投稿内の選手名のリンクは、当ブログ選手紹介記事にリンクしています。
投稿内の「動画URL」はブラジルスポーツサイト「ge」YouTube公式チャンネルのダイジェスト動画にリンクしています。
全国選手権第17, 19節(順延分) 対戦組合せ
以下の2試合の概要はこの記事で。
・2024/10/22 第17節 フルミネンセ(FLU) x アトレチコ・パラナエンセ(CAP)
・2024/10/24 第19節 ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS) x クイアバ(CUI)
全国選手権第17, 19節(順延分) 試合概要
フルミネンセ(FLU) 1-0 アトレチコ・パラナエンセ(CAP)
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=w3JnajnnjIA
(FLU) : 81' #14 ヘルマン・カーノ(Germán Cano, 1988)[#21 ジョン・アリアス(Jhon Arias, 1997)]
今節前の順位
フルミネンセ(FLU)は全国選手権9勝6分14敗勝点33の15位。(1試合未消化)
アトレチコ・パラナエンセ(CAP)は全国選手権8勝7分13敗勝点31の18位。(2試合未消化)
得点シーン
(FLU) : 81' #14 ヘルマン・カーノ(Germán Cano, 1988)[#21 ジョン・アリアス(Jhon Arias, 1997)]
相手陣右サイドからMFマルセロがPA左へサイドチェンジ。ボールを受けたFWケーノがゴールライン際へボールを流すと、左SBジオゴ・バルボーザがゴールライン際ぎりぎりからゴール前ファーサイドへクロス。右SBサムエウ・シャヴィエルが頭でシュート気味に折り返すと、FWジョン・アリアスに触れたボールをFWヘルマン・カーノが押し込み、フルミネンセが待望の先制点。[1-0]
FWヘルマン・カーノは、2022年全国選手権得点王(26得点)。アルゼンチン出身でコロンビアやメキシコで活躍した後、2020年にヴァスコ・ダ・ガマに加入し2年間で101試合43得点4アシスト。2022年フルミネンセ加入後は昨年までの2年間で131試合84得点10アシスト。2024年はケガのため始動が遅れ、リベルタドーレス、全国選手権のいずれの大会も精彩を欠き、監督交代後には控えに回る試合が増えていった。さらには、7-9月にかけて2か月間ケガのために戦列を離脱するなど、2024年は今節終了時点で34試合6得点2アシストに止まっている。このゴールは、5月4日全国選手権第5節以来、実に5か月半ぶりのゴール。好調時には、突如ゴール前に現れワンタッチでゴールを決めるシーンが印象深く、風貌と共に「必殺仕事人」を思い起こさせる仕事ぶり。ゴール後に左手親指と人差し指で「L」字を作るパフォーマンスは愛娘の名前をもじったもの。2023年には次女も誕生し、それ以降は人差し指と中指で「L」字を形作っている。
試合経過、所感その他
ボール保持率: 前半:79% 21% ⇒ 前後半:76% 24%
シュート(枠内): 前半:4‐2(2‐0) ⇒ 前後半:14‐6(5‐2)
パス成功率: 前半:92% 70% ⇒ 前後半:89% 68%
ファール: 前半:4‐6 ⇒ 前後半:9‐15
黄カード(赤): 前半:1‐3 ⇒ 前後半:3‐4
フルミネンセ(FLU)のスタメンは以下の通り。
GK : GKファビオ(Fábio, 1980)
4 : 右SBサムエウ・シャヴィエル(Samuel Xavier, 1990)、CBマノエウ(Manoel, 1990)、CBチアゴ・サントス(Thiago Santos, 1989)、左SBジオゴ・バルボーザ(Diogo Barbosa, 1992)
4 : MFガンソ(PH Ganso, 1989)、VOLベルナル(Bernal, 2003)、VOLマルチネリ(Martinelli, 2001)、MFリマ(Lima, 1996)
2 : FWカウワン・エリアス(Kauã Elias, 2006)、FWジョン・アリアス(Jhon Arias, 1997)
現在全国選手権を2連勝中のフルミネンセ。
今節は引き続き、チーム再建の中心を担ったCBチアゴ・シウヴァ(Thiago Silva, 1984)とFWセルナ(Serna, 1997)をケガのため欠くものの、出場停止選手や新たな故障者はいない。
選手交代(Sai → Entra)
57' VOLベルナル → FWケーノ(Keno, 1989)
70' FWカウワン・エリアス → FWヘルマン・カーノ(Germán Cano, 1988)
70' MFリマ → 左SBマルセロ(Marcelo, 1987)
88' CBマノエウ → CBイギナシオ(Ignácio, 1996)
89' MFガンソ → VOLヴィクトル・ウーゴ(Victor Hugo, 2004)
アトレチコ・パラナエンセ(CAP)のスタメンは以下の通り。
GK : GKミカエウ(Mycael, 2004)
3 : CBカイキ・ホッシャ(Kaique Rocha, 2001)、CBチアゴ・エレーノ(Thiago Heleno, 1988)、CBベレジ(Belezi, 2003)
4 : 右WBマジソン(Madson, 1992)、VOLエリキ(Erick, 1997)、VOLフェリピーニョ(Felipinho, 2001)、左WBフェルナンド(Fernando, 1999)
3 : FWニカォン(Nikão, 1992)、FWパブロ(Pablo, 1992)、FWクエージョ(Cuello, 2000)
ルーチョ・ゴンサレス(Lucho González)監督就任後4連敗で降格圏の18位に転落したアトレチコ・パラナエンセ。
今節は、FWジュリマール(Julimar, 2001)が出場停止。前節負傷退場のFWカノービオ(Canobbio, 1998)が故障者リスト入り。
一方で、前節出場停止のCBカイキ・ホッシャと右SBマジソンがスタメンに復帰し、左WBフェルナンドとVOLフェリピーニョがスタメンに抜擢される。
選手交代(Sai → Entra)
72' FWパブロ → FWエメルソン(Emersonn, 2004)
72' FWクエージョ → MFサペリ(Zapelli, 2002)
79' VOLフェリピーニョ(Felipinho, 2001) → VOLガブリエウ(Gabriel, 1992)
79' FWニカォン → VOLブルーノ・プラシェデス(Bruno Praxedes, 2002)
86' CBベレジ → FWマストリアーニ(Mastriani, 1993)
下位に低迷する両チームによる試合は、ホームのフルミネンセがボールを支配し、アウェイのアトレチコ・パラナエンセが自陣に引いた5バックの陣形でゴール前を固めカウンターを狙う。
しかし、フルミネンセはアトレチコ・パラナエンセのスペースを消す守備に攻撃の形を作れず、次々とパスミスやシュートミスを重ね、一方のアトレチコ・パラナエンセも単純なミスからカウンターの好機を潰す凡庸な試合を展開する。
前半38分に、アトレチコ・パラナエンセは自陣から左サイドをFWクエージョがドリブルでボールを持ち上がるカウンター。しかし、サポートは中央をFWパブロが上がるのみ。2対5の状況ではFWクエージョにはシュートしか選択肢しか残されず、強引に放ったシュートは枠を大きく越えていく。
フルミネンセも、前半42分に相手陣PA手前でのボール奪取からFWジョン・アリアスがシュート、前半アディショナルタイムには、右CKからファーサイドに流れたボールに再びFWジョン・アリアスがシュートに持ち込むが、いずれもアトレチコGKミカエウが片手で弾き返しゴールを守り抜く。
後半開始6分、フルミネンセはVOLマルチネリが相手最終ラインの右手前でボールを受け、中央に流れながら3選手をかわしシュート。GKミカエウがブロックしたボールをMFリマが押し込みを図るが、MFリマのポジションがオフサイドのためゴールは認められない。
一方のアトレチコ・パラナエンセは、後半23分に右CKを獲得。ゴールエリア手前に送られたボールがファーサイドに流れると、そこに待ち構えたFWパブロが右足のボレーシュート。しかし、フルミネンセGKファビオがこれを弾き返す。
さらに、後半30分、アトレチコ・パラナエンセは、フルミネンセVOLマルチネリの処理ミスを見逃さずボールを奪ったFWエメルソンがGKと一対一を迎えるが、強烈なシュートはGKファビオに阻まれゴールは生まれない。
後半36分、フルミネンセは、中盤に投入されたSBマルセロの右サイドからのサイドチェンジを起点に、左SBジオゴ・バルボーザがゴールライン際ぎりぎりからゴール前ファーサイドへクロス。右SBサムエウ・シャヴィエルが頭でシュート気味に折り返したボールを、今季不振に悩むFWヘルマン・カーノが泥臭く胸でゴールに押し込みフルミネンセが待望の先制点。[1-0]
フルミネンセは、先制後も追加点を狙いに行くが、後半45分を目前に守備固めの選手交代を実施し、残り時間をコントロール。
下位に低迷する両チームの対戦は、最悪期を抜け出したフルミネンセが、出口が見えないアトレチコ・パラナエンセを1-0のスコアで下し、残留争いから一歩抜け出した。
フルミネンセは、チーム再建の柱となったCBチアゴ・シウヴァを欠いた最近の3試合で3連勝。前半は途中までアトレチコ・パラナエンセの堅守に攻めあぐねたものの、前半終盤から次第に惜しい場面を作り出していき、後半36分に遂にゴールをこじ開けた。マノ・メネゼス(Mano Menezes)監督の戦術が好守に浸透し、チーム力の底上げが感じられる試合をなった。
この結果、一気に4つ順位を上げ、コパ・スウアメリカーナ出場圏の11位にまで浮上。降格圏までの勝点差を「4」に拡げることに成功した。
次戦は、10月26日に全国選手権第31節、アウェイで残留争いのライバル、ヴィトーリアとの対戦が予定されている。
アトレチコ・パラナエンセは、全国選手権にて11試合勝ち星から遠ざかり、引き分けを挟んだ8連敗。
ルーチョ・ゴンサレス(Lucho González)監督就任後は5連敗、内訳は、2度の大敗と、3度の0-1のスコアでの敗戦だが、0-1の試合はいずれも堅守に徹したにもかかわらず、ゴールを許す厳しい内容。
チームの再建には程遠く、今後は監督交代を含め、クラブの意思決定が注目される。
次戦は、10月26日に全国選手権第31節、クルゼイロをホームに迎える。
ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS) 1-0 クイアバ(CUI)
動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=4Q9SpqKo7hI
(VAS) : 53' #25 ウーゴ・モウラ(Hugo Moura, 1998)[]
今節前の順位
ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS)は全国選手権10勝7分12敗勝点37の10位。(1試合未消化)
クイアバ(CUI)は全国選手権6勝9分14敗勝点27の19位。(1試合未消化)
得点シーン
(VAS) : 53' #25 ウーゴ・モウラ(Hugo Moura, 1998)[]
左CKから左SBルーカス・ピトンが左足で蹴ったボールはゴールから離れていく。ペナルティーマーク上空での空中戦からCBジョアン・ヴィクトルがヘディングシュート。ボールはDFに当たるが、そのこぼれ球にいち早くVOLウーゴ・モウラが反応し、左足でゴールに蹴り込む。ホームのヴァスコ・ダ・ガマが先制。[1-0]
VOLウーゴ・モウラは、フラメンゴ育成出身で、2018年1月リオデジャネイロ州選手権にて20歳のプロデビュー。2022年全国選手権開幕を前にアトレチコ・パラナエンセへ移籍すると、すぐさまレギュラーの座を獲得し、全国選手権25試合、リベルタドーレス11試合など年間44試合2得点1アシストの成績、チームのリベルタドーレス準優勝に貢献。2023年は48試合の出場記録を残すが、シーズン終盤はベンチスタートとなる試合が増えると、2024年に入ってもその状況は変わらず、全国選手権開幕直後に200万ユーロ相当の移籍金による買取義務付きの期限付き移籍にてヴァスコ・ダ・ガマに加入。加入後はしばらく控えに甘んじていたが、ハファエウ・パイヴァ監督就任後に先発起用が増え、現在はボランチの一番手。2024年はヴァスコ・ダ・ガマにて30試合2得点4アシストを記録している。
試合経過、所感その他
ボール保持率: 前半:52% 48% ⇒ 前後半:48% 52%
シュート(枠内): 前半:10‐4(0‐1) ⇒ 前後半:13‐13(2‐2)
パス成功率: 前半:79% 79% ⇒ 前後半:78% 81%
ファール: 前半:7‐9 ⇒ 前後半:16‐14
黄カード(赤): 前半:0‐0 ⇒ 前後半:2‐1
ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS)のスタメンは以下の通り。
GK : GKレオ・ジャルジン(Léo Jardim, 1995)
4 : 右SBパウロ・エンヒキ(Paulo Henrique, 1996)、CBジョアン・ヴィクトル(João Victor, 1998)、CBレオ(Léo, 1996)、左SBレアンドリーニョ(Leandrinho, 2005)
2 : VOLウーゴ・モウラ(Hugo Moura, 1998)、VOLマテウス・カルヴァーリョ(Mateus Carvalho, 2002)
3 : MFプーマ・ロドリゲス(Pumita Rodríguez, 1997)、MFフィリピ・コウチーニョ(Philippe Coutinho, 1992)、MFエメルソン・ロドリゲス(Emerson Rodríguez, 2000)
1 : FWベヘッチ(Vegetti, 1988)
一時の好調の波が過ぎ、現在は全国選手権にて5試合勝ち星のないヴァスコ・ダ・ガマ。
今節は、出場停止選手や新たな故障者はいない。また、2月4日州選手権フラメンゴ戦にて右膝前十字靭帯断裂の重傷を負ったVOLジャイール(Jair, 1994)のベンチ入りが明るい材料。
選手交代(Sai → Entra)
35' 右SBパウロ・エンヒキ → MFジアン・ダヴィ(Jean David, 1993)
46' MFエメルソン・ロドリゲス → 左SBルーカス・ピトン(Lucas Piton, 2000)
69' 左SBレアンドリーニョ → MFマシミ・ドミンゲス(Maxime Dominguez, 1996)
69' MFフィリピ・コウチーニョ → VOLジャイール(Jair, 1994)
87' VOLマテウス・カルヴァーリョ → MFディミトリ・パイェ(Dimitri Payet, 1987)
クイアバ(CUI)のスタメンは以下の通り。
GK : GKヴァウテル(Walter, 1987)
4 : 右SBマテウス・アレシャンドレ(Matheus Alexandre, 1999)、CBマルロン(Marllon, 1992)、CBブルーノ・アウヴェス(Bruno Alves, 1991)、左SBハモン(Ramon, 2001)
2 : VOLフィリピ・アウグスト(Filipe Augusto, 1993)、VOLフェルナンド・ソブラウ(Fernando Sobral, 1994)
3 : MFクレイソン(Clayson, 1995)、MFルーカス・フェルナンデス(Lucas Fernandes, 1997)、MFグスタヴォ・サウエル(Gustavo Sauer, 1993)
1 : FWイシドロ・ピッタ(Isidro Pitta, 1999)
前節最下位アトレチコ・ゴイアニエンセとの対戦で勝点を「1」積み上げるにとどまったクイアバ。残り9試合で残留圏までの勝点差が「5」に拡がり、今節はアウェイとは言え勝点「3」が欲しい。
今節は、VOLルーカス・ミネイロ(Lucas Mineiro,1996)が出場停止。一方で、右WBマテウス・アレシャンドレ(Matheus Alexandre, 1999)とVOLルーカス・フェルナンデス(Lucas Fernandes, 1997)が出場停止明けでスタメンに復帰。
選手交代(Sai → Entra)
73' MFクレイソン → FWエリエウ(Eliel, 2003)
81' MFグスタヴォ・サウエル → FWデリキ・ラセルダ(Derik Lacerda, 1999)
88' VOLフィリピ・アウグスト → FWジョナタン・カフー(Jonathan Cafú, 1991)
88' 左SBハモン → MFマックス(Max, 2001)
試合の立ち上がりは、ホームのヴァスコ・ダ・ガマがボールを比較的長く支配するものの、クイアバは最終ラインを高く保ち、ハーフライン付近での鋭い寄せでヴァスコ・ダ・ガマの攻撃の芽を摘み取る。
クイアバは前半4分に、ボールを奪うと素早くボールを前線に運び、MFルーカス・フェルナンデスがPA手前からミドルシュート。堅守速攻のゲームプランを具体化する。
前半34分、ヴァスコ・ダ・ガマは、ハーフライン付近右サイドライン際から、右SBパウロ・エンヒキが相手のマークをかわし、中央へ切れ込みながら縦にボールを送ると、FWベヘッチがタイミングよく抜け出しPAに侵入。しかし、FWベヘッチがシュートに持ち込む寸前にCBブルーノ・アウヴェスがボールを掻き出しCKに逃れる。続くCKからは、FWベヘッチが折り返したボールに、CBレオが相手最終ラインと入れ替わるに抜け出てシュートに持ち込むが、ボールは惜しくもクロスバーを越える。
クイアバは、前半45分にMFルーカス・フェルナンデス、前半45+3分にFWイシドロ・ピッタが、いずれもミドルレンジのシュートを狙うが、ボールは枠を捉えない。
前半は両チームが拮抗、互いに多くのチャンスを迎えることはなく、0-0のスコアで後半を迎える。
後半開始時に、ヴァスコ・ダ・ガマは左SBルーカス・ピトンを投入し、左SBレアンドリーニョが一列上がる。
すると、後半3分、SBルーカス・ピトンのクロスにクイアバGKヴァウテルがゴールマウスを飛び出しパンチング。そのボールを拾ったMFプーマ・ロドリゲスがダイレクトにシュートに持ち込むが、GKヴァウテルが間合いを詰め難を逃れる。
ヴァスコ・ダ・ガマは、左サイドからの攻撃が活性化すると、後半8分にCKを獲得。左SBルーカス・ピトンの蹴ったボールがゴール前で混戦となると、VOLウーゴ・モウラがゴールに蹴り込み、ヴァスコ・ダ・ガマが先制する。[1-0]
リードを許したクイアバは、後半14分に相手陣でのFWクレイソンとのパス交換でボールをPA手前に運んだFWイシドロ・ピッタ、後半32分にはハーフライン付近右サイドライン際からドリブルで斜めに上がったMFグスタヴォ・サウエルがそれぞれシュートに持ち込むが、やや強引なシュートはボールは枠を捉えない。
後半38分には、クイアバは左サイドで相手守備網を崩し、左SBハモンがPA内ゴールライン際からマイナスのクロス。しかし、ファーサイドで右SBマテウス・アレシャンドレが右足を振り抜いたシュートは芯を捉えず、ボールは力なくゴールラインを割る。
1-0のまま試合はタイムアップ。ホームのヴァスコ・ダ・ガマが勝利を収めた。
ヴァスコ・ダ・ガマは、コパ・ド・ブラジルを含めた公式戦にて9試合ぶりの白星。全国選手権も6試合ぶりの勝利となり、長いトンネルを抜け出した。この結果、全国選手権は勝点を「40」に伸ばし、順位を一つ上げ10位に浮上。
次戦は、10月28日に全国選手権第31節、ホームでのバイーア戦が控える。
クイアバは、残留争いのライバルとの勝点を詰めることができない痛い敗戦。8試合を残し残留圏までの勝点差は「5」。残留に向けた状況はより一段と厳しくなった。
次戦は、10月28日に全国選手権第31節、ホームに残留争いのライバル、コリンチャンスを迎える。