2023/02/12 Rodada Final 5ª Rodada :
ブラジル (BRASIL) 2 – 0 ウルグアイ (URUGUAI)
ブラジルU-20代表 スターティングイレブン
背番号 | ポジション | 名前 | 所属 | 生年月日 | 交代・得点 カード他 |
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1 | GK / Goleiro | ミカエウ Mycael | アトレチコ・パラナエンセ Athletico Paranaense | 2004/3/12 | |
13 | SB / Lateral | アンドレ André | バイーア Bahia | 2003/10/7 | ↓81′ |
6 | SB / Lateral | パトリッキ Patryck | サンパウロ São Paulo | 2003/1/18 | ↓81′ |
4 | CB / Zagueiro | ホベルチ・ヘナン Robert Renan | ゼニト/ロシア | 2003/10/11 | |
3 | CB / Zagueiro | ドウグラス・メンデス Douglas Mendes | RBブラガンチーノ Red Bull Bragantino | 2004/6/13 | |
5 | MF / Meio campista | アンドレイ・サントス Andrey Santos | チェルシー/イングランド | 2004/5/3 | Y39′ G84′ |
21 | MF / Meio campista | ルイス・ギリェルミ Luis Guilherme | パウメイラス Palmeiras | 2006/2/5 | ↓81′ |
18 | MF / Meio campista | アレキサンデル Alexsander | フルミネンセ Fluminense | 2003/3/18 | Y36′ |
11 | MF / Meio campista | ギリェルミ・ビロ Guilherme Biro | コリンチャンス Corinthians | 2004/4/20 | ↓66′ |
9 | FW / Atacante | ヴィトル・ホッキ Vitor Roque | アトレチコ・パラナエンセ Athletico Paranaense | 2005/2/28 | |
23 | FW / Atacante | ジオヴァーニ Giovane | コリンチャンス Corinthians | 2003/11/24 | ↓66′ |
ブラジルU-20代表 ベンチ入りメンバー
背番号 | ポジション | 名前 | 所属 | 生年月日 | 交代・得点 カード他 |
---|---|---|---|---|---|
12 | GK / Goleiro | カイーキ Kaíque | パウメイラス Palmeiras | 2003/4/16 | |
22 | GK / Goleiro | カウアン・サントス Kauã Santos | フラメンゴ Flamengo | 2003/4/11 | |
16 | SB / Lateral | カイキ・ブルーノ Kaiki Bruno | クルゼイロ Cruzeiro | 2003/3/8 | ↑81′ |
17 | MF / Meio campista | ホナウジ Ronald | グレミオ Grêmio | 2003/2/11 | ↑81′ |
7 | FW / Atacante | エステーニオ Stênio | クルゼイロ Cruzeiro | 2003/4/5 | ↑81′ |
20 | FW / Atacante | ペドロ・エンヒキ Pedro Henrique | コリンチャンス Corinthians | 2006/2/5 | ↑66′ G90+2′ |
19 | FW / Atacante | ヘナン・ヴィアーナ Renan Viana | アトレチコ・パラナエンセ Athletico Paranaense | 2003/1/31 | ↑66′ |
試合経過
勝てば優勝を決めることができる首位ウルグアイとの対戦。 VOLマルロン・ゴメス、SB/LATアルトゥール、CB/ZAGジアン・ペドローゾが警告の累積で欠場。チーム最年少の16歳ルイス・ギリェルミが今大会初のスターティングイレブンに抜擢。 ベンチ入りするフィールドプレーヤーは僅か5人。選手交代を含めた監督の手腕が試される一戦となる。
前半
マルロン・ゴメスが前節まで務めたポジションにはアレキサンデルが入り、アンドレイ・サントスとのツーボランチを形成する。 この試合の初シュートはウルグアイ。前半4分、ペナルティエリア外からのシュートはゴール左に外れる。 前半6分には、ペナルティエリアで右からのクロスボールを供給されるが、パトリッキがクリア。 前半13分、CKの流れから右サイドに位置したギリェルミ・ビロがアンドレイ・サントスからの縦パスを受け、ペナルティエリア外からチーム初シュートを放つがゴール枠上に外れる。
ブラジルはシンプルにボールを繋ごうとするが、相手のプレスにボールを保持できず、効果的な攻撃を見せることなく相手にボールを渡してしまう。 前半33分、ハーフウェイライン手前からアレキサンデルが左サイドを駆け上がるギリェルミ・ビロへピンポイントにボールを送る。パスを受けたギリェルミ・ビロはこの試合チーム初のシュートをペナルティエリア内で放つがゴール右に外れる。 前半35分、右からのCKはゴール前を流れ左サイドで相手FWに頭を合わされるが、タイミングが合わずゴール枠外へ。 ブラジルは守勢にまわる時間が長く、前半36分にアレキサンデル、前半39分にアンドレイ・サントスにイエローカードが提示される。 前半41分、右サイドからのFKを頭ですらされる。ミカエウは反応できないがボールは僅かにゴール左に外れる。 前半45+2分、ヴィトル・ホッキがミドルシュートを放つが、相手GK/GOLが両手で弾かれる。
ブラジルはボールを支配され自陣でのプレー時間が長くなる。攻めては、中央はヴィトル・ホッキへのマークがきつく、両サイドから打開しようとするが形になる前にボールを失う。
後半
後半3分、左サイドからアレキサンデルがペナルティエリア中央のヴィトル・ホッキへクロス。ヴィトル・ホッキはゴールを背にボールを受け、素早い反転でシュートを放つがゴールは右に外れる。 後半7分、ルイス・ギリェルミがハーフウェイライン付近からドリブルで駆け上がり左足のシュート。グラウンダーのボールは相手GK/GOLの手前でバウンドが変わるが両手でクリアされる。 ドリブルで前に上がる場面が増え、相手マークがずれる場面が見られるようになる。 後半7分、自陣でボールを受けたルイス・ギリェルミがドリブルで駆け上がる。30mほど駆け上がりヴィトル・ホッキへパス。ヴィトル・ホッキは切り返しでディフェンダーをかわしシュートを放つが相手GK/GOLの攻守にゴールを阻まれる。 直後のプレーでカウンターを受けるが、両CB/ZAGがしっかりと対応。シュートを打たれるが当たりは弱くシュートコースをきれいに塞いでいたため、ミカエウが正面でキャッチ。 後半13分、右サイドライン際をスピードのあるドリブルでジオヴァーニが駆け上がり、中央にマイナスのクロス。ギリェルミ・ビロが右足で放ったシュートはゴールポストを直撃。
相手陣でボールを保持する時間が長くなりゴールを窺うが、ウルグアイもカウンターのチャンスを狙う。 後半19分、右サイドゴールライン際からライナー性のクロスを供給される。ドウグラス・メンデスが足を伸ばしクリアするが、そのボールに対しペナルティエリア入口から強烈なシュートを放たれる。しかし、ミカエウが横っ飛び、両手で弾き返すデフェザッサ。相手に得点を許さない。 後半26分、ウルグアイがカウンターを仕掛け、最終ライン裏へ抜け出されるが、ドウグラス・メンデスが必死に戻りペナルティエリア内でボール奪取。 後半30分、再びカウンターを受けるが両CB/ZAGと交代出場のアンドレ・ドミニーキが戻り、シュートを打たせずボールを奪い取る。
後半39分、右サイドのエステーニオが中央を経て左サイドへ起点を変えるボールを送る。左ペナルティエリア付近でボールを受けたカイキ・ブルーノが個人技で相手ディフェンダーを交わしゴール前にクロスボールを供給。アンドレイ・サントスが頭で合わせサイドネットを揺らす。ブラジルが優勝を手繰り寄せる先制点を奪う。
後半45+2分、ブラジル守備陣がクリアしたボールにペドロ・エンヒキがプレスをかける。相手パスを足に当てるがそのボールはサイドライン際に流れる。カイキ・ブルーノが相手背後からボールを奪い前方にボールを送る。ペドロ・エンヒキがそのボールを受け、クリアにくる相手GK/GOLを交わし、サイドライン際から無人のゴールマウスへシュート。ボールはゴールに吸い込まれ優勝を決定づける追加点。 両軍選手が入り乱れ不穏な空気が漂う中、試合は再開。主審はゴール後の浪費時間を加算することなくタイムアップの笛を吹く。
ネイマール(Neymar, 現パリサンジェルマン/フランス)、カゼミロ(Casemiro, 現マンチェスターユナイテッド/イングランド)、ダニーロ(Danilo, 現ユヴェントス/イタリア)、アレサンドロ(Alex Sandro, 現ユヴェントス/イタリア)を擁した2011年大会以来となる13度目のU-20南米ユース選手権優勝を達成した。
大会得点王は、6得点を記録したヴィトル・ホッキとアンドレイ・サントスが分け合っている。
ブラジル、ウルグアイともに、前半と後半で異なるサッカーを見せた。 引き分けでも優勝となるウルグアイは、前半は、ブラジル陣で前に出るディフェンスをみせ試合を優勢にすすめたものの、後半に入り時間が経過するにつれ自陣で守備ブロックを敷きカウンターを狙う戦術に代わる。 一方ブラジルは、前半は、パスを繋ぐ意識が高いが選手の動きが少なく、選手間の距離感も悪く、パスがなかなかいい形で繋がらなかった。しかし、後半に入ると、ルイス・ギリェルミやジオヴァーニがドリブルを多用し相手のマークをずらし、ホベルチ・ヘナンもドリブルで持ち上がり攻撃の起点となるなど、攻撃のヴァリエーションが増えていく。 ウルグアイもカウンターから得点のチャンスを何度も掴んだが、ブラジル両CBやGKミカエウの好守にあい得点を奪うことができなかった。 引き分けでも良し、という状況での試合の難しさを改めて実感させられる試合となった。
決勝グループラウンド順位表
順位 | 国名 | 勝点 | 試合 数 | 勝数 | 引分 | 敗数 | 得失 点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ブラジル Brasil | 13 | 5 | 4 | 1 | 0 | 9 |
2 | ウルグアイ Uruguai | 12 | 5 | 4 | 0 | 1 | 4 |
3 | コロンビア Colômbia | 10 | 5 | 3 | 1 | 1 | 4 |
4 | エクアドル Equador | 4 | 5 | 1 | 1 | 3 | -3 |
5 | ヴェネズエラ Venezuela | 2 | 5 | 0 | 2 | 3 | -7 |
6 | パラグアイ Paraguai | 1 | 5 | 0 | 1 | 4 | -7 |
上位4チーム(ブラジル、ウルグアイ、コロンビア、エクアドル)は、2023年5月20日にインドネシアで開幕するU-20W杯の出場権を獲得。 上位3チーム(ブラジル、ウルグアイ、コロンビア)は、2023年10月にチリ サンチアゴで開幕するパンアメリカン競技大会の出場権を獲得。
予選グループラウンド順位表
グループ A
順位 | 国名 | 勝点 | 試合 数 | 勝数 | 引分 | 敗数 | 得失 点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ブラジル Brasil | 10 | 4 | 3 | 1 | 0 | 6 |
2 | コロンビア Colômbia | 8 | 4 | 2 | 2 | 0 | 2 |
3 | パラグアイ Paraguai | 7 | 4 | 2 | 1 | 1 | 1 |
4 | アルゼンチン Argentina | 3 | 3 | 1 | 0 | 3 | -3 |
5 | ペルー Peru | 0 | 4 | 0 | 0 | 4 | -6 |
青 … 決勝ラウンドへ ピンク … 予選敗退
グループ B
順位 | 国名 | 勝点 | 試合 数 | 勝数 | 引分 | 敗数 | 得失 点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ウルグアイ Uruguai | 10 | 4 | 3 | 1 | 0 | 9 |
2 | ヴェネズエラ Venezuela | 6 | 4 | 2 | 0 | 2 | -2 |
3 | エクアドル Equador | 5 | 4 | 1 | 2 | 1 | 0 |
4 | チリ Chile | 4 | 4 | 1 | 1 | 2 | -3 |
5 | ボリビア Bolívia | 3 | 4 | 1 | 0 | 3 | -4 |
青 … 決勝ラウンドへ ピンク … 予選敗退