【ブラジル全国選手権2023】第6節(2/2)

投稿者: | 2023年5月13日

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全国選手権第6節 対戦組合せ


以下の5試合はこちらで。→ 【ブラジル全国選手権2023】第6節(1/2)
・2023/05/13 バイーア(BAH) x フラメンゴ(FLA)
・2023/05/13 フルミネンセ(FLU) x クイアバ(CUI)
・2023/05/13 パウメイラス(PAL) x RBブラガンチーノ(RBB)
・2023/05/13 アトレチコ・ミネイロ(CAM) x インテルナシオナウ(INT)
・2023/05/14 ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS) x サントス(SAN)
以下の5試合はこの記事で。
・2023/05/14 コリンチャンス(COR) x サンパウロ(SAO)
・2023/05/14 グレミオ(GRE) x フォルタレーザ(FOR)
・2023/05/14 ゴイアス(GOI) x ボタフォゴ(BOT)
・2023/05/14 アトレチコ・パラナエンセ(CAP) x コリチバ(CFC)
・2023/05/14 アメリカ・ミネイロ(AME) x クルゼイロ(CRU)

全国選手権第6節 試合概要

コリンチャンス(COR) 1-1 サンパウロ(SAO)

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=8YjMw7afGb4
SAO : 15' #15 ミシェウ・アラウージョ(Michel Araújo, 1996)[#13 ハフィーニャ(Rafinha, 1985)]
COR : 前半45+6分' #10 ホージェル・ゲデス(Róger Guedes, 1996)[PK]

見どころ

   コリンチャンスは全国選手権1勝1分3敗勝点4の16位。この試合が公式戦5試合目となるルシェンブルゴ(Luxemburgo)監督だがいまだ勝ち星がない。MFヘナト・アウグスト(Renato Augusto, 1988)を欠く攻撃陣は連係が悪く、個人で打開を図ろうとするが、それが連係を阻害しているように感じる。守備ではセットプレーからの失点が多く改善を図りたい。今節はホームでのクラシコ、サンパウロ戦。サポーターの声援を後押しにリーグ最少失点の相手から勝ち点3を奪いたい。
   VOLファウスト・ベラ(Fausto Vera, 2000)が警告累積で出場停止。MFギリェルミ・ビロ(Guilherme Biro, 2004)はU-20W杯代表招集のため最大で6月11日まではチームを離れる。MFヘナト・アウグストは引き続きケガにより欠場。
   サンパウロは全国選手権2勝2分1敗勝点8の7位。開幕節こそ2失点で敗れたが、その後は4試合1失点、現在リーグ最少失点の3失点で、順位を7位まで上げてきた。中盤でのタイトなマークが機能し、両CBが門番としてゴール前に立ちふさがっている。攻撃面でもFWを中心に選手層や連係が深まってきており、多彩な攻撃から得点を奪いたい。
   MFホドリゴ・ネストール(Rodrigo Nestor, 2000)が前節の退場をうけ出場停止。10選手が引き続き離脱する。

得点シーン

(SAO)前半15分 :
右サイドライン際でSBハフィーニャがオーバーラップ。ゴールライン際からマイナスのグラウンダーのクロスを送るとニアサイドに走り込むMFウェリントン・ハット(Wellington Rato, 1992)に両CBが引っ張られる。MFミシェウ・アラウージョはフリーでボールを受けトラップから落ち着いてボールをゴールへ蹴り込みサンパウロが先制。
   MFミシェウ・アラウージョは2023年3月30日にフルミネンセからの期限付き移籍でサンパウロに加入。加入当初は6試合連続でスタメンに起用されるが次第に出場時間が減少していく。前節は出場機会がなかったが今節はMFホドリゴ・ネストール(Rodrigo Nestor, 2000)の出場停止もありスタメンに抜擢される。ポジション争いを繰り広げる中で全国選手権初ゴールを記録。
   SBハフィーニャは2004年に18歳でコリチバからプロデビュー。2005/06シーズンにシャルケ04/GERへ移籍。2011/12シーズンにバイエルン・ミュンヘン/GERに移籍すると数々のタイトルを獲得。サンパウロには2022年シーズン前に加入。
(COR)前半45+6分 :
スタメンに抜擢されたFWウェスレイ(Wesley, 2005)がドリブルでペナルティエリアに侵入。鋭い切り返しから縦に抜けようとするところをSBハフィーニャに倒されPKを獲得。これをFWホージェル・ゲデスが難なく決め、前半最後のプレーでコリンチャンスが同点に追いつく。
   FWウェスレイはコリンチャンス下部組織出身。2022年4月20日のコパ・ド・ブラジル、ポルトゲーザRJ戦で17歳にしてトップチームデビュー、同年は4試合に出場。2023年はこの試合が3試合目の出場。前節ボタフォゴ戦で途中出場した際のプレーがルシェンブルゴ(Luxemburgo)監督に評価され、今節はスタメンに抜擢される。試合開始当初は右サイドでゴールライン際からチャンスをうかがい、守備で自陣ペナルティエリアまで戻るなど運動量を活かす。前半30分過ぎに左にポジションを替えるとドリブルでベテランSBハフィーニャのファールを誘いPKを獲得。

試合概要

   立ち上がりはコリンチャンスが敵陣でパスを回すがサンパウロの中盤のマークが厳しく、ゴールライン際までボールを運びクロスを上げても高さのあるサンパウロの両CBに跳ね返される。CKのチャンスが何度か訪れるが、やはりサンパウロの両CBの前にゴールの気配は生まれない。
   前半15分、サンパウロがサイド攻撃から先制点を奪うと、以降はサンパウロが中盤でボールを支配。コリンチャンスがボールを持ってもサンパウロの素早いプレスに中盤で攻撃を組み立てることが出来ない。前半30分頃にFWホージェル・ゲデスと右サイドにポジションを替え、今季FWからSBに転向したサンパウロ左SBカイオ・パウリスタ(Caio Paulista, 1998)とマッチアップを狙うが、サンパウロがボールを支配しボールはなかなか送られてこない。
   前半終了間際、左にサイドを替えたFWウェスレイがドリブルを仕掛けPKを獲得。FWホージェル・ゲデスがこれを決め1-1の同点で前半を終了する。
   後半に入るとサンパウロのボールを持つ時間がさらに長くなる。CBベラウド(Beraldo, 2003)が敵陣で攻撃の起点となり、適度な距離間を保つ選手間でワンタッチのパスを繋ぎチャンスをうかがう。コリンチャンスはボールを奪うと、中盤を省略し、FWユーリ・アウベルト(Yuri Alberto, 2001)にボールを集めるが、サンパウロは一方のCBがしっかりとつき、もう一方がカバーリングに入り対応。コリンチャンスは次にFWホージェル・ゲデスのスピードを生かしライン裏へボールを送るがCBアルボレーダ(Arboleda, 1991)が対応しチャンスは訪れない。やがてサンパウロはコリンチャンスのボールの出しどころへの寄せを早め、コリンチャンスは攻撃の打つ手がなくなる。
   サンパウロは引き続きCBベラウドが敵陣で攻撃の起点となり、2ラインのディフェンスの前でのワンタッチのパス交換や、ライン裏からのクロスなど相手ゴールに迫るが、コリンチャンスの引いて中を閉じたディフェンスを崩すことが出来ず試合終了。
   両チームのシーズン途中に就任したサンパウロのドリヴァウ・ジュニオール監督は無敗記録を、コリンチャンスのルシェンブルゴ監督は初白星を飾ることが出来ず1-1で勝ち点1を分け合った。

補足情報、 所感 etc.

   サンパウロは、ドリヴァウ・ジュニオール監督が構築した守備がこの試合でも機能。中盤の寄せの早さとフィルター役VOLガブリエウ・ネーヴィス(Gabriel Neves, 1997)のの危機察知力、両CBの強さが発揮された。ベラウドとアルボレーダのCBコンビはこの試合で7試合目となるが、この試合でのPKによる失点が初失点。流れの中では未だ1ゴールも許していない。
   攻撃面でもワンタッチのリズム感のあるパス回しで相手を圧倒。ゴール前を固める相手守備に対しゴール前に選手が集まりすぎ渋滞するような場面が散見されたが、中央からもサイドからもチャンスを作り出し、勝ち越しも時間の問題かと思われた。
   全国選手権はしばらく下位に低迷するチームとの対戦が続く。攻撃の精度を高め、勝ち点を落とさず、今後の上位同士の対戦を迎えたい。
   コリンチャンスは、立ち上がりこそリズムよくボールを繋ぐことができたが、時間が経つにつれ、攻撃の形を作ることができなくなる。個人能力の高いFWユーリ・アウベルトとFWホージェル・ゲデスにボールを集めようとするが、相手守備にほぼ完ぺきに抑えられる。守備面では、今季失点の多いセットプレーは改善が見られ、主導権を握られた後半は中央を閉じた守備で失点を許さなかった。一方で昨年まで得点力の高かったセットプレーからの攻撃は今季は怖さがなく、攻撃の形が上手く作れない現状ではトレーニングで精度を高めたいところだ。

グレミオ(GRE) 0-0 フォルタレーザ(FOR)

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=0Y6LBpayQlk
GRE : N/A
FOR : N/A

見どころ

   グレミオは全国選手権2勝1分2敗勝点7の10位。前節はほとんど攻撃の形を作ることができずシュート数は僅かに3、試合を完全にコントロールされ完敗を喫した。少し疲れが見えていたFWルイス・スアレス(Luis Suárez, 1987)が前節は遠征に帯同せず休養に充てられており、今節での復調を期待したい。また、2試合で7失点を喫している守備面を整備し、得点力のあるフォルタレーザを迎えたい。
   当項目記載時点で欠場が見込まれる選手は不明。
   フォルタレーザは全国選手権2勝3分勝点9の6位。今季33試合76得点を誇る攻撃力だが最近2試合は計1得点と爆発力が影を潜めている。一方で組織的な守備は機能しており全国選手権は無敗、勝ち切れない試合が続くものの6位につけている。今節は最近の試合で守備に綻びを見せているグレミオとの対戦。攻撃での最後の精度を上げ、勝ち切って、上位争いに食らいついていきたい。
   GKフェルナンド・ミゲウ(Fernando Miguel, 1985)、CBベネヴェヌット(Benevenuto, 1996)、FWモイゼス(Moisés, 1996)の3選手が前節に続きケガのため欠場見込み。CBブリテス(Brítez, 1992)が前節での退場をうけ出場停止。

得点シーン

N/A

試合概要

   前半5分、ホームのグレミオが自陣から相手守備陣の間を縫う綺麗なパス回しでこの試合最初のチャンスを迎える。最後はMFヴィナ(Vina, 1991)がシュートを放つがGKジョアン・ヒカルド(João Ricardo, 1988)が僅かに触れCKに逃れる。その後もホームのグレミオが程よい距離間を保ったパス回しで試合を優位に運ぶと、前半44分、FWルイス・スアレスがペナルティエリアの外でボールを受けると縦回転の落ちるシュートを放つ。しかし、これもGKジョアン・ヒカルドが辛うじてゴール上へボールを弾き出す。ホームのグレミオがフォルタレーザを上回るチャンスを作るが得点を奪えず両チーム無得点で前半を終える。
   後半11分、フォルタレーザMFカレビ(Calebe, 2000)がペナルティエリアの外からコースを狙ったシュート。GKグランド(Grando, 2000)が両手でボールを弾くが誰も詰めていない。その後再びグレミオが攻撃の勢いを強め、FKやCKから次々とフォルタレーザゴールに襲い掛かるが、フォルタレーザ守備陣がゴールを許さない。
   後半25分を過ぎるとフォルタレーザが反撃。後半25分にはMFヤゴ・ピカチュー(Yago Pikachu, 1992)がチャンスを作り出すと、後半26分、27分、31分と立て続けに左サイドからFWホマリーニョ(Romarinho, 1992)が起点となりグレミオゴールに迫る。しかし、いずれもシュートは枠を捉えない。
   アディショナルタイムに入るとグレミオがセットプレーから二度のチャンスを作り出すがゴールを奪うことが出来ずスコアレスドロー。

補足情報、 所感 etc.

   グレミオは、これまでになくパスが繋がり、敵陣でのプレー時間が多くなる。しかし、フィニッシャーのFWルイス・スアレスはあまり試合に参加することが出来ず、また、フォルタレーザGKジョアン・ヒカルドの好守もありゴールが奪えない。これで全国選手権は3試合勝ち星から見放される。
   フォルタレーザは13試合連続無敗記録を更新するが、最近は3試合連続で引き分けに終わっている。その3試合は守勢にまわる時間が多く、2試合続けてゴールを奪えていない。この試合でもMFヤゴ・ピカチュー投入後に立て続けにチャンスを作り出したがシュートが枠を捉えられず得点をあげることができなかった。本来は得点力の高いチーム。組織的な守から攻への移行をスムーズにし、攻撃を再び活性化したい。

ゴイアス(GOI) 2-1 ボタフォゴ(BOT)

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=wvrJVWPp1xo
BOT : 33' #9 チキーニョ・ソアレス(Tiquinho Soares, 1991)[PK]
GOI : 45+5' #19 ブルーノ・メロ(Bruno Melo, 1992)[#5 ゼ・ヒカルド(Zé Ricardo, 1999)]
GOI : 57' #2 マギーニョ(Maguinho, 1992)[#17 マテウス・ペイショット(Matheus Peixoto, 1995)]

見どころ

   ゴイアスは全国選手権1勝4敗勝点3の18位。全国選手権では第2節を除いて無得点、深刻な得点力不足に悩まされている。また、最近の3試合はミスから失点を喫し、自ら試合を難しくしている面もある。引き続き監督人事は難航しこの試合も監督代行による指揮。無敗で首位を走るボタフォゴとの対戦は厳しい試合が予想されるが、ホームサポーターの声援を後押しに一泡吹かせたいところ。
   前節で途中交代したVOLモレリ(Morelli, 1997)、FWヴィニシウス(Vinícius, 1993)の2選手が今節は欠場の見込み。第3節に指を負傷したGKタデウ(Tadeu, 1992)も引き続き欠場が見込まれている。
   ボタフォゴは全国選手権5戦全勝勝点15の首位。全国選手権開幕5連勝、公式戦は引き分けを挟み15試合で12勝と勢いが止まらない。前節はセットプレーから先制し、自陣から2本のパスでゴールを奪った鋭いカウンター、ゴール前から多くの選手が絡み細かくボールを繋いだ3点目と、多彩なプレーでゴールを奪っており、就任2年目を迎えたルイス・カストロ(Luís Castro)監督の戦術はチームに浸透している。今節は下位に低迷するゴイアスが相手だが、油断することなく勝ち点3を獲得し首位をキープしたい。
   CBヴィクトル・クエスタ(Víctor Cuesta, 1988)が警告累積で出場停止。FWマテウス・ナシメント(Matheus Nascimento, 2004)がU-20W杯出場のため最大で6月11日までクラブを離れる。その他には、以前より離脱している選手を除き、新たに離脱する選手はない模様。

得点シーン

(BOT)前半33分 :
FWヴィクトル・サー(Victor Sá, 1994)がゴール前の混戦で足を蹴られPKを獲得。これをFWチキーニョ・ソアレスが決めボタフォゴが先制。
   FWチキーニョ・ソアレスはこのゴールで全国選手権6試合6得点2アシスト。文句なしに得点王ランキングも首位を走っている。
(GOI)前半45+5分 :
敵陣浅い位置やや右からのFK。MFフリアン・パラシオス(Julián Palacios, 1999)がゴール前に送ったボールはディフェンダーに跳ね返されるが、そのボールをVOLゼ・ヒカルドが頭で前方に送る。CBブルーノ・メロが守備ライン裏に抜け出し、右足の巧みなトラップで足元にボールを置くと左足でゴールネットを揺らす。線審はオフサイドフラッグを上げるがVARの確認によりゴールが認定。前半終了間際にホームのゴイアスが同点に追いつく。
   CBブルーノ・メロは2015‐2021年にかけフォルタレーザで通算200試合以上に出場するが、ポジションを失い、2022年はコリンチャンスへ、今季はゴイアスへ期限付き移籍。ゴイアスではポジション争いで一歩リードし、全国選手権は警告累積による出場停止試合を除く5試合に出場。今季はこの試合を終え20試合に出場、5得点1アシストを記録。セットプレーからの得点力も魅力の一つ。
(GOI)後半12分 :
敵陣浅い位置の左サイドライン際からペナルティエリアにボールが送られると、FWマテウス・ペイショットがディフェンダーのマークをわずかに外しシュート。ディフェンダーに当たったボールはGKペリの頭を越え逆サイドに流れるが、右SBマギーニョが頭で押し込みホームのゴイアスが逆転。
   SBマギーニョは、2019年川崎フロンターレ、2020,21年横浜FCでプレー。2022年にゴイアスに加入すると間もなくレギュラーの座を獲得。2023年はポジション争いが激しくなりこれまでチーム試合数の約半数にあたる16試合に出場。この貴重な勝ち越しゴールを機にレギュラーの座を固めたい。

試合概要

   無敗で首位を走る好調なボタフォゴが立ち上がりから攻勢をかける。前半10分、全国選手権は開幕以来の出場となるMFグスタヴォ・カウエル(Gustavo Sauer, 1992)がペナルティエリアの外から強烈なシュートを放ちゴイアスゴールを脅かす。前半21分にはゴイアスが中央からの左にボールをはたき左SBサンデル(Sander, 1990)がGKと一対一になるが、これまで何度も窮地を救ってきたボタフォゴGKペリ(Perri, 1997)が立ちはだかりゴールを許さない。
   前半27分にボタフォゴがPKから先制するが、ゴイアスも前半終了間際に同点に追いつく。
   下位に低迷するホームのゴイアスだが、首位のボタフォゴ相手に一歩も引けを取らない戦いぶりで前半を終了。
   前半終了間際のゴールで勢いに乗ったゴイアスは、後半3分に左サイドからの攻撃でゴールネットを揺らすが、これは僅かにオフサイド。しかし、後半13分、再び左サイドからの攻撃でゴールネットを揺らす。
   後半27分、ボタフォゴMFルーカス・フェルナンデス(Lucas Fernandes, 1997)によるゴール正面からのFKは枠を捉えるが、GKマルセロ・ハンジェウ(Marcelo Rangel, 1988)がCKに逃れる好セーブ。ボタフォゴの好調な攻撃陣が次々にゴイアスゴールに襲い掛かるが、ゴイアス守備陣が最後までマークに食らいつきゴールを許さない。
   試合はこのままタイムアップ。ゴイアスが2-1で逆転勝ちを収め貴重な勝ち点3を勝ち取った。

補足情報、 所感 etc.

   第5節終了時点でリーグ最少の3得点、4試合無得点で18位に低迷するゴイアスが、5本のシュートながらセットプレーと左サイドを起点とした攻撃で首位ボタフォゴから2得点を奪い全国選手権2勝目をあげる。得点機はボタフォゴが上回りボール保持率は僅かに下回ったが、ほぼ互角に渡りあう。
   守備面では前節出場停止の両センターバックが復帰、正GKタデウ(Tadeu, 1992)の穴をGKマルセロ・ハンジェウがしっかりと埋めた。攻撃面では両SBが豊富な運動量でサイドから高さのあるFWマテウス・ペイショットにボールを集め、中央ではMFフリアン・パラシオスが攻守のバランスをとる。
   試合ごとに好不調の波は激しいが、この勝利を機に、中位から上位を目指したい。
   ボタフォゴは全国選手権5連勝でストップ。この試合でも得点力の高いFW陣を中心に中盤やSBが絡む見せるが、最後の精度に欠け、得点はPKからの1点に終わる。守備面でも大きな綻びはなく被シュートも5本に抑えたが、中盤を左右に広げられスペースを作られたようにも感じた。
   週中にはコパ・ド・ブラジルでのアトレチコ・パラナエンセ戦、次節は現在3位につけるフルミネンセ戦が控える。攻守両面で細部を見直し、強敵との連戦に挑みたい。

アトレチコ・パラナエンセ(CAP) 3-2 コリチバ(CFC)

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=iDQl3LpR-LM
CFC : 20' #10 マルセリーノ・モレーノ(Marcelino Moreno, 1994)[]
CAP : 49' #92 パブロ(Pablo, 1992)[#6 フェルナンド(Fernando, 1999)]
CFC : 66' #30 ホビソン(Robson, 1991)[#18 ゼ・ホベルト(Zé Roberto, 1993)]
CAP : 90+1' #11 ウィリアン(Willian, 1986)[#9 ヴィトル・ホッキ(Vitor Roque, 2005)]
CAP : 90+7' #14 カノービオ(Canobbio, 1998)[# エリキ(Erick, 1997)]

見どころ

   アトレチコ・パラナエンセは全国選手権3勝2敗勝点9の4位。リベルタドーレスに重点を置いた結果、全国選手権はスタートダッシュにやや出遅れたものの、最近の2試合に連勝し、順位を4位まで上げてきた。攻撃的なポジションにはタレント豊かな選手が多く、攻撃のバラエティーは豊富だが、一方でセンターバック、プリメイロ・ボランチはやや選手層が薄くベテラン選手に頼る形となっており、若手選手の台頭が期待される。
   当項目作成段階で欠場見込み選手は不明。
   コリチバは全国選手権2分3敗勝点2の17位。前節は前半に先制。ボールをキープする時間も長く試合の主導権を握るが、後半始めの決定的な得点機会を逸すると、後半35分に追いつかれ、全国選手権初白星を逃す。第3節も後半最後の15分で同点に追いつかれており、リードした際の最後の15分が課題となる。この展開に持ち込むためにも、最終ラインは引きすぎず中盤のマークを厳しくした守備で先制を許さないことが必須。アウェイでのクラシコは条件としては厳しいが、何とか一矢を報いたい。
   当項目作成段階で欠場見込み選手は不明。
   この2チームによるクラシコは今季2試合目。州選手権第7節の対戦時は1-1の引き分けに終わっている。

得点シーン

(CFC)前半20分 :
MFマルセリーノ・モレーノがペナルティエリア内左でボールを持つと、VOLブルーノ・ゴメス(Bruno Gomes, 2001)へ戻しブルーノ・ゴメスがシュート。ゴールエリアの前で4-3で守る守備ラインにブロックされるがボールはMFマルセリーノ・モレーノの元に。MFマルセリーノ・モレーノがドリブルで中に切れ込みシュートを放つとディフェンダー2人の足元を抜けゴールネットを揺らす。
   MFマルセリーノ・モレーノは今季前にアトランタユナイテッド/USAから期限付き移籍で加入したアルゼンチン国籍選手。州選手権が終えると出場機会を失うが、前々節、前節と途中出場を果たすと今節はスタメンに抜擢される。その期待に応えるクラブ初ゴール。
(CAP)後半4分 :
最終ラインからハーフウェイライン手前左サイドライン際でボールを受けた左SBフェルナンドがドリブルで持ち上がり、ゴールライン手前から中央へクロス。そこへFWパブロが飛び込みアトレチコ・パラナエンセが同点に追いつく。
   FWパブロは2015年にセレッソ大阪でプレー。ブラジル帰国後はアトレチコ・パラナエンセ、サンパウロでプレーし、2022年にアトレチコ・パラナエンセに再加入。今季は州選手権で得点王となる9得点を奪うが、それ以降ゴールはなく16試合ぶりのゴール。しかし、ストライカーというよりも、オフザボールで前後に動き味方のスペースを作り出したり、サイドに流れ起点になるプレーを得意とするチャンスメーカー。
(CFC)後半21分 :
敵陣左サイドライン際でパスカットでボールを奪うと、縦、中央へと素早くパスを回し、最後はFWホビソンがシュートをゴール右隅に決め、コリチバが再び勝ち越す。
   FWホビソンは2019‐20年にコリチバでプレー。その後フォルタレーザへ移籍するが2023年シーズン前にコリチバに復帰。今季はポジション争いから第4節にはベンチを温めることになるが、前節(第5節)にスタメンに起用されアシストを記録すると、今節は得点を記録。この調子を持続しポジションを獲得するとともに、チームが降格圏から抜け出す起爆剤となりたいところ。
(CAP)後半45+1分 :
左スローインをFWヴィトル・ホッキが頭で後方にすらす。そこへFWヴィトル・ホッキと入れ替わるように走り込んだFWウィリアンがノートラップで右足を振り抜き土壇場でアトレチコ・パラナエンセが同点に追いつく。
   FWウィリアンは前節に続き試合終盤に投入されゴールを奪う。これで全国選手権18分の出場時間で2得点。
(CAP)後半45+7分 :
コリチバのゴールキックを右SBマジソン(Madson, 1992)ヘディングで前方にボールを送る。FWウィリアンが踵でさらに前方に送ると、VOディフェンダーがクリアする手前でVOLエリキが頭で前方にボールを落とす。GKが飛び出してきたところを中央のFWカノービオへパスを送る。FWカノービオが無人のゴールにボールを蹴り込み、アトレチコ・パラナエンセが逆転。
   FWカノービオは前節、後半開始時と同時に投入され試合の流れを変える活躍をしアシストを記録。今節は後半28分に投入されると試合終了間際の逆転弾。

試合概要

   この試合最初のチャンスはアトレチコ・パラナエンセ。前半4分、VOLフェルナンジーニョ(Fernandinho, 1985)が右深くへロングパル。右SBケウヴィン(Khellven, 2001)がダイレクトに中央に折り返す。FWヴィトル・ホッキ(Vitor Roque, 2005)がボールを受けるがディフェンダーに囲まれる。FWクリスチアン(Christian, 2000)に送ると、FWクリスチアンが強烈なシュート。これはゴールポストに嫌われる。その後もアトレチコが敵陣でボールを回し攻撃の糸口を探る展開が続く。
   しかし、先制点はコリチバ。カウンターからの攻撃は少し時間がかかり、アトレチコ守備陣が帰陣しゴール前にブロックを築く。しかし、ボールホルダーへの寄せが甘くシュートを連続で放つと守備の隙間を抜けゴールが決まる。
   コリチバは固い守備ブロックを敷き、アトレチコはブロックの外でボールを回しチャンスをうかがうが、大きくなチャンスを作ることが出来ず前半が終わる。
   後半4分、アトレチコ・パラナエンセが同点に追いつくと、さらに攻勢を増し、後半11分にFWパブロがペナルティエリア入口から強烈なシュート。GKガブリエウ(Gabriel, 1992)が片手で跳ね返す。こぼれ球にVOLエリキ(Erick, 1997)が詰めシュート放つが、GKガブリエウが体を張って弾き返す。
   このプレーに応えるかのように後半21分にコリチバは勝ち越す。
   しかし、選手交代も含めアトレチコ・パラナエンセはさらに前への圧力を強めるとアディショナルタイム1分に同点。さらにはアディショナルタイム7分に相手ゴールキックを前へ素早く繋ぎ逆転。アトレチコ・パラナエンセが3-2で逆転勝利を収めた。

補足情報、 所感 etc.

   アトレチコ・パラナエンセは公式戦4連勝。うち3勝を逆転で勝利を収めている。先取点を許すのは褒められたことではないが、先制を許しても慌てることがなく、自分たちのサッカーに対する自信がピッチの上に表れている。また、厳しい日程の中、多くの選手や組み合わせを試す中で、それが機能しなくても途中交代を利用して試合の流れを掴むことができるパウロ・トゥーハ(Paulo Turra)監督の手腕も発揮されている。
   次節はRBブラガンチーノ戦。その前にコパ・ド・ブラジルベスト16ボタフォゴ戦1stレグが控えている。現在首位を走るボタフォゴとの初対戦、そして前節パウメイラスと引き分け週中に試合のないRBブラガンチーノとの対戦はいずれも厳しいものになると予想されるが、自分たちのプレーを継続できれば結果はついてくるに違いない。
   コリチバは低く引いた守備で相手にスペースを与えず、少ないチャンスでゴールを狙うプランを採用。前半20分にこの試合最初のチャンスを迎えるとゴールを奪い前半を終了。後半早くに同点に追いつかれるが、パスカットからの速い攻撃でリードし、粘り強い守備でプランを遂行するかと思われた。しかし、後半アディショナルタイムにスローインとゴールキックのボールが止まったプレーから隙を突かれ逆転を許してしまった。
   チーム内でポジション争いをするMFマルセリーノ・モレーノやFWホビソンがゴールに絡み、若いVOLブルーノ・ゴメスが攻守に奮闘するなど明るい材料もあった。次節は最近調子を上げているアトレチコ・ミネイロだが、週中に試合のない日程的な優位をいかし十分に休養をとり戦術トレーニングを重ね、全国選手権初勝利を飾りたい。

アメリカ・ミネイロ(AME) 0-4 クルゼイロ(CRU)

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=W457m3FkF7w
CRU : 33' #99 エンヒキ・ドウラード(Henrique Dourado, )[#9 ブルーノ・ホドリゲス(Bruno Rodrigues, 1997)]
CRU : 70' #3 マルロン(Marlon, 1997)[#12 ウィリアン(William, 1995)]
CRU : 84' #21 ジウベルト(Gilberto, 1989)[#33 イゴール・フォルミーガ(Igor Formiga, 1999)]
CRU : 90+1' #21 ジウベルト(Gilberto, 1989)[#23 マシャード(Machado, 1996)]
AME : N/A

見どころ

   アメリカ・ミネイロは全国選手権1分4敗勝点1の20位。前節は先制後に逆転を許し後半に追いつく試合展開で、今季初勝ち点を獲得。今節の対戦相手クルゼイロは攻撃的なチームなだけに守備を固めてカウンターから活路を見出す展開が予想される。ホームサポーターが見守る中、クラシコで全国選手権初勝利を掴みたい。
   右SBアルトゥールがU-20W杯出場のため今節から最大6月11日までクラブから離れる。その他の欠場見込みは現在のところ不明。
   クルゼイロは全国選手権3勝2敗勝点9の4位。前節はフルミネンセとの上位対決に敗れ連勝は3でストップ。試合は敗れたものの、内容はむしろ上回っており、全国選手権を前に就任したペパ(Pepa)監督の戦術にチーム全体が自信を深めたはず。この試合でも戦術をピッチ上に具現化し勝ち点3を積み上げたい。
   欠場見込みは現在のところ不明。

得点シーン

(CRU)前半33分 :
右サイドライン際でパス交換でFWウェスレイ(Wesley, 1999)がフリーの状態でクロスをゴール前左に送る。FWブルーノ・ホドリゲスが頭で逆サイドへボールを落とすとFWエンヒキ・ドウラードが頭でゴールへ押し込みクルゼイロが先制。
   FWエンヒキ・ドウラードは2015年に半年間クルゼイロに在籍。2023年4月18日にクルゼイロと契約を交わし復帰が決まる。2022年8月以降プレーしておらず、第4、5節と短い時間試合に出場し、今節はスタメンに抜擢された。FWジウベルト(Gilberto, 1989)とのセンターフォワードのポジション争いに名乗りを挙げた。
(CRU)後半25分 : 
敵陣でボールを左右に振り最後は右サイドゴールライン際から右SBウィリアンがゴール前へクロス。ファーサイドを斜めに走り込んだ左SBマルロンが頭に合わせゴール。サイドバックからサイドバックへのゴールで貴重な追加点をクルゼイロが奪う。
   右SBウィリアンはインテルナシオナウ下部組織出身。2015年に19歳でデビューを果たすとレギュラーの座を獲得。2017/18シーズンにヴォルフスブルク/GERに移籍。2021年3月レンタル先のシャルケ04/GERの試合を最後に膝の大ケガもあり試合から離れていたが、2023シーズン前にクルゼイロと契約。州選手権での出場機会はわずかだったが、全国選手権はこれまでの全6試合に先発出場を果たす。
   左SBマルロンは2023年3月10日にアンカラギュジュ/TURからの加入が発表。加入後のすべての試合に先発出場。今節のこのゴールがクルゼイロでの初ゴール。
(CRU)後半39分 :
自陣からの攻撃で左サイドライン際の敵陣に入ったところでFWジウベルトが右サイドへ大きくサイドチェンジ。右SBイゴール・フォルミーガはボールを受けると前方へドリブル。ペナルティエリア手前まで上がるとゴール前にクロス。そこにこうげきの起点なったFWジウベルトが走り込み頭で合わせダメ押しの3点目。
   右SBイゴール・フォルミーガは2023シーズン前にポンチプレッタから移籍加入。2023年1月21日の州選手権でプロデビュー。この試合が全国選手権でのデビュー戦となったが。12分間の出場でピンポイントのクロスでアシストを記録。ウィリアンとのポジション争いに名乗りを挙げた。 
   (余談):「Formiga/フォルミーガ」はポルトガル語で「蟻(アリ)」。あだ名がついた当初は小さい蟻、蟻んこの意味で「Formiginha/フォルミギーニャ」と呼ばれていた。幼い頃はいつも大人たちとサッカーをしていたが、常に大人の周りをちょこまかと蟻んこのように動き回っていたことからこのあだ名がついたとのこと。このあだ名がとても気に入っており登録名に使用しているらしい。
(CRU)後半45+1分 :
敵陣でのプレスからパスミスを誘う。前後のパスワークからFWジウベルトが相手守備ライン裏に抜け出し角度のない位置から強烈なシュート。これがサイドネットに突き刺さる。
   FWジウベルトは2023シーズン前にアルワスル/UAEから移籍加入。全国選手権は第3節にゴールをあげる。今節は前半にポジション争いのライバル、ブルーノ・ロドリゲスのゴールを目の当たりにし、途中交代から2ゴールを奪う。

試合概要

   試合開始早々クルゼイロがアメリカ・ミネイロゴールに迫る。前半4分には右CK、前半5分、7分には左サイドからの攻撃でシュートまで持ち込む。一方アメリカ・ミネイロも前半10分、FWアロイージオ(Aloísio, 1988)のドリブルを起点にしたプレーからFWミカエウ(Mikael, 1999)が迎えたチャンスは間合いを詰めたGKハファエウ・カブラウ(Rafael Cabral, 1990)に阻まれる。さらに前半15分のFWアロイージオのミドルシュートはクロスバーに嫌われ、前半17分のFWミカエウのロングシュートは僅かにゴール右に外れる。
   お互いにゴールに迫る中、前半33分にクルゼイロが右サイドからの攻撃で先制。前半37分にアメリカ・ミネイロも右CKからの流れでFWミカエウがゴールネットを揺らすがわずかにオフサイド。前半45+4分、FWミカエウがカウンターでゴール正面に抜け出すがシュートは僅かにゴール右に外れる。
   最下位に沈むアメリカ・ミネイロだが、5位につけるクルゼイロを相手に互角の戦いを見せる。しかし、1点のビハインドを負い前半を折り返す。
   後半もまたお互いに人数をかけた攻撃でゴールに迫る。後半9分にアメリカ・ミネイロがCKからの流れで決定的なシーンを迎えるが決めきることができない。クルゼイロもゴールライン際まで攻め上がりクロスを多用するがシュートに持ち込む事が出来ない。
   後半25分、敵陣深くまでボールを運ぶ攻撃が実を結び、クルゼイロが貴重な追加点を奪う。アメリカ・ミネイロも後半32分に、右サイドからのクロスを頭に合わせるがゴールポストに弾かれる。後半39分、後半アディショナルタイムにクルゼイロが追加点を奪い、試合は終了。前半は互角の内容の試合は4-0の大差で終えた。

補足情報、 所感 etc.

   アメリカ・ミネイロは、引いて守ることなく果敢に攻め上がり人数をかけて攻め、試合終盤まではクルゼイロを相手に互角の内容。記録的にもボール保持率AME48%:CRU52%、シュート数AME15:CRU17だったが、枠内シュートがAME2:CRU9。試合を通して5本近い決定機を不意にした。
   全国選手権はこれで1分5敗、5得点17失点。攻撃的なチーム作りを目指しており、この試合でもいくつもチャンスを作り出していた。しかし、最後の精度が低く1試合平均で1点を下回っている。また、守備では、この試合の4点目は最終ラインが揃っておらず、オフサイドを取ることが出来ず失点。これまでの17失点のうち後半30分以降の失点が6を数える。フィニッシュの精度をあげ、90分間集中力を持続し、なんとか降格圏から脱出して現在の試みを形にしてもらいたい。
   前節フルミネンセ戦は30本近いシュートを放ちながら無得点で敗れたクルゼイロ。今節は17本のシュートで4得点を奪い快勝。今節も相手陣深くに攻め込み、左右にボールを動かしながら得点機を作り出し、前節の課題のシュート精度も上げてきた。そして、ゴールに関与した選手に替え投入された選手がゴールに関与するなど、多くのポジションで定位置争いが激しくなり、選手層も厚みを増している。
   この勝利で首位まで勝ち点3の差で4位に浮上。前節の試合内容から現在の順位が妥当なことが認識できたが、下位に沈む相手との対戦でもチーム内の競争を刺激しチーム力をつける試合内容に、今後も上位争いを繰り広げる強い確信を得た。

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