【ブラジル全国選手権2023】第7節(1/2)

投稿者: | 2023年5月19日

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全国選手権第7節 対戦組合せ


以下の5試合はこの記事で。
・2023/05/20 バイーア(BAH) x ゴイアス(GOI)
・2023/05/20 ボタフォゴ(BOT) x フルミネンセ(FLU)
・2023/05/20 サンパウロ(SAO) x ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS)
・2023/05/20 RBブラガンチーノ(RBB) x アトレチコ・パラナエンセ(CAP)
・2023/05/20 コリチバ(CFC) x アトレチコ・ミネイロ(CAM)
以下の5試合はこちらで。→ 【ブラジル全国選手権2023】第7節(2/2)
・2023/05/20 アメリカ・ミネイロ(AME) x フォルタレーザ(FOR)
・2023/05/20 サントス(SAN) x パウメイラス(PAL)
・2023/05/21 フラメンゴ(FLA) x コリンチャンス(COR)
・2023/05/21 グレミオ(GRE) x インテルナシオナウ(INT)
・2023/05/22 クルゼイロ(CRU) x クイアバ(CUI)

全国選手権第7節 試合概要

バイーア(BAH) 1-1 ゴイアス(GOI)

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=E3n9WEsm2xU
(BAH) : 25' #9 エヴェラウド(Everaldo, 1991)[]
(GOI) : 31' #19 ブルーノ・メロ(Bruno Melo, 1992)[]

見どころ

   バイーアは全国選手権2勝4敗勝点6の14位。全国選手権は2連勝のあと2連敗。前節は前半のうちに1-3とリードを許し、後半半ばには2選手が立て続けに退場処分を受けるも、パスワークと人数をかけた攻撃で追いすがる。しかし、僅かに力及ばず敗戦。週中のコパ・ド・ブラジルではアウェイでサントスを相手に守備を重視した戦いで0-0のスコアレスドロー。今節はCBカヌー(Kanu, 1997)とVOLヘゼンジ(Rezende, 1995)が出場停止、左SBの主力と控えの2選手がケガで出場が危ぶまれているが、組織的な守備で穴を埋め、下位に沈むゴイアスから勝ち点3を獲得したい。
   ゴイアスは全国選手権2勝4敗勝点6の15位。前節はホームで首位ボタフォゴを相手に先制を許すも前半のうちに同点に追いつき後半12分に逆転。その後も堅実な最終ラインと中盤の厳しいマークで決定的なシーンを許さず2-1で勝利を収める。今節はアウェイでの試合となるが、ホームのバイーアは守備的な選手の出場停止やケガが重なり守備に不安を抱えるだけに、前節の組織的でアグレッシブなプレーを再現できれば試合を優位に運べるはず。最近5試合の対戦で負けなし(2勝3分)と相性のいいバイーアから勝利を収め、全国選手権連勝を飾りたい。

得点シーン

(BAH)前半25分 :
ゴール正面約25mの位置からFWビエウ(Biel, 2001)がミドルシュート。これはディフェンダーに当たるがそのボールを拾ったFWエヴェラウドがディフェンダーをかわしシュート。これがゴールネットに突き刺さる。
   FWエヴェラウドは2020-22年に鹿島アントラーズに在籍。全国選手権は前2節をケガにより欠場するが復帰初戦でゴールを決める。開幕節に続き2得点目。今シーズンはこれで29試合に出場し11得点4アシストを記録。若い選手が多いバイーアの中で攻撃陣を牽引する働きをしている。
(GOI)前半31分 :
ペナルティアーク外右寄り約20mの位置からのFK。CBブルーノ・メロが左足で直接狙うと、割れた壁の間を抜け、ゴールネットを揺らす。
   CBブルーノ・メロは今季前にフォルタレーザからの期限付き移籍でゴイアスに加入。前節はFKからライン裏に飛び出し巧みなトラップで背後からのボールを足元に納めゴール。今節は直接FKを決めるなど足元の技術が高いセンターバック。これで全国選手権は6試合2得点。今季22試合6得点1アシストを記録。

試合概要

   試合は立ち上がりから、バイーアが少ないタッチ数のパスでゴイアスゴールに迫れば、ゴイアスも中央から両サイドを広く使いバイーアゴールに迫る、密度の濃い展開が続く。攻撃面ではバイーアはFWビエウが前後に動きボールに絡み、自らのシュートやスルーパスでチャンスを創出。一方のゴイアスは、MFパラシオス(Palacios, 1999)が攻撃を組み立てサイドやゴール前にボールを散らし、全国選手権初スタメンのFWアレソン(Alesson, 1999)が2度にわたりゴール前に表れバイーアゴールを脅かす。
   試合は、互いに持ち味を発揮し、互いに相手ゴールに迫ると、前半25分にバイーアが先制。6分後にゴイアスが同点に追いつく。
   後半に入り試合のテンポはやや落ち着くが、前半に引き続きお互いに持ち味を発揮して相手ゴールに迫る。しかし、バイーアGKマルコス・フェリピ(Marcos Felipe, 1996)、ケガのため4月30日以来の試合となるゴイアスGKタデウ(Tadeu, 1992)が、それぞれ好セーブを見せ、守備陣も最後の局面で集中力を見せ、ゴールを許さない。
   試合は1-1のままタイムアップ。両チーム勝ち点1を分け合った。

補足情報、 所感 etc.

   バイーアは、守備の要CBカヌー(Kanu, 1997)等の出場停止やケガ人が続出し守備に不安を抱えたが、第2節以来の出場となるCBガブリエウ・シャヴィエル(Gabriel Xavier, 2001)がCBカヌーの穴を十分に埋め、組織的な守備と最後の局面の集中力で、流れの中では大きな綻びを見せなかった。それだけに壁が割れたFKによる失点が悔やまれる。
   これで全国選手権は2勝1分4敗。次戦は中7日で全国選手権第8節インテルナシオナウ戦。週中にリベルタドーレスを消化するインテルナシオナウに対し日程的な有利があるだけに最後の精度を高め勝ち点3を奪いたい。
   ゴイアスは代行監督エメルソン・アヴィラ(
Emerson Ávila)氏がしばらく指揮を執ることが決定。前節でボタフォゴに土をつけ、今節もアウェイで互角の内容で勝ち点1を獲得し、最悪期を脱却できた模様。
   次戦は中2日でホームでのコパ・スウアメリカーナ、グループ首位のウニヴェルシタリオ/PER戦。前回の対戦はアウェイで2-2と引き分けているが、勝ち点差2で追いかけているだけに是非とも勝ち点3が欲しい。さらに中3日で全国選手権第8節アウェイでのサンパウロ戦と続く。攻守に安定感が増している中、一試合一試合に注力していずれの大会でも着実に勝ち点を積み上げたい。

ボタフォゴ(BOT) 1-0 フルミネンセ(FLU)

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=3WrVN9SAthA
(BOT) : 74' #15 ヴィクトル・クエスタ(Víctor Cuesta, 1988)[#9 チキーニョ・ソアレス(Tiquinho Soares, 1991)]
(FLU) : N/A

見どころ

   ボタフォゴは全国選手権5勝1敗勝点15の首位。前節は下位に沈むゴイアスに逆転負けを喫し連勝が止まる。週中のコパ・ド・ブラジルでは、立ち上がりからアトレチコ・パラナエンセにボールを保持されるが決定機を許さず、前半終盤に少ないチャンスをいかし2-0で前半を折り返す。しかし、後半は相手に試合を支配され逆転を許し公式戦2連敗。少し嫌な流れでの3位フルミネンセとのクラシコとなるが、今節は3月8日の敗戦後は9試合8勝負けなしのホームゲーム。きっちりと勝利を収め首位をキープしたい。
   フルミネンセは全国選手権4勝1分1敗勝点13の12位。最近の試合では試合序盤から相手の高い位置の人数をかけたアグレッシブなプレスのため試合が難しくなる。さらに、厳しい日程によりレギュラー陣に疲れが見え始め、けが人も少なからずいる中、出場機会を得て起用される選手の健闘もあり敗戦は回避、全国選手権では勝ち点を積み重ねている。
   今節は勝ち点差2で追う首位ボタフォゴとのアウェイでの一戦。激しい試合が予想されるが、ボタフォゴを首位から引きずり落とし順位をあげたいところ。

得点シーン

(BOT)後半29分 :
右CKのキッカーは左SBマルサウ(Marçal, 1989)。ゴール前に上げたボールはディフェンダーと競るCBヴィクトル・クエスタの背中に当たる。こぼれ球をFWチキーニョ・ソアレスがゴールライン際から中に戻すと、CBヴィクトル・クエスタが倒れ込んだまま左足を伸ばしゴールに押し込む。
   CBヴィクトル・クエスタは2016年にリオデジャネイロ五輪、コパ・アメリカにアルゼンチン代表として出場。2022年8月にインテルナシオナウからの期限付き移籍でボタフォゴに加入。2023年3月には完全移籍に移行。2023年はチーム30試合中24試合に出場4得点。全国選手権では初ゴール。
   左SBマルサウは21歳の2010/11シーズンからポルトガル、トルコ、フランス、イングランドでプレー。2022年6月にウルヴァーハンプトン/ENGからボタフォゴに加入。攻守にバランスの取れたサイドバック。セットプレーではキッカーを務める。
   FWチキーニョ・ソアレスはこのアシストで今季24試合16得点6アシスト。全国選手権に限れば7試合6得点3アシスト。

試合概要

   首位ボタフォゴと3位フルミネンセの上位対決は試合開始後からお互いが特長見せる。フルミネンセがボールを保持しパス回しから攻撃の糸口を探る。一方、ボタフォゴは高めに最終ラインを敷き、中盤の厳しいマークでピンチを未然に防ぎ、ボールを奪ってからの速い攻撃で相手ゴールに迫る。試合は中盤の攻防が激しく両チームともに決定的なシーンは生まれず前半を終える。
   後半も試合の構図は前半と変わらない。しかし、後半29分、ボタフォゴが相手陣でボールを奪ったFWジュニオール・サントス(Júnior Santos, 1994)の強烈なミドルシュート。これをGKファビオ(Fábio, 1980)が片手で弾き出す。このプレーで得たコーナーキックからボタフォゴが先制点を奪う。
   後半43分、フルミネンセもコーナーキックからチャンスを掴む。CKはクリアされるがそのクリアボールを前線に送るとFWレレー(Lelê, 1997)が守備ライン裏に抜け出しGKも交わす。しかし、ディフェンダーの当たりに体勢を崩し、放ったシュートは僅かにゴール右へ。
   試合はこのまま1-0でボタフォゴの勝利。ボタフォゴが首位を堅持した。

補足情報、 所感 etc.

   ボタフォゴは前節の全国選手権初黒星、週中のコパ・ド・ブラジルの敗戦というアウェイでの嫌な流れをホームで断ち切る。守備で中盤のマークを厳しくし、速い攻撃でチャンスを掴み、セットプレーから得点。ボール保持率は41%と少なかったものの、ボール奪取は相手の倍を数える24。放ったシュートは20本、被シュート3本とプラン通りの試合展開だったのではないだろうか。
   次戦は中4日で勝ち点差2でグループ2位につけるコパ・スウアメリカーナのアウェイでの試合。さらに中2日で全国選手権第8節アメリカ・ミネイロをホームに迎える。いずれも勝ち点3を積み上げたい
   週中のコパ・ド・ブラジルに引き続き、相手のプレスとそれを掻い潜った際に受けるファールに苦しまされる。コパ・ド・ブラジルは26回のファール、この試合も25回のファールを受け、攻撃の形を作ることが出来ず、2試合連続で無得点となった。コパ・ド・ブラジルでは相手にカードは提示されずにいたが、この試合は5枚。レフェリングは改善されたが、それでは根本的な解決にはならない。如何にファールを掻い潜るか。フェルナンド・ジニース(Fernando Diniz)監督は今後どのように対策をうつのだろうか。

サンパウロ(SAO) 4-2 ヴァスコ・ダ・ガマ(VAS)

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=ZbNk5XSpDaI
(SAO) : 24' #11 カレリ(Calleri, 1993)[#32 マルコス・パウロ(Marcos Paulo, 2001)]
(SAO) : 42' #9 ホドリゴ・ネストール(Rodrigo Nestor, 2000)[#10 ルシアーノ(Luciano, 1993)]
(VAS) : 45' #88 バーホス(Barros, 2004)[#6 ルーカス・ピトン(Lucas Piton, 2000)]
(VAS) : 83' #19 ガラルサ(Galarza, 2004)[#20 カラバハル(Carabajal, 1991)]
(SAO) : 89' #35 ベラウド(Beraldo, 2003)[#27 ウェリントン・ハット(Wellington Rato, 1992)]
(SAO) : 90+2' #31 フアン・サントス(Juan Santos, 2002)[#27 ウェリントン・ハット(Wellington Rato, 1992)]

見どころ

   サンパウロは全国選手権2勝3分1敗勝点9の10位。全国選手権はリーグ最少タイの4失点。前節は試合を支配しながらも、前半終了間際のきわどい判定のPKに泣き引き分けに終わる。週中のコパ・ド・ブラジルは無失点で2-0の勝利。守備面での綻びは見られない。
   今節はホームにヴァスコ・ダ・ガマを迎える。CBを起点にした攻撃でスピードのあるウィングと高さのあるセンターFWペドロ・ハウーウ(Pedro Raúl, 1996)は脅威だが、中盤の厳しいマークで簡単にクロスを上げさせなければ、高さがあり対人での強さを誇る両CBがシャットアウトできるはず。攻撃面では前節は引いた相手にボールを保持しながらも攻撃の糸口が見つからなかったので、今節は攻撃のバリエーションを増やし攻撃を活性化したい。
   ヴァスコ・ダ・ガマは全国選手権1勝3分2敗勝点6の16位。前節は相手陣でボールを保持し人数をかけた攻撃で中央のパス交換やサイドを広く使った攻撃でチャンスを多く創り出すがゴールを奪うことができず、反対に少ないチャンスをものにされ敗戦。州選手権では1試合平均2得点に近い得点力を誇ったが、全国選手権は6試合を終えて6得点。5試合勝ち星から遠ざかっている。
   今節は中盤の守備が機能しCBが高いレベルで安定しているサンパウロ。週中に試合がなくトレーニングに時間をかけることができただけに、攻撃面での新しい試みを見てみたい。

得点シーン

(SAO)前半24分 :
敵陣左サイドライン際のFWマルコス・パウロが起点となり、ペナルティエリア内のFWルシアーノを経てゴールのわずか左でFWマルコス・パウロがボールを受けると、中央へマイナスのクロス。FWカレリのシュートが左足でゴールにボールを流し込む。
   FWマルコス・パウロは2022年末にアトレチコマドリード/ESPから期限付き移籍でサンパウロに加入。監督交代を機に出場機会を得るとわずかな出場時間で結果を残し、5月に入って先発、途中交代で連戦に出場。このゴールのように左サイドで起点となりゴールライン際まで攻めあがる形がサンパウロの攻撃の一つの形として出来上がっている。
   FWカレリは2022年のチーム内得点王。今季は3月にケガのため戦列を離れるが、全国選手権開幕に合わせ復帰し、6試合3得点1アシストを記録。
(SAO)前半42分 :
自陣ペナルティエリア外からのカウンター。FWルシアーノがドリブルで駆け上がり、MFホドリゴ・ネストールにボールを預ける。ヴァスコ守備陣も素早く帰陣するがボールへの寄せが甘くなり、MFホドリゴ・ネストールはディフェンダーをかわしシュート。これがゴールネットに突き刺さる。
   FWルシアーノは2020年にサンパウロに加入し在籍4年目。2022年はチーム内得点ランキング上位2位の21ゴールをマーク。オフザボールの動きで違いを作るセンターFW。今季は全国選手権7試合2得点2アシストを含め、25試合5得点3アシストを記録。
   MFホドリゴ・ネストールはサンパウロ下部組織出身で2020年に19歳でプロデビュー。2021年エルナン・クレスポ(Hernán Crespo)監督のもと頭角を現し、2022年には62試合約4500分の出場で8得点11アシストを記録。今季もチーム26試合中24試合に出場し、攻守にチームの中盤に君臨する。
(VAS)前半45分 :
左SBルーカス・ピトンがゴールラインの手前からふわりと高さのあるクロスをペナルティエリア中央に送ると、VOLバーホスがディフェンダーに競り勝ち、放ったヘディングシュートがゴールに吸い込まれる。
   SBルーカス・ピトンは今季加入の攻撃的なサイドバック。最近の試合ではその攻撃力はやや影を潜めていたが、全国選手権開幕節以来、今季5個目となるアシストを記録。
   VOLバーホスは、ヴァスコ下部組織出身で2023年1月19日の州選手権でプロデビュー。バルビエリ(Barbieri)監督の高い評価を得、州選手権では8試合に出場。その後あまり出場機会に恵まれていないが、アンドレイ・サントス(Andrey Santos, 2004)、マルロン・ゴメス(Marlon Gomes, 2003)がU-20W杯で不在の間にポテンシャルを発揮しポジション争いに食い込みたい。
(VAS)後半38分 : 
左サイドからMFカラバハルがゴールエリア手前のVOLガラルサにパスを送るとVOLガラルサはワントラップから左足の強烈なシュートでボールをゴールネットに突き刺し、ヴァスコ・ダ・ガマが試合の終盤に2-2に追いつく。
   VOLガラルサは、2017年U-15、2019年U-17南米ユース選手権パラグアイ代表。2020年にパラグアイの名門オリンピアからヴァスコに加入。2021年3月3日州選手権でヴァスコ・ダ・ガマからプロデビューを飾り、36試合に出場。しかし、2022年はポジションを失いコリチバへ期限付き移籍。2023年はヴァスコに復帰を果たすが、厳しいポジション争いの中定位置を確保できずにいる。このゴールを機にポジションを確保し、不振のヴァスコを上位に導きたいところ。
   MFカラバハルは2023年4月20日にサントスから期限付き移籍でヴァスコに加入。左サイドを主戦場とするアルゼンチン国籍選手。ヴァスコでの2試合目の出場となるこの試合でアシストを記録。若いヴァスコ選手の中で経験を落とし込みたい。
(SAO)後半44分 : 
FWウェリントン・ハットが蹴る右からのCKにスタンディングで頭に合わせたCBベラウドのプロ初ゴール。サンパウロが勝ち越し。
   CBベラウドは2022年にサンパウロ下部組織からトップチームに昇格。2023年に入りレギュラーの座を獲得。最終ラインやビルドアップでのプレーは19歳という年齢を感じさせない落ち着きがあり、一対一、カバリング、空中戦での強さが魅力。2023年U-20南米ユース選手権、U-20W杯はクラブが招集を拒否したが、出場していれば欧州クラブからの注目度も上がっていたに違いない。2023年はU-20代表のユニフォームを着ることはなかったが、近い将来フル代表のユニフォームを着る可能性は高い(と思う。)
(SAO)後半45+2分 : 
自陣でボールを奪ったVOLパブロ・マイア(Pablo Maia, 2002)がドリブルでボールを前に運び、右を上がるMFウェリントン・ハットへ送る。MFウェリントン・ハットが左サイドでフリーのFWフアン・サントスへパスを送るとフアン・サントスは冷静にゴールネットを揺らす。
   VOLパブロ・マイアはサンパウロ下部組織出身。2022年1月30日の州選手権でプロデビューを飾るとそのままレギュラーの座を獲得し61試合に出場。空中戦やデュエルで高い勝率を誇る。2023年のドリヴァウ・ジュニオール監督就任後は全試合に出場し、中盤での厳しいマークによる守備のキーマンとして活躍。
   MFウェリントン・ハットは2021年にはV・ファーレン長崎でプレー。2022年のアトレチコ・ゴイアニエンセでの活躍を受け2023シーズン前にサンパウロに加入。攻守の移行が早く、攻撃では主に右サイドでチャンスメーカーとして機能。この試合ではCKのキッカーとしてのアシストを含め2アシストを記録。
   FWフアン・サントスはサンパウロ下部組織出身。2019年南米U-17選手権、U-17W杯代表。2019年12月8日に17歳でトップチームデビューするが、まだ多くの出場機会を得ていない。このゴールは3月5日州選手権でのゴール以来となる今季2ゴール目。後半終了間際の十数分の出場が続くが、限られた時間の中で結果を残し、自らの手で出場機会を増やしたい。

試合概要

   試合開始後から中盤で激しくボールを奪い合い試合は拮抗。アウェイのヴァスコ・ダ・ガマがそれを制すると、前半20分頃にペナルティエリア内に5選手、そのすぐ外に3選手がポジションをとる分厚い攻撃でサンパウロゴールに迫る。しかし、GKハファエウ(Rafael, 1989)を中心とした守備で猛攻をしのぐと、前半24分にサンパウロが先制する。
   前半42分には前がかりになったヴァスコの攻撃をしり目にサンパウロのカウンターが決まり追加点。
   その3分後にはヴァスコも1点を返し、2-1とサンパウロのリードで前半を折り返す。
   後半開始30秒にはヴァスコが左サイドからの攻撃でサンパウロゴールに迫るが放たれたシュートはクロスバーに嫌われ同点機を逸す。一方のサンパウロもカウンターからヴァスコゴールを脅かすが得点は生まれない。後半は前半よりもさらにオープンな展開が続く。
   後半38分、人数をかけて攻めるヴァスコが遂に同点に追いつく。しかし、それも束の間、後半44分にサンパウロがセットプレーから、さらに後半45+2分にはカウンターから得点を奪い、試合終了。サンパウロが4-2の撃ち合いを制した。

補足情報、 所感 etc.

   サンパウロは、コンビを組んだ7試合をPKによる1失点に抑えているCBの一角アルボレーダ(Arboleda, 1991)がケガの兆候があり大事を取って欠場。守備に若干の不安を抱え試合に臨むと、ヴァスコの人数をかけた相手の攻撃に中盤でのプレスが絞れず後手に回る。立ち上がりの猛攻をしのぐと前半半ばに先制。その後もボールを奪っては手数をかけず相手ゴールに迫る。後半残り10分を切って同点に追いつかれるもCBベラウドとFWフアン・サントスの下部組織出身の若手選手によるゴールで突き放し監督交代後の無敗記録を9に伸ばし、全国選手権での勝ち点を12に伸ばす。
   次戦は中2日でコパ・スウアメリカーナ、さらに中3日で全国選手権第8節ゴイアスをホームに迎える。
   ヴァスコは攻撃時には敵陣で2-3-5の攻撃的な布陣を敷き、CBレオ(Léo, 1996)を起点にした分厚い攻撃を仕掛ける。しかし、カウンターを受けた際は、素早く帰陣はするものの、ボール、ボール保持者、相手選手への寄せが甘く得点を許し、結果は2-4の完敗。
   全国選手権はアトレチコ・ミネイロ、パウメイラス、フルミネンセの攻撃的なチームからは勝ち点を計5点を獲得しているが、比較的守備的な4チームからは勝ち点を1しか獲得できていない。攻撃に人数をかけるものの、ゴール前で行き詰まり、攻撃の糸口が見いだせないまま時間を消費する試合も見受けられる。
   中堅クラブだったRBブラガンチーノを率いてコパ・スウアメリカーナ準優勝まで導いたバルビエリ監督だが、昨年RBブラガンチーノを率いて3年目に迎えたチーム戦術の停滞を、ヴァスコでは早くも迎えている。まだ42歳の若い監督だけに、自分自身の殻を破ってチームと共に新しいステージに昇り詰めてもらいたい。
   次戦は一週間後の全国選手権第8節フォルタレーザ戦。

RBブラガンチーノ(RBB) 2-0 アトレチコ・パラナエンセ(CAP)

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=DX1S233fSW8
(RBB) : 16' #19 エドゥアルド・サーシャ(Eduardo Sasha, 1992)[#8 ルーカス・エヴァンジェリスタ(Lucas Evangelista, 1995)]
(RBB) : 86' #18 チアゴ・ボルバス(Thiago Borbas, 2002)[#16 モスケーラ(Mosquera, 2001)]
(CAP) : N/A

見どころ

   RBブラガンチーノは全国選手権1勝4分1敗勝点7の13位。前節は前年王者のパウメイラスを相手に互角の試合内容で1-1の引き分け。一方で、前々節は最下位アメリカ・ミネイロを相手に試合を優位に進めながらもPKを2度献上し引き分けに終えるなど、試合内容が安定しない。相手陣でボールを保持する戦術を採用するが、連係が十分とは言えず、パスを繋げながらもシュートに持ち込めない場面や、簡単なボールロストから即座にボールを奪い返すことができずピンチを招く場面が散見される。
   パウメイラス戦のように人数をかけた攻撃をしつつも、相手FWにはしっかりとマークがつき、ボールロスト時は素早くボールを奪い返しに行き攻守の切り替えを早めたい、中6日で試合を迎える有利な日程をいかし、運動量で優位に立って試合を進めたい。
   アトレチコ・パラナエンセは全国選手権4勝2敗勝点12の5位。前節は後半アディショナルタイムに2点を奪い逆転勝ち。週中のコパ・ド・ブラジルではボタフォゴに前半で0-2とリードを許すが後半に3点を奪い逆転。現在公式戦5連勝中だがそのうち4試合に逆転勝ちを収めている。一方でどの試合も失点を喫しているということだけに無失点で試合を終えたい。
   今節は好不調の波の大きいが得点力の高いRBブラガンチーノ戦。アウェイでRBブラガンチーノをシャットアウトし、守備に対する自信もチームに植え付けたい。

得点シーン

(RBB)前半16分 :
GKからボールを繋いだブラガンチーノがゴールライン際までボールを運び、左SBギリェルミ(Guilherme, 2002)がゴール前へクロス。ディフェンダーがクリアするがそのボールがペナルティエリア入口に流れるとVOLルーカス・エヴァンジェリスタがダイレクトにシュート。FWエドゥアルド・サーシャが右足でシュートコースを変えボールはゴールネットを揺らす。
   VOLルーカス・エヴァンジェリスタは2013年6月2日、18歳でサンパウロからデビュー。2014/15シーズンにウディネーゼ/ITAへ移籍。2015年にはU-20南米ユース選手権代表に選出。その後ギリシャ、フランス、ポルトガルでプレーし、2020年7月にRBブラガンチーノに加入。2022年にはレギュラーとして活躍し、2023年に突入するが、州選手権開幕を前に足首の故障で戦線離脱。全国選手権を前に復帰するとレギュラーに定着。前節パウメイラス戦に続き2試合連続でアシストを記録。
   FWエドゥアルド・サーシャは2023年3月末にRBブラガンチーノに加入。開幕節、第4節に続く3得点目。
(RBB)後半41分 : 
右サイドからFWモスケーラがドリブルでペナルティエリアに侵入し、ディフェンダーをかわして中央へクロス。FWチアゴ・ボルバスが足に合わせ、RBブラガンチーノが貴重な追加点。
   FWモスケーラは2023年3月末にRBブラガンチーノに加入。全国選手権開幕節で交代出場でクラブデビューを飾り得点に絡む活躍をみせる。この時は公式記録されなかったため、このゴールのアシストがブラジルでの公式戦初アシスト。
   FWチアゴ・ボルバスは途中出場が続くが、このゴールが全国選手権第2節、4節に続く3得点目。出場時間141分での記録。

試合概要

   立ち上がりからRBブラガンチーノが控えメンバー中心のアトレチコ・パラナエンセに対し敵陣でボールを回し度々ゴールに迫る。すると前半16分、GKからボールを繋ぎFWエドゥアルド・サーシャがゴールし、いい流れで先制点を奪う。その後は同点に追いつきたいアトレチコがボールを握り反撃に転じるが、RBブラガンチーノもしっかりと守り、お互いに大きなチャンスを迎えることができず、拮抗した試合内容で前半を終える。
   後半に入り試合展開は少しオープンになるシュートに持ち込む場面も増えるがスコアは動かない。後半20分前後に、アトレチコ・パラナエンセはVOLフェルナンジーニョ(Fernandinho, 1985)とFWヴィトル・ホッキ(Vitor Roque, 2005)を順次ピッチに投入。アトレチコは後半21分、28分とFWヴィトル・ホッキが絡んでシュートに持ち込むが、いずれもRBブラガンチーノGKクレイトン(Cleiton, 1997)の好セーブもありゴールネットを揺らすことが出来ない。
   後半41分にRBブラガンチーノはFWモスケーラの個人技から貴重な追加点を奪いと、最近2試合に逆転勝利を収めているアトレチコ・パラナエンセの追撃を許さず試合終了。ホームのRBブラガンチーノが2-0でアトレチコ・パラナエンセを下した。

補足情報、 所感 etc.

   RBブラガンチーノは前節パウメイラス戦に続き、好内容の試合で勝ち点3を獲得。相手陣でボールを繋ぎつつも、ボールを失った際のボールへのアプローチ、帰陣の速さで未然にリスクを減らす。相手が自陣でボールを持つとしっかりとしたブロックを組み、簡単に中に入り込ませない。
   先制点は、GKからボールを繋いだ理想的なゴール。リードしてからもスタイルは変わらず、相手のボールを持つ時間が少し長くなるが、最終ラインの前でボランチを中心に中盤の選手がボールホルダーをマークし、決定的なシーンを許さない。
   試合終了間際には途中交代選手が自身の持ち味を発揮し追加点を奪い、好調のアトレチコ・パラナエンセを零封。全国選手権2勝目を挙げた。
   次戦は週中のコパ・スウアメリカーナ、3戦3連敗の相手だけに勝ってグループ首位を守りたい。その4日後に全国選手権第8節ホームでのサントス戦が控える。
   アトレチコ・パラナエンセは、週中のコパ・ド・ブラジルで全国選手権首位を走るボタフォゴとの一戦から中2日となるこの試合はほぼ控えメンバーによる先発。前半立ち上がりから相手にペースを握られ先制点を許すが、その後は敵陣でボールを回す時間も長くなり、決定的なシーンを作ることが出来ないものの、前後左右にパスを回し攻撃の糸口を探る展開が続く。
   後半に入り、ベテランVOLフェルナンジーニョとFWヴィトル・ホッキを投入し、得点の気配が感じられるようになるが、シュートを決めきることができず敗戦。試合には敗れたものの最終ラインのレギュラー陣を温存、週中のリベルタドーレスアトレチコ・ミネイロ戦、翌週のコパ・ド・ブラジルボタフォゴとの2ndレグに照準を定めた選手起用か。
   次戦は上記の通りリベルタドーレスはアウェイでアトレチコ・ミネイロ戦。中3日で全国選手権第8節グレミオ戦がホームで開催される。

コリチバ(CFC) 1-2 アトレチコ・ミネイロ(CAM)

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=xaDhdH26GX0
(CFC) : 13' #30 ホビソン(Robson, 1991)[PK]
(CAM) : 37' #xx オウンゴール(Gol Contra)[]
(CAM) : 90+1' #7 フッキ(Hulk, 1986)[PK]

見どころ

   コリチバは全国選手権0勝2分4敗勝点4の19位。前節はクラシコとなるアトレチコ・パラナエンセ戦。後半の終盤までリードするも、後半アディショナルタイムに同点に追いつかれると、小さなミスを積み重ね試合終了寸前に決勝点を奪われ敗戦。しかし、相手にスペースを与えない守備は終盤まで機能し、今まで控えに回ることが多かった選手がゴールに絡み、若いVOLブルーノ・ゴメス(Bruno Gomes, 2001)が攻守に奮闘するなど明るい材料も見られた。
   今節は、最近の公式戦を3試合連続で複数得点、無失点で調子を上げているアトレチコ・ミネイロ。難しい相手だが、週中に試合のなかった日程的な優位をいかし前節に引き続き粘り強り、少ないチャンスをいかして全国選手権初勝利を飾りたい。
   アトレチコ・ミネイロは全国選手権3勝1分2敗勝点10の6位。最近の試合では、攻撃の強引さが影に潜め、週中のコパ・ド・ブラジルでは引き分け狙いで守備にこもる相手に、じわじわと圧力をかけ2-0で快勝を収める。さらには守備も安定し3試合連続無失点を記録している。複数の選手が中盤で起点となり、相手にマークを絞らせず、決定力の高いFWにボールを供給する攻撃は、以前の強引な時よりも迫力を増している。
   今節のコリチバはいまだ勝ち星がなく、引いて中を固めた守備を敷いてくることが予想されるが、コパ・ド・ブラジルの試合同様、焦らずに圧力をかけて得点を奪いたい。

得点シーン

(CFC)13分 :
セットプレーからの流れで左サイドからコリチバVOLリジエロ(Liziero, 1998)がクロスを上げようとするとペナルティエリア内のアトレチコディフェンダーの開いた腕にボールが当たりコリチバがPKを獲得。これをFWホビソンがゴール正面に蹴り込みコリチバが先制。
   VOLリジエロは2023年2月9日にサンパウロから期限付き移籍加入。2015年U-17南米選手権代表で2試合に出場。サンパウロでは下部組織からトップチームに昇格するも監督の構想外となり2022年はインテルナシオナウ、2023年はコリチバに期限付き移籍でプレー。コリチバでは主にボランチとしてプレーする。
   FWホビソンは全国選手権2試合連続ゴール。その前の試合ではアシストを記録し、3試合連続で得点に関与。次節も得点に関与しチームの初白星に貢献したい。
(CAM)37分 :
左サイドペナルティエリア横からのFKをMFヨハン(Hyoran, 1993)がゴールキーパーに向けてボールを送ると、相手ディフェンダーの頭をかすめたボールがゴールに吸い込まれアトレチコ・ミネイロが同点に追いつく。
   MFヨハンはアトレチコ・ミネイロ在籍4年目。2022年はポジションを失いRBブラガンチーノへ期限付き移籍しレギュラーとして活躍。アトレチコに復帰した2023年はポジションを奪い返し、攻撃的なアトレチコのサッカーにアクセントをつけている。
(CAM) : 90+1' #7 フッキ(Hulk, 1986)[PK]

試合概要

   試合はホームだが全国選手権初白星が欲しいコリチバが守備を固め、アトレチコ・ミネイロが最終ラインとボランチで慌てずにボールを回し攻撃の糸口を探るが、前半3分のCKからのシュート以外にシュートに持ち込むことが出来ない。一方のコリチバはアトレチコが前線にボールを繋ごうとするとボールを奪いカウンターを仕掛け積極的にゴールを狙う。
   すると前半11分、コリチバがPKを獲得し先制。その後もアトレチコは流れからチャンスを作ることが出来ず、前半19分、前半29分、前半37分にFKから直接ゴールを狙う。37分のFKは相手ディフェンダーのオウンゴールを誘発しアトレチコ・ミネイロが同点に追いつく。
   後半9分、コリチバFWゼ・ホベルト(Zé Roberto, 1993)が2枚目の警告を提示され退場。コリチバは残り35分を10人での戦いを余儀なくされる。しかし、後半23分にゴール正面でFKを獲得するとVOLブルーノ・ゴメス(Bruno Gomes, 2001)が無回転で大きく落ちるシュートを放つもGKエヴェルソン(Éverson, 1990)が落ち着いた好セーブ。続くCKからはクリアボールをVOLブルーノ・ゴメスがダイレクトに頭でボールを狙うがクロスバーを叩きゴールに嫌われる。一方のアトレチコも後半29分、33分、35分とパス回しからシュートまで持ち込むがGKルアン・ポリ(Luan Polli, 1993)がしっかりと対応しゴールを許さない。しかし、後半44分、コリチバは自陣ペナルティエリア内で相手選手の足を蹴り上げPKを献上。これをアトレチコFWフッキが冷静に決め逆転。アトレチコ・ミネイロが2-1で逆転勝利を収めた。

補足情報、 所感 etc.

   ホームのコリチバは、前半の早い時間帯に先制。その後も粘り強い守備で流れの中からはアトレチコ・ミネイロに決定的なシーンを与えないが、FKから不運なオウンゴールで同点。後半に入り退場者を出しながらも、セットプレーから惜しい場面を創り出すが得点を奪うことができず、後半アディショナルタイムに不運なPKを献上し勝ち点を逃す。
   前節に続き後半アディショナルタイムに点を奪われての敗戦。精神的にダメージが残りそうな試合が続くが、前節に続き多くの時間帯で組織的な守備が機能し、VOLブルーノ・ゴメスが攻守に活躍する好材料も。一週間後の全国選手権第8節アウェイでのクイアバ戦で選手権初白星を飾りたい。
   アトレチコ・ミネイロは公式戦4連勝。PKによる失点で無失点記録は3試合で途切れるも流れの中からは失点を許していない。最近の試合で見られる敵陣でのパス回しからじわじわと相手に圧力をかけ、この試合ではファールを誘発しセットプレーから2得点を奪う強い内容。勝ち点を13に伸ばし上位に食い込んできた。
   次戦は中2日でリベルタドーレスでのアトレチコ・パラナエンセ戦。グループラウンド突破に向けて負けられない試合。そして中4日で全国選手権第8節パウメイラス戦が控える。アトレチコ・パラナエンセとは今季1勝1敗、パウメイラスとは2022年に3分1敗ながらリベルタドーレスでは準々決勝で対戦しPKで退けている。来週の2試合は今後のリベルタドーレス、全国選手権、コパ・ド・ブラジルを占ううえで重要な試合になるかも知れない。

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