【リベルタドーレス2024】 準決勝・2ndレグ [10/29-30]

投稿者: | 2024年10月30日

 関連記事 : 【リベルタドーレス2024】決勝ラウンド 結果&日程
 関連記事 : 【リベルタドーレス2024】 準決勝・1stレグ [10/22-23]

結果

試合日
(ブラジル時間)
ホームチーム結果アウェイチーム得点
2024/10/29
21:30
リーベルプレート (RIV)
River Plate/ARG
0-0アトレチコ・ミネイロ (CAM)
Atlético-MG
RIV: ‐
CAM: –
2024/10/30
21:30
ペニャロル (PEN)
Peñarol/URU
3-1ボタフォゴ (BOT)
Botafogo
PEN: 31′, 66′, 89′
BOT: 88′
< リーベルプレート (RIV) 0-0 アトレチコ・ミネイロ (CAM) >
動画URL : https://www.youtube.com/watch?v=5vF9PH7K9C4
< 得点・アシスト >
N/A

ボール保持率: 前半:68% 32% ⇒ 前後半:68% 32%
シュート(枠内): 前半:16‐1(2‐0) ⇒ 前後半:35‐5(6‐2)
パス成功率: 前半:84% 64% ⇒ 前後半:85% 65%
ファール: 前半:4‐10 ⇒ 前後半:9‐15
黄カード(赤): 前半:0‐2 ⇒ 前後半:0‐2

   アトレチコ・ミネイロ (CAM)のスタメンは以下の通り。
   GK : GKエヴェルソン(Éverson, 1990)
   3 : CBリヤンコ(Lyanco, 1997)、CBバターリャ(Battaglia, 1991)、CBジュニオール・アロンソ(Júnior Alonso, 1993)
   4 : 右WBグスタヴォ・スカルパ(Gustavo Scarpa, 1994)、VOLアラン・フランコ(Alan Franco, 1998)、VOLファウスト・ベラ(Fausto Vera, 2000)、左WBギリェルミ・アラーナ(Guilherme Arana, 1997)
   3 : FWフッキ(Hulk, 1986)、FWデイヴェルソン(Deyverson, 1991)、FWパウリーニョ(Paulinho, 2000)
   1stレグと同じ顔ぶれのスターティングイレブン。
   選手交代(Sai → Entra)
   46' CBリヤンコ → 右SBサラビア(Saravia, 1993)
   63' FWデイヴェルソン(Deyverson, 1991) → 左SBフーベンス(Rubens, 2001)
   73' FWパウリーニョ → VOLオターヴィオ(Otávio, 1994)
   85' 左WBギリェルミ・アラーナ → FWバルガス(Vargas, 1989)

   戦前の予想の通り、3点のビハインドを追うホームのリーベルプレートが試合開始直後からボールを支配。アトレチコ・ミネイロは、3-4-3の布陣で自陣に入るボールに対し寄せを強めるが、中盤を厚くするリーベルプレートに次第にゴール前へとボールを運ばれていく。
   前半4分と前半7分に、相次いでリーベルプレートはセットプレーからシュートを放つが、ボールは枠を捉えない。
   アトレチコ・ミネイロは、ゴール前に3CBが並び、その手前を2VOLがスペースを埋め、サイドではFWパウリーニョとFWフッキが深い位置まで戻りSBをサポート。前線にFWデイヴェルソンが残りカウンターを狙うがオフサイドも多く、また、守備陣をサポートするFWパウリーニョもFWフッキとの距離が遠く、カウンターは機能しない。
   リーベルプレートは、前半18分にCKから好機を迎えるがこぼれ球を押し込むことができず、前半24分のミドルシュートは惜しくもゴールポストの外へ流れていく。前半36分にはPA前後でのタベーラから抜け出しを図るが、アトレチコ・ミネイロCBバターリャが僅かな所でボールを掻き出しシュートを許さない。
   前半は、リーベルプレートが16本ものシュートを放つが、枠内シュートは僅かに2本。枠内シュートはいずれもボールに勢いはなく、アトレチコ・ミネイロは無失点で前半の45分を折り返す。
   後半開始時に、アトレチコ・ミネイロは、前半のうちにイエローカードを受けたCBリヤンコに代え右SBサラビアを投入。布陣を3バックから4バックに変更する。
   すると、後半5分、アトレチコ・ミネイロは、右サイドを相手陣へボールを運び、中央から縦に送られたボールを、右WBグスタヴォ・スカルパがPA手前から強烈なシュート。ボールはクロスバーを直撃し、真下に落ちたボールにFWデイヴェルソンが反応してシュートに持ち込むが、リーベルプレートGKアルマーニ(Armani, 1986)がニアサイドを閉じボールをブロック。
   さらに、後半7分にも今度は左サイドをFWパウリーニョが中央へ切れ込みながらシュートに持ち込む。
   リーベルプレートは、後半12分、MFクラウディオ・"ディアブレット"・エチェベリ(Claudio Echeverri, 2006)、英紙「ガーディアン」の2024ネクスト・ジェネレーションに選出されたMFマスタントゥオノ(Mastantuono, 2007)など、3選手を投入。
   交代直後に、MFマスタントゥオノは右サイドライン際でドリブルからチャンスを作り出し、後半15分には、MFエチェベリがPA内でDFのスライディングをかわしシュート。しかし、アトレチコ・ミネイロGKエヴェルソンに足元のボールを片手で阻止され、ゴールを奪うことができない。
   後半27分、アトレチコ・ミネイロGKエヴェルソンは、リーベルプレートMFエチェベリのミドルシュートを僅かな所でクロスバーの外へ弾き出すなど、好セーブを連発しゴールを守り抜く。
   アトレチコ・ミネイロは、後半18分、後半28分と、FW陣に代え守備的な左SBフーベンス、VOLオターヴィオを相次いで投入。
   その後も、リーベルプレートは、アトレチコ・ミネイロ陣へ押し込み、次々とシュートに持ち込んでいくが、アトレチコ・ミネイロも最後の局面でしっかりとボール保持者への寄せを怠らず、シュート精度を鈍らせる。
   試合は、アトレチコ・ミネイロが最後までゴールを守り抜き、0-0のままタイムアップ。
   アトレチコ・ミネイロは、FWホナウジーニョ・ガウーショ(Ronaldinho Gaúcho, 1980)を擁し、優勝の末幕を閉じた、2013年大会以来の決勝戦進出を果たした。

< ペニャロル (PEN) 3-1 ボタフォゴ (BOT) >
動画URL : https://www.youtube.com/watch?v=y16xYE8MOCc
< 得点・アシスト >
 PEN : 31' ... #28 ハイメ・バエス(Jaime Báez, 1995)[#27 (Lucas Hernández, 1992)]
 PEN : 66' ... #28 ハイメ・バエス(Jaime Báez, 1995)[#27 (Lucas Hernández, 1992)]
 BOT : 88' ... #18 チアゴ・アルマダ(Thiago Almada, 2002)[#17 マルロン・フレイタス(Marlon Freitas, 1995)]
 PEN : 89' ... #9 ファクンド・バチスタ(Facundo Batista, 1999)[#6 ロドリゴ・ぺレス(Rodrigo Pérez, )]

ボール保持率: 前半:60% 40% ⇒ 前後半:56% 44%
シュート(枠内): 前半:16‐4(3‐1) ⇒ 前後半:22‐8(5‐3)
パス成功率: 前半:64% 59% ⇒ 前後半:71% 68%
ファール: 前半:7‐7 ⇒ 前後半:12‐12
黄カード(赤): 前半:0‐2 ⇒ 前後半:1‐4(1‐1)

   ボタフォゴ (BOT)のスタメンは以下の通り。
   GK : GKジョン・ヴィクトル(John Victor, 1996)
   4 : 右SBヴィチーニョ(Vitinho, 1999)、CBバストス(Bastos, 1991)、CBアドリエウソン(Adryelson, 1998)、左SBアレックス・テレス(Alex Telles, 1992)
   2 : VOLマルロン・フレイタス(Marlon Freitas, 1995)、VOLダニーロ・バルボーザ(Danilo Barbosa, 1996)
   3 : MFマテウス・マルチンス(Matheus Martins, 2003)、FWサバリーノ(Savarino, 1996)、MFチェチェー(Tchê Tchê, 1992)
   1 : FWチキーニョ・ソアレス(Tiquinho Soares, 1991)
   2ndレグのスタメンは、1stレグから5つのポジションを変更.。5点のアドバンテージがあり、全国選手権に向けて一部の選手を温存して試合に入る。
   選手交代(Sai → Entra)
   46' MFマテウス・マルチンス → MFチアゴ・アルマダ(Thiago Almada, 2002)
   58' 右SBヴィチーニョ → 右SBマテオ・ポンテ(Mateo Ponte, 2003)
   58' VOLダニーロ・バルボーザ → MFエドゥアルド(Eduardo, 1989)
   67' CBバストス → VOLアラン(Allan, 1991)
   73' FWサバリーノ → CBアレキサンデル・バルボサ(Alexander Barboza, 1995)

   1stレグでリードを許したホームのペニャロルは、立ち上がりからボールを支配し、ボタフォゴゴールに次々を迫る。しかし、自陣ゴール前を固めるボタフォゴは、シュートには持ち込まれるものの、最後の局面でしっかりとDFが寄せ、ペニャロルのシュート精度を鈍らせる。
   ボタフォゴは、ボールを奪う位置が低く、カウンター時には中盤の選手は積極的には前線に上がらず、シュートに持ち込むことができない。
   前半30分を目前に、ボタフォゴは、スローインからのボールをMFサバリーノが強烈なシュート。続いて右サイドからのクロスにFWチキーニョ・ソアレスが頭を合わせ、試合の流れを掴むかと思われた。
   しかし、前半30分、ペニャロルは相手陣右サイドでのパスカットから左サイドへボールを展開。ボールを受けたMFハイメ・バエス(Jaime Báez, 1995)が、その外を上がる選手にDFの意識が向き、寄せが甘くなったところを右足を一閃。強烈なミドルシュートがゴールネットに突き刺さり、ペニャロルが先制する。[1-0]
   その後も、ペニャロルがボールを支配、何度もボタフォゴゴールを襲うが、ボタフォゴは自陣ゴール前を固め専守防衛に徹する。
   スコアは動かず1-0のまま前半の終了の笛が吹かれる。
   しかし、両チームの選手が控えに戻る際に、ペニャロルGKアゲーレ(Aguerre, 1993)がボタフォゴGKジョン・ヴィクトルの足を故意に踏みつけレッドカードが提示される。
   ペニャロルは、VOLダミアン・ガルシア(Damián García, 2007)に代えGKアモーレス(Amores, 1994)を投入。
   数的有利に立ったボタフォゴは、前半とは打って変わりボールを握る時間も増え、ペニャロルゴールに迫る。
   しかし、後半21分、ペニャロルはハーフライン付近右サイドライン際からPA手前にボールを送り、さらに逆サイドへボールを展開。PA内左でボールを受けたMFハイメ・バエスが中央へ斜めに下がりながら右足を一閃。ボールはファーサイドのゴールネットに突き刺さるゴラッソ。[2-0]
   後半24分にボタフォゴ右SBマテオ・ポンテがペニャロル左SBルーカス・エルナンデス(Lucas Hernández, 1992)へのファールでイエローカードを受けると、後半25分にはMFハイメ・バエスへのファールで再度イエローカードを提示され退場処分。ボタフォゴの数的優位は解消する。
   後半43分、ボタフォゴは相手陣入口左サイドからMFアルマダがドリブルでボールを持ち上がり、中央やや右を縦に上がるVOLマルロン・フレイタスへパス。VOLマルロン・フレイタスがワンタッチで左サイドへ折り返したボールにMFアルマダが左足を一閃。ボールはゴールネットに突き刺さる。[2-1]
   後半44分、ペニャロルは、相手陣中央から最終ライン裏へ浮き球のパス。FWファクンド・バチスタ(Facundo Batista, 1999)がオフサイドぎりぎりで抜け出しボールをゴールに流し込む。[3-1]
   アディショナルタイムの4分間が経過し、主審がタイムアップの笛を吹く。
   ペニャロルが3-1の勝利。しかし、2試合合計でボタフォゴが6-3とし、決勝への進出を決めた。
   ボタフォゴは、クラブ史上初のリベルタドーレス決勝戦に進出。
   決勝戦は、11月30日 17:00キックオフ(ブラジル標準時間)、アルゼンチン・ブエノスアイレスのエル・モヌメンタル競技場にて、アトレチコ・ミネイロ vs. ボタフォゴのブラジルクラブ同士の対戦となる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です