グスタボ・ネスカウ (Gustavo Nescau) 〔アルビレックス新潟〕

投稿者: | 2023年1月16日
最新更新日 : 2024/01/13

Gustavo Henrique Alves Silva
グスタボ・エンヒキ・アウヴェス・シウヴァ
フォワード
利き足:右
2000年3月12日生まれ

<育成時代>

 ブラジル連邦共和国サンパウロ州の内陸の都市ピラシカーバに生まれる。

<クラブ経歴>

 2019年ヒオ・クラーロU-20チームでの活躍を受け、2020年にマリーリャとプロ契約。
 マリーリャでは高さを活かしたプレーでコパ・パウリスタ(日本の地域リーグに相当するカテゴリーのカップ戦)において14試合8得点をマーク。チームの準優勝に貢献。
 コパ・パウリスタでの活躍が国外から注目を浴び、UAEのクラブチームから移籍オファーを受ける。
 交渉は上手く運び両者合意、グスタボ・ネスカウはUAEに赴き契約書に署名したものの、手続き上の問題が発生し破談となる。
 2021年は引き続きマリーリャでプレー。
 5月31日、サンパウロ州選手権3部、準決勝でのチームの敗退が決まると、全国選手権1部昇格1年目のクイアバに移籍。
 クイアバではU-23チーム、Bチームでの出場が主となる。Bチームで参加したコパ・マットグロッソでは8試合6得点で大会得点王に輝くものの、トップチームでは全国選手権2試合27分の出場にとどまる。
 2022年はサントアンドレにレンタル移籍。サンパウロ州選手権を戦う。出場時間は多くないものの、全国選手権1部のサンパウロ、コリンチャンス、パウメイラスといった強豪との対戦を経験。
 サンパウロ州選手権を終了すると再びクイアバに戻る。
 2022年5月26日、コパ・スウアメリカーナ(UEFAのヨーロッパリーグに相当)のグループラウンド、FBCメルガー/ペルー戦でスタメンに抜擢されると、後半16分、左からのクロスボールを得意の頭で合わせ、クイアバでの初得点を記録する。
 コパ・スウアメリカーナが終わると再びU-23チームでの試合が続く。
 全国選手権は3試合27分の出場にとどまる。
 2023年1月13日、アルビレックス新潟/JPNから移籍加入内定の発表が行われた。
 アルビレックス新潟では、リーグ戦第2節のサンフレッチェ広島戦で途中出場してJリーグデビューを飾ると、公式戦15試合に出場して1ゴールを記録。中盤以降は、ほとんど出場機会を得られず。8月30日に行われた天皇杯準々決勝の川崎フロンターレ戦が最後の公式戦出場となった。
 「外国籍選手ということもあり、自分の力を示していかなければならない中、うまくいかなかったことの方が多かったかもしれません。しかし、チャンスが少ない中でも、顔を上げて努力を続けられたことは、自分にとって成長できた部分だと思っています」(「超WORLDサッカー!」参照)と退団時にコメントを残している。
 2024年1月4日、クイアバからフェホヴィアリアへの2024年末までの期限付き移籍が発表された。サンパウロ選手権2部からの再スタートとなるが、国外(日本)での経験を糧にフェホヴィアリアで活躍し、上位リーグでのプレーを期待したい。

<年度別クラブ別成績>

シーズン所属大会試合出場
時間
得点アシ
スト
2020年(20歳)マリーリャ全国選手権4部14105580
サンパウロ州選手権3部1100
合計15105680
2020年(21歳)マリーリャコパ・パウリスタ17122370
コパ・ド・ブラジル19000
合計18131370
クイアバ全国選手権22700
合計22700
2021年(22歳)サントアンドレサンパウロ州選手権1026910
合計1026910
クイアバコパ・スウアメリカーナ212310
全国選手権32700
合計515010
2023年(23歳)アルビレックス新潟Jリーグ822600
天皇杯422900
Jリーグカップ319310
合計1564810
2024年(24歳)フェホヴィアリアサンパウロ州選手権2部

<プレースタイル>

身長189㎝の大型センターフォワード。
高さを武器にゴール正面での勝負を得意とする。
恵まれた体格ながらボールキープ力はさほど高くはない。
オフザボールで味方選手のスペースを作り出す動き(ボールを受けに下がる、サイドのボール保持者のサポートに走るなど)に課題を残す。

<プレー動画>

<雑感>

 スピードがありクロス精度の高いサイドアタッカーと組めば、ロングカウンター、または、ロングボールを効果的に使う戦術にフィットするだろう。しかし、ボール保持率を高め、パス交換で相手守備ラインを崩すような戦術には不向きかもしれない。
 守備時は、前線でチェイスに走り回るよりも、コースを切る動きを求め、自チームが自陣でボールを奪えばボールの預け所にし、カウンターの起点となるような起用法が現時点では適性のように個人的に感じる。

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