【リベルタドーレス2023】 第2節 グループD.E.

投稿者: | 2023年4月20日


以下の投稿内「ハイライト動画URL」欄のリンク先は
CONMEBOL(南米サッカー連盟)YouTube公式サイトのハイライト(得点シーン)動画です。

Grupo D

結果

試合日ホームチーム結果アウェイチーム得点
2023/04/18フルミネンセ
Fluminense (FLU)
1-0ザ・ストロンゲスト
The Strongest/BOL (STR)
FLU: 40′
STR: –
2023/04/19リーベルプレート
River Plate/ARG (RIV)
4-2スポルティング・クリスタル
Sporting Cristal/PER (SCL)
RIV: 18′, 36′, 52′, 61′
SCL: 6′, 41′

ハイライト動画URL

FLU x STR : https://www.youtube.com/watch?v=68CaQSMU2pU
RIV x SCL : https://www.youtube.com/watch?v=drwv5ElioFg

フルミネンセ 1-0 ザ・ストロンゲスト

背番号ポジション登録名名前
生年月日
得点 他
1GK
GOL
ファビオ
Fábio
Fábio Deivson Lopes Maciel
1980/09/30
2右SB
LAD
サムエル・シャビエル
Samuel Xavier
Samuel Xavier
1990/06/06
33右CB
ZAE
ニノ
Nino
Marcílio Florêncio Mota Filho
1997/04/10
G40′
▽ 30左CB
ZAE
フェリピ・メロ
Felipe Melo
Felipe Melo de Carvalho
1983/06/26
↓72′
△ 4左CB
ZAE
ヴィトル・メンデス
Vitor Mendes
Vitor Mendes Alves
1999/02/13
↑72′
▽ 12左SB
LAE
マルセロ
Marcelo
Marcelo Vieira da Silva Júnior
1988/05/12
↓29′
△ 9FW
ATA
ジョン・ケネジー
John Kennedy
John Kennedy Batista de Souza
2002/05/18
↑29′
Y90+2′
45MF
MEI
リマ
Lima
Vinicius Moreira de Lima
19996/06/11
7MF
VOL
アンドレ・トリンダーデ
André
André Trindade da Costa Neto
2001/07/16
5MF
VOL
アレキサンデル
Alexsander
Alexsander Cristhian Gomes da Costa
2003/10/08
10MF
MEI
P.H. ガンソ
PH Ganso
Paulo Henrique Chagas de Lima
1989/10/12
A40′
▽ 21FW
ATA
ジョン・アリアス
Jhon Arias
Jhon Adolfo Arias Andrade
1997/09/21
↓81′
△ 20MF
MEI
ガブリエウ・ピラーニ
Gabriel Pirani
Gabriel Cordeiro Pirani
2002/04/12
↑81′
▽ 14FW
ATA
ヘルマン・カーノ
Germán Cano
Germán Ezequiel Cano
1988/02/02
↓81′
△ 99FW
ATA
レレー
Lelê
Leanderson da Silva Genésio
1997/10/01
↑81′
監督: フェルナンド・ジニース(Fernando Diniz)
試合概要
このグループはフルミネンセとリーベルプレートの2強かと思われたが、開幕節でリーベルプレートに黒星をつけたザ・ストロンゲスト。フルミネンセは第2節にホームでそのザ・ストロンゲストと対戦する。
試合はザ・ストロンゲストが前線からのプレスを仕掛け、敵陣へのボール運びに苦慮する。しかし、それを掻い潜ると敵陣で細かくボールを繋ぎチャンスをうかがう。
前半16分(FLU)、相手守備裏に抜け出したヘルマン・カーノがゴールネットを揺らすがオフサイドの判定。
前半26分(FLU)、右CKをヘルマン・カーノがダイレクトボレー。しかし、ボールは枠上へ。
前半29分(STR)、左サイドからゴール中央へライナー性のクロス。FWが飛び込むが足に合わずGKファビオがクリア。
前半40分(FLU)、右ショートコーナーからPHガンソがゴール前にクロスボールを送る。FWヘルマン・カーノが作り出したスペースにCBニノが飛び込み頭を合わせ、待望の先取点をフルミネンセが奪う。
後半開始間もなく(FLU)、マルセロの負傷交代でVOLから左SBにコンバートしたアレキサンデルがクロス、ヘルマン・カーノはキープしそこねるが、マルセロに替わりピッチに入ったジョン・ケネジーがシュート。これは枠外へ。
後半10分(STR)、ペナルティエリア外左寄りの位置からキローハがミドルシュート。GKファビオが左に飛び右手を伸ばしクリア。
この後はフルミネンセが敵陣ペナルティエリアに4人、5人、6人と入り、細かいパスを繋いでゴールをうかがう。しかし、ザ・ストロンゲストもGKをはじめとした守備陣が粘り強く守る。
後半45+3分(STR)、ゴールネットを揺らす。しかし、シュートに至る過程での空中戦でファールをとられゴールは認められない。
1-0のスコアながら、ボール保持率70%、シュート数24(うち枠内11)、被シュート2(うち枠内2)でザ・ストロンゲストを圧倒したフルミネンセがグループ首位に立った。
選手紹介、エピソード、所感 etc.
決勝点をあげたセンターバックのカノは、2020東京五輪でキャプテンとして全試合フルタイム出場を果たし金メダルを獲得。そのプレースタイルからフル代表への招集はないが、スピードと高さ、高いボール奪取力を誇る。そして何よりも、東京五輪U-23代表、フルミネンセでキャプテンを務める稀有なキャプテンシーを持つ。
ボランチとして先発起用され、マルセロ交代後は左SBとしてプレーしたアレキサンデル。2023年U-20南米ユース選手権の代表として優勝に貢献。フルミネンセU-20ではボランチ、トップチームでは左SB、南米ユース選手権では、ツートップの一角、サイドハーフ、ボランチとしてプレーし、ビルドアップから前線でゴールに繋がるパス出しまで一つの大会で様々な役割を担い、高いレベルで遂行した。個人的に最も注目している選手の一人。
ウィングのジョン・アリアスはコロンビア代表。3月末の国際Aマッチデーで来日しプレーしている。
アジリティ、シュート力、クロス精度の高さが魅力。2022年全国選手権得点王ヘルマン・カーノのゴールを多くアシストし、自らも多くのゴールをあげている。
余談: マルセロの息子(Enzo Alves Vieira, 2009/09/16, レアルマドリード下部組織)が13歳にしてスペインU-15代表に招集。エンゾはレアルマドリード入団以来、所属する各カテゴリーの公式戦でフォワードとして多くのゴールを量産しているとの情報あり。

順位表

順位チーム名勝点試合
勝数引分敗数得失
点差
3リーベルプレート
River Plate/ARG
321010
1フルミネンセ
Fluminense
622003
2ザ・ストロンゲスト
The Strongest/BOL
321011
4スポルティング・クリスタル
Sporting Cristal/PER
02002-4

Grupo E

結果

試合日ホームチーム結果アウェイチーム得点
2023/04/18インデペンディエンテ・デル・バジェ
Independiente del Valle/EQU (IND)
2-0リベルプール
Liverpool/URU (LIV)
IDV: 27′, 67′
LIV: –
2023/04/19コリンチャンス
Corinthians (COR)
0-1アルヘンティーノス・ジュニオルス
Argentinos Jrs/ARG (ARG)
COR: –
ARG: 13′

ハイライト動画URL

IND x LIV : https://www.youtube.com/watch?v=cdemAKwVDzk
COR x ARG : https://www.youtube.com/watch?v=L2d7yEFPt4E

コリンチャンス 0-1 アルヘンティーノス・ジュニオルス

背番号ポジション登録名名前
生年月日
得点 他
12GK
GOL
カシオ
Cássio
Cássio Roberto Ramos
1987/06/06
▽ 23右SB
LAD
ファギネル
Fagner
Fagner Conserva Lemos
1987/08/09
↓39′
△ 37MF
VOL
ドゥ・ケイロス
Du Queiroz
Eduardo Santos Queiroz
2000/01/07
↑39′
4右CB
ZAD
ジウ
Gil
Carlos Gilberto Nascimento Silva
1987/06/12
31左CB
ZAE
バウブエナ
Balbuena
Fabián Cornelio Balbuena González
1991/08/23
6左SB
LAE
ファビオ・サントス
Fábio Santos
Fábio Santos Romeu
1985/09/16
5MF
VOL
ファウスト・ベラ
Fausto Vera
Fausto Mariano Vera
2000/03/26
▽ 24MF
VOL
カンティージョ
Cantillo
Víctor Danilo Cantillo Jiménez
1993/10/15
↓46′
△ 29MF
VOL
ホニ
Roni
Roni Medeiros de Moura
1999/04/15
↑46′
▽ 20MF
MEI
ジウリアーノ
Giuliano
Giuliano Victor de Paula
1990/05/31
↓79′
△ 15MF
MEI
パウリーニョ
Paulinho
José Paulo Bezerra Maciel Júnior
1988/07/25
↑79′
▽ 30MF
MEI
マテウス・アラウージョ
Matheus Araújo
Matheus de Araújo Andrade
2002/05/22
↓46′
△ 11FW
ATA
ロメロ
Romero
Ángel Rodrigo Romero Villamayor
1992/07/04
↑46′
10FW
ATA
ホージェル・ゲデス
Róger Guedes
Róger Krug Guedes
1996/10/02
9FW
ATA
ユーリ・アウベルト
Yuri Alberto
Yuri Alberto Monteiro da Silva
2001/03/18
監督: フェルナンド・ラザロ(Fernando Lázaro)
試合概要
リベルタドーレス初戦のアウェイでの勝利、コパ・ド・ブラジル3回戦1stレグの完敗など、試合ごとのパフォーマンスの振れ幅が大きいコリンチャンス。初戦のアウェイでの白星を今後に繋げるためにもホームでの難敵アルヘンティーノス戦は勝ち点3が勝ち取り勝ったが。
アウェイのアルヘンティーノスがアグレッシブな守備と人数をかけた攻撃で試合の立ち上がりを優位に進める。
前半7分(ARG)、敵陣でボールを奪い右コーナーフラッグ付近からのクロス。ゴール正面でアバロスが頭を合わせるがボールはクロスバーを叩く。
前半13分(ARG)、左サイドを左SBサンチアゴ・モンチエウ(Santiago Montiel)が突破。ペナルティエリアに侵入しゴールライン際からクロス。右SBカブレラ(Cabrera)がゴール正面で頭を合わせアウェイのアルヘンティーノスが先制点を奪う。
コリンチャンスは、アルヘンティーノスの素早いチェックに中盤でボールを奪われ、自陣で相手ボールを奪ってはツートップにボールを送るが、サポートがが遅くチャンスを作り出すことができない。
前半25分、(ARG)サンチアゴ・モンチネリが自陣ペナルティエリア左外でボールをリフトアップし頭でGKに送る。このプレーがファールを取られ、モンチネリにイエローカード。コリンチャンスがいい位置でのFKを獲得。ホージェル・ゲデスが蹴ったボールはディフェンダーがクリア。コリンチャンスはCKを獲得。
前半26分(COR)、CKの流れからファウストがクリアボールを拾い、ペナルティエリア左角からシュートを放つがボールは枠外へ。
前半45+3分(ARG)、自陣からの縦のフィードにアルバロスが競り合いを制しボールをゴールに流し込む。しかし、競り合いでのハンドが取られゴールは認められない。
後半開始時にコリンチャンスは2枚交代。すると、アルヘンティーノスが少し引いた守備を敷いたこともあり右サイドでの攻撃が活性化する。しかし、シュートに持ち込むことはできず、試合は硬直する。
後半40分(COR)、右サイドのドゥ・ケイロスからのクロスはディフェンダーがクリアするが、その浮いた球をファウストがダイレクトボレー。しかし、ボールは枠を捉えない。
その後もコリンチャンスは、後半42分、44分にホージェル・ゲデスのシュートは枠外へ。試合終了間際のCKからのこぼれ球に反応したパウリーニョのシュートも枠を捉えずタイムアップ。
コリンチャンスは初戦のアウェイでの白星を不意にするホームでの黒星。フェルナンド・ラザロ監督の去就に注目が集まっている。
試合日の翌日、フェルナンド・ラザロ監督の解任が決定。後任にはクーカ(Cuca)氏が就任。
選手紹介、所感 etc.
今シーズンのコリンチャンスはこれまで16試合8勝5分3敗。そのうち攻撃の起点となるヘナト・アウグストが欠場した試合は1勝1分3敗とヘナトへの依存度が高い。
この試合もヘナト・アウグストをケガで欠き、中盤で攻撃を組み立てることができない。特に前半はツートップが孤立。組織的な攻撃はほとんどなかった。ヘナト・アウグストに代わる選手の出現、または依存度を減らす戦術が喫緊の課題となっている。
アルヘンティーノスの背番号5VOLフェデリコ・レドンド(Federico Redondo, 2003/01/08)の父は、元アルゼンチン代表として1994W杯アメリカ大会に出場し、レアルマドリード/ESP、ミラン/ITAなどでプレーしたフェルナンド・レドンド(Fernando Redondo)。レアルマドリードではクラブ史上初となるチャンピオンズリーグMVPを獲得するなどクラブの歴史に名を刻む。そして、アルヘンティーノスでプロのキャリアをスタートさせている。
フェデリコは、父より少し高い身長188㎝。父の跡を継ぎボランチでプレー。2022年にアルヘンティーノスでプロデビュー。2023年はレギュラーの座を獲得。
この試合の得点シーンでは得点をあげたカブレラの前に走り込み、後半28分には自陣からドリブルで持ち上がり最後は枠内へのシュートで終えるなど攻守に活躍。父を超える日は来るだろうか。

順位表

順位チーム名勝点試合
勝数引分敗数得失
点差
3インデペンディエンテ・デル・バジェ
Independiente del Valle/EQU
321011
2コリンチャンス
Corinthians
321012
1アルヘンティーノス・ジュニオルス
Argentinos Jrs/ARG
622002
4リベルプール
Liverpool/URU
02002-5

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です