2023年U-20W杯 グループD第3節 ブラジル x ナイジェリア

投稿者: | 2023年5月28日

ブラジル 2-0 ナイジェリア

BRA: 43' ... #3 ジアン・ペドローゾ(Jean Pedroso)
BRA: 45+2' ... #16 マルキーニョス(Marquinhos)
NGA: N/A

ダイジェスト動画URL

https://www.youtube.com/watch?v=DhL8vogBFe0

ブラジルU-20代表メンバー表

「背番号」欄の"〇"はフル出場。"△"はin、"▽"はout。"X"はベンチ外。
背番号ポジション名前所属得点、カード、
交代等
12GK /
Goleiro
カイーキ
Kaíque
パウメイラス
Palmeiras 
21GK /
Goleiro
カウアン・サントス
Kauã Santos
フラメンゴ
Flamengo
〇 1GK /
Goleiro
ミカエウ
Mycael
アトレチコ・パラナエンセ
Athletico Paranaense
〇 2SB /
Lateral
アルトゥール
Arthur
アメリカ・ミネイロ
América -MG
Y72′
▽ 6SB /
Lateral
カイキ・ブルーノ
Kaiki Bruno
クルゼイロ
Cruzeiro
↓67′
△ 13SB /
Lateral
アンドレ・ドミニーキ
André Dhominique
バイーア
Bahia
↑89′
〇 3CB /
Zagueiro
ジアン・ペドローゾ
Jean Pedroso
コリチバ
Coritiba
G43′
〇 4CB /
Zagueiro
ホベルチ・ヘナン
Robert Renan
ゼニト/RUS
Zenit
Y85′
△ 14CB /
Zagueiro
ドウグラス・メンデス
Douglas Mendes
リーフェリング/AUT
Liefering
↑89′
〇 5MF /
Meio campista
アンドレイ・サントス
Andrey Santos
ヴァスコダガマ
Vasco da Gama
〇 8MF /
Meio campista
マルロン・ゴメス
Marlon Gomes
ヴァスコダガマ
Vasco da Gama
△ 10MF /
Meio campista
マテウス・マルティンス
Matheus Martins
ワトフォード/ENG
Watford
↑77′
15MF /
Meio campista
ホナウジ
Ronald
グレミオ
Grêmio
▽ 11MF /
Meio campista
ギリェルミ・ビロ
Guilherme Biro
コリンチャンス
Corinthians
↓89′
7FW /
Atacante
ジオヴァーニ・エンヒキ
Giovani Henrique
パウメイラス
Palmeiras
△ 18FW /
Atacante
ケヴィン
Kevin
パウメイラス
Palmeiras
↑77′
▽ 9FW /
Atacante
マルコス・レオナルド
Marcos Leonardo
サントス
Santos
↓89′
▽ 20MF /
Meio campista
サーヴィオ
Savio
PSV/HOL
PSV
A45+2′
↓77′
▽ 16FW /
Atacante
マルキーニョス
Maquinhos
ノーウィッチシティ/ENG
Norwich City
A43′, G45+2′
↓77′
19FW /
Atacante
マテウス・ナシメント
Matheus Nascimento
ボタフォゴ
Botafogo
△ 17FW /
Atacante
ジオヴァーニ
Giovane
コリンチャンス
Corinthians
↑67′
監督: ハモン・メネゼス(Ramon Menezes)

試合経過

   ブラジルU-20代表の先発メンバーは第2節ドミニカ共和国戦と変わらず。布陣も守備では4-4-2、攻撃では右サーヴィオ、左ギリェルミ・ビロ、トップにマルコス・レオナルドが位置取り、マルコス・レオナルドに近い位置でマルキーニョスがプレーすることが予想される。

前半

   試合立ち上がりから、中盤のボールの奪いから、ボールを確保した側が素早く前方にボールを運び、ゴールに迫りあう激しい展開。ブラジルは右サイドのサーヴィオ、左サイドはSBカイキ・ブルーノとMFギリェルミ・ビロが、その一本内側のラインをマルキーニョスが駆け上がりチャンスを作る。一方のナイジェリアも個人技で局面を打開すると、左右にボールを散らしチャンスを作る。
   前半8分、ナイジェリアが左サイドを起点に右へボールを繋ぎ、ペナルティエリア内でディフェンダーを振り切った19FWエマヌエウ(Emmanuel)が逆サイドへクロス。これをFWサンデイ(Sunday)が右足でダイレクトボレー。綺麗なシュートはクロスバーを叩き下に落ちるがボール全体がラインを越えずゴールが判定されない。
   前半10分、ナイジェリアは右サイドゴールライン際から個人技でディフェンダー3人をかわした18FWラワウ(Lawal)がゴール前にクロスを送るがブラジルSBアルトゥールがCBに逃れる。
   ブラジルも3度、4度と速い攻撃で相手ゴールに迫るが、最後の局面でシュートミスやパスをカットされるなど得点を奪うことが出来ない。
   前半43分、左コーナーキックからマルキーニョスが上げたボールをニアサイドでディフェンダーに競り勝ったジアン・ペドローゾがヘディングでゴールを決める。
   前半45+2分、自陣からのカウンターをマルコス・レオナルドが前に引っ張り、右サイドのサーヴィオへボールを送る。ボールを受けたサーヴィオは中へ切り込みながら左のマルキーニョスへ。マルキーニョスはワントラップから落ち着いてボールをゴールへ流し込む。

後半

   後半は立ち上がりからブラジルが試合を支配。相手陣でボールを繋ぎ、しばしばシュートまで持ち込む。後半13分にナイジェリアが3選手を交代で投入すると、ナイジェリアの中盤が機能し始め試合は均衡する。
   後半28分、7MFサルキ(Sarki)のシュートはGKミカエウの手を掠めクロスバーを叩き枠を越える。
   ブラジルは左SBカイキ・ブルーノの負傷交代もあり、左サイドバックにギリェルミ・ビロ、次いでアルトゥールを置き(右サイドバックにアンドレ・ドミニーキ)、最後はセンターバックのドウグラス・メンデスを投入し、3バック、5バックの配置でゴール前を固め試合を終える。
   この結果、ブラジルはグループ首位でグループラウンドを終え、決勝ラウンドの初戦はグループ3位で勝ち上がるチームとの対戦となる。

所感

   両チームともコンディションの悪い芝に悩まされた試合だったが、マルコス・レオナルドを中心にサーヴィオ、マルキーニョスがカウンターから多くのチャンスを作り出し、前半終了に先制。さらに、前半アディショナルタイムにセットプレーから追加点を奪い、試合を優位に運び終えることに成功。左SBカイキ・ブルーノの状態が気になるが、試合中にギリェルミ・ビロ、アルトゥールの左サイドバック、3センターバックの配置を試すことができた。
   この試合もマルロン・ゴメスが、攻守に中盤を広く走り回り、相手の攻撃の芽を摘むとともに、ブラジルの攻撃の始点となる活躍。後半中ごろからナイジェリアがボールを持つ時間が長くなるが、最終ラインとの連係で危機を未然に防ぎ、ブラジルの危なげのない勝利に貢献した。
   ハモン・メネゼス監督は試合後、リオデジャネイロに戻り、フル代表監督代行として、ブラジル時間5月28日午前11時ころに6月17日ギニア戦、20日セネガル戦に向けたフル代表の招集メンバー発表が控えている。

グループD 順位表

順位国名勝点試合
勝数引分敗数得点失点得失
点差
1ブラジル (BRA)
Brasil
632011037
2イタリア (ITA)
Itália
63201642
3ナイジェリア (NGA)
Nigéria
63201431
4ドミニカ共和国 (DOM)
República Dominicana
03003111-10

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