbosa, 1996) ... 〇
 SAO : #7 FWルーカス・モウラ(Lucas Moura, 1992) ... 〇
 BOT : #21 SBマルサウ(Marçal, 1989) ... 〇
 SAO : #2 SBイゴル・ヴィニシウス(Igor Vinícius, 1997) ... 〇
 BOT : #22 SBヴィチーニョ(Vitinho, 1999) ... X
 SAO : #10 FWルシアーノ(Luciano, 1993) ... 〇
 BOT : #18 MFティアゴ・アルマダ(Thiago Almada, 2001) ... 〇
 SAO : #11 MFホドリゴ・ネストール(Rodrigo Nestor, 2000) ... X
 BOT : #37 FWマテウス・マルチンス(Matheus Martins, 2003) ... 〇

ボール保持率: 前半:% % ⇒ 前後半:60% 40%
シュート(枠内): 前半:‐(‐) ⇒ 前後半:20‐10(3‐1)
パス成功率: 前半:% % ⇒ 前後半:84% 75%
ファール: 前半:‐ ⇒ 前後半:11‐15
黄カード(赤): 前半:‐ ⇒ 前後半:3‐3(1‐1)

   サンパウロのスタメンは以下の通り。(※印は、1stレグからの変更)
   この試合の布陣は1stレグの3バックから4-2-3-1に変更。CBサビーノ(Sabino, 1996)に代わりFWウェリントン・ハットがスタメンに入る。
   GK : GKハファエウ(Rafael, 1989)
   4 : 右SBハフィーニャ(Rafinha, 1985)、CBアルボレーダ(Arboleda, 1991)、CBアラン・フランコ(Alan Franco, 1996)、左SBウェリントン(Welington, 2001)
   2 : VOLルイス・グスタヴォ(Luiz Gustavo, 1987)、VOLボバディージャ(Bobadilla, 2001)
   3 : ※FWウェリントン・ハット(Wellington Rato, 1992)、FWルーカス・モウラ(Lucas Moura, 1992)、FWウィリアン・ゴメス(William Gomes, 2006)
   1 : FWカレリ(Calleri, 1993)

   ボタフォゴのスタメンは以下の通り。(※印は、1stレグからの変更 ⇒ 変更なし)
   GK : GKジョン・ヴィクトル(John Victor, 1996)
   4 : 右SBヴィチーニョ(Vitinho, 1999)、CBバストス(Bastos, 1991)、CBアレキサンデル・バルボサ(Alexander Barboza, 1995)、左SBアレックス・テレス(Alex Telles, 1992)
   2 : VOLグレゴーリ(Gregore, 1994)、VOLマルロン・フレイタス(Marlon Freitas, 1995)
   3 : FWルイス・エンヒキ(Luiz Henrique, 2001)、FWサバリーノ(Savarino, 1996)、MFティアゴ・アルマダ(Thiago Almada, 2001)
   1 : FWイゴル・ジェズス(Igor Jesus, 2001)

   均衡した立ち上がり。しかし、前半5分を過ぎたあたりから、ボタフォゴは高い位置で、ボールの出どころへの厳しい寄せと、ボールの出しどころへのマークにより、サンパウロの攻め手を奪い、徐々に試合の主導権を握っていく。
   前半15分、ボタフォゴのゴールキックをサンパウロ陣中央でサンパウロVOLルイス・グスタヴォが確保するが、ボタフォゴFWサバリーノが背後からボールを掻き出し、さらには、ボールを拾ったFWイゴル・ジェズスを追い抜きPA内ゴールライン際でボールを受けると、鋭いクロスボールをゴール前に送る。サンパウロGKハファエウがクロスボールをカットするが、それに反応したMFティアゴ・アルマダが頭でボールをゴールに押し込み、早くもボタフォゴが先制する。[0-1]
   先制後もボタフォゴに戦術変更はなく、ボールの出どころへ厳しく寄せ、ボールを奪ってはシュートに持ち込み、前半27分にはFWイゴル・ジェズス、前半39分にはSBヴィチーニョが惜しいシュートを放つ。
   サンパウロは、右サイドFWウェリントン・ハット、左サイドFWウィリアン・ゴメスがサイドバックのフォローに下がる場面が多く、FWカレリが前線で孤立。CBバストスとCBアレキサンデル・バルボサのマークに遭い攻撃の形を作ることができない。
   攻撃の形を作れないサンパウロは、早くも前半36分にFWウィリアン・ゴメスに代えFWルシアーノを投入。FWルシアーノは中央に入り、FWカレリの下の近い位置でのプレーが託される。
   前半43分、これまでボタフォゴの厳しいマークに攻め手がなかったサンパウロだったが、左CKを獲得すると、FWウェリントン・ハットがゴール前に上げたボールを巡る混戦からこぼれたボールにVOLボバディージャがPA手前から強烈なシュート。しかし、DFの決死のクリアにボールはゴールラインを割る。
   ところが、ここでVARが介入。CKからゴール前に上げられたボールにFWルーカス・モウラがヘディングシュートを叩きつけた際に、ボタフォゴDFの腕にボールが接触、さまざまな角度から繰り返し検証され、5分近くも要した難しい判定の結果、主審はPKを告げる。
   このPKをFWルーカス・モウラがキッカーを務めるが、虚しくもボールはクロスバーをかすめ越えていく。
   ボタフォゴが優位に試合を進め先制。苦戦を強いられていたサンパウロが終了間際にPKの好機を逸し、0-1でボタフォゴがリードして前半を終える。
   ハーフタイムで修正を加えたサンパウロは、前半にFWルシアーノを投入したことで、FWカレリへの繋ぎ役がFWルーカス・モウラとFWルシアーノの2選手に増え、相手陣へボールを運べるようになる。
   後半15分、相手陣中央をFWルーカス・モウラがドリブルでDF陣の合間を縦にボールを運び、右サイドのFWルシアーノへボールを送ると、FWルシアーノがゴール前に斜めにクロス。ファーサイドでフリーの体勢のFWカレリがインサイドキックで足を合わせるが、ボールは枠を捉えない。決定的な同点のチャンスを決めきれない。
   後半18分にはPA内右からFWルーカス・モウラが強烈なシュートを放つが、GKジョン・ヴィクトルが片手でストップ。
   ボタフォゴは、後半20分を過ぎ中盤を中心に選手交代を進めるが、サンパウロに傾いた流れを引き戻すことができない。
   後半42分、サンパウロは自陣右サイドから細かくパスを繋ぎ、左サイドへボールを展開。左サイドライン際でボールを持ち上がったFWアンドレ・シウヴァ(André Silva, 1997)がアタッキングサード入口からゴール前にボールを送ると、ゴール正面に駆け上がったFWカレリが打点の高いヘディングシュートでGKジョン・ヴィクトルの牙城を崩す。[1-1]
   試合は1-1のスコアでタイムアップ。
   準決勝進出を賭けたPK戦は、サンパウロ一人目FWカレリがクロスバーを直撃するシュートで失敗。
   一方のボタフォゴは、四人目のSBヴィチーニョのシュートが大きくクロスバーを越える。
   サンパウロ六人目MFホドリゴ・ネストールのグラウンダーのシュートをボタフォゴGKジョン・ヴィクトルがストップ。
   ボタフォゴ六人目FWマテウス・マルチンスが蹴ったボールはGKハファエウが飛んだ逆サイドのゴールネットを揺らす。

   前半と後半とで180度視界が代わった試合は、1-1のスコアでPK戦にもつれ込まれたが、最後はボタフォゴに勝利の女神が微笑み、ボタフォゴが1973年以来51年ぶりとなる準決勝へと駒を進めた。
< ペニャロル (PEN) 0-0 フラメンゴ (FLA) >
動画URL : https://www.youtube.com/watch?v=MAWGgvGC2zQ
< 得点・アシスト >
N/A

ボール保持率: 前半:24% 76% ⇒ 前後半:26% 74%
シュート(枠内): 前半:2‐3(1‐1) ⇒ 前後半:5‐13(1‐2)
パス成功率: 前半:54% 81% ⇒ 前後半:52% 81%
ファール: 前半:3‐9 ⇒ 前後半:10‐17
黄カード(赤): 前半:0‐1 ⇒ 前後半:0‐2

   フラメンゴのスタメンは以下の通り。(※印は、1stレグからの変更)
   GK : GKロッシ(Rossi, 1995)
   4 : 左SBバレラ(Varela, 1993)、CBファブリシオ・ブルーノ(Fabrício Bruno, 1996)、CBレオ・ペレイラ(Léo Pereira, 1996)、右SBアレキ・サンドロ(Alex Sandro, 1991)
   3 : ※VOLレオ・オルティス(Léo Ortiz, 1997)、VOLデ・アラスカエッタ(De Arrascaeta, 1994)、MFデ・ラ・クルス(De La Cruz, 1997)
   3 : MFジェルソン(Gerson, 1997)、FWブルーノ・エンヒキ(Bruno Henrique, 1990)、FWプラッタ(Plata, 2000)
   1stレグからの変更点はボランチ。VOLエリキ・プルガール(Erick Pulgar, 1994)に代わりVOLレオ・オルティス(Léo Ortiz, 1997)がスタメンに抜擢され、VOLデ・ラ・クルスと2ボランチを構成する。

   1stレグをホームで0-0の引き分けに終えたフラメンゴは、立ち上がりから積極的に相手陣に攻め上がる。
   前半2分、フラメンゴは左サイドを起点に、MFジェルソンが縦にPA内を侵入しボールを受けると、ゴール前にマイナス気味のクロス、このボールに逆サイドから絞り込んだFWプラッタが頭を合わせるが、ややボールに勢いが欠け、横に跳んだGKアグエレ(Aguerre, 1993)が両手でしっかりとキャッチ。
   一方のペニャロルは、前半2分にピンチを迎えたものの、その後はフラメンゴの積極的なサッカーを想定していたかのように、4-4-2の陣形でゴール前を閉ざしながらも、サイドでは相手に数的有利な状況を作らせず、ボールを持たれながらも試合をコントロールしていく。
   フラメンゴは、センターFWペドロ(Pedro, 1997)を9月代表招集時の今季絶望となる大ケガで欠き、サイドアタッカーのFWブルーノ・エンヒキがセンターフォワードを務め、ゴール前で奮闘するものの、クロスのタイミングが合わない場面が散見される。
   前半21分、ペニャロルは自陣からカウンター。相手陣PA手前で獲得したFKから直接ゴールを狙うが、フラメンゴGKロッシが冷静に両手でボールを弾きだす。
   対するフラメンゴも、前半23分、ハーフライン付近右サイドライン際からのMFデ・アラスカエッタのフィードに最終ライン裏に抜け出したFWブルーノ・エンヒキが胸でボールを落とし、MFジェルソンがシュートに持ち込むが、ペニャロルGKが両手で弾き返しゴールを許さない。
   フラメンゴは、時折CBレオ・ペレイラが攻撃に参加するなどゴール前に人数をかけるが、ペニャロル守備陣は綻びをみせない。
   前半は、フラメンゴがペニャロルを押し込み、相手PA内に何度もボールを送り込むが、シュートは僅か3本に止まる。
   後半もまたフラメンゴがボールを支配。
   後半1分に、FWブルーノ・エンヒキがPA内を抜け出しゴールライン際からマイナスのボール。GKが果敢に間合いを詰め、足を伸ばしこのボールをカット。
   流れの中からチャンスを作り出せないフラメンゴは、後半3分のCK、後半10分のFKとセットプレーのチャンスを迎えるが、シュートはいずれも枠を捉えない。
   フラメンゴは、後半14分のFWガブリエウ・バルボーザ(Gabriel Barbosa, 1996)とSBウェズレイ(Wesley, 2003)の投入、さらに相手ゴールへの圧力を強めようとするが、効果を発揮しない。
   ペニャロルは、後半23分、フラメンゴ陣中央でパスミスのボールを奪い、手数を掛けずMFダミアン・ガルシア(Damián García, 2003)がミドルシュート。ボールは惜しくもファーサイドのゴールポストの外へ流れる。
   後半38分、フラメンゴはCBダヴィ・ルイス(David Luiz, 1987)を投入しパワープレーを図る。
   後半45+5分、フラメンゴは右CKを獲得すると、GKロッシも相手陣PAに上がりゴールを狙いに行くが、クロスボールは簡単にクリアされ、セカンドボールを回収するも、やはりゴール前に上げるボールは簡単にクリアに遭い、試合はタイムアップ。
   ボールを支配しながらも、センターフォワードの不在と、ゴール前のアイディア、アイディアの共有に欠けたフラメンゴは、2試合通じてペニャロルからゴールを奪うことができず、2024リベルタドーレスは準々決勝で姿を消した・

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