最新更新日 : 2024/08/08
更新履歴 : 2024/03/11, 2023/07/31
ブルーノ・ゴンサウヴェス・デ・ジェズス
Bruno Gonçalves de Jesus
ポジション:右サイドバック/ラテラウ・ジレイト
利き足:右
2003年3月14日生まれ
<クラブ経歴>
≪育成時代、RBブラジル≫
ブラジル連邦共和国サンパウロ州サンパウロに生まれる。
11歳の頃、当時プレーしていたフットサルスクールから出場した大会でレッドブルブラジル(RBブラガンチーノの兄弟クラブ。23歳以下の選手で構成され、サンパウロ州選手権下位リーグに参加。2023年1月にクラブ名称を「RBブラガンチーノII」に改称)のスカウトの目にとまる。その頃にはコリンチャンスやサンパウロFCの入団テストも受けていたが合格が叶わず、2015年にレッドブルブラジル下部組織に入団する。
レッドブルブラジル下部組織に入団後は各カテゴリーで多くの得点をマークし、順調にカテゴリーを上げていく。 2018年(年初14歳)には、U-15チームとU-17チームで州選手権に出場。 2019年、U-17チームでのプレーがブラジルU-17代表監督ドゥドゥ・パテトゥーチ(Dudu Patetuci)氏の目にとまり、モンテギュー国際大会に向けたU-16代表に招集。 またこの年には、レッドブルブラジルと2022年5月1日を契約期限とするプロ契約を締結する。
2020年、1月に開催されるU-19全国大会カップ戦に16歳でメンバー登録されると、初戦、2戦目に交代出場。2戦目ではチーム先制点となるゴールをマーク。決勝ラウンド1回戦でスタメンに抜擢されるとこの試合でも得点。2回戦、3回戦、ベスト16と連続スタメン出場を果たす。 この大会が終わるとレッドブルブラジルのトップチームに招集。 2020年2月8日州選手権2部第5節、試合終了間際の後半43分に交代出場でトップチームデビュー。 2月29日第9節ではスターティングイレブンに抜擢され90分出場を果たす。 コロナ感染症拡大による自粛期間明け後もトップチームでプレー。州選手権終了後はU-23チームの全国選手権にレギュラーとして出場を続ける。
2021年、トップチームでレギュラーを獲得。州選手権2部でチーム17試合の全試合に出場(うちスタメン15試合)。
≪RBブラガンチーノ≫
– 2021 –
2021年6月初めにRBブラガンチーノへ移籍。U-23チームに所属する。 2021年8月14日全国選手権第16節ジュヴェントゥージ戦、バルビエリ(Barbieri)監督によりトップチームへ招集され、後半38分に交代出場。RBブラガンチーノでのトップチームデビューを果たす。 9月末にU-23カテゴリーの全国選手権が閉幕すると、トップチームに帯同。 10月17日には、2023年10月を契約期限とし、6000万ユーロの違約金を付したプロ契約をRBブラガンチーノと締結。 2021年10月21日、遅延開催の全国選手権第19節インテルナシオナウ戦、後半23分、0-1とリードされた局面でピッチに送り出されると、試合終了間際の後半45+5分、アレハンドロ(Alerrandro, 2000)のGKと守備ラインの間をつくグラウンダーのクロスに飛び込み、RBブラガンチーノでの初ゴールをマーク。
– 2022-
2022年は1月のU-20全国大会カップ戦で3試合に出場。 同大会終了後はトップチームに帯同するが試合への出場機会はほとんど訪れない。 6月からはU-20、U-23チームでプレー。 10月から再びトップチームに帯同するがほとんど出番がないまま2022年シーズンを終える。
– 2023-
2023年、新監督ペドロ・カイシーニャ(Pedro Caixinha)氏のもと、1月開幕の州選手権を迎える。 開幕節、第2節はベンチ入りするものの出場機会は得られない。 1月21日第3節ポルトゲーザ戦の後半17分に途中交代で出場を果たすと、1月25日第4節フェホヴィアーリア戦ではスタメン出場。 以降は連戦でスタメンに起用されるが、ゴールやアシストといった数字に表れる結果が伴わない。しかし、ペドロ・カイシーニャ監督は起用し続ける。
2023年2月25日第11節イトゥアーノ戦、前半2分にアレハンドロのゴールをアシスト。 3月1日コパ・ド・ブラジル1回戦バイーア・デ・フェイラ戦、後半15分にマークにつくディフェンダーを左腕で抑えながらペナルティエリアの中央に侵入。その態勢のまま右足アウトサイドでボールを受けるとシュートに持ち込みゴールを奪う。 3月5日州選手権グループラウンド最終節(第12節)では先制点をマーク。 3月12日州選手権決勝ラウンド1回戦(準々決勝)では前半15分の先制点をマーク。後半39分には準決勝進出を決定づける追加点を決める。3試合連続ゴール、4試合連続で得点に関与した。
4月15日に開幕を迎えた全国選手権でも勢いは止まらず。開幕節バイーア戦で開幕ゴールをマークすると、スタメンの座を維持し続ける。 ところが、5月25日コパ・スウアメリカーナ予選ラウンド第4節にて先発出場から前半30分にゴールを奪うものの、その5分後の前半35分、太ももにケガを負い途中交代。約一か月半戦列を離れ、7月9日全国選手権第14節サンパウロ戦で復帰。
しかし、復帰後は途中交代出場が続き、先発に抜擢された試合もチームの勝利に貢献することができず、次第にベンチを温める試合が増えていく。
結局2023年シーズンは、全国選手権後半戦(第20~38節)の出場が僅か5試合(うち先発2試合)148分に止まり、消化不良のまま幕を閉じた。
– 2024-
2024年は2023年終盤よりも出場機会に恵まれるが、州選手権では先発、途中出場、出場機会のない試合が繰り返され、ポジションに定着しかねている。チームが優先するリベルタドーレスへの出場は短く、ライバルたちに一歩後れを取る。
4月下旬に、全国選手権、コパ・ド・ブラジル、コパ・ド・ブラジルにて3試合連続先発に起用され、チームは3連勝するが、ブルニーニョは先発に定着できない。
すると、国外からオファーが届く。
≪サークル・ブルッヘ/BEL レンタル元:RBブラガンチーノ≫
– 2024/25 –
2024年7月10日サークル・ブルッヘへの一年間の期限付き移籍が締結。契約満了時の買取オプションが附帯されている。 サークル・ブルッヘは、2023/24年をベルギーリーグ4位の成績を収め、2024/25年はヨーロッパリーグ予備予選に出場。
2024年7月25日ヨーロッパリーグ予備予選二回戦1stレグにて後半44分にピッチに送り出されクラブデビュー。
7月28日ベルギーリーグ開幕節では後半27分に出場。
2024年8月8日現在、5試合連続で後半途中交代出場。チームは1勝1分3敗。ブルニーニョ自身については記録上の得点関与はない。
≪シーズン別クラブ出場記録≫
シーズン | 所属 | 大会 | 試合 | 出場 時間 | 得点 | アシ スト |
---|---|---|---|---|---|---|
2020年(17歳) | レッドブルブラジル | 全国選手権2部 | 6 | 152 | 0 | 0 |
合計 | 6 | 152 | 0 | 0 | ||
2021年(18歳) | レッドブルブラジル | 全国選手権2部 | 17 | 1239 | 0 | 0 |
合計 | 17 | 1239 | 0 | 0 | ||
RBブラガンチーノ | 全国選手権 | 5 | 64 | 1 | 0 | |
合計 | 5 | 64 | 1 | 0 | ||
2022年(19歳) | RBブラガンチーノ | 全国選手権 | 2 | 37 | 0 | 0 |
州選手権 | 2 | 55 | 0 | 0 | ||
合計 | 4 | 92 | 0 | 0 | ||
2023年(20歳) | RBブラガンチーノ | コパ・スウアメリカーナ | 5 | 270 | 1 | 1 |
全国選手権 | 16 | 712 | 2 | 1 | ||
コパ・ド・ブラジル | 2 | 172 | 1 | 0 | ||
州選手権 | 11 | 636 | 3 | 1 | ||
合計 | 34 | 1790 | 7 | 3 | ||
2024年(21歳) | RBブラガンチーノ | リベルタドーレス | 2 | 30 | 0 | 0 |
コパ・スウアメリカーナ | 2 | 74 | 0 | 0 | ||
全国選手権 | 2 | 79 | 0 | 1 | ||
コパ・ド・ブラジル | 1 | 67 | 0 | 0 | ||
州選手権 | 6 | 286 | 1 | 0 | ||
合計 | 13 | 536 | 1 | 1 | ||
2024/25年(22歳) | サークル・ブルッヘ | ベルギーリーグ | 2 | 52 | 0 | 0 |
ヨーロッパリーグ | 3 | 22 | 0 | 0 | ||
合計 | 5 | 74 | 0 | 0 |
イタリック斜体は、2024年8月8日現在の記録。
※ シーズン欄の年齢は、12月31日時点の年齢です。
<プレースタイル、雑感 etc.>
利き足は右。 ポジションはウィング。U-17チームまでは右利きながら左ウィングで、その後は主に右ウィングでプレー。RBブラガンチーノではサイドハーフでの起用も見られる。
爆発的なスピードと卓越したドリブル、高い得点能力を見せる。 がっしりとした体格で体幹が強く上のカテゴリーでの試合でも当たり負けはほとんどない。
2022年は戦術的な制約で自分の持ち味を出し切れずにいたが、2023年は得意な形でのプレーを披露。それが結果へとつながっている。
(2024年8月8日追記)
2024/25年はベルギー1部のサークル・ブルッヘでのプレー。一年間の期限付き移籍だが、契約満了時の買取オプションが設定されている。
チームは、前々シーズン2位、前シーズン4位と、その前の二桁順位が続いたシーズンから、一気にチーム成績は右肩上がりとなっており、チームの雰囲気もいい方向に進んでいると思われる。
また、クラブ6年目の正GKヴァルレソン(Warleson, 1996)、前シーズン途中に移籍しポジション争いを繰り広げているコリンチャンス育成出身のFWフェリピ・アウグスト(Felipe Augusto, 2024)、フルミネンセからの期限付き移籍で2年目のシーズンを迎えるVOLエリキ・ヌーネス(Erick Nunes, 2004)のブラジル国籍選手が在籍。
チームに溶け込みやすい雰囲気もあるだろう。
移籍時の年齢は21歳。
この移籍をステップアップとして、ヨーロッパ内でキャリアップを果たしたい。