イタリア 3-2 ブラジル
ITA: 11' ... #4 プラチ(Prati) ITA: 27' ... #8 カサデイ(Casadei) ITA: 35' ... #8 カサデイ(Casadei) BRA: 72' ... #9 マルコス・レオナルド(Marcos Leonardo) BRA: 87' ... #9 マルコス・レオナルド(Marcos Leonardo)
ダイジェスト動画URL
https://www.youtube.com/watch?v=NhP5L4CC5r8
ブラジルU-20代表メンバー表
「背番号」欄の"〇"はフル出場。"△"はin、"▽"はout。"X"はベンチ外。
背番号 | ポジション | 名前 | 所属 | 得点、カード、 交代等 |
---|---|---|---|---|
12 | GK / Goleiro | カイーキ Kaíque | パウメイラス Palmeiras | |
X21 | GK / Goleiro | カウアン・サントス Kauã Santos | フラメンゴ Flamengo | |
〇 1 | GK / Goleiro | ミカエウ Mycael | アトレチコ・パラナエンセ Athletico Paranaense | |
〇 2 | SB / Lateral | アルトゥール Arthur | アメリカ・ミネイロ América -MG | |
▽ 6 | SB / Lateral | カイキ・ブルーノ Kaiki Bruno | クルゼイロ Cruzeiro | ↓86′ |
13 | SB / Lateral | アンドレ・ドミニーキ André Dhominique | バイーア Bahia | |
〇 3 | CB / Zagueiro | ジアン・ペドローゾ Jean Pedroso | コリチバ Coritiba | |
〇 4 | CB / Zagueiro | ホベルチ・ヘナン Robert Renan | ゼニト/RUS Zenit | |
X14 | CB / Zagueiro | ドウグラス・メンデス Douglas Mendes | リーフェリング/AUT Liefering | |
〇 5 | MF / Meio campista | アンドレイ・サントス Andrey Santos | ヴァスコダガマ Vasco da Gama | Y19′ |
▽ 8 | MF / Meio campista | マルロン・ゴメス Marlon Gomes | ヴァスコダガマ Vasco da Gama | ↓64′ |
▽ 10 | MF / Meio campista | マテウス・マルティンス Matheus Martins | ワトフォード/ENG Watford | ↓46′ |
15 | MF / Meio campista | ホナウジ Ronald | グレミオ Grêmio | |
▽ 11 | FW / Atacante | ギリェルミ・ビロ Guilherme Biro | コリンチャンス Corinthians | ↓64′ |
▽ 7 | FW / Atacante | ジオヴァーニ・エンヒキ Giovani Henrique | パウメイラス Palmeiras | ↓46′ |
△ 18 | FW / Atacante | ケヴィン Kevin | パウメイラス Palmeiras | ↑64′ |
〇 9 | FW / Atacante | マルコス・レオナルド Marcos Leonardo | サントス Santos | G72′, G87′ |
△ 20 | FW / Atacante | サーヴィオ Savio | PSV/HOL PSV | ↑46′ A87′ |
△ 16 | FW / Atacante | マルキーニョス Maquinhos | ノーウィッチシティ/ENG Norwich City | ↑46′ A72′ |
△ 19 | FW / Atacante | マテウス・ナシメント Matheus Nascimento | ボタフォゴ Botafogo | ↑64′ |
17 | FW / Atacante | ジオヴァーニ Giovane | コリンチャンス Corinthians |
試合経過
先発はU-20南米ユース選手権の決勝ラウンドのベースとなった先発メンバーに、センターFWマルコス・レオナルド、その相方にマテウス・マルティンス、右サイドハーフにジオヴァーニ・エンヒキが起用される。フォーメーションは4-4-2。
前半
立ち上がりはイタリアが引いて守りブラジルがボールをキープ。ブラジルは中盤でプレスに合うとGKまでボールを戻しサイドへのロングフィードで攻撃を再開する。VOLマルロン・ゴメスが前に出てボールを奪い取るシーンやアルトゥールの個人技なども見られたが、組織的な動きは少ない。シュートまでもち込めないもののCKを続けて獲得。しかし、CKからも得点の匂いがしない。 イタリアはボールを奪うと複数の選手が一斉に前に上がる。#10バルダンツィ、#20パフンジがブラジル最終ラインの手前でボールを収め、サイドから選手が駆け上がるのを待ってチャンスを作る。ブラジル最終ラインはズルズルと下がり、相手にドリブルで仕掛けるスペースを与えてしまう。
前半11分、イタリアがブラジル最終ラインの手前で中央から左へボールを繋ぐ。左サイドからクロスを入れると右サイドに二人が駆け上がり、中央寄りの選手が頭ですらし、奥に抜け出した選手が角度のない位置からシュート。ボールはゴールネットに突き刺す。 前半27分、イタリアの左からのCKにGKミカエウが飛び出すがクリアできず、無人となったゴールにボールを押し込まれる。 前半35分には、ブラジル最終ラインがズルズルと下がり、相手にスペースを与えドリブルを仕掛けられ、SBアルトゥールが相手のユニフォームを掴み倒してPKを献上。
後半
3点差をつけたイタリアは無理に攻めることなく、引いた守備でブラジルの攻撃に構える。ブラジルは多くの時間を相手陣でボールを回すようになるが、なかなかシュートまでたどり着かない。 守備面では、最終ラインが修正され、相手にボールを奪われても高い位置を保ち、ボール保持者に素早く寄せ、時間的な余裕を与えないようになる。ライン裏にボールを送られるリスクを負うが、両CBとGKを中心に対応し大きなピンチを防ぐ。 ブラジルは交代で攻撃的でスピードのある選手を次々に投入すると、個人のスピードでゴールライン際までボールを運び、中へクロスを上げチャンスを作り出していく。
後半27分、左サイドゴールライン際からケヴィンがふわりと浮かしたクロス。これはクリアされるがこぼれ球にマルキーニョスが左足を振り抜く。当たりが悪いがマルコス・レオナルドの前にボールがこぼれマルコス・レオナルドがダイレクトにシュートを放ちゴールネットを揺らす。 後半42分、右サイドからのサーヴィオのクロスにマルコス・レオナルドが頭を振り抜きブラジルが1点差に迫る。
ブラジルは前半ほとんどボールに触れることのなかったマルコス・レオナルドが2得点をマーク。1点差まで追い上げるが試合は3-2のままタイムアップ。イタリアが勝ち点3を獲得した。
所感
①南米ユース選手権ではホベルチ・ヘナンやアンドレイ・サントスがビルドアップを担ったが、この試合ではロングボールで前を送るばかり。なぜパスを繋いだビルドアップで攻撃を組み立てなかったのか? ②マルコス・レオナルドの前後の動きが少なく、前半はボールにほとんど触わることが出来ず。どうして古典的な「9番」の役割をU-20代表で担わせるのだろうか? ③セットプレーの精度が低く、前半開始直後に繰り返しコーナーキックを獲得し、後半もコーナーキックやフリーキックを獲得するが、直接ゴールを狙ったシュート以外に得点の匂いがしない。
南米ユース選手権をベースにした代表招集で、前回と異なるサッカーをする理由が理解しがたい。残り2試合は引き分けも許されない状況だが、ハモン・メネゼス監督はイタリア戦と同様の試合を継続するのだろうか?
グループD 順位表
順位 | 国名 | 勝点 | 試合 数 | 勝数 | 引分 | 敗数 | 得失 点差 |
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イタリア (ITA) Itália | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | |
ブラジル (BRA) Brasil | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | -1 | |
ナイジェリア (NGA) Nigéria | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | |
ドミニカ共和国 (DOM) República Dominicana | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | -1 |